サルバトール・だれ?  by 澁澤寅彦

笑いは地球を救う。
妻Rは足下をすくう

2001/10

2001-10-31 23:27:27 | Weblog
10月になって
at 2001 10/02 07:38 編集

ニューヨークでも、「そろそろ笑っても良い時期です」ということらしい。
普段の生活に戻って、街を復興させなければならない。
いつまでも、Survivor's Guilt(生き残った人が、罪悪感に捕らわれて、生活をエンジョイできない) にとらわれていては駄目だ、ということである。

僕のホームページも、お笑いをネタに展開してきたので、そろそろ元の路線に戻る時期かと思う。



盗難
at 2001 10/03 04:10 編集

8/26日の日記に、以下の話を書いた。

Quote
金曜日に妻Rが洗濯をした。ちなみに、シカゴもそうだったが、こちらは洗濯部屋が、別のフロアにある。
乾燥機が終わるころを見計らって、妻Rは洗濯物を取りに行ったのだが、どうも量が少ない気がした。
畳んでみて、盗まれたことに気がついた。

被害
妻Rのトレーニングズボン
私のランニングパンツ3枚
私の靴下 片方

どう見ても犯人は、ランナーである。
しかも、妻Rの長ズボンを盗むなど、足の短い人であろう。

気分が悪い。
Unquote

この後、ランニングパンツは、手洗いにとどめて、洗濯機に入れない対応をしていた。
ふと、気が付いてみると、僕の下着が減っている。
前はしょっちゅう走っていたので、一日に二回下着を替えても10日くらい十分なほどあったのだが、いつのまにか、走らなくても一週間分しかもたないほどに、少なくなっている。
しかし、妻Rの下着は減っていない。

犯人はランナーではなく、男性の下着が欲しかったのだ。しかも、私のお古を。

犯人像をいろいろ考えてみたが、良く分からない。私のファンがいるのだろうか。(男性の)

やっぱり気分が悪い。



Wの悲劇
at 2001 10/04 02:51 編集

月曜に、シカゴからW社長が出張で来た。
W社長は、単身赴任中である。
夜になって、W社長はうちのU社長と食事に出かけていった。
僕が帰ろうとすると、部屋にW社長の携帯電話があるのに気が付いた。
U社長の携帯に電話をし、W社長に話をすると、明日出社するまで、置いておいてくれとのこと。
しかし、部屋に鍵がかからない場所だったので、僕は自分の家にもって帰ることにした。
緊急の電話が入るかもしれないので、スイッチは入れたまま。

翌朝。
僕はいつもの通り、ジョギングに出かけていった。そのあいだに悲劇は起きた。
かばんのポケットに入れておいたW社長の携帯が鳴った。
妻Rは、緊急の用事だと思って、寝ぼけながら、暗い中をかばんに到達し、携帯を探り当て、電話に出た。
妻R「もしもし?」
相手の女性「Wさんの番号ではありませんか?」
妻R「違います」と、電話を切る。

いつもと電話の形が違うと思いながら返事をしていた妻Rだったのだが、部屋の電気を点けてみて、僕の携帯ではないことに気が付いた。

妻R「な~に~」
しばらくして、二回目のベルが鳴る。動揺した妻Rは電話に出ない。やがて電話は切れた。

そこに僕は帰ってきた。
W社長の携帯を持ち帰ったことを言わなかったことを、責められた。

次に電話が鳴ったら、僕が出て説明しようと思っていたのだが、二度と電話はならなかった。

会社に行って、別の場所にいるW社長に連絡を取る。
私「実は、今朝.(途中略).があったんです」
W社長「そうか。それで分かった」

どうやら、W社長は、我が家の携帯が鳴った後に、何も知らずに日本の奥さんに電話を入れたらしい。
W社長「もしもし」
W社長夫人は、「生きているならいいわ」と言ったと思うと、そのままガチャと電話を切ってしまったらしい。

出張中だったので家に電話をしても旦那はいない。携帯にかければ、女が出る。
普段から品行方正なW社長であっても、奥様が怪しく思うのは無理はない。

そのあと奥様の不信感が払拭されたかどうかは、恐くて聞けていない。



シカゴマラソン
at 2001 10/09 22:59 編集

10月7日。シカゴマラソンに参加しました。
スタートは7時半。気温は4度。
一流選手には絶好のコンディションかもしれないが、素人には寒すぎる。
スタート横の仮設トイレには長蛇の列。
国歌が流れ、黙とうの時間が来ても、僕はまだトイレの前にいました。
ようやくトイレが終わって出てきたら、出発の合図。ゆっくりと動き始めるランナーの中に入っていく。
心拍数を計測する腕時計型のモニターを左手首にしている。出だしの30分を140台で抑えていければ大丈夫だ。
ふと、モニターに目をやると、まだスタートラインにたどり着いていないのに、心拍数は164。緊張・興奮で、心臓が飛び出しそうになっている。結局スタートラインに到達したのは、開始後10分だった。31871人の参加者だったとのこと。
走り出しても寒い。
リンカーンパークに近づくと、男性が何人も公園に向かって走って行き、立ち木の根元、フェンスの前で「立ちション」を始めた。
コース途中にも仮設トイレがあるのだが、行列ができていて、とても待ってはいられないと言う感じ。
市街地に戻って、突然コースを外れる女性。
何気なく目で追うと、いきなり、ビルの陰で短パンを下ろして、用を足し始める。
「なに~」
心拍数は再び160台に跳ね上がった。



シカゴマラソン その2
at 2001 10/11 03:55 編集

マラソンの計時は、シューズに付けたチップで行う。
コースに敷かれたマットの上を通過することで、タイムが計られるものである。
スタートラインと、ゴールラインと、その途中の、15キロ、中間点、30キロ地点にチェックポイントがある。
マットを飛び越したりして、きちんと踏まないと測定されないので、チェックポイントでは小走りになる。
しかし、ゴールのところでは、ポーズを決めることに一生懸命で、マットをちゃんと踏んだかどうか、結果が出るまで不安だった。

ラップ
15K   1:35:00
中間  2:12:28
30K   3:19:05
ゴール 4:49:48



小学校で
at 2001 10/12 07:55 編集

国語の時間。

反対の意味を持つ言葉を考えるという課題。

先生「買うの反対はなんですか?」
女の子「我慢する」



炭疽
at 2001 10/14 08:02 編集

家の近くのロックフェラーセンターで炭疽病患者が出たということで、家に閉じこもっています



炭疽
at 2001 10/16 05:43 編集

ロックフェラーセンターのすぐ近くには、紀伊国屋書店と、和菓子の源吉兆庵があります。
炭疽の患者が確認された数日前に、妻Rは、源吉兆庵で和菓子を買っていました。
既に二人は、お菓子を食べてしまっています。
そう言えば、表面には、怪しげな粉が撒かれていた。

初期症状は、風邪に似ているとのこと。
最近風邪気味の私は、びびっています。

後から聞いたら、怪しげな粉は、きな粉でした。



暖かくなりました
at 2001 10/17 02:15 編集

2週間前はすごく寒くて、すっかり冬だと思ったのですが、また暖かくなりました。
シカゴ行きに備えて、妻Rはコートを買ったのですが、私は買いませんでした。
振り返ってみると、プロフェッショナル・コンシューマーの妻R策略とと天気の気まぐれにしてやられたと言うことでしょうか。



テロ その後
at 2001 10/17 22:06 編集

1.家からセントラルパークに向かう8番街の東側に、カブールカフェというのがある。
横を通るたびにどきどきする。

2.現場近くの、Broadway-Nassau という地下鉄の駅を利用しているが、テロで大きくダメージを受けた電話会社 Verizon のポスターが、駅の構内に貼られている。
「電話回線の問題について、まだご連絡いただいていない方は、次のフリーダイヤルにご連絡ください」
電話がつながらないのに、どうやって連絡するんだろうと思う。(公衆電話を使えば良いんだけどね)



炭疽菌
at 2001 10/19 02:57 編集

聞きなれない言葉なので、街中でも混乱しているようだ。

昨日は、ニューヨーク知事のオフィスで炭疽菌が見つかった。
会社員H「知事のくせに、みみっちいね。脱税か?それとも、へそくりか?」
どうも、彼は「タンス預金」と聞き間違えたようだ。

今日はその知事のオフィスの斜め前のビルで、「心のケア」講習会。こんな場所でやらないのが、心のケアになるような気もしたが。

その後、妻Rと待ち合わせ、近くの本屋で、ジャック・ウェルチのサイン会。今、日経新聞の「私の履歴書」書いている人。ここ数年、非常に興味を持っている人。
握手した感じは、ただのおじいさんだった。

これまた炭疽菌が見つかったロックフェラーセンターの斜め前の紀伊国屋書店内のカフェで昼食。
そして、今、アスベストスが舞っていると言うダウンタウンのオフィスに戻ってきました。

早く帰りたい。



勝負
at 2001 10/22 22:52 編集

9月11日の事件以降、家に閉じこもることが多かった妻Rは、ストレスもあって、甘いものをむしゃむしゃ食べまくっていた。
ふと、気がつくと、下腹がぷっくりと膨らんでいる。
この間は、胸と肩甲骨を間違えたところだったが、これではお尻とお腹を間違えてしまう。
日曜は、セントラルパークに歩きに行った。
通り過ぎる女性を見ては、
「私、あの人よりお尻小さいよね」
と話し掛けてくる妻R。

私「自分より明らかにお尻が大きい人の時しか、そういう風に聞いてこないじゃないか」
妻R「私は勝てる勝負しかしない」と妻R



佐々木、打たれる。
at 2001 10/23 07:11 編集

日曜は、ヤンキースタジアムに、マリナーズ対ヤンキーズの試合を見に行った。
お目当てはもちろん、イチローだった。
三塁側の席だったので、マリナーズファンがいるだろうと思って行ったのだが、大間違い。
球場全体が、ヤンキーズファンだった。

私と妻Rは、うれしい時には悲しい顔をし、イチローが出てくると、ブーイングをしと、気持ちと行動を逆向きにした、極めて不健康な試合だった。

本当にまわりはヤンキーのにいちゃん、ねえちゃんばっかりで、ここでマリナーズの応援をしようものなら、明日はハドソン川に浮かんでいることだろう。
チャレンジャーな妻Rは、それでもイチローの写真を撮っていたが。

8回表の、ブーンの先制ホームランも、観客は一切無視。球場のどこからも拍手が聞こえてこない。
妙な静けさに、我々二人は、本当にビビった。
この球場内で、マリナーズファンは我々だけかもしれない。

8回裏の同点ホームラン、そして、佐々木が登板して、サヨナラホームランを打たれる。

球場は大騒ぎ。
我々は、あまりの幕切れに、ショックを受けながらも、大喜びをしている振りをしながら、そそくさと、球場を後にした。

ちなみに、テレビの野球中継で、我々が、どアップになって映っていたとの連絡を、シカゴ・ニューヨークの知り合いの方々から頂きました。
ビデオに撮っていた人は、ご連絡ください。



街のうわさ
at 2001 10/24 00:16 編集

打たれた日の佐々木は、前日朝の4時まで飲んでいたそうです。



巨乳
at 2001 10/24 06:33 編集

エスエス製薬のキャンペーンガールは、「エスカップ・ギャルズ」というのだが、僕はどんなにグラマーな人たちなのだろうと、震える手でリンクをクリックしたのだが、普通の人たちでした。
疲労回復に、エスエス製薬のエスカップ。



ワイヤーウーマン
at 2001 10/24 22:02 編集

ロンドン時代に、妻Rが歯の矯正でワイヤーウーマンになっていたのですが、結局失敗に終わり、前よりも歯並びがおかしくなってしまいました。

妻R「日本に帰ったら、矯正やるからね」
私「必要無いんじゃないの?」
妻R「なんで?」
私「もうすぐおばあちゃんになって、全部歯が抜けて、きれいな入れ歯を入れてもらえるよ」
妻R「....」
私「....君は今のままが一番魅力的だよ」



カブールカフェ
at 2001 10/25 05:06 編集

週末に前を通りかかったら、入り口のところに、アメリカの国旗が貼ってあった。

名前を変えた方が良いと思うのだが。



馬糞
at 2001 10/25 06:53 編集

セントラルパークでは、犬の糞は始末させられているが、馬の糞は、そのまんまである。
不公平感がある。その上、馬の糞はにおいがきつい。

小学校の頃に、馬糞紙に絵を描いていたことがあるが、あれは、本当の馬糞から作られていたのだろうか。

「ばふ~ん」

意味無し



ボキボキ
at 2001 10/26 01:44 編集

子供の頃から、両親のマッサージをしてきた妻Rは、ツボを良く心得ていて、マッサージしてもらうと気持ち良い。

背中がこって痛くて、苦しんでいたら、

妻R「ボキボキしてあげようか」
私「ボキ・サンキュウ(簿記三級と、ボキ、ありがとうをかけている。私は日商簿記三級)」
妻R「なんじゃ、そりゃ?」
私「帰国したら日商簿記(ニッショウボキ)やらなきゃ」
妻R「一生ボケやってな」



妻Rは
at 2001 10/30 02:37 編集

日曜に旅立って行きました。
私はシカゴ経由で帰るのですが、彼女はロンドン経由で帰ります。
私がシカゴから帰る理由は、シカゴの出張先のみなさんに最後のご挨拶をする為と言えば聞こえは良いが、実際はディスカウントチケットでシカゴに入ったから、帰りもシカゴからじゃないと帰れないと言うもの。
妻Rがロンドンから帰る理由は、ニューヨークから帰るより、ロンドン経由の方が110ドルも安いから。(妻Rは、自費で来ているから)
その割には、ロンドンで4泊するのは、なぞだ。