百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

ブレイズ・オブ・グレンリベット10年・ウィルソン&モーガン

2008年01月18日 | スコッチ・シングルモルト

 本日のお酒。ウィルソン&モーガンのバレルセレクションシリーズ。これだけいろんなボトラーズが紹介されてくると、逆に昔からあったボトラーズが影を潜めてしまった感があります。このボトラーもやや表舞台から引っ込んだようです。46%という度数も、カスクに慣れた消費者にはややインパクトに欠けるのかもしれません。逆にカスクでない分、価格はフトコロに優しいのですが。
 今は「ブレイヴァル」という蒸留所名がポリティカリ・コレクトでしょうが、やはり「ブレイズ・オブ・グレンリベット」という名称の方がしっくりきます。「グレンリベット」を付けることが品質の保証とされていた時代の名残りとして、それなりの歴史的意義もあっていいと思うんですがね。商標権の厳しさは、ボトラーに蒸留所名を使わせないようになってきてる風潮からもうかがわせます。
 麦芽から柑橘系の香り。一貫して甘さを感じます。酒質は軽いのですが、余韻長目で、ほどよいピートとバランスの良さを感じます。荒さや野性味は全く感じさせませんが、スタイリッシュで都会的なモルトです。個人的には、46%の度数というのは大変好ましいのですが。1985年蒸留、1996年ボトリング。