今日はクリスマスイブですね。
アテネの中心地にリカヴィトスという山があります。クリスマスの夜に、ギリシャ人が蝋燭をともしてリカヴィトス山にぞろぞろと登って行くのを見た記憶があります。
つまり私もその時アテネでクリスマスを過ごしていたわけですが、リカヴィトス山の頂上に教会があるので、そのギリシャ人の一行はミサに向かっていたんでしょうね、きっと。
今でもその光景を想い出すと、聖なる夜の雰囲気が脳裏によみがえってきます。
ところがいつごろからか、その夜のリカヴィトス山とミサに向かう一行を想い出そうとすると、デスノートの最終回のシーンとイメージが置き換わってしまうんですよね。夜神月つまりキラの死後も、キラを慕う一行が山に登って祈りを捧げるシーンと...
それにしても実体験のイメージさえもマンガのシーンに置き換わってしまうとは、マンガ好きにも程があるよ、まったく!
そんなわけで、今年は千葉でクリスマスです。
本編13ページ目を制作中。といっても12ページまでしっかり出来上がっているというわけではなく、あちらこちら上手くいかなかったり保留にしてある状態です。でも進めないとどんどん遅れてしまうので。
ただいま画像をレンダリングして、ポストワークが済んだところ。レンダリング直後の画像は、Poserでポーズを変えたり、ライトの位置を動かしたり、場合によってはモデリングデータをいじったりして、再レンダリングする場合と、ポストワークで修正してしまう場合があります。
ポストワーク無しでレンダリング画像をそのまま使うことは、ほとんどありません。目元や口元、肌の彩度などを調節しているうちに徐々に生気が宿ってくるような気がします。
上の画像のとおり、このページはキャラのアップです。
ちょっとレナのほっぺた周辺がべこべこしている。この辺りのラインは、キャラの表情の魅力に直結する部分なので気になるなあ...きっとポリゴンの流れが悪いんだろうけど。
さて、レナは自分がなぜ刑務所の独房なんかに入れられなければならないか、思い当たったようです。
「ハッ、そういえば...」
「もしかして、あの時のこと?あれが見つかったのかも...」
そして次のページから回想シーンに入ります。
このブログが書き終わったら、Xcodeを起動してこの13ページ目の画像を読み込み、画像に動きをつけます。台詞にあわせて口ぱくをさせたり、レナの呼吸に合わせて身体を微かに動かしたり。
そのためには背景画像とキャラ画像を別々に用意するわけですが、カメラのフォーカスはレナにぴったり合わせるので、背景画像はブラーでぼかします。
つまり背景の壁はぼけていてかまわないので、JPEGでうんと圧縮してファイルサイズを稼ぎます。一方レナの画像は高画質で保存して、背景との差を際立たせるわけです。
そのように、ファイルを最適化しつつ制作するということは、最終的にアプリのファイルサイズがかなり大きくなったとしても自分で納得できますね。