サルバトール・だれ?  by 澁澤寅彦

笑いは地球を救う。
妻Rは足下をすくう

土曜

2005-09-24 18:58:32 | Weblog
早起きして、西日暮里、三河島、日暮里、千駄木、表参道と回りました。

最近、腰・肩の凝りがひどいので、妻Rが見つけてきたプラセンタ注射というものを試しに。ニンニク注射(筋肉注射ではない)というのもあるそうです。

JRの窓から見えた東京国際大学の看板。
この名前には昔から違和感があります。
東京経済大学なら良くて、東京国際大学は何故違和感があるか。
それはおそらく、住所からの連想で、「国、都道府県、市町村、番地」という順番に引っ張られて、東京の後に、それより大きい「国際」が来るのがしっくり来ないのだろうと推測しています。

西日暮里近辺のケーキ屋を調べていったのですが、どちらもお持ち帰り専用で、妻Rからは「ケーキ屋ではなく、カフェで検索しないとダメでしょ」とお叱りをいただきました。

三河島の駅前には「キムチと三段バラ」と言う名前の韓国料理屋があり、最近「かなりヤバイ」二人はウッと息をのみました。

日暮里の繊維問屋街は初めてでしたが、その中にtomatoという大きな店がありました。
いくつかの建物に分かれているのですが、そのうちの一つが「ノーション館」。
これって皆さん意味が伝わっているのかしら。
「ここではおしっこをしないでください。- No ション」だと思った人は私だけではないでしょう。

日暮里の駅の近くには「置き引き、かっぱらいに注意」の看板がありました。
はて、「かっぱらい」って何でしたっけ?
「酔っぱらい」->酔う+はらう = すっかり酔う
からの類推で、かっぱらうとは何かと分析を始めたのですが、頭の中でぐるぐると回るだけで結論が出ません。


表参道では、京はやしやでお茶しました。
前回はご飯ものを食べたのですが、ここはパフェが美味しいと言うことで、再度挑戦。
美味しかったです。

青山学院大学では、オープンキャンパスをやっていました。
私「入学説明会やってるよ」
妻R「入学生詰め替え?」

二人とも最近は耳が遠くて....

台風のニュースで、「暴風雨」と言っていても、「ブーフーウー」と聞こえるし。
(ブーフーウーって、三匹の子豚ですけど、わかります?)



自宅に戻って辞書で調べると、

かっぱらう ―ぱらふ 【掻っ払う】
(動ワ五[ハ四])
〔「かきはらう」の転〕

(1)人のすきをねらって、置いてある金品を素早く盗む。かっさらう。
「店先の本を―・う」

大辞林 第二版 (三省堂)

同様の作りの言葉としては、動詞では売っぱらう、追っ払う。

ということで、納得。


「外国語の水曜日―学習法としての言語学入門」 その2

2005-09-24 07:23:20 | 読むべし 外国語学習
「外国語の水曜日―学習法としての言語学入門」黒田龍之介著(現代書館)の続きです。

・発音記号について
「かつての英語教育ではこの国際音声字母がたいへん重視され、世代によっては中学校の英語の時間に英単語のスペルを覚えるのと並行して、この「発音記号」を学んだこともあった。......同じ記号を使っていたとしても、たとえば英語とフランス語ではその表す音が微妙に違っていると言うこともある。これだけの記号で世界中のことばの音を記述しようと言うのだから、完璧というわけにはいかない。過信は禁物なので気をつける必要がある」(180ページ)
過信するくらいしっかりやっている人がもっともっと増えて良いと思います。
一つの外国語しかやらなければ問題はさほど大きくないのですし。

・語順
220ページに引用されている数字で、世界の言語においては、日本語のようなSOVの語順のものが、SVOのものより多いとされています。
「へぇー」という感じです。

・ことばの「間違え方」
母語に引っ張られて外国語を間違える、そのパターンを外国語教師はよく知っておかねばならない(237ページ)
ネイティブなら外国語を上手に教えられる訳ではないということです。
ひっくり返せば、外国で日本語教師になりたいと思ったら、日本語と同様にその国の言葉について深く知っている必要があるということです。

・国語文法(日本人向け)と日本語文法(外国人向け)
外国人が日本語を学ぶ場合は、日本人が文法を学ぶのとは順番が違う(245ページ)
外国人向けの日本語教科書を読みたくなりました。

・ネイティブ利用法(252ページ)
基礎知識のないネイティブを有効活用するポイントとして
1.文法に関する質問は絶対しないこと。
2.発音と作文を直してもらうこと
を上げている。非常に納得。


その他、面白そうな本をいくつか紹介しています。
私が興味を持ったのは

「英語の辞書を使いこなす」講談社現代新書
「英文翻訳術」ちくま学芸文庫
「外国語としての日本語―その教え方・学び方」講談社現代新書
「フィンランド語は猫の言葉」講談社文庫