外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

端午節と粽

2012年06月22日 | 日記
6月22日(金) 晴れ

明日は端午節、日本の端午の節句は子供の日ですが、こちらは児童節という日が別途あり
端午節と子供は何の関係もありません。ただ、端午節の風習は日本にも取り入れられて
いまして、粽(ちまき)を食べる習慣があります。

昨日の朝食で学食の窓口にいた男性が「先生、この粽は美味しいよ」というので気乗りは
しないものの購入したのですね。
これまでも粽は食べたことがあるのですが、こちらで使われている棗(なつめ)の味が
どうにも甘すぎて敬遠していたのです。米の味は問題ないのですけどね。
ただ、それを学生に話しても通じない。彼らはこの味が大好きで棗のお菓子とか色々な商品が
あるのです。私も生の棗なら食べられるのですが。。。

久々の粽を恐る恐る食べましたら、美味しい!
問題の棗も甘みが抑えられていて、しかも粒そのままではなく日本のおにぎりの梅干の切れ端
のようなもので具という表現がぴったりの大きさでした。
これなら食べられるということで、今朝も粽を食べました。
この時期になると学食のテーブルの上に笹の葉が散在しているのですが、私もその一人に
なりそうな予感です。
もちろん、変わったのが学食の粽なのか、私自身の味覚なのかは分からないのですが・・。

今日は日本語学校が端午節休みで授業が無かったため、昼食は教職員食堂で取ったのですが
ここでは規定の料金(3元)を払った後にまず肉系と魚系のおかずを選択することになっており
私は海老以外は全て肉系を選んでいるのですが、それを選んだ後に勝手に粽をお盆に載せられ
ました。強制的に食べろ・・と。
この粽は見事なまでに大きな棗が入っており、その部分は取り出して食べたのですが、
美味しくいただきました。

今日は一般の教育機関ではほとんどが休みのようなのですね。端午節が土曜日なので、その
振替として国の規定としては今日から3連休で、本来は我々の学校もその予定だったらしいの
ですが、先日外事主任と日本語の先生とたまたま昼食で同席になり、
「夏休みが近いのだから端午節をわざわざ振替える必要はないのでは?」と意見しましたら
本当に休みが無くなりました。
まさか私の意見が上にまで行ってしまった?とは考えづらいのですが、学生には間違っても
そんな意見を私がしたとは言えないですね。。。

そんな良心の呵責?も手伝って、今日の授業は半分以上を映画鑑賞に費やしました。
三谷監督の最新作。2時間20分ありますので、今日と月曜日の授業に分けて鑑賞させるの
ですが、ちゃんと宿題も用意しましたら、残り半分を見たさに学生はちゃんとメモを取って
いました。
期末試験はもう終えましたので、全てビデオ鑑賞でもいいのですが、日本語能力試験までは
気を緩めてはいけませんのでね。。。

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