星降るベランダ

めざせ、アルプスの空気、体内ツェルマット
クロネコチャンは月に~夜空には人の運命の数だけ星がまたたいている

レンブラントの七夕夫婦

2007-09-26 | 持ち帰り展覧会
兵庫県立美術館の「巨匠と出会う名画展」に行ってきた。

やはり持ち帰りは、ルノアールの「水浴する女」、あまりに眩しすぎて、隣に展示されているボナールの「化粧室の裸婦」が気の毒になるほどだ。今まで輪郭がぼやーっとして、公衆浴場みたいな雰囲気のルノアールの裸婦像はあまり好きではなかった。でも、これは違う。文句なく美しい。女の子、いや女性なら、だれもが、一度はこんな時代があったと、夢見てしまう。

でも裸婦像の絵の題名、いつも気になる。水浴って?…「森の精」?
う~ん、少女の名前の方がいいわ。この少女にふさわしい名前を考えてみよう。

今回の目玉は、1枚で、一部屋もらっている、これぞ巨匠のレンブラント。
国内にある3枚のレンブラントの1枚、「広つば帽を被った男」。
おそらく川村記念美術館をつくるきっかけになった絵だと思う。

1635年、レンブラント29歳の作品。
男は自信たっぷりの壮年期のアントワープ商人である。この絵は、奥さんと対になっていたのに、いつしか離ればなれになってしまって、今は奥さんは、アメリカにいるらしい。

どんな奥さんか、気になってしょうがないので、帰ってきて探してみた。
…彼女はクリーヴランド美術館にいました。とても綺麗な奥さんです。
帰らぬ夫をひたすら待ち続けている気がします。

  

1992年、この絵が来日して、このご夫婦は、300年ぶりに再会したそうな。
今度会うのはいつになるのでしょうね。
コメント (2)
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