ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

六人の先生のスパイスおもしろ会話 改訂 63ページ目 サフランはクロッカスの仲間

2013-10-31 22:48:26 | 六人の先生のスパイスおもしろ会話
【63ページ】


「サフランは中世ヨーロッパでは、火あぶりで処刑される犯罪者が出るほど貴重で

高価なスパイスだったのですが、さて、いつごろから使われ始めたのでしょう?」


 史子先生はプロジェクターの電源を入れた。

そしてサフランの花が大きく映し出された。


「クロッカスの花みたい!」と女生徒の一人が叫んだ。

「そうよ! サフランはクロッカスの仲間なの」


 史子先生が答え、カゴの小さな袋に入れているサフランを取り上げ、

生徒達にもう一度見せた。


「これは、サフランの花のめしべなの。

この袋には1グラムのサフランが入っているけど、この1グラムを

得るのに何個のサフランの花が必要だと思う?」

「はい、10個ぐらいだと思います」


 男生徒の一人が答えると、別の男生徒も続けて言った。


「僕はもう少し多く、20個ぐらいだと思います」

「ヒントは火あぶりです。」

「貴重で高価なサフラン、もっと沢山必要で100個以上?」


 女生徒の一人が答えた。


「そう、近いわ! 150個ぐらい必要なの。

ひと花ひと花手で摘み取って、そのめしべの3本に分かれた部分だけ

摘むのです」

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ブッシュ(あちらの酒林) 4-2 酒神バッカスの神木 

2013-10-31 20:58:24 | 30万冊の古本から見つけた豆本百話完
 この常春藤(きづた)は有名な酒神バッカスの神木であります。

つまりそれは、日本の三輪の神杉に相当するものといえまよう。


 また偶然の一致か、ギリシャの酒神ディオニソスも赤常春藤と

不可分の関係があって、そんなところから常春藤(きづた)を酒屋

の軒下に下げることになったのです。


 もっともこの二人の神様は共に葡萄酒の神様ですから、ビールの

国のドイツや英国では、やがて常春藤でなくても、常緑樹であれば

どんな樹でも良いとされて行ったのありましょう。


 そういわれれば、私の知人がドイツで杉の酒林を見たというのも、

あながち見間違いとばかりはいえないかもしれませぬ。
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スミレの育て方10月 スミレの用土 花崗岩を使った用土

2013-10-31 20:23:22 | スミレの月別育て方
 新たに使用するスミレの用土の画像です。

山野草の土と岡山土です。

岡山土は花崗岩が風化した土壌です。








 スミレの用土には、最初パンジー・ビオラ用の土を使っていました。

この土は養分が多く含まれていて、スミレが根腐れを起こしやすいので、

スミレの用土としては難しいそうです。


 野生のスミレに興味を持ち始めて生育環境を見ると、コンクリートの隙間に

自生していることも多く、土の少ないところでも育つことが判ってきました。

この秋の植え替えでは、東洋ランの土と赤玉土とパンジー用の土を5対3対2

に混ぜて使いました。


 ネットでスミレの土について調べると、山野草の土を使う人が多いようです。

家の園芸用の土がなくなったので、山野草の土を購入しました。そして岡山土も。

最初はミネラル分の豊富な岡山土だけで試してみたのですが、水やりをすると

土が絞まり、スミレの根が締め付けられそうです。


 そこで、山野草の土と岡山土を9対1で混ぜて使うことにしました。

花崗岩を使うのは私のオリジナルブレンドです!


 
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六人の先生のスパイスおもしろ会話 改訂 62ページ目 サフランの偽造は火あぶりの刑 

2013-10-30 20:53:56 | 六人の先生のスパイスおもしろ会話
【62ページ】           第五話 サフランの偽造は火あぶりの刑


 史子先生は、有名ホテルの食材偽装に憤慨していた。日曜日に家族で

そのホテルで食事を楽しんだ直後だったのある。


「料理コースを選択している皆さんの中で、将来レストランで働く人も

いるかもしれません。今有名ホテルの食材偽装問題で世間を騒がせて

いますが、悪いことすれば、何倍にもなって悪いことが返ってきます。」

「倍返りだ!」

「10倍返りだ!」

「100倍返りだ!」


 生徒達が叫んだ!


「先程、前列から後ろに回してもらったスパイスはサフランです。

サフランを使った代表的な料理はパエリエですが、このサフランは

昔からとても高価なスパイスでした。」


 史子先生は各列から戻ってきたサフランをカゴに戻した。


「金と同等の価値があったので、中世ヨーロッパでは、偽造品が頻繁に

造られたそうです。しかしそれを売って捕まると、火あぶりの刑に

処せられたのです。」

「ええ? 火あぶりですか?」


 女生徒が悲鳴に近い声をあげた。


「有名ホテルの偽造料理も、中世ヨーロッパだったら社長の辞任だけでは

済まないでしょうね。」


 史子先生の話に生徒達は頷いた。
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ブッシュ(あちらの酒林) 4-1 もとは常春藤(きづた) 

2013-10-30 20:18:27 | 30万冊の古本から見つけた豆本百話完
 豆本 酒の古典語典 醸の巻 第六十三話は『ブッシュ(あちらの酒林)』です。


 西洋にも酒林がある、ドイツではビールの新酒が出来ると、

日本のと同じような酒ばやしを軒に下げているのを見た。

と、戦前ヨーロッパに遊んだ知人が教えてくれましたので、

それは偶然の一致なのか、或いは訳があることなのかと、調べて

見ますと・・・・・


 こちらの酒林に相当する、あちらの古い酒屋の標識を英語では

ブッシュといいますが、これは古代ローマ人によって、英・仏など

の欧州の各国へ伝えられたもので、後にはその材料や形態もいろいろ

になりましたが、もとは常春藤(きづた)、英ivy、仏lierre、

ラテン語hederaを用いたものであります。


※ネットで常春藤を調べると、

常緑のつる性の植物で、葉の美しいものもあり、観葉植物として販売

もされています。

アイビーとかヘデラと呼ばれています。
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