先日、ComicStudioというマンガ制作ツールを購入しました。そのとき一緒に買ったペンタブレットがIntuos4です。
いままでウェブコミックを描いていながら、今頃マンガツールとペンタブレットを導入?という感じですが...実は以前ペンタブレットにトライしたとき使いこなせずにあえなく挫折、ガーン!!という経験があります。
もうずいぶん昔のことなので、ペンタブレットの名前は憶えてませんが、ワコムのかなり初期の製品だったと思います。
『これさえあれば紙に描くのとおなじようにパソコンで描ける(〃^¬^〃)へっへっへー』とペンタブレットに期待していただけに、思ったとおりに描けなかったときの落胆も、えっ!(o"_"o)ガーン!!というものでした。
どこがどう描きにくかったかはうろ覚えで、とにかくペンタブレットは自分には向いてないという確信がそのとき出来上がったようです。憶えているのはツルスベな描き味とペン先を思った場所に落としにくかった、というような記憶だけ。
結局そのペンタブは会社の後輩に譲り、その後自分にはペンタブは向いてないと思い込んだまま今日に至ったというわけです。
ところが最近どういうわけか急に『今なら自分にも使えるかも...』という気持ちが芽生えてきて、『昔うまくいかなかったのは自分に能力が無かったわけでも相性が悪かったわけでもなく、単にペンタブのハードとソフトがまだ未熟だったからかも...』『うん、そうだ、そうに違いない!今ならいける!!』と変化してきたのでした。
さて...というわけでIntuos4。果たして今回はいけるか!?ComicStudioとIntuos4を合わせるとけっこうな出費だったので、何としても失敗はゆるされない。
上の画像が、Intuos4とPainter Essentials 4(Intuos4にバンドルされていたもの)で描いたものです。いつもならウェブコミック【時空マジシャン】のキャラを描くところですが、今回は気分転換にミケランジェロのデルフォイの巫女をアレンジしてみました。
『うーむ、まるで紙に描いているかのようなペン先の摩擦感...いい感じ。』しかも筆圧によって非常に淡い線から濃い線まで自由自在に描き分けることができるではありませんか。
『ここまで手描き感覚に肉薄していたとは...』というのが率直な感想です。
正直言うと、私はまだ長年のペンタブ苦手意識を完全に払拭しきれていません。でもそれは新しいペンがまだ手に馴染んでいないというレベルのような気がします。
Intuos4という製品の随所からユーザーにとって少しでも使いやすいものを提供しようという姿勢が感じられるのも好印象です。
上の画を描きながら、『よし、今回はいけるかも!』という気になってきました。第一関門突破です。