さあ、iPad版電子コミック【Wings-ウイングス-】の制作を開始しました。
いままで鉛筆で描いたラフスケッチを3枚お見せしましたが、今回は3DCGでレンダリングした画像です。
この画像にタイトルロゴとちょっとしたメニューをレイアウトして、トップページにする予定です。
メニューは、本編の他にネーム(画コンテ)、キャラクター紹介、その他の情報をまとめたページなどを選べます。
さっそく以前作った画面遷移の簡単なテンプレートにこの画像を読み込んでみると、iPadシミュレータの端っこに小さく表示されました。
『そうだった、iPadの解像度は1024×768だっけ...』というわけで、再度大きくレンダリングして画像を差し換えると真ん中にズンと主人公レナが表示されてまずまずです。
そうなんですよね、今までWebブラウザで閲覧することを前提にWebコミックを描いてきたので、比較的小さな画像で制作してきましたがこれからは大きめの画像を作らないといけません。
でもそうすることによってiPadできれいな電子コミックを見ることができるわけで、やり甲斐がありますよね。
とはいえ次期iPadは解像度が4倍(2048×1536)なんていわれてますが、それはちょっとでか過ぎじゃないかと...たしかに写真集なんかには良いでしょうけど、私が作ろうとしている動く電子コミックにはそのサイズはヘビー過ぎるような気がします。
動く電子コミック...う~む、やっぱり動かしたいですねえ。フルアニメのように上等に動かなくても良いので、チープでも味のある感じに動かしたいわけです。
ある程度動きがあるとそこに仕掛けを施したくなります。というか色々なアイディアが湧いてくるんですよね。
たとえばこのWingsのレナが背中にしょっている翼があります。読者がこの翼のセッティングをできるようにしておく。するとそのセッティングによってレナが大空を飛ぶときのスピード感とか飛び方が変わってくる、というようなアイディアを盛り込むことができるようになります。
それは動きだけに限ったことではなく、音楽など他の要素についても同じことがいえます。つまり物語を紡ぐための要素が多くなると、それだけいろいろなアイディアが湧く余地がふえて、その結果奥行きのある電子コミックができると思うわけです。
おっと、翼にセッティングできるようなアイディアはたとえばの話ですよ。今回はとてもとてもそんな状況ではありません。
翼をつけたイカロスのように墜落してしまうかも。