外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

新たな課題

2019年10月18日 | 日記

10月18日(金) 曇り

一昨日の午後の授業の後の帰り道、3年生の女子に声をかけられました。
宿舎までの間彼女らと話しまして、気になっていたことを尋ねました。
「今学期はどの先生が作文を担当していますか」

彼女らの返答は「ありません」と。
今まで作文の授業が無かったのだそうです。

マジですか・・・

3年生の後半だから、と書店で高級の方の参考書を購入しましたが
基礎を練習せずにいきなりこちらに入るのは危険です。
だからと言って3年生後半で基礎課程というのもどうかと。

今の仕事量を増やすたくありませんが、どこかで講義をしようかと
別の3年生に打診してみました。
すると、他の学生が「忙しいから」と乗り気でない様子だそうです。

私だって特別給が出るわけではないのでやりたくはありません。
しかし、「です・ます」調と「だ・である」を混合したまま、
中国人が苦手とするアスペクトなどを知らないまま進めていくと
近い将来困るのは本人たちです。
私は添削するにしても、そんな基礎的なことまで指摘していては
時間がいくらあっても足りなくなることが予想されるので
泰安で使った教科書を指定して自習を促します。

2年生に会話を週2入れながら作文を入れないという不思議な
システムの犠牲者でもある訳ですが、今それを言っても遅い。

先週末に挨拶したのと同じ教室で基礎の重要性を説明し
講義を選ぶか指定する本を自ら購入し自習しておくか選ばせようと
考えています。

その教室は外教担当の授業なので、仮に彼らが自習を選んだにしても
こちらの善意を拒絶したのは学生側だという証人ができます。

コメント
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