ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

スミレの育て方4月 スミレの種蒔き 和歌山のスミレの採り蒔き

2013-04-29 21:22:35 | スミレの月別育て方
 今日、野生のスミレの和歌山スミレの種を鉢に蒔きました。






 


 以前にアップした和歌山スミレの画像です。







 さて野生の和歌山スミレを発芽させることができるでしょうか?



 今日もスミレのアブラムシ駆除を一時間ほどしました。

葉の裏を一枚一枚めくって、木酢をスプレーでかけて、アブラムシの塊が浮いたところを

ティッシュペーパーでふき取る作業です。


 葉を持ちながら、木酢をスプレーでかけるので、指にも木酢がつき、入浴後も

木酢のニオイがまだ残っています。


 病害虫対策用のスプレーも使用しているのですが、アブラムシには効果が

薄いように感じます。 

食品成分主体のスプレーで人にやさしいのですが、アブラムシにもやさしい

ようです。


スミレの育て方4月 スミレの閉鎖花の採取 和歌山のスミレの種採取

2013-04-25 22:11:32 | スミレの月別育て方
 3月21日に和歌山市内の駐車場の片隅でスミレを発見しました。

今日、その駐車場に寄る機会があったので、スミレの咲いていた場所に行きました。



 スミレの花はすでに終わって、閉鎖花の種も弾けていました。

閉鎖花のつぼみを3つ見つけることができたので採取しました。

ティッシュにくるみ、家に持ち帰ってみると、種はティッシュの中で弾けていました。






 
 スミレの種は採ってすぐ蒔くと、発芽しやすいそうですので、土曜日に種蒔きの予定です。 


 2月下旬に秋に採取した園芸店のスミレの種蒔きをしましたが、発芽させるのに失敗したようです。

室内に置いて保管していると発芽しないのです。冬の寒さか冷蔵庫で寒さに当てないといけない

そうです。


 

ワインバーでのひととき セカンド(改訂) 84ページ目 ロワール川巡り③ 

2013-04-25 21:02:31 | ワインバーでのひととき2改訂三話まで完
【84ページ】


「シノン城の大広間に女性が浮かんで見えてきました。

彼女はジャンヌ・ダルク? そして男性のイメージも・・・・」


 良子は、あたかもワイングラスにジャンヌ・ダルクのイメージが浮かんで

見えるかのように話した。

しかしそれは、1429年のこの城の大広間で、ジャンヌ・ダルクと後のシャルル7世

である王太子との歴史的な会見のエピソードを言っただけであった。


「まいった!私のテイスティングコメントを良子さんに取られてしまった。」


 和音は苦笑した。


「トゥーレーヌの代表的な赤ワインと言えばシノン、代表的白ワインと言えば

ヴーヴレーですね? ヴーヴレーを開けましょうか?」


 マスターが二人に訊いた。


「ええ、いただきたいわ!」

 
 良子は答え、和音は頷いた。

マスターはヴーヴレーを取り出し、鮮やかな手つきで抜栓し、グラスに注いだ。


「さあ、どうぞ!」

「白ワインブドウ品種のシュナン・ブランから、濃い味わいと柔らかな香りが生まれているわ!

和さんの感想は?」


「アーモンドやアカシアなどに似た繊細なアロマと生ぶどうやハチミツを思わせるような

爽やかな酸味を感じることができる」


 良子は和音の顔をじっと見つめる。


「どうかした?」

ワインバーでのひととき セカンド(改訂) 83ページ目 ロワール川巡り③

2013-04-23 17:41:14 | ワインバーでのひととき2改訂三話まで完
【83ページ】


「和さんの感想は?」


良子は、和音のテイスティングコメントを聞いてみたくなった。


「そうだね・・・やはり本物のソムリエに注いでもらったワインはうまい!」


「元ソムリエで悪かったですね!」


マスターは少し怒ったような表情を見せた後、良子と二人で笑った。


「確かに若くて綺麗なソムリエに注いでもらうとうまいですね?」


「まあ」


 良子がはにかんで一言発した。


「和さんのコメントを聞きたいわ!」


 和音はシノンの入ったグラスを手に取り、口に含む。

そしてグラスを目の前の位置に移し、じっと見つめる。


「まるで城が写っているようだ! この城はシノン城?」


 良子は思わず、和音のグラスを覗き込む。

和音は再び、シノンを口にする。


「次に城の大広間が浮かんできた。 そこで・・」

「待って!」


 良子が、和音の言葉を遮った。

良子もシノンのグラスを口に近づけて飲む。


「私にもイメージが浮かんできたわ!」


良子は、和音とマスターに笑みを投げかけた。










ワインバーでのひととき セカンド(改訂) 82ページ目 ロワール川巡り③

2013-04-21 23:07:11 | ワインバーでのひととき2改訂三話まで完
【82ページ】


「明日から? 今使って見せてよ!」

「私にも見せてください」


 マスターもワインとグラスを良子の前に置きながら言った。


「これシノンですね?」


 良子はマスターの出したワインのラベルを一瞥して言った。


「ええ、そうです。今夜はロワール川巡りいかがですか?」

「和さん、美しい古城が点在するトゥレーヌを巡りましょう。」

「ああ」


 和音は頷いた。


 良子は、TRのソムリエナイフを使って、鮮やかにシノンを抜栓した。

ロワール地方は白とロゼのイメージが強いが、良質の赤も生産される。

その筆頭がトゥレーヌ地区のシノンである。


「とても使い易いソムリエナイフだわ!」


 良子は、三つのワイングラスにシノンを注いだ。

シノンのワインは、ボルドーではブレンドの補助として使われる

カベルネ・フランが主体である。


 3人はそれぞれワイングラスを手に持った。


「熟したベリー類を思わせる果実味豊かなワインね?」

「その果実味とエレガントなタンニンとのバランスが実にいい!」


マスターも良子のテイスティングコメントに続いて言った。