さてiPad版電子コミック【Wings ウイングス】の進捗状況ですが、「あまり進んでない」けど「着々と制作を続けている」といったところでしょうか。
上の画像はネームの11ページ目です。
このネームは、紙に鉛筆でしゃかしゃか描いてフラットベッドスキャナでスキャンして、Fireworksでレベル補正をかけて見やすい濃さにしています。
『そういえば以前購入したペンタブレットはどうなったっけ?ネームはペンタブで描きゃいいじゃん、スキャンしなくていいし。』とデスク周辺を見回すと...あるじゃないですかペンが、一応ペン立てに立ってはいるけど、その存在は私の眼に入っても認識されずに透明状態。悲しい(´;ω;`)。
『タブレットのほうは?』...見当たらない、と思ったらモニターの裏に隠れるように立て掛けてあるじゃないですか。しかも埃が少したまっている。
Intuos4とComicStudioを一緒に購入してから2年半くらい経ちました。
『なんてこった、結局使いこなせなかったのか!?Σ(゜Д゜;)ガァーン』
そうなんです。どうも...そのようです。
2年半前のあの高揚した気分はなんだったのか!?
たしかにあのときは盛り上がったし、自分のデジタルコンテンツ制作の幅が広がると感じたものでした。
2009/05/01のブログ【Intuos4】を読むと、『よし、今回はいけるかも!』『第一関門突破!』なんて興奮してますよね。
でも今は使ってません。いえいえ、Intuos4やComicStudioが悪いわけではなく、理由は他にあります。
私の電子コミックの制作工程に、ペンタブがうまく入り込む余地が無いんですよね。
一時は、3DCGのレンダリング画像をベクターデータ化して、グラデーションを無くした画像にペンタブでさらに描き加えることで、新たな画像スタイルができないかちょっと考えたときもありました。でも今のところ実現していません。
それからネームのときに使うというのは、どうも眼の負担が大きくて、つい紙に鉛筆で描いてしまいます。なにしろ3DCGアプリやレタッチソフト、その他サウンドエディタやオーサリングツールなど、パソコンのモニターを見続けなので、ネームくらい紙に描きたくなるわけです。
この制作工程にペンタブが必要になったときこそがIntuos4の出番。
でも当分その出番はなさそうです。
ところで上のネームの内容なんですが、無実の罪(?)で独房生活のレナなのに、やけに楽しげに食事をしているではありませんか。
どうやらレナにとって、苦しみや悲しみと食欲は別物のようです。人は精神的ショックを受けると食事が喉を通らないタイプと、そうじゃないタイプに分かれると思います。レナは後者。
いくら精神的ショックを受けていても、「さて、そろそろお腹がすいたな。ごはんにしようっと。」って感じです。
いいですよね、幸せで。
私の場合は、ペンタブの挫折で何も喉を通りません。
ってことはないか(^Д^*)。