星降るベランダ

めざせ、アルプスの空気、体内ツェルマット
クロネコチャンは月に~夜空には人の運命の数だけ星がまたたいている

包帯クラブに入ります

2007-09-25 | 劇空間
柳楽優弥君、やっと君の映画ができましたね。「包帯クラブ」




連休最終日、駅前のMINTに集客されてるのか、久しぶりのセンター街シネフェニックスは、人が少ない。空と駅前の雑踏が見晴らせるここの明るいロビーが好きだ。

スタッフがほとんどいないフロアには、ワンカップ200円で飲み放題のコーラ。スナックの入った温め自販機が置いてある。フロアで開場を待っていたのは、わたしたちと高齢の男性2人以外は、若い高校生十数人だった。自販機がよく似合う場所である。

温め機械、試してみたい。機械から女の子二人が離れソファーに座ったので、では、私もやってみようと300円入れて、鯛焼きのボタンを押したら、先程の女の子達があわててやって来た。よく見ると、からあげくん温め中の赤ランプ。50・49・48…と、残り時間が点滅している。「フライングしたのね、ごめんなさい。」といってるうちに、緑のランプに変わった。女の子がサッと手を出したので、「熱いから気をつけて」といったら、上手に紙ナプキンで押さえて取り出した。「お先で~す」と彼女達は去っていった。
サァ入れるわよ。鯛焼き50秒と書いてあるのに数字は120から始まった…できたー。さっき偉そうに人に気をつけてなんて言ったくせに、アッチッチ、アッチッチ、と何度も取り損なう。高校生の前でとても恥ずかしかった。でも、なんだか楽しかった。ポスターの中から、柳楽君が「ドンマイ、ドンマイ」と言ってるような気がした。

こんな始まりの「包帯クラブ」…良かったですー。

     ~外の景色と、心の中の風景は、つながっている~

映画を観て、明るいロビーに出たら、大きな窓から、下の雑踏に向かって、
「おーい、ゲームセンターにいる高校生諸君、この映画、観においでー!」
と叫びたくなった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

他のページは?

2007-09-25 | 持ち帰り展覧会
西宮市大谷記念美術館で開かれている「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」には、大勢の人が来ていた。

私は、2000年の原画展で買った絵葉書を今も大切にしている。
イタリア人ヴィットリア・ファッチーニさんの
「エンドウ豆とちょうちょさん、男の子と女の子、どっちがすてき?」





この本の他のページでは、どんなことを比較してるのか、ぜひ見てみたい。

まだ大谷美術館が、畳敷きの旧館だった頃、この絵本展で、佐野洋子さんの作品に出会った。油紙のようなゴワゴワした茶色の紙に描かれたオレンジ色の女の子。その女の子と私、目がねー、あってしまったの。

            

今年の原画展では、こんな経験はできなかったけど、他のページも見たいと思った作品があった。

ドイツのロッテ・ブラウニングさんの「かげのお話」
~ここは、影が願望をあらわしてしまうサトラレの街。ペンギンさんの影はクジラ、歩く男女の影はキスしてる、街灯の影は樹木、お転婆な自転車に乗った女の子の影は、男の子をぐるぐる巻きにしてる。この街を歩く私の影はどんな形をしてるんだろう?

ブラジルのエリー・ナカヤマさんの「みんなの家」
~2羽のカラスが紙袋に入ってる組立式の家、電熱器のコードをぐるぐるたどる暖かそうなモグラの家、チーズの穴のようなカラフルなテントウ虫の家。私の家はどんな形をしてるんだろう?彼らに対抗しようと思ったら、四角では、さみしいな。

イタリアのマリアンナ・フルヴィさんの「外出」にも気になる子がいた。
 この子、猫なんだって。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする