@高齢者時代に起こるであろう人間関係の悩みは複雑だ。ここにある相談事は決して他人事に終わることではない。時代とともに年寄りも考え方、意識を変え時代の流れについていくことが大切だと、感じた。やはり巻末にある「愛される年寄りの極意」はとても参考になる、その一つ意識を変えて「ありのままを受け入れる」とやかく文句を言わない、愚痴を言わないこと。
『70歳からの人生相談』毒蝮三太夫
一人でいることを楽しめる年寄りになる(孤独の時間を大切に楽しむ)迷ったら、マムシに聞け!年を取ってもハッピーに生きていくためにはどうするべきか? 高齢者の「ご意見番的存在」毒蝮三太夫さんが贈るアドバイスの数々。
第一章 高齢者だって悩んでいる
お節介:「子の心、親知らず」一方的に怒らず相手の気持ちを考える
年寄りの口:年寄りに大事なことは気持ちを思う、そして「違い」を理解しやすくする
親子の隠し事:おかしいと思う事、不満を口に出して言わないと伝わらない
オレオレ詐欺:本人を責めないで二次被害を防ぐこと
年寄りの恋心:脳の活性化になる(見返りを求めてはいけない)
結婚しない良い年の息子・娘:一度家から出し自立させる
痴呆症への悩み:心配性はボケを防ぐ、仲間との交流に笑顔と感謝を伝える
年寄りの3k:生活費・健康・孤独 ボランティア活動でもして共を増やす
第二章 親に悩まされている子供たち
親の介護施設:残された時間を有意義に過ごす場所<>死ぬのを待つ場所ではない
恋人:遠くの身内よりも近くの友・恋人が孤独感を払う
親の愚痴:好きなだけ言わせてあげれば、良い聞き流すのも親孝行(親の親になる)
孫を甘やかす:お菓子等の揚げすぎには「生活習慣病」の実態を知らせる
親の閉じ籠り:親の居心を知る、そっと見守る、昔の自分の話を聞いておく
第三章 介護で苦しまないための心得
救われる介護:「ありがとう」「すまないね」「惜しいな」言葉を
親にイライラしない、ストレスが溜まるばかり、反面教師になる
介護支援:一人で抱え込まないで周りにSOSを出す
ご飯はまだ?:「そうね」と言ってクッキーに1枚でも与えること
外見も変わる:恨んだり、憎んだりすればするほど外見も心も醜くなる
第四章 高齢の親との上手な付き合い方
大切なこと:自分にとって、一番の親孝行は何かを考えること、意地を張らない
高齢者の魅力・毒蝮が思う美貌:「ジーンズが似合う」「エプロンが似合う」
見栄を張らず、素直さを失わない人、自分の機嫌を上手に取れる人(年の功)
隠し事をしない、嘘をつかない、嫌いなことをひきづったクヨクヨしない、
ケチじゃない、金に汚くない、「毎日堂々と胸張って過ごせる人」
我慢の限界を超えてしまわないうちにうまく発散すること
憶測や疑心暗鬼(妄想)になり溜め込むことをしない(素直に話していく)
第五章 やがて訪れる「死」とどう向き合うか
仲の良い友達を見つけること(人とのつながりを持つ・恋心)
一生懸命になれることを見つける(趣味嗜好を身につける・サークルへ参加)
好きなもの、事、を聞く(死ぬまでに生きることを楽しむ)
第六章 マムシ流 愛される年寄りになる極意
愛嬌とユーモアを忘れない(笑顔のある表情をする)
見え・カッコ付けはしないで「スキ」を見せてもいい
好きなもの、事、を聞く(死ぬまでに生きることを楽しむ)
第六章 マムシ流 愛される年寄りになる極意
愛嬌とユーモアを忘れない(笑顔のある表情をする)
見え・カッコ付けはしないで「スキ」を見せてもいい