島ちゃんの日常

島ちゃんはSNSに本名を使ってないよ~

残して逝くこと

2024年06月02日 | 日記
 お散歩がてら義母の家に向かっている途中で、近所の方にお会いしました。その方には私ぐらいの年齢の知的障害をもった息子さんがおられて、息子さんは毎朝の通勤途中に小学校の前を通って、校長先生に挨拶をして行っておられました。当時の薫ちゃん校長も、息子さんと毎日挨拶を交わすのを楽しみにしておられました。校長先生が出張などで留守の時には、立ち止まって「あれ??」という顔をして、残念そうに通り過ぎておられました。知能が小学生ぐらいのレベルで、子どもと遊びたくて子ども達に近寄るので、不審者と間違われはしないかと、お家の方は心配しておられたこともありました。立ち話をしていたら、なんと3年前に息子さんは52歳で病気でこの世を去っておられました。できることは精一杯してやってきたと、笑顔で語ってくださいました。そして、ご両親も80を過ぎると、残して逝くことはとても心残りだったから、安心していると言っておられました。
 障害のある方だけでなく、健常の老人も、安心して長生きして、家族が安心して残して逝ける世の中になって欲しいですよね~。


にらたま「葉っぱ野菜は高いからって、母さんはぬか漬けのキュウリと茄子を毎日食べているんですよ。」