@映画 『バイス 2018』Vice 2018
9・11など米国国内が騒然とした瞬間、イラク攻撃など、ブッシュ政権下で指揮を執ったディック・チェイニー副大統領の生き様を描いた映画である。戦争が起こるのは何かの原因が必ずある。それは何か、「恨み」があるからだとしか言えない。それが9・11のテロになり、ISISのような殺戮軍隊へと変貌させたのかもしれない。 自国保護優先をあまりにも強調する事で、他国、他人種、他宗教などを無視し、自国有利にする為の工作をしている可能性も高い。書籍『裏切られた自由』フーバー元米国大統領は、歴代米国大統領の愚かさとその真実を語っている。
この映画は、第43代アメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュの下で副大統領を務めたディック・チェイニーの半生を実写映像含めた描いている。 若い時の飲酒運転で逮捕、ウイスコンシン州知事、首席補佐官、保守タカ派、ブッシュ政権で副大統領となり、2001年9・11を経験、テロ・国防対策「1%の可能性でもテロは対策すべき」と米国の危機管理を統括、どこの誰が敵か徹底、報復戦闘戦略などで活躍したが、「史上最強であり最悪の副大統領」と呼ばれた。面白いシーンは閣僚がレストランで選ぶメニュー、すべて戦闘からみのネーミングとなっている、また仕組まれたフォーカスグループの意見徴集の催しなどだ。
ディック・チェイニー(Wikipedia)『Unitary executive theory』
米軍はイラク戦争で32,325人の死傷者を出し、その内4,550人が戦死した。
米国では2001年から自殺者が31%増えた。
イラク戦争でイラク人約60万人が犠牲者となり、 ISISはテロで約2千人を殺害し、15万人の市民を巻き添いにした。
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