ちいさなおしゃべり

Shantia家のメインランド生活日記

キリ☆16ヶ月

2011年03月01日 | Family
滅多に落ちなくなったキリ、新たな技を身につけた。

1.二段ベッドに登れるようになってしまった
お姉ちゃん達が部屋にいれば女の子部屋に、お兄ちゃん達が部屋にいれば男の子部屋に行って、気付くと2段ベッドの上に登っている。
もちろん降りれない。
でも嬉しそうにキャッキャッと笑っている。
誰かが一緒に部屋にいるので
「ママー、キリが登ったよー」
と報告してくれるのがありがたい。
頼むからそこからは落ちないで

2.ベビーサインを一つ習得
食べるのが大好きなキリはベビーサインで『食べる』を学んだ。
おなかがすくと
「あ、あ、あ」
と寄ってきて
「何か食べたいの?」
と聞くと、口を指してサインしてくれる。
賢いな
後は『please』と『Thank you』を学んでくれると丁寧さが加わっていいかと思われる。
ちなみにのどが渇いたときも同じサインをしてくる。
…ちょっと違うんだけどなぁ。

3.『いないいないばぁ』までもう1歩
服を着るたびに母が「いないいない…ばぁ!!」と言うので、学んだようだ。
ただし、母が「いないいない…」と言い、キリはなぜか「だぁ!!」という。
惜しいっ!
ちなみに服を脱ぐときの「ばんざーい!」も上手にやってくれる。
これが出来るようになると服を脱がせるのがぐっと楽になるのよねぇ。

4.踏み台パワーを発見
イスやおもちゃのテーブルなどを使えばいろんなものに手が届くことを学んでしまった。
非常によろしくない。
ダイニングのイスを移動させてはキッチンの引き出しをあけて計量カップで遊んだり、カウンターの上で充電中の母のケータイを触ったり、みかんを見つけてそのままかじってみたり。
見つけたものが刃物だとか使い終わったばっかりのコンロだとかは気にしない。
もう母のドキドキ度は毎回ピークまで達する。
イスを何度も元の位置に戻してもすぐ持ってくる。
母がイスを戻すたびに肺活量全部を使って甲高い叫び声をあげてくれる。
これじゃ食事の準備が出来ないので結局ゲートを立ててキリをリビングに隔離。
もちろん大騒ぎ。
かと思うと今度はおもちゃテーブルをテレビの前に移動させてテレビのリモコンを触る。
そのくせに適当にボタンを押して画面を砂嵐に変えて一人大泣き。
忙しいお年頃なのよね。

毎週金曜日にごみ収集トラックが来るんだけど、トラックの音が聞こえると何をしていてもたたたーっと窓に走っていってトラックを見ている。
子供ってごみ収集トラック好きだねぇ。
確かマイキーもアレックスもごみ収集トラックをじーっと見ていたなぁ。

ママっ子なのでママにいっつもくっついている。
気付くと横にいる、とか、いつの間にか同じ部屋にいる、なんてしょっちゅう。
男の子ってね、服を買う楽しみが少ない分すっごくかわいいと思うのよね。
ぎゅーってしてくるキリはかわいい以外の何者でもない。
これで「まま」って言えるようになったらかわいさ100倍だね。

Asian Celebration 2011

2011年03月01日 | Hula/Tahitian
マイキーがポートランドで初めてのGymnastics Meetに出場した日、母と姉達はユージーンで忙しい日を過ごしていた。
まず午前9時からお嬢さん達のバレエレッスン。
レッスンは2時間あるので、お嬢さん達をスタジオに降ろしてから家に戻り、お昼のスパムむすびを作った。
11時過ぎにお嬢さん達を迎えに行き、そのまま女性陣のこの日のメインイベントである『Asian Celebration』へ向かった。

着いてからまずはランチタイム。
毎年ここのフードコートはすごく混むのよね。
シャーちゃんは高い確率で
「スパムむすびがいい!!」
って言うけど、ここで買うと1個2ドル。
あの子、好きなものはいっぱい食べれるからねぇ。
だから家で作って持ってきた。
そのほうが安いし美味しい。
驚いたことにキリが丸々1個食べてねぇ。
母は、『Maui3』というハワイアンプレートのお店で買うと決めていた。
ラウラウ、ポイ、カルアピッグなんて家では作りませんから。
注文しようとしたらカルアピッグがまだ調理中ってことでしばらく待つことになった。
思った以上に待つことになって、カルアピッグ好きのティアが
「おなかすいたぁ。もう限界~」
と弱音を何度もお店の前ではいていた。
やっとカルアピッグが到着してプレートを注文。
母もティアもうきうきで食べ始めた。
が。
カルアピッグ、なんかパサついてる
あんなに待ったのにこの仕上がりはどうなの??
確か2年前はもっと美味しかったと思うんだけど…。
ポイとラウラウは美味しかったけどねぇ。
キリもポイとラウラウが気に入ってすっごく食べてた。
…あの子はどこでも生きていけそうな気がする。

ランチを無事に食べ終えてから、J家のIちゃんを探した。
母と姉達がステージで踊る間、Iちゃんがキリのお世話をしてくれることになっていた。
ジョセフ君にアレックスは連れて行ってもらったけど、キリはとにかく動きたいお年頃だからね、じっとしてマイキーの大会を見るなんてことは無理だろうと思って。

Iちゃんにはほんとによくお世話になってるわ。
今回のショーは2年ぶりに髪の毛ダウンになったので、前日の金曜日にIちゃんが三つ編を12本作ってくれた。
不器用なShantiaには自分の髪を根元からきっちり三つ編にするなんて無理。
2つまでなら出来るけど12本って…。
2年前も三つ編してくれたのはIちゃん。
ほんとにありがとう!!

Iちゃんにキリを預けたらお嬢さん達と車にフラの衣装を取りに行った。
この日はすごく寒くてねぇ。
駐車場まで歩くのが大変だった。

ハラウのステージは午後3時開始だったので集合時間は1時半。
出演者着替え室で大勢のクプナ達が着替えている間、少数派のレフア達はドアのところで集う。
いつもそうなのよね。
ステージオープニングはレフア達なのになぜか着替えるのは最後。
だから集合時間が早いのかしら?
Shantiaは待っている間に、お嬢さん達の髪の毛をセット。
バレエのアップスタイルからフラ用のハーフアップ&ハーフダウンへ。
自分達で出来るようになってくれると母は楽だろうなぁ。
まぁ今回は自分達で衣装と楽器を持ってくれたから前回より楽だったな。

着替えを済ませ、出演者ロビーでスタンバイ。
司会者が
「次が最後の曲です」
というのが聞こえたのでもうすぐハラウの出番らしい。
前のグループが最後の曲を歌いだしてしばらくしたところでクムが
「じゃあみんな輪になって。
この歌が終わったらオリするから」
と指示。
ワヒネ、カネ、ケイキ、クプナみんなで輪になって手をつなぎオリの準備OK。



なのになかなか終わらない前のグループの最後の曲。
終わるかと思うと繰り返し、スローになったからこれで終わりかと思えばなぜかメドレーだし。
予想を遥かに超えた長い最後の曲に輪になったまま戸惑いを隠せないハラウメンバー。
しかも私や仲良しフラシスターのティアが立っていたところは出演者出入り口のすぐ側で外から冷たい風が吹いてくるからもう!
ステージ直前に凍えてしまった。

長い長い最後の曲が終わると同時にクムが目で信号を送ってきたので、オリを始めた。
みんな気持ちは
「あぁ、やっと出番なのね」
だったはず。

オープニングはレフアクラスとカネクラス合同のウリウリを1個使ったカヒコ『Kakuhihewa』
メレ自体はいいんだけど、入場と退場が非常に気がかりだった。
あの奥行きはあるけど幅が狭いステージでジグザグってどうなの…。
横に8人並べるの??
クムの希望でShantiaは1列目のラインリーダー、つまり立ち位置は端っこ。
ぎりぎりまで私が詰めれば入れるかな??
ボーっとしていたのか何なのか、気付くとカヒコ終了。
次の衣装に着替えているときにシェリーンがティア(フラシスターの方)に
「ジグザグになってなかったよねー」
と言っていたのを聞いて
「…私ジグザグしたっけ??」
と不安になった。
ティアいわく、私はちゃんとやったらしい。
でも2列目の数人がジグザグする勢いがなく何人かはジグザグ出来なかったとか。
それはダメなんじゃない?

レフアクラス2曲目は新ドレスでの『Muliwai』
レイはクムお手製のブラックパール&ニイハウシェルのネックレス
すんごく豪華。
これとお揃いのピアスも付ける。
遅めのクリスマスプレゼントだそうだ。
15人分作るのは大変だっただろうなぁ。
髪はポニーテールにしてスパイダーリリーの飾りを挿す。
裾を踏まないかが心配だったけど、ステージで気付いたら普通に踊れてた。
自分でもビックリ。
後でこの曲のビデオを見て思ったのは
「!!!私の髪、素敵すぎる!!」
ってこと
ナイスウェーブのついた腰までの髪がきれいに揺れてくれて我ながら惚れた

レフアクラスの最後の曲に着替えているときに、髪の花が滑ってきているのに気付いた。
スローの『Muliwai』で下がってきちゃったなら、次のアップテンポの曲では絶対落ちるだろう、と思った。
花がついたコームなんだけどね、なぜか今回はポニーテールの下側に挿すことになったんだよね。
上だったら落ちないと思うけど下じゃ重力が働くからねぇ。
とりあえずしっかりとポニーテールの根元に挿して落ちないことを願う。

ステージ袖に行くと、すでに待機していたレフア達が
「ねぇ、クプナ達のカヘアが小さすぎてクムが何番を歌えばいいのかちょっと戸惑ってるみたいだよ」
とクプナクラスのアラカイに教えてくれた。
ステージに注意を向けると確かにカヘアが恐ろしいほど小さい…。
なのでステージ袖ぎりぎりのところからクムに向かってカヘア。
突然聞こえてきたカヘアに驚いたクム、カヘアの出所に気付くと大満足の笑顔だった。
そして各番の前には踊っているクプナ達ではなくステージ袖のShantiaの方を向いて次を確認。
アラカイとはこういうときも役に立つのねぇ。

ショーの最後はレフアクラスの『He Aloha No 'o Waianae』
今年のテーマはオアフですからね、オアフ島の曲ばっかり。
いわゆる『カムエラドレス』に鮮やかなスパイダーリリーのレイ。
この曲はフォーメーションの変化が多すぎて、ステージから落ちないかが一番の心配事だった。
ラインリーダーだとステージの端で踊ることになるから狭いステージでするフォーメーション変化が多い曲はとにかく怖いのよねぇ。
たまには真ん中で落ちる心配をせずに踊ってみたい。
この曲、各番にスピンがある。
4番まであるので計8回。
テンポ速め。
1回目のスピン終了後、ポニーテールに髪飾りが落ちてきているのを感じた。
平然を装って踊りながらも
「…やっぱり落ちてきたね。落ちるなら今落ちて。変なところで引っかかるのは余計嫌だ」
と思っていた。
そして2回目のスピンで見事落下。
スピンの遠心力を使って落ちたので、私より右側に落ちた花。
左側につけていたのにねぇ。
左側には誰もいないのにねぇ。
隣のダンサーの足元に落ちたので
「踏まないでねぇ」
と願いつつ、踊り続けるShantia。
落とした本人は平気顔で踊り続けたんだけど、隣で踊っていたティアは落ちてる花を見て自分のだと思ったらしい。
一瞬踊りを忘れたとか。
ごめんねぇ。

ハラウのステージは珍しくオーバーすることなく50分で終了。
でも前のグループ達が時間を押したので、実際の終了時刻は予定より30分遅れの4時20分。
そしてシャーちゃんのバレエリハーサルが4時45分から
このリハーサルも急遽決まったのよねぇ。
急いで着替え室を片付けてシャーちゃんの髪をアップに戻し、キリを迎えに行って車へ。
車のエンジンをかけたのが4時42分。
笑うしかなかったね。
有り難いことに(?!)、バレエの先生は時間通りにレッスンを始めたり終わったりすることがない。
この日も例にもれず、10分遅れで始めてくれたのでシャーちゃんぎりぎりセーフ。
もちろん終わるのも10分、いや15分遅れなんだけどね。

リハーサルが終わって家に着いたときはもう母娘そろってぐったり。
ポートランドに行った男性陣もお疲れ。
この日は大変だったわぁ。