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ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

人はこの一言で動く『ザ・殺し文句』

2020-08-31 08:08:07 | 経営・リーダーシップに必要な事
人を動かす力は誠意ある「言葉」に間違いない。「口説くテクニック」と言う言葉になるかもしれないこの書の内容はその極意を説明している。 心身から「感動」する事で人は動かざるを得ない。ビジネスでは如何に相手を「説得」するかもその例として大いにある。 ここにモテる男の女性を口説くテクニックがあるが?・・・・参考までに。

第1章 カリスマ経営者の殺し文句
・スティーブ・ジョブズからジョン・スカリー「このまま一生砂糖水を売り続けるつもりか」
・松下幸之助から取り扱い店内裏店主「結局、松下電器が悪かった」
柳井正一からジル・サンダー「あなたもやった事がないことを一緒にやりませんか」
第2章 プロ野球監督の殺し文句
・野村克也から江夏豊「オレと一緒に革命を起こしてみないか?」
・長嶋茂雄から清原和博「思い切って僕の胸に飛び込んで来てほしい」
栗山英樹から大谷翔平「誰も歩んだことのない道を歩いてほしい」
第3章 政治家の殺し文句
田中角栄から大蔵官僚「大臣室の扉は常に開けておくから」
・谷垣禎一から加藤紘一「あんたが大将なんだから」
小泉純一郎から国民「もう一度国民に聞いてみたいと思います」
第4章 なぜ、この殺し文句に瞬殺されるのか?(殺し文句理論篇)
殺し文句の法則10ヵ条
・「あなただけを強調する」あなただけにお話しします お前しか頼る人がいないんだ
・「相手の利益を語る」 利益は地位・名誉・実績・楽しそう・面白そう・いい経験
・「二者択一で問いかける」 人間は答えを探す生き物
・「リスクを負って断言する」断言は強い
・「プライドをくすぐる」自己重要感を刺激せよ 頭を下げるのを嫌うな
・「巧みな比喩で語る」ひゆは論理を超える
・「大義を訴える」誠心誠意 嘘をつく
・「相手の発言に乗っかりりき返す」 即答の威力
・「本気でぶつかる」半身では通じない
第5章 この場面ではこのフレーズで撃ち抜け(殺し文句実践篇)
上司への殺し文句集
・部長だからお願いするのですが
・私のこと、わかってくれるのは部長だけです
・まだ誰にも話をしていないのですが
・やっぱり部長は違いますね
・もっといい「企画」にしたのでご指導いただけますか (組織・仕組み・内容)
・是非一度「営業」の極意を教えていただきたいです (仕事・ゴルフ・飲み会)
部下への殺し文句集
・君の能力を見込んで頼みたい仕事があるだけど
・君がいなければこのプロジェクトは成功しなかったよ
・君はいずれ我が社を背負って立つ人間だから
・悪いようにはしないから
・困った事があったらいつでも連絡してきていいから
・失敗してもなんとかするから思い切ってやってみろ
顧客・得意先・取引先への殺し文句集
・まだ他社にはお知らせしていない特別な情報なのですが
・価格は他社より高いですが、「品質・サービス」では他社に負けません(性能・安全)
・当社の「ご提案」は御社のためになっていますか (サービス・支援)
・弊社に何かできることはありませんか

医療の過失・安楽死『2人のウイリング』

2020-08-30 14:33:00 | 世界の動きから見えるもの
@医師が患者の苦痛を取り除く、安楽死、自殺補助など犯行の背景には綿密で計算されたな毒の致死量投与と依頼者(治療者保護者、夫婦)などにもWin-Winとなる実益を目的にしたミステリー事件小説だ。現代、難病患者自身が安楽死補助を医療者にお願いした事件があったが、日本も安楽死法案に傾いていくのか。実際他国へ旅し安楽死を望んだ患者をTVで見たことがあったが、医療の発達とは逆にそういった治療者・患者が増えていくかもしれない。下記は他人による積極的安楽死を法律で容認している国・地域の一覧 (出典:Wikipedia)
  •  スイス - 1942年
  •  アメリカ合衆国
    •  オレゴン州 - 1994年「尊厳死法 (Death with Dignity Act)」成立
    •  ワシントン州 – 2009年
    •  モンタナ州 - 2009年
    •  バーモント州 - 2013年
    •  ニューメキシコ州 - 2014年
    •  カリフォルニア州 - 2015年[8]
  •  オランダ - 2001年「安楽死法」可決。
  •  ベルギー - 2002年「安楽死法」可決。
  •  ルクセンブルク - 2008年「安楽死法」可決。
  •  カナダ - 2016年[9]
  •  オーストラリア  ビクトリア州 - 2017年[10][11][12]
  •  大韓民国 – 2017年[13]
『二人のウイリング』ヘレン・マクロイ
「概要」ある夜、自宅近くのたばこ屋でウィリングが見かけた男は、「私はベイジル・ウィリング博士だ」と名乗ると、タクシーで走り去った。驚いたウィリングは男の後を追ってパーティー開催中の家に乗り込むが、その目の前で殺人事件が…。被害者は死に際に「鳴く鳥がいなかった」という謎の言葉を残していた。発端の意外性と謎解きの興味、サスペンス横溢の本格ミステリ。
・殺害されたのは偽名を使って忍び込んだ私立探偵とその私立探偵を雇った富裕者の一人で白内障で失明した老婆の2人。殺された私立探偵は飲み物に毒物が、老婆は常用している薬が元で亡くなった。
犯行の背景には、精神的に安楽死を望む人、治療が効かないパートナーを痛めつけたい、夫婦仲をこれ以上継続したくないなど、犯罪と法の執行を隔てる垣根、治療者の苦痛と治療する立場をうまく利用した精神科医の犯罪となる。
・精神科医はそれぞれの悩みを解決するべく治療と思わせながら常備薬に適度の毒薬を入れ金儲けを目的に手を染めることになる。精神科医曰く「金に知性が伴えば、現代の世界でできないことなどほとんどない。金があり、手立てを弁えてさえいれば、中絶手術をさせたり、コカインを買ったりするのと同じように簡単に人を殺せる。闇市はどんなものにも存在するのさ。美しい話じゃないか。物事はそんなものだよ。賢い者は、物事を変えようとはしないものだよ。確実に配当にありつくようにするだけさ」

生きる喜びを求めて『生きることの意味』

2020-08-26 07:54:25 | 歴史から学ぶ
人間の生きる喜びとはソクラテスの言う「何か生きがいを求めること」であると、それに人間としての教養を身につけ美的感覚の感受性を養い、日頃から「何をなすべきか」を考えることが人間らしく生きる事に繋がるのではないだろうか。 贅沢から幸福は容易ではない、は刺激される。 ソクラテスの「生きる十七の教訓」がここにある
・「哲学」
    哲学はただの生活の目的のためには、すぐには役に立たないかもしれない。哲学は無用なものであり、不必要なものであると言われても、それに違いないような気がすることが多い。しかし哲学というものは、そういう無用、有用の区別の元になる、低い目的性を問題にするところから始まるのである。ソクラテスの、「人はただ生きるために生きているのではなく、何か生きがいのあるものを求めて生きているのである」そこに哲学が生きるのである
・「ヒューマニズム」 
    人間性は教養によって形作られる
・「幸福について」 
    幸福な生活とは「生きていていいなあ」と思い、「人生は美しい」と感じさせられる生活
    「知足」不幸は不足の感じから生まれる 「足ことを知ること」
    我慢する生活が唯一の美徳で不幸を感じない
    贅沢から幸福を作ることは想像するほど容易ではない
・「美について」
    一番近い美というものは、人間の美なのである(肉体の美しさ)
    美は外のみに見られるのではなく自己自信を美しくすること(自愛)
・「ペシミズムについて」
    人々はなぜ厭世的な言葉を好むのか(もっと不幸な人がいることを考える)
・「教養について」
    教養は専門家を作るものではなく、一般的な意味において人間を作るものだと考えられる
    人間らしさを形成するもの、人間的な美しさを養うこと
    自分を美しく飾ろうとする意欲には人間の共通のより良くしようとする願いが含まれる
・「考える葦」
    「何をなすべきか」を考えること
    生活を一歩でも前進させ、より良くするためには、現状に安んせず、思想を先に掲げて、行動と生活をこれに追随させるように努力しなければならない

最後には報われる努力の甲斐とは『フロスト始末』(上・下)

2020-08-23 08:15:13 | 経営・リーダーシップに必要な事
@ドジでチョット抜けているが仕事は至って忠実に真面目、部下からの信頼も厚い警部が事件を解決していく。署内の人事異動で自分が数週間後に左遷される事を知るとさらなる少女の殺害が発生しないようにと一部法律を曲げ突進、睡魔が誘い、食事も時間をかける余裕もなく全力投球する。 事件解決(仕事の遂行)の基本は、迷ったとき、進展がないときには見落としがないかチームで最初から見直しする事、そこから直感と予測(仮説)、行動力で解決していくのである。 様々な事件(仕事)を同意時進行させ少ない部下を的確に指導、動かす能力は素晴らしい。
『フロスト始末 上・下』R・D・ウイングフィールド
シリーズ累計85万部、全作品が年間ミステリランキング1位に輝いた、超人気警察小説最終巻。
・デイトン署はマレット所長の指示で半分の署員が別の署に出向、ジャック・フロスト警部に様々な事件が持ち込まれる。それは人の足遺棄事件、連続強姦事件、スーパー脅迫事件など。そこに新たにスキナー主任警部が赴任、それはフロスト警部を他の署に移動させる嫌味な仕事を言いつける事で辞めさせることも考えた捜査を依頼する。それにスキナー主任警部との因縁付きの新米の女捜査官が着く。フロスト警部の仮設はほぼ外れ、失態を繰り返す。それは他の捜査官・刑事の所為でもあるがフロストは冗談をいいながら我慢強く捜査を進めていく
・スキニー主任警部はフロストの不正な経費精算書を見つけ出し問い正すことになる。事件が解決しないまま、フロスト警部はマレット警視、スキナー主任警部から人事異動について知らされる。それは経費精算書の改竄含め、事件解決するための費用がかかりすぎ、解決にも及んでいないことだった。デントン署を去る日が近づく中、起死回生の策も思いつかず、抱えこんだ事件もいっこうに解決する気配のないフロスト警部。根性なしのマレット署長と好かないスキナー主任警部は頼りにならず、わずかな部下を率いて捜査に当たる。いつも以上に出たとこ勝負な警部は、法律を無視し、犯人との大立ち回りまで演じることに。
・そこで一つでも解決したいと強行捜査、フロスト警部は家宅捜査書なしで容疑者の家宅に侵入、そこで発見したのは操作中の一人の女の子の携帯電話。
・事件の早期解決を願いフロスト警部は家宅侵入した家に対し家宅捜査書を受け、容疑者2名を逮捕、だがこれも弁護士による保釈となる。フロスト警部は保釈となった容疑者を最後まで諦めきれず部下に監視をさせていた。
・フロスト警部は部下と殺害事件の見直しをすると学校の教師が証拠品の中から浮かび上がり、また最初に発見した2人の殺害現場から農場の一時労働者の容疑をかけ監視すると、少女の写真等を保釈された二人に販売依頼していた事を掴み、監視。すると教師と労働者が保釈した二人の家を証拠隠しに放火し、逃亡しようとしたところを逮捕することができた。
・別の行方不明だった少女を無理やり連れ出し逃亡しようとした配送業者が容疑者として浮かび監視すると、早朝逃亡するかのように車を飛ばす容疑者を発見、引き止めると車内には少女が縛り上げられており配送者の男を逮捕する事もできた。

「術なき術」を知るとは『弓と禅』

2020-08-22 08:08:03 | 歴史から学ぶ
武道の真髄は「無心状態」(我を離脱)とある。 さすれば達人は弓の的が見えなくとも的を射る事が可能だと言う。 スポーツの極意でもあるかもしれない、と言うのは力んだポーズ、仕草では殆ど上手くいかない。 力を抜き、ある程度自然(試練で鍛えた体の動き)に任せる事が良い結果を出している。野球でもゴルフのプロ選手のスイングを見ると素人でも理解できる。 修練とは体を鍛えながらその感覚を覚えさせる事、それはいつも同じ事をする矛盾との戦いでもあると言えるかもしれない。
『弓と禅』オイゲン・ヘリゲル
西洋哲学・論理主義と日本の弓道修練の行を媒介として自らの神秘的体験の書である
弓道修練稽古の手順
    筋肉を使わずして弓を弾くこと
    精神の集中を持って呼吸法を絶対的な要件とする
    矢を放つには、これを放とうという意思を全く持たないで放つこと
    的を見ないでいることが必須(我を離脱して絶対無の立場に徹すること)
・博士の得たものは「身を以てする実例を通じて人間が与え得る唯一のもの『弓道における禅』、それは師範との「以心伝心」であり「術なき術」を知り「無」を体験した事である
柳生但馬守(将軍の剣道指南役)にある日、旗本の武士が訪れ指南を願い出た。但馬は一見して以前剣術の習い事で何流なのかと聞いた。ところが全く剣術を学んだこともないと答え、但馬はそんな筈はないと再度正すと、その男は「習得したことのあるものは少年の頃、武士としていかなる場合も死を恐れるべきにあらずと、死の問題と組打ちしました」と答えると、但馬は「貴殿は技を学ぶには及ばぬ。立派に師範でござる」と答えたと言う。
・「我を離脱」とは
    死の試練を堪え、生死を達観した人無畏(無恐怖の状態)の境地を得た者
    無心状態を意図的に持つことができる人が達人となる
・「指南役・剣師の仕事」とは
    敵が迫って来る打ち込みをあたかも予感した覚知と回避の術を持って行い、さらに無媒介の電光石火のような反作用で反撃できる体制を感覚的に覚えさせること 「心の動き」と「精神的な鍛錬」
・「弟子が指南・師になる」とは
    奥義を心得た者、師範の「生きた奥義」を知るものは師を超えることができる。 それは注意力を極度に緊張させ、抜け目なく敵を見守り、敵の打ち込みを技表通り防ぎ止め、また有効な攻撃をする事ができるようになる事(無心・無我、沈潜状態)



人の行動を上手く利用する方法『仕掛学』

2020-08-17 08:07:46 | 世界の動きから見えるもの
人に何かの行動をとって欲しい方法がこの書にヒントがある。 例えばお店の前で止まって欲しい場合は、「鏡」を設置、更にセンサーなどで体型、検温など着せ替えなどを楽しくしてくれる仕組み。 また、スピードの出し過ぎで事故が多発しているところには、細い道路に見える白線・歪曲線・あるいは全く中央線を入れない など発想と仕組みを考えれば人は上手く行動してくれるものだ。 ここにその記事がある

『仕掛学』松村真宏
「ついしたくなる」には仕掛けがある・人の行動で問題を解決する
    思わず整理整頓しなくなるようにするには (子供の後片付け・ゴミ)
        整理ボックスなどに番号をつける・斜めの線をつけて順番に並べる
        バスケットネットを張りゴミを入れさせる
        大きなぬいぐるみに入れさせる
    順序よくする
        駐車場には白線(斜め駐車)で仕切る
        エスカレーター、待ち合わせには足跡マークをつける
    清潔に
        男子トイレの便器に的をつける(何かのマーク)
        変色シートで色を変える(楽しさ)
    運動をさせる
        階段にピアノ色と音を仕組む
        ゴミ箱に落下音を仕組む
行動を誘う仕組み3つの要件(FAD)
    公平性(Fairness)・誰も不利益を被らない
    誘導性(Attractiveness)・行動が誘われる
    目的の2重性(Duality of purpose)・仕掛ける側と仕掛けられる側の目的が異なる
・行動の選択肢を増やす・行動を上手に誘導する(仕掛けは負担が小さいほど良い仕掛けとなる)
    犬が小便をするところに小さな鳥居を置く(神聖な場所への行為はしなくなる)
    入り口を考慮:子供達が喜ぶトンネルの入り口を別途設ける
    募金箱:コインを入れると回転しながら落ちて行く様を見せる
    写真を撮り宣伝効果を上げる:立ち見台ディスプレイ配置・トリックアート設置
    トイレットペーパーは丸を三角にすると30%消費量が減る
    匂い・香りを仕掛ける:パン屋など
    味覚を楽しませる仕掛け:試食など
    視覚を楽しませるしかけ:鏡を設置することで立ち止まる・望遠鏡で見たくなる
・気になる・楽しそう・ワクワクするなどポジティブな期待で行動させる
・他人の視線を意識した「目」を描くと本能的に悪い行動はしなくなる
    防犯カメラ・「目」シール、落書きでも同じ効果
    防犯には青色外灯が犯罪を減らす役割がある
「仕掛けの発想法」
    好奇心旺盛な子供達を観察
    巨大スクリーンに突如自分が映ると見るようになる(監視カメラと連動)
    よくぶつかる曲がり角につけるマーク:床に目立つ線を斜めに引く
    スピードが出る直線道路:道を狭くした白線を引く、バンピング・歪曲線
オズボーンのチェックリスト(発想法)
    他の使い道はないのか・他に似たものはないのか・変えてみる:大きく・小さくしてみる
    入れ替えてみる・逆にしてみる・組み合わせをしてみる
    取り除いてみる

日本のこれから歩む方向『日本企業の勝算』

2020-08-16 08:07:21 | 世界の動きから見えるもの
人口減少、老齢化、さらにCOVID-19の経済影響などこれからの日本はどうあるべきか、参考になる資料(世界含め)が豊富だ。この書の結論は成長がない、見込めない中小企業への政府支援止め、労働集約を目的に「できる経営者」を立て企業統合(スケールメリットの有効性)を図ると言う事である。 その為の解決策は下記にあるが、それと同時に私が思うに、大事なことは次世代の育成だ。日本は大学でももっと実務的で、実践的教育をすべき時代に入っており、その受け皿として企業は即戦力としての賃金・地位を考えた受け入れを考えるべき時代となった、と思っている。
『日本企業の勝算』デービッド・アトキンソン
【主な内容】
第1章 実力はあるのに「結果」が出せない日本企業
第2章 「沈みゆく先進国」の企業には共通の課題がある
第3章 日本企業の生産性が低いのは、規模が小さすぎるからだ
第4章 「中小企業を守る」政策が日本企業の首を絞めている
第5章 「低すぎる最低賃金」が企業の競争を歪めている
第6章 日本の「経営者の質」が低いのは制度の弊害だ
第7章 人口減少で「企業の優遇政策」は激変する
第8章 人口減少時代の日本企業の勝算
・現実数値と現状
    先進国比較で生産性が最低の28位(世界競争力は5位)
        中小企業の躍進がほとんど見られない(中小企業数・労働者数が多い)
        ICT/イノベーションの効率的な活用が見られない(経営者の質・ICT認知不足)
    少子・高齢化・国家の貧困化・年金不足
        2016年vs2060年 人口減少率マイナス32.1%(予測値)
        2050年に1.3人で1人の高齢者を支える(1950年比で9.3倍)
    低賃金・過酷な労働・有給休暇が取れない・女性の活躍が進まない
        大企業労働生産性@826万円、中企業@420万円、小企業@342万円
        製造業@722万円、宿泊・飲食@193万円、小売@365万円
        優秀な人材を安く使える日本(日本にある外資系企業の評価は高く、伸びている)
            日本の若者の学的リテラシーは世界3位
    社会制度の不備・マクロ経済の不安・スキル不足(論理的思考不足)
        中小企業の保護政策が非効率を生む(フランス・スペイン・イタリヤ・ポルトガル)
        日本の補助金・助成金(信用補償)・軽減税・還付は中小企業の40%を占める
        日本の中小企業95.4%(281.3万社)は規模間成長をしていない
            特に小売業は規制による生産性低下を招いている業種
            米国サービス産業市場12兆円vs日本6630億円
・解決策
    生産性を上げ・給与アップ・人材確保(質的労働者の集約)・経営規模の拡大
        中小企業は人口の創価時代に大きな役割を果たした
        賃金の上昇=大企業への転職増大・スケールメリット(生産性向上)
    Monopsony (独占的位置)を確保する必要性大
        生産性が低い・企業規模が小さい・大企業が少ない・小規模企業が多い
        イノベーションが少ない・最低賃金比率が高い・貧困率が高い
        労働市場の流動性が低い・労働者の専門性が低い・外国労働者のスキル
    人口が減少する時代には労働者の転職(流動性を高める)率を高める必要
    経営者・企業の質的変化も不可欠(経営能力のある人材=教育)
        日本の制度の課題(投資行動できる企業を期限をもって優先すべき)
        ICTは生産性を固めるツール(経営者への教育)
        最先端技術普及への支援・研究開発・ベンチャーへの支援増
    中小企業の優遇見直し
        従業員数の定義を100名から500名以下にする
        資本金1億円以下に撤廃
        交際費優遇(800万円までの交際費を損金扱い)の謎
        中小企業庁の雑な仕事(生産性が高い国ほど中小企業の税制優遇策が少ない)
        米国サービス産業市場12兆円vs日本6630億円


家族愛を知らない、憧れた悪党『ラフ・アンド・タフ』

2020-08-15 08:09:05 | 人生を「生かす」には
@親に見捨てられ不良となった男が「家族愛」に憧れ、一緒に逃亡した連れと一時を夢のように過ごす、何んとも果敢ない人生を送った一人の男、を描いた小説だ。家族愛に憧れ溺れた背景は悪行からかけ離れた父親として本当に楽しく有意義な姿を見せて過ごすのが見えそうだ。 ここには母親の愛を小学生の子供はどのように受け取っていたかの話がある https://grapee.jp/491720
『ラフ・アンド・タフ』馳星周
「書籍概要」賞金稼ぎを夢見て無茶ばかりする二人の男。ヤクザの借金を踏み倒した風俗嬢を見つけ、堅い絆で結ばれた二人は何もかも投げ捨てて女を、そしてその幼い息子を逃がすことを決意する。血塗れの子守歌をききながら、明日なき暴走が始まる。魂の兄弟、そして夢のような女と健気なガキ――死にたいくらい焦がれた幸せが目の前にある!
・賞金稼ぎの夢から「借金取り」へと相棒と2人で動く。だが少額借金だと数多く探さなければ2人で暮らしもできないと大物借金を探すと数百万を借りたまま姿を晦ました女がいる事を知る。やがて居場所を突き止め確保したが女には男に捨てられた幼い一人息子が借金取りに囚われている事を知る。実は女は数百万の借金の返済に更に数百万を違った金融組織から借りていた。その額利息含め3千万に膨れ上がった事をしり女をその組織に突き出せば10%が手元に入ると考えた。
・その女・一人息子を見た瞬間から過去の自分の姿を思い出させ、保護したい気持ちへと変わる。それは相棒も互いに親無し、身寄りが誰一人いない悪育ち、刑務所暮らしの経験もある、親のもとで一度すら健やかに生活したことがない人生だった。父親も知らず、母親が自分を捨てた事を悔やんで恨みすらあった。
・昔の仲間を頼るとある億単位の窃盗から一部金を隠していると知り、それを横取りし、女の借金返済と今後の生活費でと策を練ったが、女の借金取りらの横槍から逃走する羽目になる。車を乗り継ぎ、旅館にたどり着くが翌日には追手が迫った。
・相棒は昔からの悪ガキ仲間だったが、怒りっぽい性格からビールジョッキーを投げた拍子に相棒の頭に当たり気絶、回復後は鼻血がひっきりなしに出て病院に行くことにしていたが逃亡する過程で意識不明から死なせてしまう。何とか女の故郷、福島ー津波で被害を受けた海を眺める場所に埋葬した。
・男と女、それに一人息子3人で逃亡した仙台近くに泊まり「家族団欒」、一人息子の父親として遊びを楽しんだ。女もやがて打ち解けて「パパ・ママ」関係となり、昔描いた家族の喜びをひととき楽しんだ。追手が居場所を確認すると男は暴走、女に逃げ切るように指示しが、男は追手に捉えられ焼き討ちにされる。男はたったひとときだったが相棒と楽しく仕事をし、家族団欒、など夢に見た時を過ごせた事を最高の喜びとして死を覚悟していた。



人の心を動かす「力」とは『さわらびの譜』

2020-08-12 08:07:32 | 歴史から学ぶ
人の心を動かす裏には何か凄い力が作用している。この小説では「藩主や次席家老の暗遇な猜疑心を融かした」、とある。 その融かした「力」とは「何とか達成しようと言う思いを命がけで成すことを見せる」事であったと言う。 如何に「真剣さ」を伝えるか、その姿を魅せるかである。 現代ではさらに「誠実さ」「謙虚さ」も必要かもしれない。それに周りに気を配り配慮することだ。サラリーマン社会においては上司に如何に案件を承認してもらうか。 日頃からの信頼も重要だが信念(自信)を持ったプレゼンテーションで挑むことだ。
『さわらびの譜』葉室麟
「概要」扇野藩重臣有川家の長女・伊也は、藩随一の弓上手、樋口清四郎と渡り合うほどの腕前。競い合ううち清四郎に惹かれていく伊也だったが、妹の初音に清四郎との縁談が。伊也とのあらぬ噂により藩主の不興を買った清四郎の汚名をそそぐため、伊也は清四郎と立ち合うことに―。
・弓術派閥抗争から家老の野心が現れ混乱を招いていく。そこには若い藩主と家老に対する藩財政を私ごとの様に贅沢三昧な振る舞いを止めようとする腹違いの浪人(藩主の血の分けた兄)と両派閥とも正統派を貫こうとするが家老らの策略で有川家の命を狙い家督を潰す目的に動き始める。派閥闘争だと双方の弓での対立試合が繰り返され、最後には有川家の長女・伊也に試練を仕掛ける。
・弓矢小町と言われた伊也が「千射祈願」(66間・120mを通す矢)を最後まで貫く、そこには心変わりし始めた藩主の言葉「将左衛門の娘、儂はそなたの千射祈願に、己のこれからの道を託した。人は思いが深ければ何事でも為せるものなのかどうか。儂のごとく愚かな者であろうとも、なさんと言う思いがあれば、何事かを為せるかどうかを。それゆえ、立ってそなたの命の矢を儂に見せよ」があった。
・「さわらびの歌」
    ー石走る垂水の上のさわらびの萌え出る春になりにけるかも
    「想いは伝わる様でいて、伝わりません。人の思いとは、なかなか悲しく切ないもの」
・「男子の武の心は仏で申すならば不動明王、女人の武の心とは愛染明王」
・弓
    通常の弓の長さ7尺5寸(225cm)
    半弓とは6尺(180cm)戦国時代の戦場で用いられた弓(籐巻き漆塗り=軍弓)

実践がない大学教育『究極の独学術』

2020-08-11 07:43:51 | 世界の動きから見えるもの
@ここで言う「独学術」とは、大学までの教育は実践ない基本、その後は実践を基本に対する情報源「対話」(疑問を呈して)し、アウトプット(実践)できるように情報を整理整頓に尽きる、ことである。 社会(仕事)では常にOJTがつきまとうが日本の大学等の教育は実戦・思考不足だと言わざるを得ない、それは教授等に社会経験者が殆ど居ない机上理論だけで教えることは無理があるからだと、思う。 だから「大学の基盤の上に積み上げ独学」が必要だと言うことだ。
文科省で漸く「実践教育」について動き始めたのか https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/41/041_1/attach/1291662.htm
『究極の独学術』瀬木比呂志
第1章 「独学」の必要性について問題提起
    学び:書物・情報・世界との対話、技術と戦略
    「パースペクティブ」広がりと奥行きのあるものの見方
    「ビジョン」洞察力と直感により本質を掴むものの見方
    「リベラルアーツ」芸術や自然科学の外側にある広い世界のつながり
    独学術:人は自分に近い人物や書物からこそ、中核的、本質的な事柄を学びうる。大学教育はあくまで基盤でありその上の重要な「積み上げ」を独学
    「独学」:「対話」職人的教育システム・実務修習・実務教育(OJT)
第2章 インターネット時代においてリベラルアーツを含めた現代社会の莫大な情報と接するための方法
    インターネットの功と罪 匿名による思い込みによる知識 権力による世論・情報操作
    ネット情報:信頼性・信憑性の欠如 
            メリット:おおまかな知識と情報収集・統計的情報        
    書物:深い思考・思索・客観的な姿勢
    独学の前提:アウトプット作業できる情報の整理整頓能力(感想・記録含め)    
第3章 実践編として、書物を中心に「対象を選び、読み、記録する」ための具体的技術方法
    書物を深く読んで消化、血肉化、批評からアウトプットする訓練が必要
    書物との対話しながら深く読む
    書物は直感で選び、先入観を拝した公平な視点で読む
    専門分野=基本をマスター 学問=綿密な「読み」が必須
第4章 書物や芸術の根本にある思想を読み、そこから生まれる発想を学ぶ事
        重要事項・事実・スタイル・価値を読む
第5章 独学の対象範囲を拡大、誰もが普段行っている実務、また人々や世界からじかに学ぶ方法
    実務における教育「自分でやってみる事」
    自分にしかできない事を見つけるための独学を探す        
第6章 独学のための基本的技術・ヒントを重要項目中心にまとめる
    物事を見る目を深める
        人の言葉・行動から思想を見る(自分なりに検討・情報の精度に注意する)
        物事を客観的に捉える(対象となる物事の大筋を把握し、細部に囚われない)
        相手の立場に立ったコミュニケーションを持つ



外国人の目線『いい我慢』

2020-08-06 07:48:25 | 世界の動きから見えるもの
@約束を守る日本社会で「いい我慢」(しっかりやり抜く)事で信頼を得る、とある。さらに「手間を惜しまない」事でさらなる信頼を高め「心の距離を縮める」ことに繋がる、とある。外国人の目線、経験、言葉は日本人にも参考になる。 やはり「夢を実現するには言葉で発信すること」には同感する。 
ここに面白い夢の実現するためのポイントがある(小学生向け)、大人でも参考になる
『いい我慢』ニコライ・バーグマン
自分の成長のために、自分の夢を叶えるために、今やるべきことをしっかりとやり抜くこと(努力する)、それこそが「我慢」(いい我慢)だと思っています。モチベーションにつながるものでなければならない。
やるべきことをやる=いい我慢を重ねていけば、未来には驚くほど大きく成長した自分が待っています
ビジネスはいい我慢の上で成長する
第1章【GAMAN】
いい我慢を重ねることで道は拓ける
日本人は「へこたれない」スピリットは素晴らしい
第2章【DIY】
自分の柱となるストーリーを作る
自分がやりたい事、自分ができる事を完璧にやるのがまず第一
「できない」から「じゃあどうすればできる」と考えると不思議に創造力がどんどん湧いてくる
第3章【BALANCE】
自分の立ち位置を見極める
環境を変えれば刺激もインスピレーションも生まれる
時代とタイミングとバランス感覚が大切
日本人は「時間をも守る」は海外で武器となる
第4章【TEAMWORK】
和を大切にする気持ちを忘れない
仕事を任せるときには譲れないラインを決めておく
「手間を惜しまず」が心の距離を縮める
第5章【PASSION】
情熱があればどこでも花は開く
ビジネスは「第一印象」と「ワクワク感」が最優先
新しい可能性は人との出会いから生まれる
謙虚さを持っていないと物事はうまくいかない
実現可能な夢を言葉にしていく

コロナ対策、コロナ後 日本はどうなる『コロナ後の世界』

2020-08-02 07:54:22 | 世界の動きから見えるもの
コロナ禍、世界各国が様々な対策を講じているが未だ収束の兆しが見えない。ワクチン・新薬を待つしかないのか。対策・考え方など非常に参考になる意見が多い。
特に日本への意見で気になったのが「安倍首相の対策はアベコベだ」という意見は興味深い。 それとテロ対策などと比較して不在なのは独立した「感染対策部隊」も今後国として必要だと痛感した。下記に列記したので参考にしてほしい。
[主な内容]
・ジャレド・ダイアモンド「21世紀は中国の時代にはならない」
(カリフォルニア大学ロサンゼルス校地理学教授。著書『銃・病原菌・鉄』)
    日本は政府の統制力が強く、個人の自由が制約されることへの国民の反発が少ない
    感染拡大防止策
        1、家にいること 自宅でテレワーク・在宅勤務
        2、不況や失業への補償として政府が現金給付すること
        3、回復した人を早期に仕事に復帰させること(免疫力は未知数だが)
    ロックダウンの生活
        「何を諦めるのか」話し合うこと
        家族でお互いを思いやることは重要だ
    核戦争や気候変動での被害者数は感染者数以上であること
    持続可能な世界、日本は高齢者でも健康で長寿国、だから定年退職制度を廃止する
        米国はパイロットなど一部を除き定年退職制度が廃止
    移民を日本も受け入れるべき(恩恵は労働力と諸問題もある)
    男女平等公平にはまず保育サービスの充実が要(スウエーデン・ノルウエーイ)
    隣国中国と韓国との関係改善(フィンランドvsロシア・米国との過去)
        第二次世界大戦に米国に見放され自国防衛しかなかった、ロシアとの親善強化
    独裁国家中国はコロナ感染では優秀だが21世紀の覇者にはなり得ない
        文化革命時に35百万人の飢餓
    間違った決断の犠牲になるのはいつも若者・若者の活躍に期待
        イギリスのブレグジット投票は高齢者が中心

・マックス・テグマーク「AIで人類はもっとレジリエントになれる」
(マサチューセッツ工科大学教授。著書『LIFE3.0 人工知能時代に人間であるということ』)
    中国の感染防衛アプリ「健康コード」で出先での入室管理は活かされている
    課題は人々のプライバシー保護・メリットはビックデータからの感染状況が見極められる
    現代はAIコンピュータシュミレーションにより早くワクチン・新薬が開発できる
    AI「汎用型」と効用可能な知識を持った専門的「特化型」が利用される
        ビックデータに頼らない分析判断も可能になる(犬と猫の判断は人は即断できる)
        ビックデータによるアドバンタージからディス・アドバンテージへの可能性大
    AIによる脅威は軍事利用のドローンなど(超えてはならない一線を設けること)
    AIによる格差から再分配される 自動運転、特効薬開発など 特に環境エネルギー

・リンダ・グラットン「ロックダウンが日本人の新しい働き方を生んだ」
(ロンドン・ビジネススクール教授。著書『ライフシフト 100年時代の人生戦略』)
    イギリスでは30%が在宅勤務、日本は1~2割 (働き方改革はここに必要)
    都市機能の一部移転もこの期に可能(住民の移住)
    65歳で定年とすると年収の17%位を今のうちに貯蓄しておく必要がある
    長寿をポジティブに捉え高齢者の働き続ける環境整備が必要
    人は「教育・仕事・引退」のステージからマルチ化ステージに変化する
    生産性資産:価値ある高度なスキル・キャリアー・人間関係・会社組織での評価
    活力資産:肉体的・精神的な健康体から家族、友人と楽しむ時間
    変身資産:様々な変換に順応、年代・性別・仕事・国籍の人たちとの交流(こうなりたい)
    人間らしい力:共感力・創造力・理解力・交渉力の重要性
    日本での結婚は不平等・結婚しない理由=結婚という選択を躊躇っている・不平等だから
        日本固有の概念「男女分担制度」に変化がない
    ポストコロナ時代:透明性・共同創造・忍耐力・平静さ
    
・スティーブン・ピンカー「人間の認知バイアスが感染症対策を遅らせてしまった」
(ハーバード大学心理学教授。著書『21世紀の啓蒙 理性、科学、ヒューマニズム、進歩』)
    「基準律的思考」歴史的な記録や成果を踏まえた考え方
    「指数関数的思考」感染症は指数関数的に拡大する・限界があり凌駕されるという予測
    組織の重要性はまずは医療、公衆衛生、生物学の専門家vs政治指導者とは別
    中国の独裁主義が感染拡大を助長、方や独裁主義が収束を結束させる力もある
    ジャーナリズの罪 最悪のことを選んで報道することに間違いが生じる
        ネガティブ・バイアスを造る=テロ襲撃・内戦・飢餓・病気
        良いニュースは報道されない(平和に暮らしている地域はニュースにならない)
        データを理解できない=誤解を招く数値だけを公表することがある
        人は自分と異なる意見(情報・ニュース)を持つ人々を一蹴し、受け付けない
        人は良い情報は受け入れても、嫌いな嫌な情報は読まない
    格差よりも不公平が問題
        質の高い教育や医療、選挙の透明性確保が重要
        能力主義社会である限り経済的不平等を受け入れるしかない
        楽観主義になるべき=社会的信用(他人を信用できない国は幸福度も低い)
    
・スコット・ギャロウェイ「パンデミックでGAFAはますます強大になっていく」
(ニューヨーク大学スターン経営大学院教授。著書『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』)
    GAFAは脳・心など人間の感覚に直接アプローチしている=進化心理学
    アマゾン・アップルの動画配信はほぼ独占(HBO/Huluなど手数料3割を払っている)
    フェイスブック・Googleは広告収入を収入源とし「つながること」を求めている
        炎上することでアクセス増が収益に跳ね返る「怒り」で分断する役割がある
    最も危険な人物は情報で人々に影響を与え、方向性を変えることもできる
        マーク・ザッカバーク(36歳 任期がなく取締役でも排除できない)
    国家による規制がGAFAに対して今後厳しくなる
        個人情報(巨大データ)の保護・政治・企業への悪用
        感染アプリから発生する個人データ(プライバシー)問題
    生き残るのはアマゾン(ショッピング・AWS・エコーなどの独自商品)
        フェイスブックの仮想通貨リブラは疑問
        米国で100年以上存続している企業は11社のみ
    パンデミック等で全体の70~80%の企業は弱体化、「間引き」される
    次期有望視される企業 
        中国のBAT(検索エンジンの百度、アリババ、テンセント)
        インターネットは2極化(西洋と中国)
        GAFAに頼ることのない国家毎の独自企業(アプリ)が発生

・ポール・クルーグマン「経済は人工的な昏睡状態。景気回復はスウッシュ型になる」
(ノーベル経済学賞受賞者。著書『格差はつくられた 保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略』)
    米国は人工的な昏睡状態で強力な金融緩和策を実施(FRB:2兆ドル)効果あり
    スペイン風邪の教訓
        感染対策の最前線にいる医療関係者と経済的打撃を受けた人々を支援する
        経済的に比較的早く立ち直った地域では当初経済的に大きな打撃を受けた
        早まって経済活動を再開すると裏目に出る 感染を食い止めてからすべき
        「二歩進んで一歩下がる」が経済復活での回復基調となる
    日本の消費増税は税収を減らすだけ(安倍政策はやっていることがアベコベ)
        消費増税は緊縮政策になる(キャシュレス決済は減税措置にならない) 
        既に2019年10月でGDPがマイナス、インフレ率2%の好景気を持つべき
        金融政策で必要なのは減税や公共投資財政支出(インフレ回復策)
        先行投資を控え、米国の動向を注視する
    EUはドイツが要
        財政支援・感染支援策を発信するのはドイツが中心となるべき
    米中貿易戦争での勝者は「中国」
        米国は中国からの輸入を思った以上に制限できなかった(関税を高くしただけ)
        米国からの農産物輸出が減り、自国の工業製品の生産工場はそのまま
    感染の蔓延を止めるには「ロックダウン」しかない
        米国は徹底できない状況で感染数が増大、失業者数増となった
        アマゾンは唯一3~4月で17万5千人を新たに雇用
        医療封建制度問題もあり「保険料が高すぎる」2千万人が迷う