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「応仁の乱」にみる政治的リーダーシップ欠乏症『応仁の乱』(名作から思う事)

2020-05-02 08:21:47 | 歴史から学ぶ
時の将軍が余にも無知で無策、さらに地位と権力を使い贅沢三昧が原因とある「応仁の乱」である。11年間も続いた乱は領土と権力を2代勢力、山名宗全(西軍9万人)と細川勝元(東軍16万人)が争奪しようとする勢力争いである。その原因は将軍職である足利義政の秕政と驕奢(政治的我儘・無策、贅沢・浪費)とある。義満などは金閣寺に似て銀閣寺を建てたが銀箔が足らなかったなどの逸話も残る。義政の時代に十三度も徳政令を出しながら、大飢餓状態となり悠長な花見宴などやるところではなく天下大乱の兆しがあった時であった。終焉は両頭が死去した時点である。宗全70歳、勝元44歳とほぼ同時期に亡くなったことで解散的な終焉となったとある。 現代、政治的リーダーシップ欠乏症の内閣が正にこの足利将軍なのか。コロナ感染で重大な危機を迎えている世間を知ろうともせず悠長で「頑張れ」とだけ言い続ける内閣はもはや「秕政」(秕政:悪い政治)であり、国民の支持どころか国内の経済v字回復もできる可能性が極めて低い。今後世界から「非難の嵐」がやってくることも覚悟しなければならない。また、日本は世界から「鎖国」される国の一つになるかもしれない。