ちいさなおしゃべり

Shantia家のメインランド生活日記

クムが参加する航海

2007年01月11日 | Hawaii
ハワイ学専攻なので、一応クムが参加する航海について書いておこうと思う。

前に書いたように、クムが乗るカヌーは『Maisu』というカヌーで、"Pius Mau Piailug"という人のために造られたカヌー。このカヌーをMauの故郷に持っていって(乗っていって?!)奉献するのが目的。

本来の予定では先週の土曜日が出航日だったが、天気が思わしくなく同行するカヌー『Hokule'a』の準備も出来てなかった、とういうことで、今週の土曜日午前1時くらいの出航に変更。クムは明日、飛行機でハワイ島に飛ぶんだそうだ

ハワイ島を出航すれば、最初の停泊地マジュロまでひたすら周りは!! 正に、昔のポリネシア人が海を渡ったように航海することになる。予想では22~25日で着くらしいが、天候や進路の誤差にも大きく影響されるので実際の日にちはよくわからない。

マジュロからは、小さな島々を転々としながら航海するらしい。そしてMauの故郷サタワル島にも停泊。ここはおもしろい習慣があるらしい。
この辺では、女性は大地を所有し、男性は海を所有するとなっているので、家の所有者はもちろん女性(大地に建っているので)。なので結婚すると、男性が女性の家に移り、女性の家族として生活を始めるんだって。日本やアメリカは結婚すると男性側の家族に吸収される形が当たり前だけど、ここは逆。もちろん、魚なんかは海の産物なので男性に属するらしいが。

サタワル島はなんせ小さい島なので、カヌー『Maisu』を永久的に保存する場所がない。ということで、パラウに奉献することになったらしい。

そしてそこから、『Maisu』組は飛行機でハワイへ、『Hokule'a』組はそのままカヌーで日本へ行く、と。沖縄、九州(Shantiaの故郷熊本も行くんだって!!)、山口、広島、四国、を経由して最終目的地横浜へ。これはカラカウア王と明治天皇の交流を記念する訪問とか。
(『Hokule'a』についてはこちら)

BYUHにもポリネシアカヌー『Iosepa』があるんだけど、大学&教会側はこのカヌーに生徒が乗って航海することにあまり賛成ではなく、このカヌーをPCCの展示物にしたいと思っている。でもハワイ学はカヌーを展示物として造ったわけではないので海に出したい、と。だから今回、クムの長期間航海への参加がきっかけで『Iosepa』がまた海に戻れたらいいなぁ、とハワイ学は期待しているのだ。


この航海について詳しくはこちらのホームページ(英語ですが)を読んでね。

しかし、『Maisu』組、飛行機で帰る際はどうやら日本経由らしい。クム…日本に行くならお土産買ってきて欲しいわ

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2 Comments

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『The Navigator』 (おはよう♪)
2007-01-13 11:22:04
↑ってゆービデオを昨日見たわクラスで。見た事ある?
Mau Piailugのドキュメンタリーなの。かなり古いビデオだからリンク先の写真とは大違い。リンク先の写真の方が“現代人”っぽい笑。
しかもあたしが取ってるパシフィックスタディとハワイアンスタディの先生同じなもんで1日に2回も見ちゃったよ。
そうそう、Mau PiailugのリンクとHokuleaのリンク、ブックマークに入れたわ。ありがと~♪笑。
Japaneseのクラスで、Hokulea関係のボランティアをする事になるかも、しれないらしい、のよね。
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Unknown (Shantia)
2007-01-14 04:33:56
私も見たと思うよそのビデオ、2~3年前くらいに。
おは♪さん、ほんとに今セメは楽しそうなクラス取ってるわねー。ハワイアンスタディ専攻になっちゃえば??
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