サルバトール・だれ?  by 澁澤寅彦

笑いは地球を救う。
妻Rは足下をすくう

2001/4

2001-04-30 23:48:50 | Weblog
ピアス その3
at 2001 04/02 22:31 編集

妻R「ピアス、買ったわよ」
私「あ、そう。良かったね」
妻R「でも、パーティー用みたいな派手なの買っちゃったの」
私「それで?」
妻R「恥ずかしくて、普段はつけられないから、もう一つ買わなきゃ」
私「............」



思い知ったか~
at 2001 04/03 06:10 編集

父親を殺した盗賊団に仕返しをすべく、利平は剣の技を磨き、18の時に復讐の旅に出た。
五人の盗賊団のうち、二人は既に打ち首となっており、一人は病死していた。
四人目の隠れ家を、富山で見つけた。
屋敷に忍び込み、寝ている賊を見つける。
利平 「父の仇、覚悟~っ」
賊  「ぎゃ~」
利平 「思い知ったか~っ」

あと一人。

五人目の隠れ家を、福井で見つけた。
屋敷に忍び込み、寝ている賊を見つける。
利平 「父の仇、覚悟~っ」
賊  「ぎゃ~」
ところが、賊だと思ったのは、乳母だった。
利平 「べびぃしったか~(思い知ったか~っ)」

お粗末様



妻Rトイレを覗かれる
at 2001 04/04 23:47 編集

妻Rは、「茶ババァ」とあだ名されるくらい、よくお茶を飲む。
紅茶や、日本茶をひたすら飲む。
当然のことながら、トイレが近くなる。

週末本屋に行ったのだが、妻Rが途中でトイレに行った。と思ったら、直ぐに戻ってきた。
妻R「だめだ。使えない」
私「どうした?」
妻R「覗かれている」
私「どうして」
妻R「トイレのドアを閉めても、両側にすきまが1センチずつくらいあって、外で並んでいる人に見られている」

どうやら、犯罪防止のため、外から少し見えるようになっているようだ。

しかたなく、妻Rは、一人本屋を出て、近くのデパートを二軒回り、人気の少ないトイレでようやく用を足すことがで来たのであった。
それ以来彼女は、外出するときは水分を控えめにしている。

携帯式すき間テープPost-Itが必要だ。



部屋の掃除
at 2001 04/05 23:27 編集

宿泊先は、長期滞在用の月貸しのアパート。
週に一度、水曜日にメイドさんが来て掃除をしていく。
ミラノでこの種のアパート(現地ではレジデンスと呼ばれていた)に泊まっていたときは、平日毎日掃除が入るので、冬の間、妻Rは寒い中を毎日外出しなければならなくて、困っていた。

メイドさんは掃除をしに来るのだが、そうは言っても、他人が入ってくるので、その前に部屋の掃除をしてしまう私たちは日本人である。
貴重品も、カギのかかるところに片付ける。

妻Rが先日買ったかばんが置いてあるのを見て私が言う。

私「これも片付けておかないと、持っていかれちゃうよ。「冥土(メイド)のみやげだ」って」

お粗末様



科学・産業博物館
at 2001 04/06 06:46 編集

本日は、妻Rは科学産業博物館に行っています。
黒人奴隷の人体輪切り標本があるとのこと。

横で、細川たかしの歌が流れているそうです。
「わぎりの~わた~し(矢切の渡し)」

不謹慎な。



興銀の友人から聞いた話、
at 2001 04/07 08:54 編集

興銀は、割引金融債「ワリコー」を販売しているが、今度、合併して「みずほ」となる時に、どの名前にしようかと、今検討中だそうだ。
東京銀行は、合併しても東京三菱だったので、「ワリトー」はそのまま使えたのだが、今回はそうは行かない。

今までのところ、一番有力な案は「ミズワリー」だそうだ。
利回りが薄そうでいやだ。というお客さんには、「ダブルでどうぞ」と、倍売り込むのだそうだ。



アンティークショー
at 2001 04/10 03:10 編集

シカゴのオヘア空港近くの、コンベンショナルセンターで行われていたアンティークショーへ行ってまいりました。
そこには何と
昭和天皇・皇后両陛下の直筆サイン入りの写真が、菊のご紋付きの銀の額に入れられて、売られていました。
さすがに、日本人として心苦しかったので、買い取ろうと値段を聞いたところ、$13000-(約160万円)と言われ、引き下がってしまいました。
申し訳ございません。
当時の在日カナダ大使「Thomas C Davis」なる人が、いただいたものとの触れ込みでした。
ちなみに、業者は、トロントのShand Galleryです。
宮内庁・外務省に連絡しなきゃ。



アンティークショー その2
at 2001 04/10 09:13 編集

浮世絵の版画が、いくつも売っていました。安藤広重など、聞いた名前のものが$300くらいです。
こんなもんで変えるのかと思いつつも、本物だろうかとひびってました。
その中の一つに、歌川国定の「忠信利平」という作品がありました。
「おじいちゃんがいる」
買おうかどうしようか、30分悩みましたが、やめました。

後から調べたら、どうやら、弁天小僧の泥棒五人組の一人のようです。



Evanston
at 2001 04/11 08:11 編集

日曜日は非常に良い天気で、気温は20度を超えました。いきなり冬から、夏になったような感じ。
シカゴの北の、Evanstonという町に行きました。
ノース・ウェスタン大学のキャンパスが湖沿いにあり、みんな、日光浴をしながら、勉強していました。
中には、水着で身体をしっかり焼いているおねえちゃんもいました。ブラをはずして、背中を焼いているおねえちゃんもいました。
「あのまま、本当に眠ってしまって、途中で寝返りなんかしちゃったら、どうしよう」と、いらぬ心配をして、どきどきしている私は、すっかりおやじ。



誕生パーティー
at 2001 04/12 08:34 編集

ということで、昨日は私の39歳の誕生日でした。
妻Rと、宿泊先の近くの「TGI Friday」に行き、私は、ポーク、妻Rは、チキンを食べました。
夜。どうにも身体が熱くて眠れない。冷え性の私には、珍しいことだ。
普段体温の高い妻Rは、ちゃんと布団の中にいるが、私は、布団などかけていられない。

翌日その話を妻Rにすると、
「あなた、たまねぎ食べたんじゃないの?」

そういえば、オニオンスープと、オニオンリングを食べた。
私は昔からたまねぎに反応して、体温が上昇します。ハンバーグや、肉詰めピーマンに入っているみじん切りのたまねぎにも反応します。

関係ありませんが、子供の頃に、たまねぎ玉ちゃんの歌を歌っていました。

たまねぎ玉ちゃん、泣かすと駄目よ
玉ちゃん泣かすとうるさいぞ
わんわーんわんわん、ドカバカボン
たまねぎ玉ちゃん、泣かすと駄目よ



床屋
at 2001 04/13 08:16 編集

シカゴに来て、早くも40日。髪の毛がかなりうっとうしくなった。
シカゴには、日系の床屋さんが無いらしい。アジア人の硬い髪を切るには、やはりアジア系の床屋が良い。
しかし、何もしなくても中国人と間違われる私は、このまま中国人の床屋に行って、中国人の髪形になってしまったら、大変なことである。
会社の若手のY君に聞いたら、彼は韓国系の床屋に行っているとのこと。
Y君「なかなか良いんですけど、言葉が通じないんですよ。唯一通じるが、「スポーツ・カット」なんです」
道理で彼はいつもスポーツ刈りだ。彼なんかは、まだ頭も小さめで、形も良いから良いが、僕なんかはゼッペキで、大きくて、でこぼこだから、スポーツ刈りは耐えられない。
そう言って、あと3週間、辛抱するか。



ロー・ウェスト・ジーンズ
at 2001 04/16 23:18 編集

ロー・ウェスト・ジーンズなるものが、流行っているようだ。ロンドンでもみかけたが、シカゴでも売っている。ただ、寒いので、シカゴでは実際にはいている人を見ることは無いが。

ロー・ウェスト・ジーンズは、股上が浅く、しゃがむと、お尻が見えそうになる、39歳のおじさんをどきどきさせるシロモノである。

しかし、流行の先端を行く妻Rは、もう何年も前から、ローウェストのズボンをはいている。



妻R「どうせ私は足が○いわよ」
○の中に、適当な漢字一文字を入れよ。



欧米バナナ戦争
at 2001 04/18 03:13 編集

アメリカは物価が安いと期待してシカゴに来たプロフェッショナル・コンシューマーの妻Rは、宿泊先の近くのショッピング街に喜んだもつかの間、売っているものが高いことに驚く。
その上、アメリカには、原則免税手続が存在しない。
さらには、ロンドンの友人と価格の情報を交換し、ロンドンに比べて1.5倍から、2倍の値段だと言うことを発見する。(この場合、比較の対象となるのは、ヴィトンなどのかばんであることが多い)
そうした中、先週米国とEUのバナナ戦争が終結した。
バナナ戦争とは、EUが旧植民地だったカリブ海諸国に対して採用してきたバナナの輸入優遇策に対し、米国が報復措置として、フランス製ハンドバッグやドイツ製コーヒーメーカーなど9品目に対し、100%の制裁関税をかけていたもの。

バナナのせいで、ヴィトンが高かったのである。制裁の解除は、7月1日だそうで、それまでは、しばらく購買活動は控えめになるであろう。



アイリッシュ・ダンス
at 2001 04/20 00:41 編集

今年の誕生日は、妻Rから、アイリッシュダンスの練習用ビデオテープをプレゼントされました。
イギリスにいたときに、River Dance を2回、Lord of the Dance を1回(これは、Bounemouthまで)見に行き、アイルランドに旅行したときも、観光客向けのショーを見てきて、非常にはまっています。
さっそく部屋で練習したのですが、近くにおいてあった妻Rのスニーカーを力いっぱい蹴っ飛ばして、右足の外側がすごく痛いです。骨折しているかもしれない。
会社への行き帰り、片道40分を歩いているので、それに疲れたのかもしれない。
金属疲労ならぬ、勤続疲労。(このギャグは、前も使ったなぁ)



日本へ
at 2001 04/25 06:35 編集

ようやく、少し落ち着いたので、思い出しながら書く。
20日金曜日、翌日の飛行場へのバスを電話で予約する。
私「明日の朝、11時の国際線の飛行機に乗るのですが、予約をお願いします」
バス会社「じゃあ、9時40分のバスでどうでしょうか」
私「??(9時にはチェックインしないといけないんだけどなぁ)」
バス会社「おっと、国際線とおっしゃいましたね、間違えました」
私「(そうだろ、そうだろ)」
バス会社「8時40分半でどうでしょうか」
私「国際線だから、2時間前にはチェックインしたいのだけど、8時40分に乗って9時につくとは思えないけど」
バス会社「8時10分ならどうですか」
私「それが一番早いバスですか?」
バス会社「もっと早いバスが良いのですか?じゃあ、何時がいいのですか?」
私「7時半くらいのが良いんですが」
バス会社「じゃあ、7時40分のでどうでしょうか」
私「それで、結構です。」
バス会社「では、明日、7時20分から、40分の間に、バスが行きます」
私「ありがとう」

彼らのホームページには、国際線のお客さんには出発の2時間半前につくような時間のバスをお勧めしますと書いてあったのに、わけのわかっていないおじさんだった。ブツブツブツ。

そして、翌日、7時20分に、出発場所のホテルに行くと、ホテルのおじさんから「2、3分前に来て、行っちゃったよ」

怒り100倍

続く



出発
at 2001 04/25 23:20 編集

仕方なく、30分遅れの、空港行きのバスに乗る。土曜の朝ということで、道がすいていたことから、早く着いて事無きを得た。

帰国便は、私と妻Rは別々だ。
妻は、11時発の全日空、私は12時発の日航。それぞれ、ディスカウント便で来たので、変更できず、別々に帰ることとなった。

妻と別れた後、ラウンジに行く。入り口のおばさんと、英語でやり取り。席に座る。

しばらくして気がついたことだが、このおばさんは日本人だった。

またもや、私は日本人に見られなかったようだ。