ゆっくり認知症が進んだ母との同居生活5年の間、私は「あー、もうイヤ」と思ったり、イライラすると、廊下に貼ってある大きなポスターの前に行って、横向きに寝そべってこちらを見てる彼女に向かって
「タンタン」「タンタン」と呟いていた。
キンキンしていた自分から出る声は、いつしか優しい声になっていった。
私のおまじないの言葉。 「タンタン」

ちょこんと座って、両手に人参🥕持って、ポリポリ食べるタンタンは無邪気そのもの。
でも年に一度はその人参を抱きしめていたタンタン。
今頃天国で2頭の赤ちゃんパンダを抱っこしているのかな。
思春期に異国からやってきて、手足の長いハンサムなコウコウとペアに。
2度の出産。子育てするお母さんパンダにはなれなかった。
コウコウが2010年に亡くなってからは、ひとりぼっちのセンターアイドルに。
足の短さは可愛さなの。と、心から感じさせた存在。
寝る時には、片足をあげるタンタン。あー疲れたなあというより、
降ろす迄の滞空時間が長く、こんなこともできますよーと、伸ばしてたりする。
とても共感できる同年代の足伸ばし体操みたいだった。
先日「阪神タイガース優勝祈願ウォーク」で、廣田神社のコバノミツバツツジと夙川のお花見コースで28000歩歩いた私は、その夜タンタンのように足を上げて寝た。
「きょうのわたし」を振り返りながら。
「きょうのタンタン」を見るためにTwitterを始めた人は、私以外にもたくさんいると思う。
ついこの間、2月20日のタンタンは、口元にミルクリングをつけたまま、お庭のお気に入り石にもたれて、原田の森の鳥や動物の声に耳を傾けていた。
幸せそうなタンタンを見ながら、また私は「タンタン」と呟いている。
(1995・9・16〜2024・3・31)
「タンタン」「タンタン」と呟いていた。
キンキンしていた自分から出る声は、いつしか優しい声になっていった。
私のおまじないの言葉。 「タンタン」

ちょこんと座って、両手に人参🥕持って、ポリポリ食べるタンタンは無邪気そのもの。
でも年に一度はその人参を抱きしめていたタンタン。
今頃天国で2頭の赤ちゃんパンダを抱っこしているのかな。
思春期に異国からやってきて、手足の長いハンサムなコウコウとペアに。
2度の出産。子育てするお母さんパンダにはなれなかった。
コウコウが2010年に亡くなってからは、ひとりぼっちのセンターアイドルに。
足の短さは可愛さなの。と、心から感じさせた存在。
寝る時には、片足をあげるタンタン。あー疲れたなあというより、
降ろす迄の滞空時間が長く、こんなこともできますよーと、伸ばしてたりする。
とても共感できる同年代の足伸ばし体操みたいだった。
先日「阪神タイガース優勝祈願ウォーク」で、廣田神社のコバノミツバツツジと夙川のお花見コースで28000歩歩いた私は、その夜タンタンのように足を上げて寝た。
「きょうのわたし」を振り返りながら。
「きょうのタンタン」を見るためにTwitterを始めた人は、私以外にもたくさんいると思う。
ついこの間、2月20日のタンタンは、口元にミルクリングをつけたまま、お庭のお気に入り石にもたれて、原田の森の鳥や動物の声に耳を傾けていた。
幸せそうなタンタンを見ながら、また私は「タンタン」と呟いている。
(1995・9・16〜2024・3・31)