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星降るベランダ

めざせ、アルプスの空気、体内ツェルマット
クロネコチャンは月に~夜空には人の運命の数だけ星がまたたいている

No Problem

2025-04-06 | ラーメンズ的日常
〜ある日、夫が、洗面所に置いてある洗濯用のウタマロ石鹸で顔を洗っているのを目撃した。
 さりげなく聞いた。

妻  顔を洗う時、石鹸使ってる?
夫  朝は石鹸は使わない。顔汚れた時はそこにある緑の石鹸を使ってるよ
妻 (う〜ん、言うべきか、迷っている)
夫 (さっきから、妻が、じーっと顔を横から見ている。
   あ、手を出してツンツン頬に触った)
   何?
妻  別に。
夫  毎日お風呂では、ちゃんと石鹸使って洗ってるよ。

妻  問題なし。(言わないことにした)


〜妻のひとりごと

朝、顔を洗って、すぐ鏡を見る人はたぶんいない。
私は、タオルで顔を拭いてから、鏡を見る。
だから、タオルがいつものところになかった今朝まで知らなかった。
白線のことを。
鏡に映った顔の真ん中には、石鹸の泡の白線が残っていた。
私が毎朝自分の顔を自分で洗い始めたのはいつからだろう。
それから少なくとも2万回以上の朝、顔を洗っている。
意識したことはないけれど、洗い方はずっと同じ。
毎朝、私は白線を残し、タオルで拭きとっていたのだろうか?

でもまあ、特に害は無かったようだし‥‥問題なし!
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ラーメンズ的日常(15)5700系

2016-07-26 | ラーメンズ的日常
*これはほぼフィクションです。

夫:「ラミーさん、生きてますか?」って暑中見舞い来てるよ。
妻: 最近ブログアップしてないからね。
夫: イチローが引退するまで続けるって言ってなかった?
妻: 春に突然、「アメショっす!」の銀チャンが亡くなったのね、そのこと、書けなくて、そこで止まったままになってる。まだお星さまになってないの。
夫: 富士丸くんの時も、突然だったな。
妻: そう、あまりにも突然。…天使は飛び立つのが速いなぁ。
   銀チャン、夢の中に出てきたことがあるのよ。
夫: どんな?
妻: 普通にそこの廊下の真ん中に仰向けに寝てたの。私が「銀チャ、足短いね」って言ったら「オマエもな」って言った。
夫: オマエ?
妻: そう、彼は私のこと「おまえ」って呼んでもいい唯一の男子だったの。
夫:(そういえば、呼んだことない)
   でも、ブログ更新しないのを、銀チャンのせいにするのは、どうかな?
妻: パソコン、乗っ取られたし。
夫: 10だな。
妻: ある日突然、PC画面に「WINDOWSをアップグレードしています」というのが現れ て、おかしくなったの。2月に「このパソコンはWINDOUWS10に対応していません」て FUJITSUから連絡きていたからしてなかったのに。もうグシャグシャよ。メールも消えたし。自分の通信・表現手段を失った気がしたわ。
夫: 元に戻したじゃないか。
妻: ありがとう。でも、あの2週間で受けたダメージ、後遺症は大きいの。
  自分は、新しい物を受け入れようとせずに古い物に固執している人間なんだ、という自 覚。そんな自分にイライラするのね。理解できないものを敵視する、そんな偏狭な老人コース一直線を辿っているんだという自覚。街で暗い目をした不機嫌な表情の高齢者いるでしょ。彼らの不機嫌の源を自分の中でかいま見た気分なの。
夫: 最近、愚痴が多くなったね。
妻: そう、一挙に老化が進んで、希望が語れなくなってる。
夫: そこまで悲観的になるか?
妻: だって、若者は選挙に行かないで、ポケモン妖怪追っかけているし。
夫: 若者のせいにしない。
妻: …あのね、この間本屋で『本屋さんのダイアナ』っていう本を立ち読みしてたら、ショックな文に出会ったの。主人公の小学生が言うのね~「私は神崎彩子っていうの。子がつく名前なんてめずらしいでしょ。おばあさんみたい」って。
夫: そういえば、子供の頃、「トメ」とか「ヨネ」とか「キク」なんていう名前聞いたら、「明治の人だ」って思ったなぁ。それと同じか。「昭和の人」だ。
妻: この間行った体操教室は、90%くらい「~子さん」だったわ。
   私と同じ名前の人が何人もいた。
夫: どうしてわかる?
妻: 日常を忘れるために、20代のコーチがすべて下の名前で呼ぶの。
  「こんにちわ、○○子さん」て。そして「皆さん、笑顔で頑張りましょう」よ。
夫: 新興宗教じゃないのか?
妻: 近いわね。「筋肉つけたら寝たきりにならない」っていうのが宗旨よ。
夫: 体脂肪減らすんじゃないの?
妻: そんな目に見えることじゃないわ。未来への不安を和らげるという深いところに訴えるのね。
夫: 和らぐの?
妻: 少なくても、自分と同じ流れの中でもがいている人がいっぱいいる、自分だけじゃな いっていう安らぎはある。
夫: 昭和倶楽部だな。
妻: でも私みたいに精神的に不安定な老人ばかり増えていく日本社会って、どうなるんだろ。
夫: 少なくても、何でも人のせいにせずに、自分でできること、コツコツとやっていった ら、いいんじゃないかな。
妻: それ…なんか…つまんない。
夫: そのうち、ワクワクすること見つかるよ。
妻: あ、そういえば、今日は、めったに来ない阪神電車の新しい普通車に乗れたの。青いつり革、グリーンシートのところは緑のつり革、床の真ん中は水路のような模様になっていて、全体が晴れた日の六甲山のイメージね。シートカバーは蒼い夜空に100万ドルじゃなく、家々に灯る暖かい窓の灯りのような点々カラー。同じ料金で、あの車両に乗れたら、本当にラッキー!って思う。もう向こうから近づいてくるの見てるだけでワクワクよ。
夫: 5700系だ。しかしあれだっていつか旧型車両になる。
妻: あなたの方が悲観的だわ。



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ラーメンズ的日常(14)キタノザウルス

2011-07-09 | ラーメンズ的日常
*以下はフィクションです。

妻:今年も会えなかったね。
夫:7日は一日中ずっと雨が降ってた。
妻:織姫さんと、彦星さん、他の日は何してるんだろ?
夫:そりゃー、一生懸命、機織ったり、牛飼いしたりしてるんじゃないか。
  確か、二人一緒にいるといちゃいちゃして働かないから、別れさせられたはずだよ。
妻:星の名前で言えば、こと座のベガと、わし座のアルタイルだったかしら。
  星の一生の長さからいえば、一年なんて、短いわね。
  人の一生なんて、星の一瞬の瞬(またた)きだわ。
夫:さっき、TVで、星の一生を人間の一生に合わせて計算したら、
  星が1年に一回会うのは、人間の1日に5000回会う事と同じ頻度だって言ってたよ。
妻:エー!!一日に5000回、って、
  1時間に200回以上、ということは、一分間に3回以上会うことになるの?
夫:よく飽きないよね。会いたいと思う前にもう会ってる。
妻:ずっと一緒と同じじゃない。
夫:いや、違う。別れるから、会えるんだ。
妻:嬉しい、悲しい、をずっと繰り返してるのね。
  別れる時は、もうこれで会えないかもしれないって、そのたびに思うのかしら?
夫:星にだって、いつか終わりはくるはずだからね。
妻:七夕こそ、「愛の日」だわ。バレンタイン・デーよりずっとロマンチックよ。
夫:夏はチョコレートが溶ける。
妻:う~ん、星の形…金平糖よ。
  七夕には、二人で金平糖。舌の上で角っこが何個あるか、数えるの。
夫:僕は、断然、チョコの方が好きだ。
妻:七夕金平糖(たなばたこんぺいとう)、いいと思うけどなぁ。
  そう言えば、あの娘(こ)、どうしてるかしら?
  背中に米俵しょって、ず~と、彼を待ち続けている「キタノザウルス」
夫:彼女は宇宙の暦で生きているのかもしれないなぁ。
妻:あの娘(こ)に、七夕の笹持たせてあげたいなー。
夫:今年は、短冊に、何書くんだ?
妻:決まってるじゃない。
  ~福島の原発がどうかおさまりますように!~
 
       

*以下はノンフィクション(?)

背中の米俵、麦わら帽子、前で合わせた手が、とても可愛いこの像は、大阪の北新地駅前地下通路に、恋人達の待ち合わせのスポットに、とJR東西線が開通した1997年設置されたらしい。作者の佐藤邦雄さんのHPに、この娘がここにいる理由が載っていた。

<キタノザウルス伝説>
それはそれは遠い、ジュラ期よりもっと遠い昔、地球にとびっきり美しいキタノと呼ばれる娘怪獣がいました。ある日、彼女は恋人との待ち合わせのため、米俵のリュックを背負い大阪北野の浜にやって来たのです。しかし、約束の彼がなかなか現われません。いまか、いまか・・と待つうちにすっかり首がながーくなってしまい、とうとうそのまま眠ってしまいました。
ところが、1997年6月23日、誰かが眠っている彼女の足をくすぐると「コチョバイ・・」と言いながら永い永~い眠りから覚めました。さあ、約束の彼は来るのでしょうか


2回ほど前を通ったけれど、待ち合わせ人の気配なく、大阪とは思えないくらいあたりはひっそりと静かな空気に満たされていた。きっとここで待ったら、恋人はいつまでも来ない気がするのかもしれない。宇宙暦で生きてはいない、女の子達は、いくら可愛くても、キタノザウルスにはなりたくないのだ。

キタノザウルスに、新しい七夕伝説をつくってあげよう。
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ラーメンズ的日常(13)ジョナサン

2011-02-07 | ラーメンズ的日常
*これは、フィクションです。

妻:今日はね、私引力持ってたみたい。
夫:引力?
妻:そう、なんか寄ってくるのよ。いろんなものが。
夫:静電気じゃないの?
妻:いえいえ、もっと大きなもの。知らない人や動物が。
  まず、帽子をかぶって、マフラーをリボン結びにして、図書館に出かけたのね。
  なんだか、この格好デカワンコみたい、って、鼻をひくひくさせながら、歩いていたの。
夫:(デカワンコって、多部ちゃんか?どうしたら、そう思えるんだろう)
  何か、匂った?
妻:電柱のそばで、やぱり犬のにおいかな?って思ってたら、散歩中のゴールデンレトリバーがやってきた。
  足に鼻つんよ。
夫:おー、それはいいな。
 (この夫婦はゴールデンレトリバーは平和の使者だと思っている)
妻:次は緑の帽子かぶったリュック姿のおじさんに、海技学校への道を聞かれた。
  この辺は25年ぶりなんだって。
夫:震災前か。
妻:「変わりましたねぇ」って懐かしい顔された。
夫:変わったんだろうな。
妻:でも、25年間ずっとあの帽子かぶってる感じの人だった。
夫:スナフキンじゃあるまいし。
妻:信号渡った所では、夫婦連れに、『○○ホーム(介護施設)へはこの道でいいですか?』と聞かれた。
  伯母さんが入居してるんですって。大きな花籠持ってたわ。おばあちゃんの誕生日だったのかな?
夫:場所を知ってて良かったね。
妻:最近毎日一万歩目指してよく歩いているから。
  そのうち、伊能忠敬みたいに、実測地図つくろうかな。
夫:あるでしょ、すでに。
妻:一日に道を聞かれた今までの最多記録は4人。今日はもしかしたら記録更新日?
  とか思っていたら、橋のところでね、寄ってきたの。
夫:何が?
妻:真っ赤な足。川辺見たら、カモメさんがいっぱい並んでいたのだけど、そのうちの一羽が、何を思ったのか、こっちに向かって飛んできた。一直線に。私の50センチ先の鉄柵にとまって、目があった。生まれて初めてカモメさんとお話しました。

             

夫:何て?
妻:「あなた、ジョナサンでしょ。」って言ったら、否定しなかったわ。
夫:うなずきはしなかっただろ?
妻:首振らなかったもん。
夫:それで?
妻:10分くらい一緒にいたら、子供が二人、ターってこっちに走ってきたので、ジョナサンは、仲間の所に帰っていった。子供は、目の前でこけたわ。
夫:まだ、散歩は続くの?
妻:散歩と、徘徊とはどこが違うのかしら?
夫:自分が何をしてるかわかってるかどうかの、違い?
妻:そう、自分が楽しいことをしてるという確信があるのが散歩だわ。
夫:また、ジョナサンに会えるといいね。  
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ラーメンズ的日常(11)Wii

2009-01-05 | ラーメンズ的日常
*これは、フィクションです。

夫が録画した「相棒」を見たいと思っていたら、妻が、TV画面でWiiフィットを始めてしまった。

妻:こんばんわ、はい、もうバッチリ。
夫:何?
妻:Wiiさんが、「もう寝る準備はできましたか?」って聞いてる。
夫:へぇ、そうなんだ。
妻:おっ、これ楽そう。
  台の上に座るだけの「座禅」
 
(画面には一本のロウソク、炎が揺れている。…やがて…「渇!」)

妻:あー、だめだ。
  真央ちゃんの仮面舞踏会の曲が頭から離れない。
夫:ヨガは集中しないと。
妻:よし、今日のトレーニング終了。
夫:そんなのでいいのかー。
妻:完璧を目指さなくてもいいの、続けることが大切なのよ。
夫:積み重ねる内容も大切だと思うけど。

妻:毎回、あなたの体力年齢は……「ジャジャジャジャジャーン」
  のところにくると本当にドキドキするわ。
夫:一度70才って出たら、怖くなくなるかもしれないな。
妻:(昨日、空振りばかりして66才と出た)
  きっともっと怖くなるわ。
  どうしよう、70才って出たら立ち直れないかもしれない。

夫:Wiiで落ち込んでどうする。
妻:年齢の上限てあるのかしら。100才の体力とか。
夫:それはショックかもしれない。
妻:でも100才まで生きるというのは体力があって元気であるということでしょ。
夫:でも、体力年齢百才の妻はいやだ。僕は昨日35才と出た。
妻:フン!
  インストラクターのお兄さん、鉄壁の姿勢ね。
  ときどき「フラフラしていますね」なんて余裕でいうし。

夫:目標に近づこうとするなら、謙虚でなければいけない。
妻:謙虚であれば、真央ちゃんに近づけるの?
夫:だからー、謙虚になれと言ってるだろ。

妻;万歩計には上限てあるのかしら?
夫:日が変わればリセットされるんじゃないかな。
妻:人は一日に何歩くらい歩けるのかなぁ。
夫:やってみたら。
妻:本当にやってみてもいい?
夫:TV使わないなら。
妻:はいはい、どうぞ、「相棒」見て下さい。
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ラーメンズ的日常⑩小人閑居

2008-12-05 | ラーメンズ的日常
*これはフィクションです。

妻:あなたの読んでる本の著者ってみんな人相が悪いわね。
夫:(ムッとして)顔で選んでない。
妻:でもこんな暗い顔をした人達に囲まれて生きていくのって楽しい?
夫:彼らだっていつもそんな顔してるわけじゃない。
妻:ふーん
 (後表紙にあるアイザック・ドイッチャーの額に、ペンでハチマキを描こうとしている)
  リボンのついた帽子のほうがいいかな…
夫:今、なんかしようとしてる?
妻:いいえ、何もしてない。
夫:(怪しんでいる)
  「小人閑居して不善を為す」という言葉を君に贈りたい。
妻:ありがとう。
  確かに、忙しい時は夫がどんな人とつきあってるかなんて考えないわね。
  でも、あなたの本の著者って、みんないつも胃痛に苦しんでるような顔してるわ。
  そうだ、胃薬飲もうっと。
  …あのね、お薬の7割は有効成分ではないただの澱粉なの知ってた?
夫:えっ?
妻:有効成分含有量は総量の3割なんだって。あまりに少ない量だと
  「こんなので効くのかなぁ」と小人は不安になる。
  効くのだと信じないと効かないこともあるんだって。
  だから、こんなに飲みにくい薬をたくさん飲んだんだから絶対効くはずだ、
  と自分に言いきかせる必要があるらしいの。
夫:そんなの、製薬会社が水増しに、適当な言い訳つけてるだけじゃないのか。
妻:医薬部外品の化粧品にいたっては、99%くらい水増しなんでしょうねぇ。
  そして1%じゃなく99%で勝負してるのよね、きっと。
夫:1%にかけて、これだけ買ってるわけ?
妻:でも、全くないのと、1%あるのとは全く違う。
夫:確かに。どっちに向かっているかという方向性の問題だな。
妻:老いへ向かう流れの中であっち向いたりこっち向いたりしてるだけかもしれないけど…
夫:とにかく、小人閑居して善を為しなさい。
妻:はーい。
  (やっぱり、ハチマキにした。)  
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ラーメンズ的日常⑨カエラさん

2008-09-30 | ラーメンズ的日常
*これはフィクションです。

妻:(頭振りながら、髪の毛をぐしゃぐしゃにしてる)
夫:何してるの?
妻:カエラさん
夫:あのコマの上に乗ってるCM
妻:ルッシードのワックスだよ。ほら、これこれ。
夫:…まあ、いいけど…

妻:ある日、街中の女性が、みんな椿のCMみたいに歩き出したら、
  って思ったのよねー。
夫:あの頭ぴょんぴょんするやつか?
妻:そう、思いっきり腕ふって、背筋真っ直ぐお空に引っ張られるように歩くの。
  楽しいわ、きっと。自然に笑顔がこぼれるわ。
夫:あんな人達、街の中で見たことないよ。
  アルプスの草原ででもやったら。
妻:(フン!)サウンド・オブ・ミュージックじゃないわ。
  日本の街を闊歩するのが楽しいんじゃない。
  一人でできなくても、三人いればできるのよ。
夫:あと二人ねぇ、いるかなぁ。
妻:あっ、でも私小さい頃、一人であんな歩き方していた時があったような気がする。
夫:元気な子だったんだ。

妻:あのね、その頃私が唯一憧れてたブランドがあるの。知ってる?
夫:(もちろん)知らない。
妻:ツィッギーて知ってる?
夫 :あ、知ってる。ミニスカート。
妻:そう、あの頃、自分の膝小僧の骨の太さを認めるのは、本当に辛かったんだから。
  彼女がしてたMARY QUANTのベルトって、私の永遠の憧れなのね。
  なぜ永遠かっていうと、もうそれを身につける時期が過ぎてしまったから。
夫:…(ついていけない、どうでもいい話題になってきた)
妻:カエラさんなら、似合うわねー。
  今度生まれ変わる時は、彼女のような女の子がいいな。
  あなたは、天才ミュージシャンに生まれ変わるのよ。
夫:嫌だ。
妻:そう、じゃ、今生でお別れだわ。
夫 : ………
     ギターくらいなら、弾いてやる。
妻:じゃあ私はフラメンコ・ダンサー(夢見る眼差し)

夫:…まぁ、カエラさんは今日も元気に腕ふって歩いたらいいんじゃないかな。
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ラーメンズ的日常⑧一般的主婦

2008-07-28 | ラーメンズ的日常
*これはフィクションです。

 夫はこの日は昼から出勤。午前9時、やっと起きてきた。

妻:おっはよー。
  今朝、あなたが安眠を貪っている間に、私がしたことを教えてあげようか。
  ゴミを出して、ラジオ体操に行って、公園で犬のウンチを踏んだの。
  これがそもそもの始まりね。
  帰ってサンダルを洗った。勤労意欲に火がついて、
  玄関マットをはたいて、トイレのマット・カーテンを洗う。
  それから、ベランダの箱類を移動して掃除、お花に水をやる。
  エビフライを揚げてお弁当作って、空気清浄機のフィルターを洗った。
  リヴィングに掃除機をかけて、テレビのブラウン管と電話機を拭いた。
  今は洗濯機の洗浄中。
  どうだ。 フッフッフッ。
夫:スゴイ、スゴイ。
妻:一般的主婦は、毎日こんなことやってるのねー。
夫 :一般的主婦は、毎日洗濯機を洗ったりしないよ。
妻:なんだか3時間で一週間分働いた気分がするわ。
  今日はこれから、シャツにアイロンかけて、郵便局と銀行に行って、
夕方は皮膚科に行く予定。
 はい、グレープフルーツにヨーグルト、コーヒーにトースト。
夫:おぅ。
妻:はい、朝刊。
夫:サンキュー。
妻:こうなったらトーストにマーガリンも塗ってあげましょう。
夫 :いい。
妻:どうして?
夫:今日、荷物多いから、雨降ったら困る。
妻:(気にしない)
  いざとなったら3時間でこれだけやれる、という自信が、
  常日頃の怠慢を呼び込むのではないか、と我ながら思うほどの、快挙だわ。
夫:…(これで自信は過信になったに違いない、と思う)
妻:爪を切ってマニキュアして、前髪も切ろうかな。
夫 :それは家事労働とはいわない。
妻:明日もこんな日だったら、みるみる我が家はピカピカになるわ。
夫 :朝犬のウンチを踏む確率は、宝くじよりは高いかもしれない。
  でも、二日続けて、というのはかなり、難しいなぁ。

その日、午後2時頃から、にわかに空が暗転し激しい雷雨となり、
阪神地域には、大雨・洪水警報が出た。
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ラーメンズ的日常⑦セミさん

2008-07-22 | ラーメンズ的日常
*これはフィクションです。

気温36℃の休日、エアコンの効いた部屋で、妻は、ガンガン夏の日が照りつけるベランダをガラス越しにじっと眺めている。

夫:さっきから、何見てるの?
妻:昨日から干しっぱなしの洗濯物を取り込むためには、
  あの陽射しの中に出ていかないといけない。
夫:日が暮れてからでもいいんじゃないか。
妻:今取り入れたら、確実に太陽の香りのするTシャツが着れるのよ。
夫:そんな熱中症になりそうなTシャツ着たくないよ。
妻:家の中で熱中症になる人って、どれほど家事をしているのかしら?
夫:(君は、そんな心配不要だと言おうとしたがやめた)
  ちゃんと水分とってたら大丈夫だよ。
妻:夏は今日みたいに、朝ちょっと出遅れるとやる気が失せるわね。
  ラジオ体操行きそこねるのと、ビンゴミ出し忘れるのとは、
  同じくらいサボったーという気がするわ。
夫:今日はどっちをサボったんだ?
妻:…(両方サボった)
  セミさん達、静かになったわ。彼らも昼間はサボってるのね。
夫:賢いオスは早起きして、さっさと今日の相手を見つける。
妻:だからなのね、時間が経つとともに、必死の鳴き声になっていくのは。
  あれは相手が見つからないセミが焦ってるのね。
夫:いやー、彼らは地下で7年潜伏後、地上に出て2週間の命だから必死なんだ。
妻:あんな大声で鳴くから寿命が縮むんじゃないかしら。
  もっとゆったり静かに鳴けないのかなぁ。
夫:一年中鳴かれたら、もっと鬱陶しい。
妻:7年間地下で何してるのかしら?
夫:身体づくり、横隔膜を鍛えてる。
妻:鳴き声は練習無しの本番ね。
  もしかしたら、本当は暑さが苦手なのかもしれないわ。
  地中から出てきたら、「なんだ、なんだ、この暑さは」
  「やってらんないよ。早くしよう早くしよう」って叫んでいるのかもね。  
夫:違うと思うよ。
  わざわざ、暑くなってから、出てくるんだから。
妻:夏の熱い太陽が、彼らを呼ぶのね。
  よーし、洗濯物を取り込もうっと。セミごときに負けてたまるもんですか。
夫:(セミに負けてると思っていたんだな)
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ラーメンズ的日常⑥アイスキャンディー

2008-05-13 | ラーメンズ的日常
*これはフィクションです。

(この二人は一年中、風呂上がりには「Doleもりだくさんフルーツ」を食べる。
今夜も月を見ながら、幸せそうに食べている。)

妻:不幸になるのは簡単ね。
夫:突然、何を?
妻:コップの水よ。
夫:あの、まだ半分も残っている、というのと、もう半分しかない、
  っていうやつ?
妻:違うわ、本当に半分なの?っていうやつ。
夫:え?
妻:体重計にのって、まあ、まだ58㎏だわ。と思うか
  えー、58㎏もあるのー。と思うかで、未来が変わるのだけど、
  今の問題はそうじゃないの。
  問題は、この体重計壊れてるんじゃない?って思う自分がいることよ。
夫:確かに、それはダイエットのブラックホールだな。
妻:髪の毛が薄くなった時、これでシャンプー使う量が少なくて済むって思える?
夫:それは…無理だ。
妻:そうねぇ、シャンプーより育毛剤の方が高いわね。
夫:(話題を変えようとする)それで、体重計は壊れたの?
妻:主観的には。
  最近、私の周りで次々といろんなものが壊れていくわ。
夫:PCは動くようになったじゃないか。
妻:このアイスキャンディー、やわらかくない?
夫:気がつかないうちに食べてしまった。
  (2本目を取ってくる)
夫:確かにやわらかい。
妻:どうもうちの冷凍庫に温暖化現象が起こっているらしいの。
夫:この冷蔵庫、買ってどれくらいになる?
妻:前のは、震災で壊れたから13年ね。自動製氷装置が壊れてからは3年。
夫:だからなんだな、うちの氷が、ハート形やアヒルの形しているのは。
妻:あれは私の愛の形よ。
夫:アヒルが~?
妻:四角いのより、氷取り出すのにずっと手間がかかるんだから。
夫:僕は四角でもいい。むしろ四角の方がいいかな。
妻:(フン!)そのうち、氷も溶け出すんだから。オホーツクの流氷よ。
夫:新しいの買おうか。
妻:冷蔵庫の温暖化対策としては、買い換えるしかないのが悔しい。
夫:こうして冷蔵庫を買い換え続けることで、ますます北極の水が溶けるんだな。
妻:私が、アイスキャンディーを食べるから、北極の氷が溶けるのかぁ。
夫:…そこまでは言ってないよ。
妻:私のようにアイスキャンディーを食べたら幸せになれる人間、というのは、
  もう食べられないかもしれないと思うだけで不幸になるのね。
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ラーメンズ的日常⑤パラレルワールド

2008-03-01 | ラーメンズ的日常
*これはフィクションです。

「ライラの冒険~黄金の羅針盤」を観てきた二人だった。

妻:ダイモンて異性だったよね。
夫:そうだよ。僕のダイモンはチロさんだ。
妻:高校生の時飼ってたベンジーみたいな♀の雑種犬ね。
  じゃあ、私はクロネコチャン。あっ、女の子だ。
夫:クッキーは?
妻:守護霊としては、ちょっと頼りないなぁ。
夫:何なんだろうね。自分では選べない、自分の分身て。
妻:(左手首を見ている)
  昨日のガングリオンね、体内に埋め込まれたのかもしれない。
  わたしに永遠に住み着いてたりしたら、どうしよう?
夫:変な歌、歌ったりするからだよ。
妻:ガングリオンて、♂かな?
夫:どちらかというと、♂の名前だな。
妻:…(ガングリオンが、♀であって欲しいと願っている)
  あの世界では恋は有り得ないわね。
夫:どうして?
妻:だって、恋したら、他のものは目に入らなくなるもの。
  ダイモンは、邪魔するわ、きっと。
夫:分身だから協力応援するんじゃないか?
妻:ユキヒョウと、ゴールデンモンキーが、協力したと思う?
  恋したら、互いのダイモンが、どんな関係になるのか、この先作者は考えているのかしら?
夫:恋してる間は、二人は、別の世界に行ってるんじゃないかな。
  パラレルワールドへ。
妻:だとしたら、私達の世界と同じね。
夫:そうか?
妻:でも、いつのまにか、現実の世界に戻るんだよねー。
  しかも、一緒に戻って来るとは限らない。
夫:あのねー、戻るの待っててやるから、晩ご飯作って。
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ラーメンズ的日常④ビリーの行方

2008-02-19 | ラーメンズ的日常
*これは、フィクションです。

妻:(ボールに乗って、歌ってる)
  我が家は毎日バレンタイン、チョッコレイト、チョッコレイト♪
夫:(身体を室内に残し、顔をベランダに出してタバコを吸ってる)
  妻は毎日、日曜日、いいな、いいな(歌ってはいない)
妻:ねぇ、寒いんだけど。煙入ってくるし。
  ホームレスではなく、面会に来た妻の差し入れを吸ってる囚人みたいだよ。
夫:このベランダのラベンダー、葉っぱが枯れてるのに花だけついてるね。
妻:塀のこちら側に咲く一輪の花、
  …あまりの寒さにもしかしたら、初心忘れようとしているのかな?
夫:(少しむっとしながら、戸を閉める)
  初心といえば、ブートキャンプは、やってるの?
妻:ビリー、冬は、九州でキャンプしてるの。
夫:脱走したのか?
妻:新兵が入隊したので、古参兵は除隊しました。
  この間、姪っ子さんが持って帰ったわ。一日一捨。
夫:で、今度はそのボール?
妻:そう、Francfrancのフィットネスボール。只今の記録、58秒。
夫:乗ってるだけでは汗かかないだろう。
妻:人目のあるところではできないけど、いろんなポーズがあるの。
  やってみようか?
夫:いい。
妻:答、早すぎ。
夫:ピノコみたいだ。
妻:どっこがー?
夫:(聞こえないくらい小さな声で)無駄な努力が多い。
妻:(聞こえなかった)お馬さんもいいなぁ
夫:この間メリーゴーランドに乗ってたじゃないか
妻:リボンの騎士…
夫:…次はJOBAか。
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ラーメンズ的日常③世紀末の夢

2008-01-24 | ラーメンズ的日常
*フィクションです。

妻「夫に誓った今年の目標は一日一捨」
夫「妻に誓った今年の目標は室内完全禁煙」

妻「夫は、パリのカフェと同じに、目標を低く設定したから、目下のところ完璧に守っている」
夫「妻は、目標の基準が曖昧だから、守っているかどうかわからない」

妻「夜、寝る前に今日は何を捨てたか自分で点検する。今日は
  …あれ、夫がいない」
夫「夜、こうして戸を閉めて寒いベランダにいると、ホームレスになった気がする」

(夫、ベランダで喫煙後、室内に入ってくる)

夫「さっぶー。」
妻「(聞こえなかったふり)一日一捨と」
夫「一見我が家は昨日と変わらなさそうだけど、何か捨てた?」
妻「震災の時に買った、水のいらない資生堂フレッシードライシャンプー、未開封だったのに」
夫「13年も前のものかー。もっと大きなものは?」
妻「カネボウ・ティスティモ・スーパーリップ」
夫「何それ?」
妻「キムタクがコマーシャルしてた口紅」
夫「小さくなってる。それは♪夜空の向こう より前のこと?」
妻「たしか、前だと思う」
夫「20世紀に買った消耗物品は全部捨てるという基準を設定したら?」
妻「20世紀抹殺計画かー」
夫「殺さなくても、変質しているよ、みんな」
妻「でも、その絆創膏も、世紀末のものよ」
夫「…確かにまだ使えるものもあるな。
じゃぁ、今後使う予定のないもの、という普通の基準を厳しく適用するのは?」
妻「それは、もしかしたら、サイズの合わなくなったお洋服達のことを言ってるのかな?」
夫「そうじゃなくて、いや、そうかな」
妻「…。それは、いつか元のサイズに戻るという夢を私から奪うことになる」
夫「その時は、もしその時がくるようなことがあれば、また新しいの買ったらいいじゃないか。
  色あせた世紀末の夢を追うな。」
妻「(ガーン!)『色あせた世紀末の夢』って…
  じゃあ、あなたはあの20世紀に書かれた書斎の本を死ぬまでに全部読むのね」
夫「あー、読むよ。それに本は消耗物品じゃない。」
妻「(フン)…あっ、そうだ。
  世紀末っていったら、○十年前結婚祝いにもらった鳩時計、大分前から普通の時計と全然違うリズムで時を刻むようになってるの。鳩さん65分くらいたたないと出てこないし」
夫「ある意味凄いな」
妻「どんな意味ですか?」
夫「5分×24=120分=2時間
  2時間×365=730時間=30日10時間。
  ということは、鳩時計時間では、まだ2008年になってないんだ。」
妻「いつまでも捨てないというのは、狂った鳩時計時間で生きてるって言いたいのね。…鳩時計、捨てたほうがいい?」
夫「捨てなくていいよ。そのうち修理するから」
妻「修理すれば、世紀末の夢は、捨てなくてもいいということね」
夫「捨てたくないんだね。
捨てたくない理由のある物は、別に捨てなくてもいいんじゃない」
妻「そうよ、捨てたい理由のあるものは捨ててるよねー」

…今年も魔界存続を覚悟した夫であった。
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ラーメンズ的日常②都市伝説

2007-12-07 | ラーメンズ的日常
(これは創作です。)

~ある日夫が帰ってくると、部屋には大量の箱とビンが並び、その間に妻が座って何かしていた。

夫「何だ、これは」
妻「チオビタ1年分」
夫「何してるの?」
妻(箱にBEACH&DOGSのシールを巻きながら)
 「チオビタの箱に、こうして、可愛いテープを巻いて同じサイズの可愛いBOXをたくさん作る」
夫「何のために?」
妻「賢い収納、年末大掃除」
夫「年末大掃除って、普通(指さしながら)換気扇とか網戸とかじゃないか?」
妻「あのね、ハナ肇さんて、換気扇掃除が趣味だったんだって。昔『徹子の部屋』で言ってた」
夫「あんなオッサン関係ないね」
妻(しばらく考えて)「松田優作は網戸そうじが得意だったらしいよ。」
夫(…)
妻「冬でも窓を開けて網戸で寝てたらしい」
夫「それ、今思いついたでしょ」
妻「死人に口なし。…どうだ」
夫「都市伝説はこうしてつくられるのかぁ」
夫(眼鏡をかけて夕刊を読み始める)
 「チオビタより、アリナミンDXの方が、目に良さそうだな」
妻「でも、チオビタ!よ。チオービタ!ビタ!こっちが元気そうじゃない」
夫「科学的根拠を述べよ、科学的にこっちの方が優れている点をあげなさい」
妻「数学的根拠、サイズの問題ね。アリナミンDXの箱にはA4が入らないの。チオビタの箱は、ほら、A4ピッタシ」(と、美術館のチラシを入れる)
夫(納得してないが、諦める)
妻「できた~~!」「ホレホレ」(偉そうに箱を手に持って振る)
夫「よかったねー」(部屋を見回す)
 …「それはいいけど、このビン、どうするの?」
妻(散らかった大量のビンを眺める)「……」
夫「とりあえず、ね、その箱に入れようか」

(あくまで、創作ですから)
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ラーメンズ的日常①手袋

2007-12-05 | ラーメンズ的日常
*以下は、創作です。絶対に、創作です。

~朝、今から仕事に出かけようとする夫、弁当を作ってほぼ今日の仕事を終えた気分の妻。

夫「寒いなぁ。もうそろそろ手袋いるかな?」
妻「いるいる」
夫(手袋シールを貼ってある引き出し開けながら)「アレー、片方しかない」
妻「去年暖かかったから、片方ですましたんじゃない?」
夫「そんなはずないだろう」(と、その下の靴下マークの貼ってある引き出しを開ける)
妻「靴下マークには靴下が入ってるの。見てわからないかなぁ。」
夫(赤い手袋つまんで)「でも、○○ちゃんの手袋入ってた…しかも片方だけ」
妻「えー?」(ここでやっと飲んでた珈琲カップを置いて、探し始める。半年ぶりの引き出しを開けると、中には、7色セットの軍手や、一度も使ったことのない指先のない毛糸の手袋を見つける。思わず手を入れる妻。きつい。)
妻「手まで太ったのかしら?」
夫(太ったという話題は避けようとする)「僕は、去年のでいい。両方揃ってれば」
妻(なんか、落ち込んでいる)「北海道の人は、気温何度の日から手袋するのかしら?」
夫(諦めて)「日が昇ってきたから、今日はいいや」
妻「そうね。きっと晴れて暖かくなるわ」
夫「日中はな」
妻「え?」
夫「いや、なんでもない」
妻「はい、お弁当。手袋の代わりにおミカン入れとくね。」
夫「サンキュー」
夫(閉めてる物置部屋のドアを指さして)「きっとあそこだ。あの魔界の巣に潜んでるんだ。」
妻「探して欲しい?」
夫(キッパリと)「探して欲しい」
妻「OK!クリスマスも近いし…」
夫(クリスマスと手袋がどんな関係にあるのかわからないが)「いってきま~す」
妻「いってらっしゃ~い」
夫(振り返って)「一人で先にラーメンズのDVD観ないように、僕のだから」
妻「は~い」(今日は、魔界探索の前に「鯨」を観ようと思ってる。)

*夫の誕生日プレゼントに、「ラーメンズ(RAHMENS)のDVD-BOX2セット」を贈った。
 自分には、片桐仁がかなり入ってることを自覚した妻だった。

       (あくまで、創作ですから)
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