【時空マジシャン】Chapter.2のオープニング・ムービー画コンテのcut25~28です。これが画コンテの最終ページになります。
画コンテを描きながら『このブルーのさわやかな(?)笑顔(cut27)は、3DCGではけっこう難易度高いよなー...』などと考えてました。でも制作上難しいとか考えながらアイディアを練ると画コンテがつまらなくなるので、すぐに考えるのをやめましたが。
実際3DCGで「さわやかな笑顔」をうまく表現できるか...このシーンはうっとおしい笑顔になっては台無しだし、いやいやそれどころか3DCGの場合はへたすると不気味な笑顔になりがちなので、そうなってしまったらもう前には進めない。
時空マジシャンを制作しようと決めて、最初に作ったキャラがマジシャン・ブルーです。だからモデリング・データとしてはかなり稚拙で、顔の細部の作りこみはかなりアバウトなんですよね。笑顔などの表情もポストワークにたよってます。そろそろブルーもバージョンアップする時期かも。
cut25。カードから抜け出したマジシャンが受肉してブルーになったのではないか、と考えてみる占い師。「いくらなんでもねぇ...荒唐無稽すぎるし」
cut26。占い師の頭の中で、突如ブルーがムクッと起き上がってシュタッ☆とウィンク。占い師「!?」。
cut27。きらきらとさわやかな笑顔を振りまくブルー。「え!?...な、何?...何、この人...」と戸惑う占い師。「...このさわやかな笑顔は?...いったい...
何の暗示?」
cut28。笑顔のブルーがフェードアウト。同時にクロスフェードして真空シャッフルするブルーが現れる。「なんなのよー...わけわかんないー」という占い師の声を掻き消すようにサウンド、フェードイン。タイトル「時空マジシャン Chapter.2 時空ダンス」表示。
これでChapter.2の1ページ目、隠れ里の女忍者すずめの前で「手妻をおめにかけましょう!」と真空シャッフルをするマジシャン・ブルーのシーンにつながりました。
実はつながりに関してちょっと悩んでまして。というのはページ漫画を先に作ってから、オープニング・ムービーという手順で制作しています。そのため流れやつながりがうまくいってないかもしれないという気がするんですよね。
なぜその手順かというと、私の場合、紙に描くときは普通本編を描いてから扉を描くという癖がついてます。一般的にもその手順で描く人が多いと思うんですが。
そんなわけで時空マジシャンでも、まずページ漫画を描いてからオープニング・ムービーという手順にしました。ところが扉(表紙)と違って、OPムービーはストーリーのあるアニメなので、Chapter.1の終わりとChapter.2のページ漫画の冒頭を後になってつなぐような感じでOPムービーを作ると、つながりがぎこちなかったりうまく流れないかもという懸念がでてきました。
そのあたりを今後なんとかしないと...
さてなにはともあれChapter.2のOPムービーの画コンテが出来上がりました。
今年の夏は、海にも行かず山にも行かず、ビールをがぶがぶ飲んでOPムービーを作るぞー!
おー!!(・ω・。)ノ