福井県鯖江市
at 2000 01/19 09:16 編集
私の生まれ育った今立町の隣に、鯖江(さばえ)市がある。
日本の「メガネわく」の90%を生産している。
だからといって福井でメガネを買うと安いかというとそうでもないような気がするのだが、妻Rは、福井に行くたび、メガネを作る。
イタリアにいたときも、メガネは鯖江だとイタリア人に言われた。
それでも、どうにもこうにもメガネが合わなくなって(イタリア人は、部屋を暗くして仕事をするので目が悪くなった)、イタリアでメガネを作った。
イタリアだからとおしゃれに決めて、バレンチノのフレームなどを選んでみた。(これもひょっとすると鯖江の製造だったかもしれない)
きちんとめがねやで合わせたはずなのに、家に戻ってきてメガネをしていると、どうも下にずれてくる。
メガネのつるの曲げ方が足りないのかと、それまでしていたメガネと合わせてみると、普通である。
しばらく悩んだ後、メガネのフレームの形がそもそも違うことに気がついた。
日本製のものは正面が平らなのに対して、イタリアのものは、鼻に向かってとんがった形になっている。
これでは鼻ぺっちゃんこの日本人に合うわけがない。
高い買い物をしたショックからしばらく立ち直れなかった。
スポーツ用のメガネベルトをして、無理矢理そのメガネをかけていたが、やはりしっくりこないのでかけなくなってしまった。
いまでもメガネケースに入って、引き出しの奥に眠っている。
彫りの深い顔の方、お譲りします。
妻Rは、イタリア語の学校で「日本人の顔はSchiacciataだ」と言われたそうだ。押しつぶされたと言う意味。よけいな御世話だ。
洋物の映画では、キスをするときに顔を交差させるが、日本人は(鼻がじゃまにならないので)交差させずともキスができるのではないか。
試した人、結果ご報告下さい。
Miss Italia
at 2000 01/20 05:26 編集
イギリスに長くいると、イギリスの料理が美味しく感じられてくる。
これは、イギリス料理を発見したのではなく、おいしさの感覚が鈍ってくるのである。
たまにイタリアに帰ると、野菜・果物・コーヒーのおいしさを発見して、自分の舌が鈍っていたことを思い知らされる。
同じように、ふっと気を抜くとイギリスの女性がきれいに見えてくる。
こうなると危険信号で、あわててケーブルテレビのイタリア語放送にチャンネルを合わせる。
我が家で見ることができるのは、RAI Unoという、日本で言えばNHK総合テレビのようなチャンネルのみで、僕の好きだったちゃらちゃらした民放は映らない。それでもきれいな女性はいっぱい出てくる。
当然のことながら、Miss Italiaの中継は見逃せない。
温泉リゾートのSalsomaggioreからの放送は圧巻である。
97年のMiss Italia に参加したANNALISA MINETTIと言う女性がいる。
最終まで残り、Miss Italia には選ばれなかったのだが、優勝者の発表の後、「実はこの参加者が目が見えなかった」という種明かしが為された。
Miss Italiaはご存じの通り(ご存じ無いかもしれないが)、選考の過程で舞台の上を歩き回ったり、階段を上り下りしたり、他の参加者と一緒に踊ったりする。
彼女は、髪の毛の下に隠れたイヤホンで指示(そこから階段。そこで右にターン。等々)を受けながら、選考に参加していたのだ。
「目が見えない参加者」とアナウンスすることで、同情票が集まるのを避けようとしたものだった。
種明かしと同時に、舞台脇から指示を送っていた二人の男性も紹介された。
「このあと、どういうキャリアを積みたいか」という司会者の質問に、彼女は「歌の道を進みたい」と答え、Lucio Dallaの名曲「Caruso」を切々と歌い上げたのだった。
僕は思わず涙ぐんでしまった。
注
このCarusoという曲は、PavarottiもAndrea Bocelliも歌っている極めて有名な曲だが、やはりLucio Dalla自身による歌が一番。
彼のDallAmeriCarusoというアルバムは、この一曲のために買う価値がある。
聞きたい人は、我が家まで。
そして、このANNALISA MINETTIは、98年のサン・レモ音楽祭で、新人の部・総合の部双方でなんと優勝してしまった。
(彼女のバックグラウンド・目が見えないと言う障害が視聴者の同情票を集めたというコメントもあったらしい。僕はこの年は見ていないのでコメントできないが、Miss Italiaのコンテストの際の歌声は、十分に優勝に値すると思った。)
こっぺ
at 2000 01/21 06:33 編集
本当に妻Rの話し方は生意気だ。
人を子供扱いして、旦那様を何だと思っているんだ。
本当に「こっぺな奴」だ。(<>
「こっぺい えらそうな口をきくこと。 岩波古語辞典」
コッペパンは、えらそうなパン。
こんころこん
at 2000 01/22 08:56 編集
寒い国の人は寒がりである。
僕の生まれた福井は、雪も多く、冬は結構寒い。
寒い国の人は、しっかり着込んで寒くないようにする。
子供の時は、ズボンの下には股引(ももひき)をはき、上半身は6枚も7枚も重ね着していた。
重ね着しすぎて、まあるくなったその状態は、「こんころこん」と表現されていた。
寒い国の人が寒さに強いというのは間違いであろう。寒い国の人は、しっかり着込むから、普段から薄着をしていてたまの寒さはそのまま我慢してしまう都会の人と比べると、同じ条件では寒さに弱いと思う。
ミラノの冬も、スイスアルプスからやってくる北風で寒いのだが(マイナス20度と言うときもあった。このときウインドショッピングをして死にそうになった。)、男性はモントーネと呼ばれるムートンのコート、女性は、モントーネか毛皮のコートでしっかり武装している。
イタリアは当時、毛皮反対運動はそれほど盛り上がっていなかった。(今はどうだろうか)。イギリスでは毛皮を着ている女性にペンキがかけられるなどと言う過激な行動が見られた時代だった。
ミンクなどの贅沢品は不要だが、牛皮や羊皮は(肉を食べることが許されると言う前提ならば、残った皮を使うというのは)許されていいだろう。
エスキモーに毛皮を着るなとは言えない。
中学に入って色気付いた僕は、股引をはくのをやめたし、長袖の肌着のシャツも着るのをやめた。体育の時間の着替えの時に恥ずかしかったから。
うちの母は「町の子の真似して」と言った。
競泳用ゴーグル
at 2000 01/23 06:57 編集
クロールの息継ぎのたびに水が入ってくるのだけど、こっちで売っているゴーグルは、外人さん(実際は我々が外人なのだが)の彫りの深い顔に合うように作ってあるのだろうか。
肌色チェ~ック
at 2000 01/23 08:18 編集
金曜の夜は、金融関係のシステム担当者の集まり。月に一度集まって情報交換している。
みんなシステムに詳しいから、僕は時々話に入れないこともある。
S社のUさん「最近のインターネット技術は進歩していて、子供に見せたくない画像などを事前にチェックできる。画像の肌色の部分を認識して、ブロックしてしまう。」
Q社のFさん「じゃー、お相撲さんの写真は、まわしだけが写っているんですね」
私「黒人は大丈夫なのですか?」
システム担当者だからと言って、難しい話ばかりしているわけではない。
家に戻って
私「肌色チェックという機能があるんだって」
妻R「じゃー、ヘアヌードはヘアの部分だけ写るって言うの? かつがれてるんじゃないの」
妻Rはいつも冷静です。
大阪弁変換サーバー
at 2000 01/23 19:21 編集
これはすごい。
レスポンスも早い。
無料で提供しているのも、すばらしい。
もとの文章と、変換後の文章を比較することで、わざとボケるという大阪弁の特徴を学ぶことができる。
原文「パソコンを」
変換後「ファミコン...おっとちゃうわ、パソコンを」
パソコンのマニュアルをこれで変換すると、このボケが何万回も繰り返されることだろう。
標準語/大阪弁/英語変換ができたら、
標準語「もっと勉強しなさい」
英語「Study more」
大阪弁「もちっと勉強して~な」
大阪弁英語「More discount」
標準語「もっと値引きしてください」
「これが昨年導入されていたら、2000年問題担当者の日記が大阪弁で読めたのに」と、大阪の2000年問題担当者からのお便りはまだ届いていません。
窓拭き
at 2000 01/24 06:41 編集
窓ガラスを拭くときは、「はー」と息を吹きかけて、その後、布でこする。
汚れのところをめがけて、「はー」と息を吹きかけて、布でこする。
去年の2月に家を引っ越すときに、古い方の家の窓拭きをした。(きれいにして出ないと、家主に掃除代を要求される)
庭に面した大きな窓ガラスを9枚、内側からと外側からと、「はー」と息を吹きかけては、磨いていった。
出来上がりは見事なものだ。曇り一つなく、まるでガラスが入っていないかのようだった。
しばらくして、突然気分が悪くなる。
あまりにも「はー」とやりすぎて、酸欠状態になったらしい。
私「死ぬかもしれない」
妻R「ばかね。濡れた布で拭いた後に、乾いた布で拭けばきれいになるでしょ」
私「学校ではそういうふうには習わなかった」
妻R「.....」
妻Rの目は冷たかった。
窓ガラスの掃除をするときは、酸欠に注意しましょう。
Scottish (スコテイッシュ = スコットランド人、スコットランド語)
at 2000 01/26 07:21 編集
「スコティッシュ」と「箱ティッシュ」は音が似ている。
ちなみに、我が家のティッシュは、スコット(Scott)だ。
スコットもクリネックスも、Kimberly-Clarkの製品。
今日はスコットランドの詩人、ロバート・バーンズの生誕241周年。
それを記念して立ち上げたホームページ(http://www.robertburns.org/works)では、彼の全作品を紹介し、スコットランド語は、クリックすると、英・仏・独・スペイン語の訳が出てくる。
ちなみに、unco と言う単語は(どう発音するのか知らないが)、すばらしい・珍しいという意味らしい。http://www.robertburns.org/works/glossary/1755.html
貧しい小作農だった彼は、お金を貯めて、国外に移住しようとして詩を書き始めたのだが、作品が成功したので、スコットランドに留まることにしたということだ。
うんち
at 2000 01/27 16:43 編集
妻Rは、Bloomberg TVを見ている。
画面の下をTicker Tape が流れ、東証の終値を表示している。
妻R「大変だ。XXXX(うちの会社)、うんちだって」
私「.....」(慌てて、テレビの前に走る)
XXXXの終値は、前日と同じで、前日比の欄には Unch と書かれていた。
Unch => unchanged (変わらず)
バブルの時に持株会を通して買った株は、当時の3分の1まで下がっている。「資産形成のために」とか言われて、借金までして買ったのに.....
その含み損を考えると、まさに「うんち」である。
アメリカのファイナンスの教授は、リスク分散について話をしたときに、「自分の会社の株はやめておきなさい。会社がつぶれたら、勤め先も、資産も両方失ってしまうから」と言っていた。
これは正しい。
AIUTO (アイユート、イタリア語で「助け。助けてくれ。」)
at 2000 01/28 05:41 編集
外国でまず覚えなければいけないのは、助けを求める言葉。
イタリア語では Aiuto !!
妻Rがイタリアに来た当初、耳慣らしもあってテレビを熱心に見ていた。
日本のアニメの吹き替えがいっぱいあって、結構楽しんでみていた。
そうやって妻Rは「Aiuto (アイユート)」という言葉を覚えた。
あまりにもその語感が気に入った彼女は、アニメの主人公の助けを求める声に、その都度返事をするのであった。
主人公「Aiuto !」
妻R「こう言う」
主人公「アイユート !」
妻R「こう言う」
主人公「ああ言うと!」
妻R「こう言う」
証券会社のトイレ
at 2000 01/29 07:54 編集
マーケットが大きく動く日は、ディーラー達はトイレに行かない。昼休みまで我慢する。
昼休みにトイレにたどり着いた彼らは、緊張感から解放されてか、ようやくトイレに来れた喜びにか、本当にリラックスした顔をしている。しかもトイレが長い。(膀胱炎になるよ)
どうしても途中我慢できなくてトイレに来てしまった人は、そそくさと、手も洗わずに出ていくことが多々ある。
儲けのチャンス、すなわち自分のボーナスを増やすチャンスを、トイレ休憩ごときで逃したくないのだ。
別の在ロンドン日系証券会社の話だが、我慢しすぎた男性社員(日本人)が、男子トイレの入り口にたどり着く前にファスナーを下げてしまい、女子社員に目撃されてしまったと言うことだ。
そのうわさは、女性トレーダー・セールスのネットワークを通じて、あっという間にロンドン市場を駆けめぐった。
カム・ヒア (Come here)
at 2000 01/30 03:52 編集
私「カム・ヒア」
妻R「........(無言で近寄ってくる)」
私「カム・ヒア」
妻R「........(無言で近寄ってきたかと思ったら、いきなり私の太ももに噛みついた)」
私「何するんだ」
妻R「ここ噛んでくれって言ったでしょ」
私「....... 」
パッシング
at 2000 01/31 06:11 編集
前置き
妻Rは、ハンドルを握ると性格が変わる。もとい、性格が出る。
私は助手席で震えている。
本題
(パッシングという言葉の使い方が間違っていたらごめんなさい。ヘッドライトで「パシパシ」合図をするという意味で使っています。パシパシだからパッシング?)
イタリアでは、例えば合流しようとしている車がいるときに、本線の車がパッシングしたら、「俺が通るのだから、出てくるな」と言う意味。
イギリスでは、「どうぞ、お先に」と言う意味。
よって、
イギリスからの旅行者が、イタリアの道で合流しようとしていて、パッシングされたら......
イギリス人は、安心して合流を開始し、イタリア人は安心してスピードを上げ、大惨事になります。
at 2000 01/19 09:16 編集
私の生まれ育った今立町の隣に、鯖江(さばえ)市がある。
日本の「メガネわく」の90%を生産している。
だからといって福井でメガネを買うと安いかというとそうでもないような気がするのだが、妻Rは、福井に行くたび、メガネを作る。
イタリアにいたときも、メガネは鯖江だとイタリア人に言われた。
それでも、どうにもこうにもメガネが合わなくなって(イタリア人は、部屋を暗くして仕事をするので目が悪くなった)、イタリアでメガネを作った。
イタリアだからとおしゃれに決めて、バレンチノのフレームなどを選んでみた。(これもひょっとすると鯖江の製造だったかもしれない)
きちんとめがねやで合わせたはずなのに、家に戻ってきてメガネをしていると、どうも下にずれてくる。
メガネのつるの曲げ方が足りないのかと、それまでしていたメガネと合わせてみると、普通である。
しばらく悩んだ後、メガネのフレームの形がそもそも違うことに気がついた。
日本製のものは正面が平らなのに対して、イタリアのものは、鼻に向かってとんがった形になっている。
これでは鼻ぺっちゃんこの日本人に合うわけがない。
高い買い物をしたショックからしばらく立ち直れなかった。
スポーツ用のメガネベルトをして、無理矢理そのメガネをかけていたが、やはりしっくりこないのでかけなくなってしまった。
いまでもメガネケースに入って、引き出しの奥に眠っている。
彫りの深い顔の方、お譲りします。
妻Rは、イタリア語の学校で「日本人の顔はSchiacciataだ」と言われたそうだ。押しつぶされたと言う意味。よけいな御世話だ。
洋物の映画では、キスをするときに顔を交差させるが、日本人は(鼻がじゃまにならないので)交差させずともキスができるのではないか。
試した人、結果ご報告下さい。
Miss Italia
at 2000 01/20 05:26 編集
イギリスに長くいると、イギリスの料理が美味しく感じられてくる。
これは、イギリス料理を発見したのではなく、おいしさの感覚が鈍ってくるのである。
たまにイタリアに帰ると、野菜・果物・コーヒーのおいしさを発見して、自分の舌が鈍っていたことを思い知らされる。
同じように、ふっと気を抜くとイギリスの女性がきれいに見えてくる。
こうなると危険信号で、あわててケーブルテレビのイタリア語放送にチャンネルを合わせる。
我が家で見ることができるのは、RAI Unoという、日本で言えばNHK総合テレビのようなチャンネルのみで、僕の好きだったちゃらちゃらした民放は映らない。それでもきれいな女性はいっぱい出てくる。
当然のことながら、Miss Italiaの中継は見逃せない。
温泉リゾートのSalsomaggioreからの放送は圧巻である。
97年のMiss Italia に参加したANNALISA MINETTIと言う女性がいる。
最終まで残り、Miss Italia には選ばれなかったのだが、優勝者の発表の後、「実はこの参加者が目が見えなかった」という種明かしが為された。
Miss Italiaはご存じの通り(ご存じ無いかもしれないが)、選考の過程で舞台の上を歩き回ったり、階段を上り下りしたり、他の参加者と一緒に踊ったりする。
彼女は、髪の毛の下に隠れたイヤホンで指示(そこから階段。そこで右にターン。等々)を受けながら、選考に参加していたのだ。
「目が見えない参加者」とアナウンスすることで、同情票が集まるのを避けようとしたものだった。
種明かしと同時に、舞台脇から指示を送っていた二人の男性も紹介された。
「このあと、どういうキャリアを積みたいか」という司会者の質問に、彼女は「歌の道を進みたい」と答え、Lucio Dallaの名曲「Caruso」を切々と歌い上げたのだった。
僕は思わず涙ぐんでしまった。
注
このCarusoという曲は、PavarottiもAndrea Bocelliも歌っている極めて有名な曲だが、やはりLucio Dalla自身による歌が一番。
彼のDallAmeriCarusoというアルバムは、この一曲のために買う価値がある。
聞きたい人は、我が家まで。
そして、このANNALISA MINETTIは、98年のサン・レモ音楽祭で、新人の部・総合の部双方でなんと優勝してしまった。
(彼女のバックグラウンド・目が見えないと言う障害が視聴者の同情票を集めたというコメントもあったらしい。僕はこの年は見ていないのでコメントできないが、Miss Italiaのコンテストの際の歌声は、十分に優勝に値すると思った。)
こっぺ
at 2000 01/21 06:33 編集
本当に妻Rの話し方は生意気だ。
人を子供扱いして、旦那様を何だと思っているんだ。
本当に「こっぺな奴」だ。(<>
「こっぺい えらそうな口をきくこと。 岩波古語辞典」
コッペパンは、えらそうなパン。
こんころこん
at 2000 01/22 08:56 編集
寒い国の人は寒がりである。
僕の生まれた福井は、雪も多く、冬は結構寒い。
寒い国の人は、しっかり着込んで寒くないようにする。
子供の時は、ズボンの下には股引(ももひき)をはき、上半身は6枚も7枚も重ね着していた。
重ね着しすぎて、まあるくなったその状態は、「こんころこん」と表現されていた。
寒い国の人が寒さに強いというのは間違いであろう。寒い国の人は、しっかり着込むから、普段から薄着をしていてたまの寒さはそのまま我慢してしまう都会の人と比べると、同じ条件では寒さに弱いと思う。
ミラノの冬も、スイスアルプスからやってくる北風で寒いのだが(マイナス20度と言うときもあった。このときウインドショッピングをして死にそうになった。)、男性はモントーネと呼ばれるムートンのコート、女性は、モントーネか毛皮のコートでしっかり武装している。
イタリアは当時、毛皮反対運動はそれほど盛り上がっていなかった。(今はどうだろうか)。イギリスでは毛皮を着ている女性にペンキがかけられるなどと言う過激な行動が見られた時代だった。
ミンクなどの贅沢品は不要だが、牛皮や羊皮は(肉を食べることが許されると言う前提ならば、残った皮を使うというのは)許されていいだろう。
エスキモーに毛皮を着るなとは言えない。
中学に入って色気付いた僕は、股引をはくのをやめたし、長袖の肌着のシャツも着るのをやめた。体育の時間の着替えの時に恥ずかしかったから。
うちの母は「町の子の真似して」と言った。
競泳用ゴーグル
at 2000 01/23 06:57 編集
クロールの息継ぎのたびに水が入ってくるのだけど、こっちで売っているゴーグルは、外人さん(実際は我々が外人なのだが)の彫りの深い顔に合うように作ってあるのだろうか。
肌色チェ~ック
at 2000 01/23 08:18 編集
金曜の夜は、金融関係のシステム担当者の集まり。月に一度集まって情報交換している。
みんなシステムに詳しいから、僕は時々話に入れないこともある。
S社のUさん「最近のインターネット技術は進歩していて、子供に見せたくない画像などを事前にチェックできる。画像の肌色の部分を認識して、ブロックしてしまう。」
Q社のFさん「じゃー、お相撲さんの写真は、まわしだけが写っているんですね」
私「黒人は大丈夫なのですか?」
システム担当者だからと言って、難しい話ばかりしているわけではない。
家に戻って
私「肌色チェックという機能があるんだって」
妻R「じゃー、ヘアヌードはヘアの部分だけ写るって言うの? かつがれてるんじゃないの」
妻Rはいつも冷静です。
大阪弁変換サーバー
at 2000 01/23 19:21 編集
これはすごい。
レスポンスも早い。
無料で提供しているのも、すばらしい。
もとの文章と、変換後の文章を比較することで、わざとボケるという大阪弁の特徴を学ぶことができる。
原文「パソコンを」
変換後「ファミコン...おっとちゃうわ、パソコンを」
パソコンのマニュアルをこれで変換すると、このボケが何万回も繰り返されることだろう。
標準語/大阪弁/英語変換ができたら、
標準語「もっと勉強しなさい」
英語「Study more」
大阪弁「もちっと勉強して~な」
大阪弁英語「More discount」
標準語「もっと値引きしてください」
「これが昨年導入されていたら、2000年問題担当者の日記が大阪弁で読めたのに」と、大阪の2000年問題担当者からのお便りはまだ届いていません。
窓拭き
at 2000 01/24 06:41 編集
窓ガラスを拭くときは、「はー」と息を吹きかけて、その後、布でこする。
汚れのところをめがけて、「はー」と息を吹きかけて、布でこする。
去年の2月に家を引っ越すときに、古い方の家の窓拭きをした。(きれいにして出ないと、家主に掃除代を要求される)
庭に面した大きな窓ガラスを9枚、内側からと外側からと、「はー」と息を吹きかけては、磨いていった。
出来上がりは見事なものだ。曇り一つなく、まるでガラスが入っていないかのようだった。
しばらくして、突然気分が悪くなる。
あまりにも「はー」とやりすぎて、酸欠状態になったらしい。
私「死ぬかもしれない」
妻R「ばかね。濡れた布で拭いた後に、乾いた布で拭けばきれいになるでしょ」
私「学校ではそういうふうには習わなかった」
妻R「.....」
妻Rの目は冷たかった。
窓ガラスの掃除をするときは、酸欠に注意しましょう。
Scottish (スコテイッシュ = スコットランド人、スコットランド語)
at 2000 01/26 07:21 編集
「スコティッシュ」と「箱ティッシュ」は音が似ている。
ちなみに、我が家のティッシュは、スコット(Scott)だ。
スコットもクリネックスも、Kimberly-Clarkの製品。
今日はスコットランドの詩人、ロバート・バーンズの生誕241周年。
それを記念して立ち上げたホームページ(http://www.robertburns.org/works)では、彼の全作品を紹介し、スコットランド語は、クリックすると、英・仏・独・スペイン語の訳が出てくる。
ちなみに、unco と言う単語は(どう発音するのか知らないが)、すばらしい・珍しいという意味らしい。http://www.robertburns.org/works/glossary/1755.html
貧しい小作農だった彼は、お金を貯めて、国外に移住しようとして詩を書き始めたのだが、作品が成功したので、スコットランドに留まることにしたということだ。
うんち
at 2000 01/27 16:43 編集
妻Rは、Bloomberg TVを見ている。
画面の下をTicker Tape が流れ、東証の終値を表示している。
妻R「大変だ。XXXX(うちの会社)、うんちだって」
私「.....」(慌てて、テレビの前に走る)
XXXXの終値は、前日と同じで、前日比の欄には Unch と書かれていた。
Unch => unchanged (変わらず)
バブルの時に持株会を通して買った株は、当時の3分の1まで下がっている。「資産形成のために」とか言われて、借金までして買ったのに.....
その含み損を考えると、まさに「うんち」である。
アメリカのファイナンスの教授は、リスク分散について話をしたときに、「自分の会社の株はやめておきなさい。会社がつぶれたら、勤め先も、資産も両方失ってしまうから」と言っていた。
これは正しい。
AIUTO (アイユート、イタリア語で「助け。助けてくれ。」)
at 2000 01/28 05:41 編集
外国でまず覚えなければいけないのは、助けを求める言葉。
イタリア語では Aiuto !!
妻Rがイタリアに来た当初、耳慣らしもあってテレビを熱心に見ていた。
日本のアニメの吹き替えがいっぱいあって、結構楽しんでみていた。
そうやって妻Rは「Aiuto (アイユート)」という言葉を覚えた。
あまりにもその語感が気に入った彼女は、アニメの主人公の助けを求める声に、その都度返事をするのであった。
主人公「Aiuto !」
妻R「こう言う」
主人公「アイユート !」
妻R「こう言う」
主人公「ああ言うと!」
妻R「こう言う」
証券会社のトイレ
at 2000 01/29 07:54 編集
マーケットが大きく動く日は、ディーラー達はトイレに行かない。昼休みまで我慢する。
昼休みにトイレにたどり着いた彼らは、緊張感から解放されてか、ようやくトイレに来れた喜びにか、本当にリラックスした顔をしている。しかもトイレが長い。(膀胱炎になるよ)
どうしても途中我慢できなくてトイレに来てしまった人は、そそくさと、手も洗わずに出ていくことが多々ある。
儲けのチャンス、すなわち自分のボーナスを増やすチャンスを、トイレ休憩ごときで逃したくないのだ。
別の在ロンドン日系証券会社の話だが、我慢しすぎた男性社員(日本人)が、男子トイレの入り口にたどり着く前にファスナーを下げてしまい、女子社員に目撃されてしまったと言うことだ。
そのうわさは、女性トレーダー・セールスのネットワークを通じて、あっという間にロンドン市場を駆けめぐった。
カム・ヒア (Come here)
at 2000 01/30 03:52 編集
私「カム・ヒア」
妻R「........(無言で近寄ってくる)」
私「カム・ヒア」
妻R「........(無言で近寄ってきたかと思ったら、いきなり私の太ももに噛みついた)」
私「何するんだ」
妻R「ここ噛んでくれって言ったでしょ」
私「....... 」
パッシング
at 2000 01/31 06:11 編集
前置き
妻Rは、ハンドルを握ると性格が変わる。もとい、性格が出る。
私は助手席で震えている。
本題
(パッシングという言葉の使い方が間違っていたらごめんなさい。ヘッドライトで「パシパシ」合図をするという意味で使っています。パシパシだからパッシング?)
イタリアでは、例えば合流しようとしている車がいるときに、本線の車がパッシングしたら、「俺が通るのだから、出てくるな」と言う意味。
イギリスでは、「どうぞ、お先に」と言う意味。
よって、
イギリスからの旅行者が、イタリアの道で合流しようとしていて、パッシングされたら......
イギリス人は、安心して合流を開始し、イタリア人は安心してスピードを上げ、大惨事になります。