ちいさなおしゃべり

Shantia家のメインランド生活日記

『コッペリア』

2011年03月20日 | Family
3月12日、お嬢さん達のバレエスクールの春公演があった。
場所はHult Center。
熊本で言うと県立劇場で市内で一番立派な劇場&コンサートホール。
プロの舞台は必ずここで行われる。
バレエスクールの公演が行われたのは小さいほうのホールだけど、Hult Centerっていうだけで気持ちがウキウキ。

今年の春公演は『コッペリア』
サブタイトルによると『センチメンタルコミック』だそうだ。
確かに笑える箇所は多い。
特に第一幕。

前日に行われたリハーサル。
楽屋入りしてそれからステージへ。
リハーサル中、ステージ袖で待機していなきゃいけないはずのティアとクローイが2度も姿を消して、その度に楽屋~ステージ右袖~ステージ左袖を走り回って探したShantia。
あんなに階段をダッシュで駆け登ったの久しぶり。
お嬢さん達が消えた原因は指示の聞き間違いと他人の心配だった。
クローイ母とボランティアリーダーとShantiaの3人で大人同伴で行動するようにしっかり言い聞かせた。

我が家のお嬢さん達が属する初級レパートリークラスは第一幕で1曲、第二幕で2曲踊る。
レパートリークラスに属していない子が1曲だけということに比べるとかなり多い。
衣装替えで忙しいので第3幕のWalk-onから免除された。
つまり第3幕は最後のカーテンコールのみ。
よってリハーサルから早めに帰ることが出来た。
それでも午後8時。
4時間以上がんばったねぇ。

ステージ当日は午後12時半集合。
昼と夜の2回公演で、Shantiaはジョセフ君と昼の部のチケットを買った。
坊ちゃん達はJ家に預けたので、芸術鑑賞デートといったとこでしょうか。
席についてドキドキわくわくしながら開演を待った。

第一幕。
バレエスクールで一番技術が輝いているクレア演ずるスワニルダと、どこから連れてきたのかバレエスクールにはいないはずの男性ダンサー演じるフランツ。
この男性ダンサー(名はジャスティン)が演技が上手でねぇ!
2階の窓辺にいるコッペリアに惚れてる様子が非常に現代っぽくて笑えた。
ダンサーは演技力も大事よねぇ。
ついでに男性ダンサーが一人いるだけで舞台が華やかになるわねぇ。
やっぱり全幕ものには男性ダンサーが必要だわ。

我が家のお嬢さん達は『Duke's Little Dancer』として踊った。



Little Dancerの4人。
今回のコッペリア公演のために衣装チームは新しい衣装を60着以上作成。
今回お嬢さん達が来た衣装すべてもその新しい衣装。
裁縫といったらパウスカートしか出来ないShantiaは、いろんな服を作れる才能がある人をとても尊敬しています。

この4人、9月からずっと一緒に初級レパートリークラスで踊ってきた。
少人数のおかげなのか、すっごく仲良くなってねぇ。
レッスンの空き時間でも公演の日の楽屋でも4人全員で、もしくは2人組になって一緒に楽しそうにしている様子を見ると本当に嬉しくなる。
お嬢さん達、いい仲間に恵まれてるなぁ。

20分の休憩を挟んで第二幕。
休憩中に37人のダンサーは人形顔に変身。
つまり楽屋ではメイクチームが大忙し。

お嬢さん達の出番はまずティアの『Baby Doll』から。
初級レパートリー仲間のペイトンも一緒に。
かわいらしいピンクの衣装でまさに『Baby Doll』
動きもティアそのものでジョセフ君と笑ってしまった。

続いてシャーちゃんの『British Doll』
鮮やかな青の衣装はステージでよく映える!!
踊る様子を見ていて随分ステージに慣れてきたなぁって感じたね。

そして初級レパートリークラスの4人で『Scottish Doll』



スコットランドらしいチェックの衣装。
この曲、テンポが速いから元々動きのとろいティアを見ているだけでハラハラしたわぁ。
まぁなんとなく動けてたって感じかな??

お嬢さん達の出番はこれで終了。
夫婦そろってしっかり楽しみましたよ。
2ヵ月半でよくここまで出来たなぁと感心したわ。
お嬢さん達、よくがんばった!!

再び休憩を挟んで第三幕。
この幕の見せ場はやっぱりスワニルダとフランツの『パ・ド・ドゥ』でしょうね。
男性ダンサーがいるからこそ可能なパドドゥ。
でもね正直申しまして、

あんなにハラハラさせられるパドドゥを見たのは初めてです!!

スワニルダ役のクレア、技術が高く彼女のスピンはとにかくキレがある。
とっても素敵なダンサー。
でも超一流バレエカンパニーのダンサー達と比べてやっぱり重い感がある。
華奢って感じではない。
そしてフランツ役のジャスティン。
彼、そこそこ上手いんだけどね
「超上手~!!!」
ってほどではないんだ。
クレアを支えるために位置移動するときが妙に素早くて慌ててる感があったのと、なにより数回あったリフトがとにかく見てて怖かった!!
「頼むから主役を落とさないでよ!!」
って思わずにはいられない。
無事に踊り終えたとき、隣のジョセフ君をパシパシ叩かずにはいられなかった。
あ~、ドキドキした!

昼の部終了後、ダンサー達は2時間ほど自由時間。
この間にちょっと食べておかないと後が辛いので各自家族や友達とディナータイム。
ShantiaはHult Centerの駐車場から車を動かすのが面倒だったのでHult Center周辺で何か探すことにした。
だって早めに来たおかげでイベント駐車代を払わずに済んだし、結構いい場所に停められたからなんか動かすと損するような気がしたのよね。
Hult Centerがある場所はユージーンのダウンタウン。
といっても日本のように活気があっていろんなお店でにぎわっているわけではない。
何かあるだろう、と思ってお嬢さん達と歩いてみるけどどこもお店が開いてない。
そして気付いた。
午後4時って言ったらランチでもディナーでもない時間。
ダウンタウンのお店が開いているわけがない。
仕方ないのであまり乗る気ではなかったけど開いていたお店『Sushiya』で食べることに。
お寿司と日本食のレストランだけど、オーナーは韓国人というまぁアメリカではよくあるスタイル。
お嬢さん達はカリフォルニアロールとぎょうざ、母はサーモン丼。
久しぶりに肉厚のサーモンの刺身といくらが食べられて嬉しかったんだけど、お値段はあまり嬉しくなかった。
素直に車を動かして食べに行ったほうが結果安かったなぁ、と感じたね。
次回への教訓ってことで。

でもお嬢さん達と街を歩くのは楽しかった。
あんまり一緒に歩くってことをしないからね、こういうときがちょっとスペシャルな感じがする。
特にドールメイクのままのお嬢さん達と歩いているとスペシャル感もアップ。
お嬢さん達も楽しそうだった。

食事を終えて夜の部に向けての準備開始。
Shantiaは楽屋のお手伝い。
同じ教会のメンバーの子が2人いるんだけど、その子達の髪の毛があまりにも乱れて戻ってきたからまず髪の毛をきれいに直すところから始まった。
ぴしっ!とバレエ頭にさせていただきました。
少しでも役に立てて嬉しいわ。
楽屋での仕事はダンサーの着替えの手伝い、衣装の管理、子供達の世話。
あまりハイパーにならないように、衣装を着たまま食べたりしないように、しっかりサポート。
基本フラ以外何も知らないし、あんまり積極的に会話に入らないのでいまいち役に立たない性格なんだけど、こうやってフラ以外の場所でも手伝うことが出来てちょっと自信がついたね。

夜の部のお客さんは昼の部以上にいいお客さんで、笑うところで笑っているのが聞こえた。
舞台裏もスムーズに進んだし、大舞台での公演は無事終了!!
片付けを終えて車に戻るときはお嬢さん達、すっかりお疲れモード。
そりゃあ疲れるよねぇ。
前日のリハーサルに続き、2公演をこなしたんだもん。
朝はしっかりバレエのレッスンに参加したし。
お疲れ様でした!!
立派に踊ったお嬢さん達、素敵だったよ!!

次は6月の定期公演会!!

『G』

2011年03月20日 | Family
子音飛ばしのアレックスがスピーチセラピーで新しく学びだした音は『G』
カタカナで書くと『グ』の音。
アレックスは注意して言わないと『J』の音になってしまう。
家で『G』の練習をしていたときに横からジョセフ君が入ってきた。

「アレックス、"Goose"って言って」
「"Joose"」
「…じゃ、"Apple Goose"って言ってみて」
「Apple Joose」

どう聞いても"Apple Juice"にしか聞こえない。
でもパパもママもアレックスの『Apple Goose』が大好きになんだよね


ついでに母はアレックスの『いただきます』がすごく好き。
『S』はまだ特訓中で言えないアレックスは元気にはきはきと

「いただきま!!」

と言ってくれる。
最後のSは全然聞こえない。
これがまたかわいい。



シーズン記録★2011冬

2011年03月20日 | Family
マイキーのGymnastics Meetの記録。
スコアシートはもちろん取っておくけど、ブログに残しておくと来年の大会のときにどれくらい成長したかが簡単に見れると思うので。

(種目:Difficulty、Execution、Total)

MAC Open Feb.19
(マイキーの初大会)

Floor(床): 5.0 8.5 13.5
Pommel(あん馬): 5.0 4.3 9.3
Rings(つり輪): 5.4 9.0 14.4
Vault(跳馬): 5.2 8.6 13.8
P-Bars(平行棒): 5.0 7.3 12.3
High Bar(鉄棒): 5.3 8.1 13.4

合計 : 76.7


Arctic Rush Feb.26

Floor: 5.1 7.0 12.1
Pommel: 5.0 5.8 10.8
Rings: 5.3 8.1 13.4
Vault: 5.2 9.3 14.5
P-Bars: 5.0 7.9 12.9
High Bar: 5.0 6.8 11.8

合計 : 75.5

パンツが前後ろ反対になっているのに気付かないままPommelをやってしまったという笑えるエピソード有り。
最前列でビデオを撮っていたジョセフ君とディラン君のパパが気付き、そのパパ達の会話を聞いてコーチも気付いて苦笑。
Pommel終了後に慌てて着替えなおしたマイキー。
あぁ、どこまでもマイキー。


Rosecity Challenge Mar.5

Floor : 5.1 7.7 12.8
Pommel : 5.0 5.0 10.0
Rings : 5.0 8.6 13.6
Vault : 5.0 9.1 14.1
P-Bars : 5.1 8.3 13.4
High Bar : 3.9 7.8 11.7

合計 : 75.6


State Championship Mar.19

Floor : 5.0 6.5 11.5
Pommel : 5.0 5.1 10.1
Rings : 5.4 8.9 14.3
Vault : 5.0 9.1 14.1
P-Bars : 5.0 7.8 12.8
High Bar : 5.3 7.4 12.7

合計 : 75.5

ディラン君がHigh BarのDifficultyで最高得点の6.0を出してびっくり!!
やっぱりディラン君はすごいねぇ。
マイキーは初めてブルーリボンを2枚もらった。
母としてはFloorの点が下がる一方なのが気になる…。


~今季の感想~
初めての大会が一番点数が高いというのはやっぱりビギナーズラック??
残り3大会は75点代でまぁ安定してると言える、決して高くはないけどね。
でも大会で競技をしているマイキーはすっごくかっこよく見える。
ふざけキャラのマイキーが真面目にやっている姿は惚れる。

特に母が好きなのは開会式&表彰式、各競技の前後でジムナスト達がする『Salute=敬礼』
これがまた非常にかっこいい!!
ジムナストの敬礼は右腕をゆっくり前から耳横までぴしっ!!と上げる。
気品と自信にあふれているように見えてShantiaはすごく好き。
あのちっちゃいマイキーが競技の前に審判の指示をじっと待ち、指示が出るとすっとSaluteする図はかっこいい。
式でも司会者の
「Gymnasts, salute!」
の指示ですっとみんながSaluteする図は素晴らしい。
ちっちゃいながらにみんなプロだなぁって感心した。

来年の目標は白リボンをもらわないこと(各競技12点以上を取る)と、Pommelのマッシュルームが出来るようになることかな?

がんばれマイキー!!