外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

鬼?

2019年10月23日 | 日記

10月23日(水) 曇り

この学校で久しぶりにありつけた朝食の豆腐脳が、今週に入って
その窓口が営業していません。学食なので各窓口の閉鎖が
あるのかどうか分からないのですが、朝は結構学生が買っていたので、
売れ行きは良かったと思うのですよね。
豆腐脳が食べられなくなって残念な日々を過ごしています。

さて、今日の1年生の授業で初説教をしました。
最近1組のロールプレイで前に出ると笑いが止まらなくなるという
状態が頻繁に発生しています。明るいクラスなので許していたのですが
2組が変わらずほぼ全員が本を見ないでロールプレイをしているのに
1組は読むのも詰まる学生がいます。

「君たちに尋ねたいんだけど、2組はほぼ全員が本無しでできるのに
 君たちが出来ないのは何故だろうね?能力の違い?先生の違い?」

「先生がこの授業で新経典の教科書を使っているなら、みんな予習は
 しないだろうから暗記するなんてほぼ不可能だと思うよ。
 でも、今やっているのは基礎日本語の授業でで習った内容だから
 皆も2組みたいに練習をしているんじゃないの?」

「先生は基礎日本語の進度を見ながら授業しているから、会話文も
 2部や3部に分けて、一回のロールプレイが1分20秒以内に収まる
 ようにしているんだよ。基礎日本語の授業で練習をしているのに
 この長さを暗記できないかな?」

「次の授業から途中で本を見たら、一度席に戻って後でもう一度やる
 という方法にするけど、いいよね?」

暗記しなさい、と私が強制するなら反発も出る可能性はありますが
同じ条件下にいる他のクラスの学生はやっていることなので
異論が出ることもありませんし、異論を出そうものなら自らの能力が
無いことを証明することになります。

「できないんじゃなくて、やってないんでしょ!」
北京の学校の同郷の先輩教師の言葉が思い出されます。

2年生の授業も音声の時間で90秒以内に収まるようにしています。
同じ方法でやってみれば、こちらが「シャドウイング最低30回」と
言わずとも勝手にやって来るかな?と考え至りました。
どうやったら自発的に練習するようになるか、と考えると
それを実施しないと合格できないシステムにするのがいいのですよね。

内容によって一人当たりの台詞の量は違いますが、それでも1分を
超えることはありません。たったそれだけの量です。
わずか一時間でもシャドウイングしていればこの若さならその程度の
文章は覚えるでしょう。

新しく来た外教は鬼?
いえいえ、私を鬼なんて言ったら、北京の先輩は何??

 

コメント
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