サルバトール・だれ?  by 澁澤寅彦

笑いは地球を救う。
妻Rは足下をすくう

水戸黄門

2005-09-30 17:15:25 | 外国語
ドクター・ドリトルは、ドリトル先生と訳されるのに、ドクター中松はドクター中松のままです。

マザー・テレザはそのままです。

ファーザー・イン・ローは、「印籠の父、水戸黄門」ではなく、義理の父(father-in-law)です。

意味不明....



それにしても、ドリトル先生って、Doctor Dolittle なのですけれど、そのまま訳すと、「ほとんど何もやらない(Do little)先生」





ひったくり

2005-09-29 23:56:40 | 外国語
先日、かっぱらいの話をしましたが、今日はひったくり。

同じ形の言葉を並べていくと、

ひったくり、ぼったくり、焼いた栗、拾った栗、滝川クリステル(栗捨てる)<=フジテレビに出ているアナウンサー

動詞形は、ひったくる。ぼったくる。
「たくる」は、タクシーに乗ることでもなければ、タックルでもありません。(ひったくるの場合は、タックルっぽいところもありますが)
ここでは、「手繰る」から来ていて、むりやり奪い取るの意味。
似たものに、「塗りたくる」がありますが、ここの「たくる」は、荒々しく…する、盛んに…するの意。
スペクタクルは、関係ありません。

ぼったくるは、「ぼる+たくる」ですが、「ぼる」は、むさぼるから来たとか、暴利から来たとか言われています。
ひょっとするとフランス語の vol (盗み)から来ているのかも。





睡眠時無呼吸症候群

2005-09-28 22:46:17 | Weblog
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome):
睡眠中に断続的に無呼吸を繰返し、その結果、日中傾眠などの種々の症状を呈する疾患の総称。

大変な病気ですね。知り合いに二人います。

私も、もうかなりの期間、日中眠くて仕方がないのですが、ひょっとしたら睡眠時無呼吸症候群でしょうか。

いつも妻Rより遅く寝て早く起きることから、私が呼吸をしているかしていないかは妻Rにはわかりません。

「起きて見ていて」とお願いして、ひょっとして妻R以外の女性の名前を寝言に言ってしまったりするとヤヴァイので、妻Rには頼んでいません。


An Inspector Calls

2005-09-27 22:05:07 | 読むべし 外国語学習
An Inspector Calls (Penguin Modern Classics)

Penguin Books Ltd



「An Inspector Calls」を読みました。
12月にうけるケンブリッジ英検(CPE)の課題図書の一つに入っていたので読んだのですが、
面白いっ !

行きの電車とお昼休みとで一気に読んでしまいました。
邦訳は出ていないのでしょうかねぇ。

始業時間前のトイレの個室でも読んだのですが、足がしびれてふらふらしながら出てきたのは恥ずかしかったです。

スピードは1ページ2分くらいでしょうか。
会話中心の劇作品だという割には遅い感じがします。
日本語だと2ページ1分くらいです。
速読やらねば。

堂々とヘタな英語を話しなさい

2005-09-27 21:32:02 | 読むべし 外国語学習
堂々とヘタな英語を話しなさい―「英語が話せない」は思い込み

かんき出版

を読みました。
ブックオフで105円で買いましたが、その価値もないでしょう。

英語ができる人でも話さない/話せないひとがいるのは、心構えの問題。
間違えることを気にせずに堂々と話しなさい。

ということが書かれています。

確かに英会話学校でも、関西では生徒がみな積極的に話すのに、関東ではおとなしいらしいですから、会話に参加する意気込みの違いが、その後の上達のスピードに響いてくるというのは事実でしょうが、一冊使って言わなくても....

著者は弁護士で英語を使って仕事をしているらしいのですが、私は彼には仕事を頼まないでしょう。
「相手の言葉の半分も聞き取ることができれば、十分理解できる」なんて、危なくてしょうがない。

ネコが好き

2005-09-27 00:15:41 | Weblog
妻Rは、ネコは嫌いではないですが、我が家の敷地に入ってきてオシッコしていくネコは許しません。

最近隣の家で生まれたノラネコのおちびさんも、我が家の庭でスリスリとすり寄ってくるのですが、妻Rは冷たいです。

彼(彼女?)を見て「あんな猫背でも一生懸命頑張っているんだ。自分も頑張ろう」と僕は元気をもらっています。

先日お祭りのハシゴの途中で出会った子猫は、私の足の周りにじゃれついて、とても可愛かったですが、20メートルほど付いてきたものの、そこまででした。
ネコは人ではなく、家に着くと言います。彼(彼女?)の敷地にお邪魔した僕の相手をしてくれただけだったかも知れません。

子供の頃は野良猫のアゴの下をくすぐったり、背中をなでたりとかしていましたが、何年かぶりに触るネコに、どうやって良いか、もうすっかり忘れていました。

妻Rは触れようともしませんでした。

妻R「どんな病気持っているか分からないのに、嫌よ」
私「どんな病気が考えられるか、言ってみよう」

猫背、ネコ目、猫舌、化けネコ、猫なで声、ネコの額、猫可愛がり、寝込む。


神の足

2005-09-26 00:11:58 | 外国語
スコットランドのセルティックに移籍したサッカーの中村俊輔。
「神の足 25」と日本語でプリントされたTシャツも売りに出されているらしい。

神の足と言えば、フランスのチーズ「カマンベール」

Le camembert, ce fromage qui fleure les pieds du bon Dieu!

フランスの詩人、レオン・ポール・ファルグ(Leon-Paul Fargue)が、カマンベールについて「神様の足のようだ」と言ったらしい。

神様であっても、足の匂いはかぎたくないが、中村俊輔の足であればなおのことである。




日曜

2005-09-25 18:11:14 | Weblog
近所の八幡さまのお祭りに。

狙いはたこ焼きとタイ焼き。

がっ!

タイ焼き見つからず。

ダーツ屋の商品に、エッチビデオも並んでいたけど、良かったのかなぁ。

たこ焼きだけ食べて、隣町のお祭りに遠征。

がっ!

ここでもタイ焼き見つからず。
さらにお祭りのハシゴをしようかとも思いましたが、考え直して下高井戸の「たつみや」まで、足を延ばしました。

昨日のテレビ東京の出没!アド街ック天国で紹介されていたこともあり、凄い行列。しっかり並んで食べました。

前に並んでいた親子連れの会話

女の子「私、大きくなったらタイ焼き屋になる」
母「じゃあ、ちゃんと見て覚えないと」
女の子「それは大きくなってからやるから、今はいいの」


回文 (前から読んでも後ろから読んでも同じ文)
たいやきやいた



「読んで身につけた」40歳からの英語独学法(笹野洋子著)講談社+α文庫

2005-09-25 00:17:32 | 読むべし 外国語学習
今日ブックオフで105円で買いました。

「読んで身につけた」40歳からの英語独学法

講談社



一時間くらいで、あっという間に読んでしまいましたが、ほとんど何も残りませんでした。

40才過ぎても外国語を覚えられるということと、いきなり学校に行くのではなく、独学でかなりのレベルまで到達できるということは、力強いメッセージです。

33ページに大脳の「ウェルニッケ言語野」について書かれています。

「英語のできる人は、ウェルニッケ言語野の反応箇所が、英語を聞いたときと日本語を聞いたときにちがうことがわかりました。それに比べて、英語が苦手な人の場合、英語を聞いたときも日本語を聞いたときも、ウェルニッケ言語野のなかの同じ箇所が反応しているのです」

これは別のブログで書いている、フィルター理論で言えば、できる人は英語・日本語のそれぞれのインプットフィルターを使っているのに対し、英語ができない人は英語フィルターがふさがっているので、受け取った情報を日本語フィルターに投射して(日本語に訳して)日本語として理解しているということでしょう。


土曜

2005-09-24 18:58:32 | Weblog
早起きして、西日暮里、三河島、日暮里、千駄木、表参道と回りました。

最近、腰・肩の凝りがひどいので、妻Rが見つけてきたプラセンタ注射というものを試しに。ニンニク注射(筋肉注射ではない)というのもあるそうです。

JRの窓から見えた東京国際大学の看板。
この名前には昔から違和感があります。
東京経済大学なら良くて、東京国際大学は何故違和感があるか。
それはおそらく、住所からの連想で、「国、都道府県、市町村、番地」という順番に引っ張られて、東京の後に、それより大きい「国際」が来るのがしっくり来ないのだろうと推測しています。

西日暮里近辺のケーキ屋を調べていったのですが、どちらもお持ち帰り専用で、妻Rからは「ケーキ屋ではなく、カフェで検索しないとダメでしょ」とお叱りをいただきました。

三河島の駅前には「キムチと三段バラ」と言う名前の韓国料理屋があり、最近「かなりヤバイ」二人はウッと息をのみました。

日暮里の繊維問屋街は初めてでしたが、その中にtomatoという大きな店がありました。
いくつかの建物に分かれているのですが、そのうちの一つが「ノーション館」。
これって皆さん意味が伝わっているのかしら。
「ここではおしっこをしないでください。- No ション」だと思った人は私だけではないでしょう。

日暮里の駅の近くには「置き引き、かっぱらいに注意」の看板がありました。
はて、「かっぱらい」って何でしたっけ?
「酔っぱらい」->酔う+はらう = すっかり酔う
からの類推で、かっぱらうとは何かと分析を始めたのですが、頭の中でぐるぐると回るだけで結論が出ません。


表参道では、京はやしやでお茶しました。
前回はご飯ものを食べたのですが、ここはパフェが美味しいと言うことで、再度挑戦。
美味しかったです。

青山学院大学では、オープンキャンパスをやっていました。
私「入学説明会やってるよ」
妻R「入学生詰め替え?」

二人とも最近は耳が遠くて....

台風のニュースで、「暴風雨」と言っていても、「ブーフーウー」と聞こえるし。
(ブーフーウーって、三匹の子豚ですけど、わかります?)



自宅に戻って辞書で調べると、

かっぱらう ―ぱらふ 【掻っ払う】
(動ワ五[ハ四])
〔「かきはらう」の転〕

(1)人のすきをねらって、置いてある金品を素早く盗む。かっさらう。
「店先の本を―・う」

大辞林 第二版 (三省堂)

同様の作りの言葉としては、動詞では売っぱらう、追っ払う。

ということで、納得。


「外国語の水曜日―学習法としての言語学入門」 その2

2005-09-24 07:23:20 | 読むべし 外国語学習
「外国語の水曜日―学習法としての言語学入門」黒田龍之介著(現代書館)の続きです。

・発音記号について
「かつての英語教育ではこの国際音声字母がたいへん重視され、世代によっては中学校の英語の時間に英単語のスペルを覚えるのと並行して、この「発音記号」を学んだこともあった。......同じ記号を使っていたとしても、たとえば英語とフランス語ではその表す音が微妙に違っていると言うこともある。これだけの記号で世界中のことばの音を記述しようと言うのだから、完璧というわけにはいかない。過信は禁物なので気をつける必要がある」(180ページ)
過信するくらいしっかりやっている人がもっともっと増えて良いと思います。
一つの外国語しかやらなければ問題はさほど大きくないのですし。

・語順
220ページに引用されている数字で、世界の言語においては、日本語のようなSOVの語順のものが、SVOのものより多いとされています。
「へぇー」という感じです。

・ことばの「間違え方」
母語に引っ張られて外国語を間違える、そのパターンを外国語教師はよく知っておかねばならない(237ページ)
ネイティブなら外国語を上手に教えられる訳ではないということです。
ひっくり返せば、外国で日本語教師になりたいと思ったら、日本語と同様にその国の言葉について深く知っている必要があるということです。

・国語文法(日本人向け)と日本語文法(外国人向け)
外国人が日本語を学ぶ場合は、日本人が文法を学ぶのとは順番が違う(245ページ)
外国人向けの日本語教科書を読みたくなりました。

・ネイティブ利用法(252ページ)
基礎知識のないネイティブを有効活用するポイントとして
1.文法に関する質問は絶対しないこと。
2.発音と作文を直してもらうこと
を上げている。非常に納得。


その他、面白そうな本をいくつか紹介しています。
私が興味を持ったのは

「英語の辞書を使いこなす」講談社現代新書
「英文翻訳術」ちくま学芸文庫
「外国語としての日本語―その教え方・学び方」講談社現代新書
「フィンランド語は猫の言葉」講談社文庫


のだめカンタービレ

2005-09-23 23:10:16 | 外国語
汚い話が嫌いな方は、読み飛ばしてください。
言語的には興味深い話ですが。


のだめカンタービレ

講談社


というコミックが売れているようです。

これまでにもあちこちで名前を聞いていたのですが、全く興味を引かれませんでした。

「カンタービレ(cantabile)」は音楽用語で「歌うように」の意味。イタリア語から来ています。
経理担当の私は「コンタービレ(contabile)」。

それはそれとして、問題は「のだめ」です。
この「のだめ」がダメで、私はこの作品に近づかないようにしているようです。

「のだめ」は実際には主人公の野田恵(のだめぐみ)のあだ名らしいのですが、私の中ではどうしても、

「のぐそ」+「こえだめ」の短縮形にしか思えないのです。

以前、日経新聞の見出しで、「電力一括購入」と書かれているのを、「電力カー一括購入」と拡張して読んだことを日記に書きました。
それと似たようなことが起きているのです。

間違いの表れ方を研究することで、脳の中で言語がどのように働いているかが分かります。
私はどうしてこんな間違いをしているのでしょう。
て言うか、「野ぐそ」や「肥だめ」が自分の語彙に入っている人はそもそも多くない!



「外国語の水曜日」黒田龍之介著 現代書館

2005-09-22 23:35:19 | 読むべし 外国語学習
「外国語の水曜日―学習法としての言語学入門」黒田龍之介著(現代書館)を読み終えました。
副題に「学習法としての言語学入門」とありますが、同タイトルの第3章だけ読めば良いでしょう。

巷の山のようにある語学学習法の本を片っ端から読んでいる感じがしていますが、そうすると、同じような内容にあちらこちらでぶつかることになります。
最初に読んだ時は感動しても、二回目以降だと「それなら知っているよ」となって、その本に対する不当な評価になってしまう可能性があります。

やや違うかなと思うのは、
彼の「その他の外国語」へのコメントにも書きましたが、レアリアを重視している点(158ページ)と
「間違いなく言えるのは、自分の母語(わたしたちにとって多くの場合は日本語)のレベルを超えるような外国語取得は、絶対に不可能だと言うことだ」(148ページ)と、説明無しに断定しているところです。

折角第三章で、言語学入門をやっているので、この母語を超えられないという点についての言語学的な説明をして欲しかったです。

面白かったところは
・外国語会話のクラスで、家族構成や勤務先など個人情報にかかわるやりとりが出る場合、全く違う人物になりきって答える。(102ページ)
・(124ページに紹介されている)土屋賢二著「われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う」からの引用
「こちらにいる日本人の話では、三ヶ月ぐらいたつと、急に英語が聞き取れるようになる、ということでしたが、その気配もありません。..... 三ヶ月すぎると、聞き取れないことになれてくるのです。英語が分からなくても死ぬようなことはない、と分かってきます」

(続きはまた明日)