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「若気の至り」の良さは情熱的な事『坊ちゃん』(名作から思う事)

2020-05-08 08:26:12 | 人生を「生かす」には
「若気の至り」とは「若い人の気持ち・行動の中でも特に後先を考えずに、情熱的に行動してしまう傾向をあらわすことわざ」ある。「情熱的に行動」が逆に最近はあまり出会ったことがない。起業家など欧米諸国と比べると日本は極端に少なく、企業の海外赴任も不人気だと言う次世代はこの「情熱的」な企業家が生まれる環境なくして日本の経済は発展しないと思う。それにはまず「教育」からなのか、提案したい。 特にIT関連・開発、運用など欧米はもちろん、アジア諸国比でも低水準化してしまった。 最近では、若手で情熱があり、「国民を守る」信念が見える大阪知事を是非応援したい

『坊ちゃん』夏目漱石
卒業後、坊ちゃんは数学の先生として田舎に赴任することになる。若気の至りで都会と田舎の格差が理解できず短期になり、憤りを覚え、早合点、最後には己の失策と悟り、落ち込む。だが、そこには仕掛けをする「悪」がいることを知る。それは校長(狸)と教頭(赤シャツ)が自己保護と私欲を隠すため長年巧みに仕掛けていることを知らされたことだった。同じ仕打ちを受けた先生と一緒に無法者、狸と赤シャツの芸者遊びを暴き、「天誅」を加える。と同時に「辞職願い」を送り学校を去る事を決意する。

「金と権力」の組織構造が衰えない社会『点と線』

2020-05-08 08:13:44 | 映画から見える世の中の動き
@朝日TV・主演ビート・たけしの刑事物「点と線」、結果的に政府官僚等の汚職事件をやもなく打ち切ることになる。それは疑惑を握る政府の末端部下(心中)と企業トップ(自殺)が共に亡くなったことで政府高官への疑いが消える社会ドラマだ。大臣まで捜査の手が伸びないように食い止める為、捨て駒にされた両者は「権力」で口止めされ追い込まれ、結果「金と権力」を持つ者の「名誉」はそのままに。 江戸幕府のような旗本と外様のような「金・領地」と「権力・政治権限」を分けるような政治組織、それに国民が直接政治家評価するような「政治家監視組織」はできないだろうか。 
『点と線』松本清張 
青酸カリで心中と見られた事件は他殺事件へと変わる。そこには企業と政府高官との癒着から発展した大臣の影が出てきた。捜査を担当した鳥飼刑事は犯行に及んだある列車の時刻とアリバイ検証から疑いを捜査を開始。 汚職事件の末端犯罪者が女中と心中と見せかける為、疑惑を解き明かす重要参考人である中間管理職のはかない運命を犠牲にすることが背景の計略だった。たった列車の4分空間のアリバイから鳥飼刑事は犯人に対する執念を燃やしたが、追い詰められた犯人は自殺、政府官僚等の汚職も何一つ語らずと化した。