ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

資産家の多くは節約ではなく倹約家であり、無駄な見栄を張らない

2024-07-09 08:12:43 | 人生を「生かす」には
@富裕層等の資産運用、税金控除・税金軽減などあるが別に国税専門官が言うほどの事はない事柄も多くごく当たり前の「倹約」、「資産運用」であり、「節税」方法だ。特に「控除」などの税金対策では不動産を借金で購入すること、更には賃貸物件として貸し出すことなど節税するなどは言われてみなければ解らない。若い人にとってはiDeCoなどこれから年金受給時期がずれることでの年金をフルに貰える所得制限(月@47万円を超えない)も知っておくべきであり、一時所得(株・債券など)では住民税・復興税(今後は更に森林環境税)が後日請求が来る事も承知しておくべきだ
『あなたの隣の億万長者』小林義崇
「概要」”トップ3.5%の富裕層"が密かにやっていること 富裕層に学んだ一生お金に困らない29の習慣 相続税調査で知った富裕層のリアル
ー富裕層の生活習慣
資産家の多くは節約ではなく倹約家であり、無駄な見栄を張らない
・いくら安くても価格に見合わないものは買わない
・カジュアルなファストファッションが基本・いいものを長く使う
・教育費にお金をかける
・資産運用:預金や株式より土地など不動産を持つ
・年金をしっかりもらう(在職老齢年金:収入が月額47万円以下にする)
・生命保険で相続税と遺産分割に活用(法定相続一人@5百万円)
分離課税(一律20.315%:住民税10%、復興税2.1%(今後森林環境税)
・現金を不動産に変える/借金する(相続税の課税価格を2割引き下げられる)
・海外投資(有価証券でのリスク分散:債券・REIT)
・自社株を持ち、退職金を多く(退職金控除)
個人型確定拠出年金(iDeCo)4割程度節税効果(自営業・会社員・専業主婦など)
・タワマン購入して賃貸に出す(相続税軽減)
・貸金庫を利用(認知症対策)・相続税逃れ
・持ち家売却での3千万円の特別控除


「人助け」への知恵がある『偸盗の夜』

2024-07-05 07:38:24 | 人生を「生かす」には
「人助け」言葉表現は簡単「言うは易し行うは難しい」。本書の宗因の人助けはたとえ悪人でも双方に「なるほど」と言わせる「生かせる処置」判断には思わず唸る。近年、自己主義者が多くなり特に「人助け」より「自分」が中心で他人の事など二の次だ、という世間になった。それは公然と政治家の「利己主義」が横行し、「罪の意識が全くない」発言と行動になっているからだと、思う。国民に人として率先し善例を見せなければならない政治家がこれだと「正直者は損する」時代に戻っている気がする。面白い言葉が「私は様々なことをしてきたつもりだが、まだ、一度も死んだことがない。死とはどのようなものか、それを自分で確かめられるものを楽しみにしているわい」
『偸盗の夜』澤田ふじこ
「概要」父を惨殺した盗賊とともに闇へ消えた母の行方は? それから十一年、ある祝言が執り行われた夜、宗因が事件の真相に辿りつく!!
「冬の鼓」
盗賊に父を殺害され母はその盗賊と共に消えた、残された娘、お琴には大店から嫁の話しが舞い込む。だが、母の行方を知るまで拒否。そんな中に左官屋で働く男と好意な関係となるがそれに嫉妬した大店の息子が暴行を決行。宗因はその暴行を止めせたがその成敗が憎い。襲いかかる浪人武士には大店から大金を巻き上げ分け与えた。
「終わりの雪」
盗賊を殺した罪で島流しになっていた男朝吉が免罪となり宗因たちは身寄りが無い真面目な朝吉を助ける。やがて仕事も順調に進むとあの時盗賊から救った娘お咲に会い、夫婦となるように進める。
「幼児の橋」
幼い少女が橋の袂で泣いていた。捨て子だと悟った宗因の仲間が助けると、父親は博打にハマり大きな借金を抱え、大元はその美人の妻を囲った。宗因は家族を探しに賭博場に出かけことを済ます。
「因果応報」
川が氾濫し子供が流されると朝吉は必死に子供を空くべく川に飛び込み救う。それは昔殺害した男の一人息子でその女房に御礼される。
「左七町番屋日録」
夜廻役を引き受けた左七が扇絵師の弟子から嫌がらせを受けた。その後酒に酔い仕事を遅らせる悪い方へ回るようになると左七が酒を止めるお呪いをかける。
「偸盗の夜」
扇絵師の買付大店での祝言があり、お琴などお手伝いをすることになった。そこに盗人一味が侵入した時お琴が見たものは盗賊の仲間の母親だった。
ー粋な言葉
「京は巧みに人を誑かし、優雅に生きる町なのじゃ」
「人間お互いまさ、助け合って生きて行かなあかんのどすわ」
「人にとっては所詮この世は仮の宿。神代の昔から長い人の営みを考えれば、わしらの一生など短いもの。どんな苦しみや悲しみも、この世で解決のつかぬ事はない。私はさまざまなことをしてきたつもりだが、まだ、一度も死んだことがない。死とはどのようなものか、それを自分で確かめられるものを楽しみにしているわい」


産地直産のネット食品が急増・高齢者に好感度

2024-07-02 07:44:44 | 人生を「生かす」には
『高齢世帯でも広がる EC 消費 ~フードデリバリー・デジタルコンテンツ消費はコロナ明け後も好調~』明治安田調査レポート。
コロナ後のネット購買力は益々増加、特に高齢者の食品の消費が伸びている。その背景には人材不足で交通手段が減り、健康的な理由もさることながら高齢者が外出で買い物する人が急減だと、いうことか。
最近、産地直産で新鮮な野菜、種類も豊富、更に配送も即納が増えている。また、配送料を含めても格安の農家が増えているのが嬉しい。(我が家でも九州の農家から直接季節もの野菜等を定期的に購入している)


人の人生、我が人生 生き抜くという力

2024-06-30 12:57:44 | 人生を「生かす」には
@脳の細胞が消滅し始め身体的機能が全て失われていく先天性の病気で発病から6年間日記を綴ることで懸命に生き抜いていたが、その後4年間は生きる屍のような辛い余命だったに違いない。その亜也さんが最後に先生に聞いたことは「先生、私・・結婚できる?」という少女の切ない夢と希望だったのが印象に残った。また、残された兄弟姉妹の「人を思う優しい心」がみんなに伝わり教訓となったことは、姉亜也さんの短い人生でも素晴らしい遺言になった気がした。「生き抜く力」をもらった気がした。
『1リットルの涙』木頭亜也
「概要」15歳の夏、恐ろしい病魔が少女から青春を奪った。数々の苦難が襲いかかる中、日記を書き続けることが生きる支えだった。最期まで懸命に生きた少女の言葉が綴られたベストセラー。
14歳から20歳まで生き抜いた一人の少女の生き様
    難病と闘い続けた少女の日記をもとに記述された現実を伝えた書籍
    15歳で転んだことから難病への戦いが始まる(兆し・受診・入学・入院)
    16歳で高校での夏休みに入院生活から葛藤が始まる(入院生活・高校生活・友人・先生)
    17歳で養護学校へ転校、言語生姜等が始まる(高校生活・修学旅行)
    18歳で最後の夏休みから入院(在宅・入院・卒業)
    19歳で自立できない状態が続く(孤独・残酷・限界)
    20歳で懸命に生きる事を心がける(自立不可能)
    21歳 命ある限り生き続けるが尽きる
   その後の日記での記述がない・25歳10ヶ月永眠
1リットルの涙
    それは普通の高校から養護学校へ転校する、友達との別れが辛い
ー気になる言葉
    「いじめられることも、自分を強くする1つのいい体験なんだ」
    「人は1つや2つは苦しいものを持って生きているんだよ。それに耐えて耐えぬいて生きていかなければならないんだよ。自分を不幸と思ってはいけない。それ以上に不幸な人がいるんだと考えれば、また我慢もできるからね」
    「病気は、どうして私を選んだんだろう。運命という言葉では片付けられない」
    「私には進む道は1つしかない、選ぶ権利など無いんだ」
    「神の存在を私は信じる。神は私をお試しになっているんだと」
    「ねえ、四つ葉って、三つ葉の奇形でしょう。幸せって奇形のことかしら」
    「人間が人間らしく、かつ人間的にものが考えられるのは歩いているときであると思う」
    「私は生まれてこなかった方がよかったかもしれん」
    「問題を解くときの大切なのは、問題が何を問うているのかを見極めて、素直にそれに従うことである。素直になるには、先入観を持たないようにする」
    「言葉の無いものに託す気持ちは、その人や、その時の気持ちによって違うんだな」
    「意欲で体に勝とうと勝負したけどダメだった。顔が真っ白になって気持ちが悪くなり脱落。自分で自分の首をしている事を知りました」
    「家庭のぬくもりの中で愛されていると感じる。でも私はみんなを愛していると表現できない」
    「なぜ泣くの?」「クヨクヨしたって戻ってきやしないんだ」
    「もう一度書くことができるようになったら思い残すことはない」
    「自分が情けない、意思の伝達がうまくできないのが辛い」
ー担当先生の言葉
    「悪くなることはあっても、よくはならない。進行を遅くするには訓練をして脳を刺激するようにするしかない」と宣告される
    「失ったものより、残されたものを大切にしてね」


コロナ対策の見直しが必須になるか

2024-06-27 12:59:22 | 人生を「生かす」には
@コロナ感染が再び上昇気流に乗りそうな勢いだ。この調査は名古屋市立大学での調査資料(国は無い)で6月10日〜6月16日の一週間単位だが既に134、916名(前週比較では5,525名増)で例年の調査では7月にピークを迎えるが果たして低減するのか疑問だ。増大しているのは首都圏中心に関東地区に集中している。



「孤独死」は独身・一人暮らしの課題『超孤独死社会』

2024-06-19 07:38:39 | 人生を「生かす」には
「孤独死は独身・一人暮らしの課題」
現状、独身者、一人暮らしが急激に増加した日本では、若い人も含め年間3万人の孤独死が発生しており、老人のみならず若い人でも死後の処理相談などに関して圧倒的に増えている、と言う。更に孤独死の予備軍が1千万人いる日本は社会問題化しており、一度「事故物件」(孤独死・自殺・殺害・病死)となった場合には周辺の住民、家族へのインパクトも費用負担も大きい。 それには少なくとも一人暮らしの人が絶え間なく社会との繋がり(民間サポート・SNS・支援団体等)を続けていく事が必須だ、と言うこと。今後はIT、生成AIなどの機器等による見守り緊急通報システムなどで孤独死が減ること、また孤独死保険等などで費用負担減にも期待したい。
『超孤独死社会』菅野久美子
「概要」特殊清掃、略して“特掃”。遺体発見が遅れたせいで腐敗が進んでダメージを受けた部屋や、殺人事件や死亡事故、あるいは自殺などが発生した凄惨な現場の原状回復を手掛ける業務全般のことをいう。そして、この特殊清掃のほとんどを占めるのは孤独死だ。そんなときに、どんな生き様ならぬ死に様を迎えるのか。本書では、特殊清掃人たちの生き様や苦悩にもクローズアップしながら、私たちにとっての生と死、そして現代日本が抱える孤立の問題に徹底的に向き合う。
ー孤独死の現状
孤独死の遺体は警察によって運び出され、遺品は誰の身にも触れずに、ゴミとして処分される
・孤独死は年間約3万人(現実はもっと多い)「人と人との繋がりが気薄になる状態から」
・孤独死した約8割はゴミ屋敷や不衛生などのセルフネグレクト者が多い
・死後の整理清掃は「特殊清掃業者」(特掃)全国に5千社以上あり、夏場に集中(異臭で発見)
    民間資格「事件現場特殊清掃士」2013年から開始
・孤独死の死後は異臭から床等への体液の浸透、蛆虫、ハエなど虫の棲家化で作業は複雑となる
・孤独死した人に対して代償も複雑で元家族等が遺産等を請求してくる場合もある。
ー孤独者
・現在日本いは約1千万人の孤立状態の人がいる(10人に1ひとり)
・孤独死者には人付き合いが困難な人が多く、支払いなどはきっちりしている人も多い
・セルフネグレクト(自身の健康を悪化させる行為)が多く発見は「異臭」
・孤独死者は人を騙したり嘘がつけない人が多くそれが悩みで鬱となりストレスが溜まる
・セルフネグレクトする人を救える手立ては芳しくない(プライバシー関与)
ー特殊清掃
・仕事は朝の4時に始まり場合によっては深夜、早朝までかかる重労働
・遺族からの依頼ですることは物件の警察による立件、地主の許可など、周辺への気配り
・現場での異臭が漏れない作業から体液色付いた部分の解体、改修で肉体的にも疲労困憊する
・最近は富に生前の一人暮らしの独身の人、父母の一人暮らしを心配した家族など、死後と生前での相談が増えたとある(日本は独身生活者が増えたのは間違い無いが老後に死ぬ場合が多いが若い人でも死亡するケース・引きこもり病的死亡・自殺・殺害がある)
警察官の身元確認
・死亡者が発見された場合警官が一番早く現場に入り確認する
    夏場で1日から1日半、冬場でも4・5日で腹部に青藍色ができ腐敗が始まる
    腐敗は最初に目、目玉の水が溶けて抜け、蛆がわき始める
    悲惨な場合には全裸にして損傷箇所等の検証、肉片を集から検証を始める場合もある
・身元調査から家族への通知、親戚縁者等へも通知される場合もある
    清掃費+火葬+その他費用の負担を余儀なくされる
ー清掃費用等
    遺品整理・特殊清掃(オゾン脱臭含む)など約1百万、死後1ヶ月~
    場合によっては腐敗の状況によって数百万円かかる場合がある
    遺品処理・遺族への受け渡し品・資料等(銀行・公的手続き処理)


100歳までの目標がすごい『俺は100歳まで生きると決めた』

2024-06-18 08:06:29 | 人生を「生かす」には
「加山雄三の100歳まで生きる」は趣味と夢を持ち続ける事、それは、音楽、ラジオ、油絵、船長など「関心・感動・感謝」を忘れず何事にも熱い情熱、強い意志、想像力を持ち続ける事、と言う。若々しい加山雄三氏は日々努力と様々なモノ、人に対する情熱は人並み以上にあり、86歳になっても何かをやり続けるという意欲と好奇心は衰えを感じさせない。それが若さの秘訣だ、と感じる。
52歳で禁煙、63歳で禁酒、86歳で自分の歯27本
『俺は100歳まで生きると決めた』加山雄三
「概要」まだやりたいことがある。だから若大将は生きる。新たな音楽活動に挑んだ70代から愛船の火災と病に見舞われた80代、そして未来を見据えた余生まで。旧友たちに思いを馳せながら、永遠の若大将が語る幸福論!
ー輝かしき俺の70代
「攻める」と誓った70歳 ザ・ヤンチャーズ結成・中華料理も中華テーブルも手づくり・備前焼に挑戦・光進丸は人生の相棒・ライブハウスツアーなど
「守られている、生かされている」と言う認識を持った大きな病の後(脳梗塞など)
「86歳で自分の歯が27本ある」という自慢
「挑戦・攻めが力になり成果が上がっていく」と言う自信がある
「仲間からの元気をもらえる」ことで若くありたいという気持ちが湧いてくる
「メロディーがシンプルだから聞きたい人が気持ち良くなる」(ベートーベンが基礎)
「人生の3かん王:関心・感動・感謝」
 負債23億円とローマでのプロポーズ
「俺は生かされている」というとカミさんが「反省するためでしょう」と言った 
80代、まだまだ青春 今の俺、これからの俺
52歳で禁煙。63歳で禁酒 
努力しなければ、人間は衰える・筋肉を鍛える運動(トレーニングルーム)
毎食後3種類の歯磨き・朝ご飯が夫婦の絆を強くする
新たな新曲への取り組み「じたばたしてもしかたないだろ」


老後は「ほどほど」が心地よい『ひとり老後が楽しい77の習慣』

2024-06-11 07:47:29 | 人生を「生かす」には
老後は何事も「ほどほど」、急がず自分のペースでゆっくりとした行動を保つのが良い。特になんでも話せる仲間と気軽に立ち寄れる馴染みのお店など、気楽さが快適でストレスを溜めない豊かな生活を営むことができる、ことだろう。本文で気になったのは、仲間とまた会うときに「また今度」を止め「次回はx日」という別れ方、「子どもとの交流は親から、気になることも話し始めるのは親から」という。
『ひとり老後が楽しい77の習慣』保坂隆
「概要」人生100年時代。「老後の時間」は想像以上に長く、ひとりで過ごすことになる現実も避けられません。でも、残りの人生を大いに楽しむ人がいる一方で、「何もやることがない」「毎日さびしい」などと考えるばかりで無為に時間を費やす人も少なくないようです。毎日を有意義に生きられるかどうかは、暮らしの中で「楽しみ」をどう見つけるかにもよります。本書では、シニアの皆さんやそのご家族に向け、お金をかけず誰にでもでき、毎日が楽しくなる生き方のコツについてわかりやすく解説していきます。
・食事の大切さ
    旬の食べ物に敏感になる
    肉や魚のタンパク質をしっかり摂る
    一人で行ける馴染みのお店を作る
・ファッションにも気を遣う
    磨かれた靴・シワの内服で気楽に探索する
    いつもの道でのじっくり観察してみる
    定期的に出かける予定を作る
    いいもの・気に入ったものがあったら思わず購入する
・整理整頓
    押入れのもの・仕舞い込んだものを見てみる・そして捨てる(のんびり片付ける)
    使えるものは捨てずに売る(断捨離:ネットで下調べ)
    不精しない・無理しない・無駄しない
・身体的快感・お付き合い
    1日1回は大きな声で笑う
    挨拶「ありがとう」で自分が幸せに・「また今度」ではなく「次回はxx日」にする
    「いい加減」で心にゆとりを持つ(嫌なことは断る:冠婚葬祭も同じでいい)
    SNS等割り切って付き合う・たまにはハガキで挨拶
    子どもとの交流は親から話す・気になることも話し始めるのは親
    不安を一人で抱えない(ストレスなしの構え)
    やりたいことを紙に書き出す・できることはすぐ行動に移す・やめるリストをつくる
    姿勢を正す(TV・パソコンなどをしている時)
    5分間の瞑想で心を落ち着かせる
    反省(心配性)を繰り返さない(自分の都合のいいように考える)
    新たらしいことにチャレンジしてみる
    人間関係に心地よい空間を作る(距離を保ち長く付き合えるように努力する)
    プライドに拘らず先入観を捨て付き合う


老いの生活は何事も「ほどほど」が良い

2024-06-08 07:39:38 | 人生を「生かす」には
他人から「いい感じのご老人」「粋な人だね」と呼ばれるような姿はここにある様な日常の行動にある、と思う。特に悲観的な感情(思い込み)をコントロールできれば素晴らしい人生になると感じる。本書の中で参考になるのは「後悔」(やらなかったこと)を無くしていく試みとか、若い時の格好で気の合う人と出かけてみるなど、さらに老いた人だけじゃないが、現代は何事にも「ほどほど」が一番かもしれない。
老を楽しむ心理学
内藤誼人2024年6月
「概要」本書は、何歳になってもイキイキと生きていくためのコツを紹介するものです。
とはいえ、何か難しい話をしようというものではありません。また、ものすごく大変な努力を必要とするような話もしません。だれでもほんのちょっと考え方を変えるだけで、毎日が愉快で、楽しく、イキイキと生きていくことはできますので、そのためのヒントをお話していこうと思っています。
「よい歳のとり方」とは、どういう状態を指すのか
・病気がないこと、身体が自由に動くこと、記憶力が低下しないこと、ボケないこと
ー素敵な歳のとり方
    ネガティブな感情や悲観的にならないように心がける
    歳を重ねると感情のコントロールが上手くなる
    思い込みによる自己暗示効果はとても強い
    「若い」と思うと筋力もアップする
    若い格好をしてみる(見た目の外観を変える)、気持ちも変わる
    信心深いことで人生満足感も高く、自尊心も高く、楽観主義的になる(感謝する)
    いろんなことをしてみる(脳・身体能力の活性化)
    後悔(人間関係がダントツに多い)で「やらなかった」をなくしていく
    歩くスピードを上げる(認知症になりにくい)
    運転免許証の返納を少しだけ待つ(反射機能・速度が変わる)
    気の合う人とだけ付き合う(人付き合いのストレスを解消)
    怒りを溜めない(思うことを伝える)
    挨拶し合えること(他人とも話す気空きを得ること)話は短めに
    動物を暮らしてみる(癒しの効果から寿命が延びる)
    「地中海式食事法」魚、野菜、果物、豆類、ナッツ等を多く摂る(認知症・肥満減少)
    耐性を鍛える(人生に目的意味を感じること・ユーモア・自信を持つこと)
    有酸素運動(ラジオ体操・ヨガ=疲労から快睡眠が可能)
    日記をつける習慣をつける
    陽気な音楽を聴く(カントリーウエスタン調ミュージックが良い)
    ストレスがある時にできる解消技を持つ事(~すると気分が良くなること)
    お日様の光を浴びる(ビタミンD/うつ改善の効果)
    何事も「ほどほど」を心がける(完璧にやろうとしない事)
    生活のリズムを変えない事


老後の生活支援と額(条件もある)

2024-06-01 07:40:25 | 人生を「生かす」には
『認知症と予備軍 2050年に1200万人 独りで暮らせる?(1億人の未来図)』日経新聞記事(動画)3人に1人が認知症の予備軍となる2050年。そこで期待されるのが新技術で生活する様子だ。「人の五感」サポートがどこまでできるのか。一人暮らしにはどれくらいの生活費用がかかるのか総務省統計がある。(下記図)結果@毎月¥123,000とあるが国民年金でだけでの生活はもうできない。となると国の支援が必須となるが、現状無い。「自己破産申告」で国の支援が最終的な選択となる。(ただし自己破産条件に注意:https://www.effata.co.jp/saimu/saimuseiri-7518.html )
生活保護の金額に関しては条件(地域年齢等)で変わる。(計算式を参考:https://www.aichidaikyo.or.jp/media/seikatuhogo/)





期待しないほうがうまく世間を渡れる現代社会『機嫌のデザイン』

2024-05-24 07:46:00 | 人生を「生かす」には
「何事も期待しないこと、素直な自分でいること、観察し美しさを感じること」などよく老いになるとこう言った言葉が飛び交う。半世紀を経て得ることは周りの自然と変化に好奇心を持って観察することが楽しくもあり、嬉しくもあるということ。現代社会は特に「何事にも過度な期待はしない」が最適な言葉に感じる。それは人が人の為の好意的な行動をしなくなったということであり、「親切」「気遣い」「気配り」がめっきり減った現代人間関係の閉鎖的社会に入ったと言う事だ。
『嫌のデザイン』秋田道夫
「概要」いつも他人と比べてしまう。このままでいいのか、と焦る。いつまでたっても自信が持てない。仕事や人生に悩んでしまった時、どう考えればいいのでしょうか。「何事につけ『期待するな』です。世間にも家族にも友人にもさらには自分にも。デザインは一晩寝かした方が良い。それより大事な事はデザイナーがちゃんと寝たほうが良い。どんどん本を読んで色々なものを観てください。そしてどんどん忘れてください。それでも残っているのがあなたの知識です。
機嫌をよく保つにはまわりに期待をしない、負には我慢せず離れる、無理に充実させない
ー人間関係―誰に対しても素直に接する、互いに疲れない関係を築く、不足という気持ちが大切、言葉にゆとりを持つ
ー仕事―知識よりも人を知ることのほうが大切、悩むことは物事を複雑にする、考えるとは物事をシンプルにすること、純粋な興味から染み入った審美眼を大切に、道理か都合かの判断、素直に優る才能なし、出会いを広げる、「もし自分だったら」を置き換え考える
ー感性ー自分にとって心地よいものを選ぶ、感性は日常の中で観察しながら想像で遊ぶ


「足るを知る」生活から生み出す『超ミニマル・ライフ』

2024-05-10 07:32:53 | 人生を「生かす」には
「ミニマル・ライフ」とは生活・仕事の人間関係などに対して「More」よりも「Less」、「Big」よりも「Small」、「Fast」よりも「Slow」であること、さらに「足るを知る」技術を習得することで「軽量化」を極限まで削ぎ落とせ健康体を保ち、人間関係、お金の管理まででき幸福度が増すに繋がるのだ。人間は「欲」の塊、死ぬ時は何も無い。だから歳をとれば1つづでも「捨てる」覚悟が必要だ、と思う。最後まで残せる欲は、人間本来の「欲」である睡眠欲、食欲、性欲であり、モノに対する物欲、金に対する財欲、自慢などの名誉欲は一才放棄すべきものだと言うことになる。
『超ミニマル・ライフ』四角大輔
「概要」思い込み」「脳疲労とストレス」「体」「食事」「人間関係とコミュニケーション」「お金と働き方」のすべてを軽量化するための【全技法】公開!その【全技法】は〈7つのSTEPと61のMethod〉に体系化されていて、それらすべては「3つの原則」に集約される。
①「自由時間」最大化のために、仕事と家事を超効率化する
②「パフォーマンス」最大化のために、体・脳・心の負担を最小化する
③「幸福度」最大化のために、お金・仕事・人間関係の不安をなくす
著者は、「減らす」「手放す」「軽くする」「削ぎ落とす」といった引き算をしていった。不安定な経済に振り回されず、不確かな世間の価値観ではなく、自分の意思に従って生きる――それが目指すべき「ミニマル・ライフ」である。
ー日本の現状
    幸福度は極度に低い、ただならぬ不安と焦りに駆られ渇望症なる病を患っている
    どうでもいいことに注ぐ労力、お金、時間を最小限にして、可能性を最大にする
    ケミカル農薬大国世界ワースト3位(インドの30倍、スエーデンの20倍、米国の5倍)
    長寿国ランキングではすでに日本は香港、スイスに次いで3位
    過食傾向で食べ物残す(食べ過ぎで残すフードロス現象)
    慢性ストレスで自殺やうつ病、精神疾患患者が増え経済的損失(年間15兆円)
軽量化できること(ミニマル化vsシンプル化:極限まで削ぎ落とすvs簡素化する)
・思い込みの軽量化
    「忙しい」で人生を破綻させているのをロングスローディスタンスにする
    「選ぶことは手放すこと」=減らす・軽くする・削ぎ落とすこと
    「足るを知る・身の丈を忘れず」心地よいペースを続ける
・体の軽量化
    健康な心身「ちゃんと食べ、体を動かし、休み、寝る」
    「TO DO」から『WANT TO DO』やらされているから挑戦するへ
    毎日20分のヨガと週3回45分のスロージョグ(自然の中)
・食事の軽量化
    気になる食品添加物を摂らない
        亜硫酸ナトリウム・甘味料・カラメル色素・加工澱粉・酵素・防カビ剤
    健康リスクの高い食材
        赤肉(大腸癌)、乳製品(虚血心性疾患)、小麦粉(アレルギ)、砂糖(糖尿病)
    季節外れの野菜(栄養加減)を止め、旬な作物と地元国産品を選ぶ、ミニマル料理
    サプリメントは非常食とし健康発酵物(味噌、納豆、キムチなどが良い)を摂取
    食べ過ぎ・夜の大食などには断続的ファスティング(間欠的断食)
        断食がもたらす効能:肥満症・糖尿病・心血管疾患・癌・神経疾患
・脳疲労とストレイの軽量化
    「遊び」で精神的・脳・体へのストレス軽減(心も軽くする)
    「睡眠」(長さと深さ)ノンレムとレムの90分サイクル(長すぎてもだめ)
        10代で8時間以上、25歳で7時間、45歳で6.5時間、65歳で6時間
        成長ホルモンの7割が睡眠時に分泌される(筋肉・骨・皮膚など全身へ)
    「朝日を浴びて」体内のセロトニンを分泌させる:幸福感・集中力ホルモン
    「カフェイン摂取は15時までに」体内に残り上質な睡眠ができない
    「お風呂は寝る2時間前」深部体温温存(脳と内臓の保温で寝つき熟睡効果)
    デバイス・オフライン化(セルフケアタイム)脳疲労を防ぐ
・人間関係とコミュニケーションの軽量化
    人間関係こそメリハリが大切(心を許せる優先順位をつけて付き合う)
    苦手な人とは少しポジティブな言葉を使う(プライミング効果)
    失礼のない完璧な礼儀で接する(距離感を保ち、いい所を見つけるゲーム感覚で)
    「誰もが口にする一見正しそうなアドバイスは絶対ではない」と言う哲学
    無駄な時間を交わすことを避ける(余計な接待と効率の悪い仕事への不満)
    信念に従って行動する勇気を持つ(誠実さ、情熱、前向き)    
・お金と働き方の軽量化
    大きな挑戦には逃げ道を用意しておく(ポジティブエスケープ・精神的セーフティネット)
    ライフコストを予算化(投資・消費・浪費分)ミニマム化を計画
    大胆なメリハリ経営を計画(ハイライト思考・一点突破的起業)
    定年無し・年金なしで副業(パラレルキャリア)と継続的な多面的社会貢献など
「私は決して頭が良いわけではない。ただ、誰よりも好奇心があるだけだ」アインシュタイン
「そこに山があるからだ。Because it’s there」登山家ジョージ・マロリー


この世の後はあの世に続いている『『亡くなった人が、あなたに知って欲しい40の真実』

2024-05-02 07:36:09 | 人生を「生かす」には
@死後の世界から語るスピリチュアルテラーの存在を信じるかどうか個人の価値観によって異なる。この世とあの世の違いは肉体的感覚が無いこと、この世で叶わなかった夢を引き続き追って、人によっては生まれ変わる人もあると言う。また、あの世から(見えない力で)いつも見守っており、不思議な「夢・音・香り」は亡くなった人からのメッセージである、とも言う。ペットを含め亡き人を成仏してもらうには故人の骨などを身に付けない事、周りに置かない事、ご先祖への感謝を忘れず、いつまでも悔やむ事なく前を向いてしっかり歩むことが亡き人への供養にもなる、と言う。この世で運気を高め、呼び寄せるには「感謝」の一言で「人への気遣い」が自然に出来、意識と行動が変わる、と言う。大切なのは、自分の人生を大切に生きること、そして愛する人への思いを忘れないことではないだろうか。
『亡くなった人が、あなたに知って欲しい40の真実』サトミ
「概要」幼い頃から、普通の人にはみえないものがみえるなど、不思議な力をもっていた著者のサトミさんは、スピリチュアルテラーとして、亡くなった人の言葉を相談者に届ける活動をしています。あの世や亡くなった人について深く知るたびに、この世は、本当に不思議なしくみで成り立っているのだと気づかされると言います。「意味のない出来事は、何一つありません。ただ意味のある出来事を、無意味なものにしてしまう人は、残念ながら少なくありません。それは、とてももったいないことです」


「自分の直感を信じて生きる」グレース王妃の生涯『心を磨くグレース・ケリーの言葉』

2024-04-26 07:47:25 | 人生を「生かす」には
世界を魅了させたグレース・ケリー王妃は、女優時代の孤独と、結婚後の王室生活での不自由さを経験している。 彼女は、ハリウッドの「偽りの世界」と王室の「自由のない世界」の現実社会の厳しさに悩んでいた。 結婚生活では、お互いに妥協しながら忍耐強く努力することの大切さを学んだ事などを述べている。 最後に、日本の優しさ、礼儀、美、敬愛といった美徳を失わないことを願っていたことなど印象深く、 グレース・ケリー王妃は、女優から王妃への転身の中で、様々な葛藤を経験しながらも、自分の直感を信じる自分の信念を貫き通そうとした強い意志の持ち主だったと言える。運転中脳卒中で事故に遭い崖から転落52歳で人生の幕を閉じている。
『心を磨くグレース・ケリーの言葉』岡部昭子
「概要」ハリウッド女優として活躍した後、モナコ公国へ嫁いだグレース・ケリー。公妃となった後の献身的なご活躍の背景には、人への思いやり、自分に与えられた天分を精一杯生きようとした懸命さ、家族や国民を大切にする愛に溢れていました。 本書は、生前のグレース公妃の言葉を集めたものです。シンプルな言葉には、現代を生きる人たちへの指針が詰まっていました。
裕福な家ケリー家(レンガ職人のアイルランド系父とドイツ系移民の元大学教師の母)
    グレースは四人姉妹の次女、病弱で内気な少女。両親の反担を押し切ってNYの演劇の道へ
    グレースは背が高く、痩せていて、顎ががっちりした「~すぎ」だらけの女性
    「真昼の決闘」映画に出演ハリウッドデビューを飾る
    「MGM」でジョン・フォード、クラーク・ゲーブルと一緒に出演する事を夢見て
ー演出で学んだこと
    「女優に予期せぬ驚きの要素がないと、意味がない」ヒッチコック監督
    「セクシーではなく魅惑的。冷たい表面に秘めた火が燃えたぎるかのような表現」
    「エレガントなセクシーさに魅力を感じさせる」
    「ハリウッドは偽りだらけ。自分を見失い傷ついた男女が集まったところ」
ーMGMvsパラマウント(企業との葛藤)
    パラマウントの強い役柄である「喝采」を引き受けMGMとの契約も継続させる
    自分の力を信じて時間を考える余裕もなく必死に映画で演出(すでに婚期を過ぎ)
    パラマウントの「喝采」でアカデミー賞を得たが一番寂しい時間だった
    その理由は「一緒に分かち合う人がいなかった」と言う。
ー恋愛・結婚・養育・生涯(運命を受け入れる柔軟性)
    モナコ皇室でのアポで出会ったレニエ公と文通後に結婚
    後継者を儲けるための結婚(後継者がいなければフランスに返還する恐れ)
    ハネムーン後に妊娠(その後三人の子供を出産)
    他人を決して批判せず、分け隔てなく、いろんな人たちを受け入れた
    子供達とそばにいて良く話し合いをし、子供の気持ちや意見を尊重してあげる
    子供には厳しい躾をしていた(配慮と愛)
    慎ましく、思いやりのある人だとみんなの記憶に残しておきたい