ユーロな日々

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イングランド 0-0 イタリア 延長PKの末、勝ったのはイタリア

2012年06月25日 | Euro 2012
驚くようなカルチョを見せてくれていたイタリアだが、今日は昔を思い出すような魅力に乏しいプレーだった。
相手以上に、味方がピルロを意識しすぎるあれ。
それ以上に、イングランドはさえないかった。
守備意識があまりにも強すぎて、カウンターさえ狙えないような低いポジション。
スペインを相手にあまりにも守備的にプレーしすぎたフランスの失敗のことは意識になかったのだろうか。
しかも相手はスペインではなく、イタリア。
自分たちのほうが格上だという強い気持ちが感じられなかった。
ルーニー、ジェラードが特にダメだった。あれならウェルベックでなく、ルーニーを下げたほうが良かった。
後半30分を過ぎてからは、互いに、運動量もスピードも落ちた。
守り疲れに、攻め疲れ。
延長線も変わりばえしないまま終了した。
死闘の果てのPK戦とは言えず、やや不満が残った。
2人目、先行イタリア、モントリーボが失敗。
3人目、イングランドはヤングがポストにあててしまった。
4人目、ブフォンがコールを止めた。
5人目はディアマンティ、決めた。
イタリアが勝った。

どちらが勝者に相応しかったか、と考えても、何とも言えない。
ドイツとのゲームで、より見たかった方は、という言い方なら、まあ、イタリアかな。
スペインとの時のようなフットボールを見せてくれるなら、だが。
あの時のようなイタリアなら、ドイツがどうなるか、見てみたいと期待感がわく。
が、今日のような数年前の頃のようなフットボールなら、今のドイツにはかなわないだろう。
ピルロが二番目、三番目の選択になるような多彩なプレーが展開できたら、ドイツを苦しめられるはず。
フィジカルの強さとパワーに加え、今のドイツにはテクニックと展開力がある。
このドイツを翻弄するようなカルチョでぼくらを驚かせてほしい。



イングランド 0-0 イタリア
延長、PK 2-4
準々決勝