@映画『グリーンブック』⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ Green Book 2019
これは今月米国アカデミー賞を受賞したノンフィクション・コメディー映画だが、人間味ある感動ストーリーだ。人種差別の中、イタリア系運転手Tonyと黒人のプロピアニストDocは、ツアーを成功させるため、世間の人種差別の波に逆らわず、耐えることでお互いの関係が徐々に代わり信頼で繋がっていく。留守にした妻に手紙を書くシーンでは、お互いを理解し、納得し、助け合う事、それには心からの思いがなければ出来ないと感じる場面である。男同士の信頼はその後二人が存命した2013年まで続いたとある。
人種差別が横行している米国の1962年、ブロンクスのイタリア系アメリカ人地区の警備員であるTony Lip(Mortensen)が、約8週間、世界的に有名な黒人ピアニストのDon Shirley博士(Ali)をマンハッタンから南部へのコンサートツアーで運転手として雇われる。 手渡された手引きガイド「グリーンブック」、それは人種差別がひどくアフリカ系アメリカ人にとって安全のための宿泊施設を紹介したガイドで、場所によってはそれに頼わざるを得なかった。 映画は、二人のツアーに巻き起こる人種差別からなる暴言、暴力、差別的行為など、だが二人の予想外のユーモアとTony Lipが妻への手紙を書く場面では人としての優しさといつしかその友情に繋がる。二人は生き残るために世間の差別を重く感じ、余儀なくされる。