ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

スミレの育て方12月 スミレの管理 秋にもゆうぎりの閉鎖花 

2012-10-14 17:27:48 | スミレの月別育て方
 スミレは、花の季節の4月が過ぎると、花を咲かせず、種をつくる閉鎖花を

咲かせます。 


 夏の季節になると閉鎖花は少なくなりますが、秋になってゆうぎりに閉鎖花

がたくさん出来ました。








 ゆうぎりは、日本スミレの中で一番育てやすく、また繁殖力も強いです。







 ゆうぎりの閉鎖花の種が弾け飛ぶ直前です。

春に種を採取済みですので、自然のままに任せておきます。

 

ワインバーでのひととき セカンド(改訂) 16ページ目 美しい切子のワイングラス

2012-10-10 23:14:41 | ワインバーでのひととき2改訂三話まで完
【16ページ】


「和さんは、レ・フォール・ド・ラトゥールがお気に入りになったようですね?

もう一杯いかかですか?」


「いえ、もう結構です。

鯵元社長、この目に見えないほど小さなワイングラスで描かれた山の道の切子は恐ろしい!

何杯でも飲みたくなるのです。

ワイングラスを替えていただけませんか?」


 鯵元社長は、ここからが勝負の始まりだと思った。

プライベートワイン会用に用意した二つの切子の内、まずカベルネ・ソーヴィニヨン

のグラスを使うことにした。

テイスティング対決用には細工が施されたメルロのワイングラスで決着をつける。


「それでは、新しいグラスでシャトー・ラトゥールのサードラベルのワインを飲みましょう。」

「村名が入ったポイヤックですね?

ポイヤックはワイン愛好家にとっては、まず最初に覚えておきたい村名です。」

「そうですね」


鯵元社長がうなずいた。


「ポイヤックには、メドック格付け1級のワインが5つ中3つもあるのですから。

シャトー・ラフィット・ロートシルト、シャトー・ムートン・ロートシルト、そして私の

お気に入りのシャトー・ラトゥール。」


鯵元社長の後、和音が話を続けた。


「残りの二つはマルゴー村のシャトー・マルゴーとメドック外から選出されている

シャトー・オー・ブリオンだけなので、ポイヤック村がいかにワインの銘醸地であるかわかりますね?」

ワインバーでのひととき セカンド(改訂) 15ページ目 美しい切子のワイングラス

2012-10-09 22:41:50 | ワインバーでのひととき2改訂三話まで完
【15ページ】


 鯵元社長の専属ソムリエは、和音のグラスにシャトー・ラトゥールのセカンドワインである

レ・フォール・ド・ラトゥールを注いだ。


「どこまで話をしていましたか?」


鯵元社長が和音に聞くと、


「レストランで出会った女性に電話をかけたところまです。」と和音が答えた。


「そうそう、電話に出た彼女にお礼を言って、食事に誘ったのです。」

「彼女の返事は?」

「ええ、イエスでした!それをきっかけとして、デートを重ね、結婚に至ったのです。」

「まるでドラマで見るようなハッピーエンドですね?」

「実体験はドラマ以上でした!

彼女とレストランで食事をしていた相手は、婚約者だったのです。

それも取引先の大手スーパーの社長の息子だったのです。」


和音は、レ・フォール・ド・ラトゥールを飲み干した。

そしてまたこのワインを飲みたくなった。

鯵元社長の専属ソムリエは、三度(みたび)注いだ。


「当然、彼女の父親からは、付き合うことさえ反対されたのですが、結局彼女は駆け落ち同然に

私と結婚しました。それがもとで彼女の父親の会社は、大手スーパーとの取引がなくなり大きな

損失を受けてしまったのです。」

「いや、ほんとにドラマ以上ですね?」


和音は、ワイングラスを口に近づけ、飲み干した。



ワインバーでのひととき セカンド(改訂) 14ページ目 美しい切子のワイングラス

2012-10-08 22:51:10 | ワインバーでのひととき2改訂三話まで完
【14ページ】


 和音は、ワインを飲んだ後、グラスをじっと見つめていた。

そのグラスには山のデザインが描かれていた。

そして山には、道らしきラインがあった。

道らしきラインを凝視すると小さな、小さなワイングラスがいくつも描かれているのが判る。


「このレ・フォール・ド・ラトゥールはシャトー・ラトゥールのセカンドワインであるが、

メドックの格付け2級と同等の品質のワインであると言われるほどすばらしいワインですね?」

「ラトゥールとまったく同じ製法で造られていますからね。

違っているのはブドウで、ラトゥール用の畑の若いブドウの木のブドウとその他2つの畑のブドウ

を使用しているそうです。」


和音は、又グラスを見つめる。


「このワインを飲んだ後、またこのワインを飲みたくなった!

2,003年のレ・フォール・ド・ラトゥールはすばらしいワインでした。

しかし飲みたくなったのは、この切子のワイングラスのせいでは?と思ったのです。」

「どうしてそう思いましたか?」


鯵元社長が訊いた。


「凝視しなければ、この切子のワイングラスのデザインは道のある山と見えるでしょう。

しかし道はワイングラスでつながっているのです。

どんどんワインを飲んで、酔いの頂上に上ってくださいと暗示しているようです。」


「切子職人の桐山先生は、このグラスは、お酒が進むワイングラスだと言っていましたが、

そういうことだったのだ!

さあ、もう一杯飲んで、私の話の続きを聞いてください」


スミレの育て方10月 スミレの花を楽しむ スイートバイオレットの葉の下に?

2012-10-08 16:35:02 | スミレの月別育て方
 プランターにスイートバイオレット紫とホワイト、スミレのゆうぎり4株とヒゴスミレ1株、そして

原種シクラメンのヘデリフォリウムを寄せ植えにしています。


 スイートバイオレットの葉が大きく成長して、プランターが狭くなったため、

今日、左下のゆうぎり1株と右下ヒゴスミレ1株を別の鉢に植え替えしました。

欠けた鉢で囲んでいるのが、スイートバイオレットのホワイトですが、その場所を

広げました。







 
 プランターの真中で大きく育ったスイートバイオレットの葉を上に上げてみると、

葉に隠れていて、今まで気づかなったのですが、紫の花がいくつも咲いていました!