ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

ペトリュスのなぞ44ページ目

2009-04-01 22:55:08 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【44ページ】


和音の事務所に男性が訪ねて来た。


和音   どうぞお掛けください。

     プライベートワイン会に、私の出席を依頼されましたね?


社長   はい。

和音   そしてテイスティング対決も希望されていて、くわしい内容は、こちら

     に来てとのことですね。

社長   はい。

     私のワイン会に、アメリカの実業家のペリーさんを招待するのです。

     今、業務提携の話を交渉している相手ですが、彼とテイスティング

     対決をしたいのです。

和音   なぜ、彼とテイスティング対決をしなければならないのですか?

社長   彼に業務提携を持ちかけている会社は、アメリカにもう1社あります。

     取引条件は、そちらの会社がすこし良いようです。

和音   業務提携先が、その会社に決まらなっかた訳は?

社長   ペリーさんの商売のモットーは、条件×期間だそうです。

     例えば100万ドルの利益が1年よりも50万ドルの利益が3年の

     方を選択するのです。

和音   するとアメリカの会社とは長く取引が続かないと?

社長   いいえ、ビジネスに関しては、どちらも誠実で信用度が高いと評価

     されています。

     ただその会社の社長は、ワインにまったく興味がなく、プライベート

     な付き合いでは、ワイン好きの私の方がいいと思っているのです。

     それで、私にチャンスを与えてくれたのです。

和音   それが、ワインのテイスティング対決なのですね?


45ページに続きます。

テイスティング対決の内容とは?
    

   
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