サルバトール・だれ?  by 澁澤寅彦

笑いは地球を救う。
妻Rは足下をすくう

2001/7

2001-07-31 23:34:38 | Weblog
詐欺か その3
at 2001 07/01 17:01 編集

Sさんが、空き地だよと言っていた場所に行ってみる。
彼が来週引っ越してくると言っていた住所。
行ってみると、ちゃんと建物はあった。
しかし、ビルの玄関には、事務所は引っ越しましたという張り紙がいっぱい貼ってある。
どう見ても、オフィスビルで、人が住めるような感じではない。
翌日Sさんに聞いてみたら、そこは、元クラフトという会社のオフィスがあったところで、今は、シカゴ市が所有しているビルだそうだ。
彼が住んでいるのは、28階ということなのだが、残念ながらそのビルはそんなに高くない。

敗色さらに濃厚

続く



詐欺か その4
at 2001 07/03 01:47 編集

日曜日に湖岸を走っていると、あのMタナカに良く似た男性が自転車で走ってきて、すれ違っていった。

現在のところ、賭けの倍率は 8:2です。
お金が戻ってこない方と言っている人は8人。戻ってくると言っている人は、私を入れて2人。ちなみに、妻Rは、戻ってこない方にかけています。

続く



妻R到着
at 2001 07/06 23:13 編集

妻Rが、水曜日にシカゴに着いた。
2ヶ月ぶりの再開。
おいしいものを日本でいっぱい食べて、二キロ太ったと言っていたが、その後、暑い中をクーラー無しのサウナ状態で過ごしていたので、二キロ痩せて、元に戻ったそうだ。
妻Rが来たので、私の食生活も、改善することであろう。
夕方6時に電話をする。
妻R「今まで我慢していて起きていたんだけど、もう眠いから寝る。会社出るとき起こして」
夜8時に、帰るコールで、妻Rを起こす。
妻R「眠い、眠い。今日は日本から持ってきたうなぎだから」
うなぎだ~!
期待に胸膨らませ、家に帰る。
妻Rは、まだ眠っている。起きない、起きない。
私は、一人寂しくバナナを一本食べて寝た。



詐欺か その後(5)
at 2001 07/10 03:13 編集

一週間たちましたが、先方から連絡は来ませんでした。どうやら騙されたようです。
賭けに負けた私は、さらに明日の昼に、SさんとY君に、昼ごはんをご馳走させられます。

今回の事件で発見した事

1.身内の人・親しい人・関西出身の人には、ぼろくそに言われた。「アホ、ボケ、お人好し」。他方、それほど親しくない人には、「それは詐欺ですね」と淡々と言われた。たぶん後者も心の中では「アホ、ボケ、お人好し」と思っていたに違いないのだが。

2. お金を相手に渡した時点で、自分の気持ちの中では事件は完了していた。
$300くらいまでなら、戻ってこなくても構わないと思って渡したので、その後実際にお金が戻ってくるかどうかは、関係なかった。
しかし、周りの人と話をして、戻ってくるか、来ないかが焦点になると、当時の自分の気持ちが、正しいことをしたという気持ちが揺れる気がして、腹立たしかった。
$150渡さないことで、相手が約束の時間に飛行場に行けず、重要なアポを逃したかもしれないと思って、その後自分を責めるよりは、渡した方が良いと思ったのだが、「良いことをしましたね。私もきっと同じようにしたでしょう」と言ってくれたのが一人しかいなかったのは、正直言って、悲しかった。



詐欺か その6
at 2001 07/11 04:06 編集

というわけで、Sさんと、Y君と、昼食に行きました。
そうは言っても、詐欺に会った私を慰めて、ご飯をおごってくれるものだと期待していたのですが、そんなに甘くはなかった。
「資本主義の厳しさを思い知ったか」というSさんの言葉が耳に響いています。



時差ぼけ
at 2001 07/12 09:13 編集

シカゴに来て一週間の妻R。どんなに遅く寝ても、朝3時半には目がさめてしまい、午後になると眠くなっていました。
それでもまあ、朝早いから、僕がジョギングするのに一緒に走ってくれるから良いかと思っていました。
ところが、今日は朝7時になっても起きてきません。
時差ぼけが直ったのは、良いことですが、ここまで極端に戻らなくても良いと思います。
毎朝5時おきくらいのところでストップして、早起きの習慣をつけてくれれば良いのにと思ったときにはもう遅かった。
ということで、今朝は5時おきで一人で走りました。



年を取ると
at 2001 07/18 02:54 編集

運動した翌日には筋肉痛が出ずに、二日後に出るという事実がある。
日曜日は遊園地でジェットコースターに乗りまくったのだが、妻Rは、月曜の朝に心臓がドキドキしていたし、私は月曜日一日中、吐き気がしていた。



バカボンのパパ
at 2001 07/18 08:42 編集

qp



展望台でナンパ
at 2001 07/19 03:22 編集

シカゴも見納めだと、先週の土曜日はジョン・ハンコックセンターの展望台に上りました。
ビルの94階にあり、シカゴを一望できる見晴らしの良さ。自分たちの滞在しているアパートのビルがはるか下に見えました。
一緒に上ってきた日本人の熟年のカップルの男性の方が、女性にしみじみと話し掛けているのが聞こえて来ました。
男性「ここでナンパしたんだよなぁ」
そうか、二人はここでのナンパがきっかけで結婚したのか、と振り返ると、男性は、眺望の説明の図を指差しています。
そこには、「XXXX年、XXXX丸が難破」と書かれていました。



エンパイア・ステート・ビルディング
at 2001 07/30 21:52 編集

妻R(100メートル先のビルを指差して)「あれがエンパイア・ステート・ビルディングよ」
私「ふーん。でも、てっぺんがとんがっていないけど?」
妻R「近くから見上げるから、てっぺんが見えないのよ」

後でそれがロックフェラーセンタービルだとわかりました。