@偉大な物理学者・科学者による発見、発明は物を変え、形を変え様々な生活物資に溶け込んでいる。何もない時代に多くの物理実験ができたことに驚愕すると共にそれが法則としての定義ができたことが素晴らしい人間の能力だと感心する。今後も電気=電子・デジタルが新たな世界を切り開いていくことに期待したい。地球の自然とは不思議な世界で何もかもを上手く作り出している不思議さにはまだまだ多くの謎の物理があると思う。不思議に思った物理の現象:ストローで吸える高さの限界は10.33mまでしか上げれない
『感動する物理』橋本幸士
物理現象の数々を紹介しています。物理を通すと,身近な世界も今までとちがって見えてきます。あなたが見ているものはすべて「過去」ですし,リンゴは地球を引っぱっています。4階からストローで水は飲めないし,赤道付近へ行けば体重は軽くなります。
1 感動する自然の中の物理現象
散乱で見える夕焼け(波長が短いから長くなるとほど紫、藍、青、緑、黄、橙、赤に変わる)
オーロラは太陽の影響(赤と緑は酸素原子、ピンクは窒素分子が発する)
空気中を流れる電気(積乱雲の上昇部に氷晶・プラスの電気、下層部にマイナスの電気が集まる)
色とりどりの宝石(不純物の存在で色が変わる・ルビーはクロム、サファイアは鉄とチタン)
ダイヤモンドの輝き(25~90度で全反射・ブリリアンカット)
金色なのは相対性理論のおかげ(高速運動で黄色の光を反射する)
空とはちがう海の青(光の届かない200mは深海、青色や藍色は100mほど、浅瀬はエメラルド)
2 感動する力と動き
高速スピンの秘密(腕や足の姿勢で回転数が変化)
赤道では体重が軽くなる(赤道59.88kgは北極では60.18kg:遠心力)
磁石から逃げるキュウリ(キュリに水分子が含まれているため)
3 感動する身近な物理
火が電気を通す理由(炎のプラズマが電流を通す)
熱があると明るい光を放つ!?(放射熱・サーモグラフィー)
鉄の棒をたたくと磁石に!?
ストローで吸っているのは空気(大気圧:10.33mまでしか上げれない)
電線はなぜ3本セットなのか(三相交流・電力の損失を少なくする)
ゴムは温めるとちぢむ(金属は伸びて、ゴムは縮む)
食べ物の分子を動かす(電子レンジは水分子を揺らす)
LEDが省エネな理由(水銀を含んでいない負荷が低い・4万時間の寿命で白熱灯の25~40倍)
4 感動する物理学者の頭の中
転がる球から慣性の法則(ガリレオの慣性の法則:地球の大気も自転と同じ速度)
現代文明を支えるパスカルの原理(小さい力で大きな力に変換:ブレーキペダルなど)
動きを予測するニュートン力学(ニュートン:慣性・運動・作用・反作用)
消えたエネルギーはどこへ?(ジュールの法則:物体に力を加えて動かす能力)
永久機関の夢を絶つ法則(熱力学によって動く蒸気機関)
救急車だけじゃないドップラー効果(動くブッタが発する音の高さが物体の速度に変化)
CDも利用している光の干渉(ヤングの実験)
電気が使えるのはファラデーのおかげ?(電気と磁気の関係)
物理学革命をおこした電磁気学(電磁波)
放射性物質を発見したキュリー(レントゲン)