ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

5月の和歌山の夜 四杯目 シェリー酒 フィノとオロロソ 

2013-05-23 22:35:19 | ウイスキー
 マスターがピノと呼んでいた辛口タイプのシェリー酒はピノ・ヘネロソです。

ピノ・ヘネロソはアルコール度数と熟成法によってフィノとオロロソに大別されます。

THE BARMANで2杯目に飲んだ薄い色調で繊細な味わいのシェリーが

『フィノ』でした。

そして、琥珀色したTHE BARMANでの3杯目のシェリーが『オロロソ』になります。



「この琥珀色は、酸化熟成されてできた色です。」

「酸化の色ですか?」

「味わいは、日本酒の古酒か紹興酒に近いですよ!」


 私は琥珀色したシェリーを一口飲みました。


「わっ本当だ! 紹興酒のような味がしますね?」


 私の個人的な好みは、ドライフルーツに合うフィノの方でした!


「シェリーは、スーパーのお酒売り場では見かけませんね?」 

「そうですね。通販か大型酒の専門店で購入できますよ!」



 THE BARMANでシェリーを飲んだ後、仕事帰りに数軒のスーパーの

酒売り場を見ましたが、やはりシェリーは置いていませんでした。
 
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5月の和歌山の夜 三杯目 シェリー酒 ピノ 2-2 しぇりークラブ京都

2013-05-22 22:46:30 | ウイスキー
「酒精強化ワインとして有名なのは、ポルトガルのポートワインとポルトガルのマディラ島

で造られるマディラ酒、そしてスペインのこのシェリーです。」


 ポートワイン、マディラ酒、シェリー酒は、世界三大酒精強化ワインと呼ばれて

いるそうです。


「シェリークラブって聞いたことありますか?」

「いいえ」

「シェリー専門店で、銀座の他に関西では京都にあります。」

「マスターは行ったことありますか?」

「いえ、まだないんです。

でも一度行ってみたいと思っています。」


 シェリークラブをネットで検索すると、しぇりークラブ銀座、しぇりークラブ京都が

正式名です。 シェリーはひらがなの『しぇりー』でした!

シェリーはスペイン産ですので、この店の料理ももちろんスペイン料理です。


 初めて飲んだシェリーはとてもおいしかった!

私がつまみとして注文したドライフルーツともよく合いました。

THE BARMANでの3杯目は別のタイプのシェリーを飲みたくなりました。


「マスター、シェリーとてもおいしかったです!

次も別タイプのシェリーでお願いします。」


 マスターが、私の前に置いたグラスのシェリーは琥珀色をしていました。
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5月の和歌山の夜 三杯目 シェリー酒 ピノ 2-1

2013-05-19 21:00:49 | ウイスキー
 私は、マッカラン18年を飲み干し、空のグラスを置いた。


「シングルモルトのシェリーの香りって、イメージで判っている気がするのですが、

実際には飲んだことがないのです。

こちらではシェリー酒を置いていますか?」


 私はマスターの妹さんに訊いた。


「ええ、置いていますよ!」

「それでは、マスターお奨めのシェリー酒をお願いします。」


 彼女は、マスターに私の注文を耳打ちします。

すると、マスターはシェリーを手に持って私の前に来ました。


「シェリー酒はいくつか置いているのですが、ドライフルーツのつまみに合う

辛口タイプのピノはいかがですか?」

「それでお願いします。」


 マスターが注いでくれたシェリーのグラスを手に持って、香りを嗅ぐと

甘いフルーティな香りがしました。

味は爽やかな辛口の白ワインのようで、ドライフルーツをつまみながら飲むと、

ほんとにおいしいシェリーでした。


「シェリーは、スペインの酒精強化の白ワインなんですよ!

昔、航海で赤道を越えると、暑さで船に積んでいたワインがダメになってしまったのです。

そこでブランデーで酒精強化して白ワインの劣化を防いだのです。」

「シェリーは酒精強化の白ワインだったのですね?」
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5月の和歌山の夜 二杯目 ザ・マッカラン18年 4-4

2013-05-19 20:24:16 | ウイスキー
 THE BARMANはマスターの妹さんの話だと火災保険と地震保険の

両方に入っているそうです。

 
「地震保険では、開封されたお酒は支払対象外だそうです。」

「ええ? 棚に並んでいるお酒はダメなんですか?」

「それと・・・・」


 マスターの妹さんは、自慢のグラスを手で示しながら話を続けた。


「グラスが割れた時の不安もあるのです。

こだわりのグラスも多いのですが、領収書が残っていないので、どこまで

支払ってくれるかしら?」


 そして、彼女が一番心配していることは店内の装飾に使われているアンティークの

レンガのことでした。


「このアンテークのレンガはどうなるのかしら?

地震で店が壊れて、このレンガが対象外だったら、お店の再建ができないわ!」

「その時は屋台のBARを開いたら?」


 カウンター席の右端のお客が冗談で言いました。


「屋台のBAR?」

「そう、屋台でありながら、高級な酒を扱ってBARがいいよ!」

「いいアイデアね!」


マスターの妹さんは笑いながら頷いた。そしてしばらく考えて、


「会員券を発行して、会員専用のBARで再建ってどう?」

「それもいいね!」


 
 ザ・マッカラン18年は、標準小売価格が18.000円で、アルコール度数は43度です。

THE BARMANの楽しみは、普段めったに飲めないお酒を、値段を気にせず飲めることです。


「次は、シェリーを置いているか聞いてみよう」と心の中で考えていました。
 
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5月の和歌山の夜 二杯目 ザ・マッカラン18年 4-3

2013-05-18 22:55:58 | ウイスキー
 マスターの妹さんの手作りのお通しは、レモンの皮を細切りにして、

砂糖で煮込んで、ドライにしたものだと思います。

味は最高でした! マスターの妹さんが「レモン〇〇〇」と言っていたのですが、

よく聞き取れませんでした。 ネットでレモン皮の砂糖漬けで調べるとレモンピール

のようです。


「これとてもおいしいですね!」

「ありがとうございます。」


 ザ・マッカラン18年を家に帰ってから、ネットで調べると、


色    明るいマホガニー色 

香り   強いドライフルーツ、ジンジャー、スパイス


 私がシェリーの香りと感じたが?シェリーがドライフルーツを思わせる

 甘い香りがあるので全くの的外れではないかも?

 ドライフルーツをつまみながら、マッカラン18年を飲んでいるので、

 ドライフルーツの香りを見分けるのは難しいですね?


味    リッチなドライフルーツにスパイス、オレンジとウッドスモークを

     感じさせる味わい


 むむむ・・・、味もリッチなドライフルーツ? ドライフルーツをつまみながら

 マッカラン18年を飲むのはどうなのかな?と今思っています。

 
 THE BARMANはもうすぐ9周年だそうです。


「このお店を始めた時は、私は20代だったのに・・・・」


 カウンター席の右端に座っていたお客さんも店をやっているらしく、

火災保険や地震保険への話題に移っていきます。


 
  
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