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今海外良好なら「フーコック島」が最高

2024-07-20 12:07:24 | 世界の動きから見えるもの
『世界最高の島トップ25、フーコック島が2位にランクイン』VietJO記事。
観光地(島)で今脚光を浴び始めたベトナムの孤島「フーコック」が世界2位のランキングされた。日本人にとっても円安にも関わらず諸外国と比べても安い海外の観光地である。ベトナムの物価はこの円安でも他国と比べても大きく変動していないのが今海外良好ならこの島を選ぶ理由でもある。フーコックへは日本から飛行機でホーチミン(飛行時間6時間)経由となる。ホーチミンから1時間。



一枚の写真『老いるとこうなる』

2024-07-20 07:44:03 | 一枚の写真
『老いるとついこんな顔になっている 気をつけなくては』
    怒りぽっく、時には威圧的な態度を取ってしまう
(写真提供:Bbmail)


企業収益・配当・年収、更に毎月多額の寄付vs見返り

2024-07-19 12:35:17 | 世界の動きから見えるもの
『イーロン・マスクがトランプ前大統領の支援団体に毎月4500万ドル献金へ』GigaZine記事。実業家のイーロン・マスク氏が、トランプ氏の選挙戦を支援するスーパーPAC(特別政治活動委員会)に毎月4500万ドル(約71億4000万円)を献金する方針、と言う記事。米国ではそれだけ特定献金企業に見返りあるのだろうか。単純に免税控除・減税だけではない何か大きな特権があるように思えてならない。更にマスク氏の企業の収益構造に疑問も持つ。マスク氏の年収、株配当など企業の1年の売り上げがマスク氏の年収と先月記事が出たばかりだ。



世襲制、身分制度の域『影法師』

2024-07-19 07:13:17 | 歴史から学ぶ
武士の身分制度、同じ階級層同志でなければ出世も結婚も出来ないと言う、現代では考えられない。生まれながらの武士の階級(上士・中士・下士)は出世も、結婚も限られた階級内だけの世界で、才能・技能がなくとも長男は家督を継ぎ、親の役職を継ぐ、と言うのは、現代に残る政治家の世襲世界だ。但し次男以降は他家の婿に出されるのが通常で本書では下士の階級から異例の出世と上下の格差を超え、「命をかけて守った」二人の友情関係に涙する内容だ。文中にある下士の父が上士の無礼打ちにあった時、投げかけられた言葉「泣くな」の一言が貧しく苦しい人生を耐え抜いた結果、下士が階級を越え国家老まで上り詰めた人生を築くことができた。
『影法師』百田尚樹
「概要」「どんなことがあっても貴女(おまえ)を護る」友はなぜ不遇の死を遂げたのか。涙が止まらない、二人の絆、そして友情。頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一(かんいち)は竹馬の友、彦四郎(ひこしろう)の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。その真相が男の生き様を映し出す。「泣くな」父が討たれた日、初めて出会った少年は言った。「まことの侍の子が泣くな」勉学でも剣の腕でも敵わない。誰よりも優れていたはずの彼が迎えた最期は、予想もしないものだった
ー武士は背中を切られることは「卑怯傷」と言われ腰抜けと評価された


「今が良ければそれでいい」内閣政策に疑問

2024-07-18 12:35:19 |  社会の歪みと偏見
『5千億円のウクライナ支援へ 日本が年内実施で最終調整』共同ニュース記事。この額は日本の県・年間予算ランキング39位の富山県に匹敵する額だ。どこからこんな莫大な金額が捻出できるのか国の予算体制、現在の国力に疑問を持つ。無責任にも程がある今の閣議人事。首相の見栄と「今が良ければ次世代は誰かがどうにかする」そんな姿勢が見えて仕方がない。




「情」と「信賞必罰」は人の道『足軽仁義』

2024-07-18 07:38:25 | 歴史から学ぶ
一向一揆による争い、家康側と一揆側、三河土着民同士の戦いに誰もが勝ちに戦に勝つ側に就きたい、そんな中で一人の若い農民が武士になるべく争いに参加する。争いになれた武装集団、方や数的優位にある農民集団で周りの予測と噂では家康側ではなく一揆側。だがそんな人生の選択の立場となった場合どうするか。戦いでの見どころは家康の決断「和睦」は生涯に通じる「情」と「信賞必罰」を生かし続けた、そんな気がする。
『足軽仁義』井原忠政
「概要」時は戦国、所は三河。喧嘩のはずみで人を殺め、村を出奔した18歳の茂兵衛は、松平家康の家来である夏目次郎左衛門の屋敷に奉公することになる。だが、折しも一向一揆が勃発。
熱心な一向宗門徒である次郎左衛門は「君臣の縁は一代限り。弥陀との縁は未来永劫」と、一揆側につくことを決意する。武士人生ののっけから、「立身出世」どころか国主に弓を引く「謀反人」になってしまった茂兵衛。波乱の世に漕ぎ出すことになった新米足軽の運命やいかに!?


貪欲さが裏目にでる『居眠り磐音 陽炎の辻』

2024-07-17 12:48:35 | 歴史から学ぶ
@武士から浪人・町人へ変身、日雇い仕事を受けることになる元一刀流剣術士の新たな人生。どの時代でもそうだが、貪欲な悪人が必ず蔓延る。特に幕府幕閣につながる大物が絡むとその解決には犠牲と組織的な仕組みが必要となるが、話は田沼意次が絡む貨幣変革時代だ。崩壊は貪欲さが裏目に出て追い込まれることになる。現代、「裏金」の罪の意識が全くない政治家らを一掃するにはやはり更なる貪欲な政治家が露見する日本の政局異変がない限り改革できるとは思わない
『居眠り盤音 陽炎の辻』佐伯泰英
「概要」、豊後関前藩の若き武士3人が、国許へと帰参するシーンから始まります。その夜、3人が直面した思いもよらなかった運命。そして、浪々の身となった坂崎磐音は江戸・深川で長屋暮らしを始めます。
ー噂を本気にした若き武士が許嫁の娘を殺害、それを知った娘の兄がその殺害した許嫁の男と姑を殺害、その後噂のあった武士を殺害する。その止め役を買った若い武士が若き殺害した武士を成敗する。
ー坂崎は事件後、江戸見舞い戻り武士ではなく町人となり長屋暮らしを始める。鰻を捌き仕事と用心棒として生活費を稼ぐ暮らしを開始するが、その用心棒での事件が発生する。
ー時は田沼意次の貨幣変革時で用心棒として働き始めた両替屋で事件が発生する。


「無責任・特権の濫用」(罪を罪と認めない体質)になりつつある日本

2024-07-17 07:40:22 |  社会の歪みと偏見
『<独自>兵庫知事疑惑、告発元局長が死亡前に音声データや陳述書残す 百条委で協議へ』産経新聞記事。相次ぐパワハラ疑惑の告発を受け、局長の自殺、副知事の辞職、されど知事は「継続」と言う、「無責任」にも程がある。日本の政治家に言えることだが、「罪を罪と認めない体質が蔓延り、特権を行使」(しがみつく)し続けるトップが多くなった日本。兵庫県はこんな不祥事があっても継続させ良好な政治ができるのか? 今後日本は政治家がやりたい放題の無法化し、日本人に対して世界から更に厳しく避難されることは間違いない。



日本は既に開発途上国、G7などに参加できる資格は無い

2024-07-16 12:14:22 | 世界の常識(平均値など)
『IMD「世界デジタル競争力ランキング」2023年11月に公表・世界の64カ国・地域のうち、第1位がアメリカ、第2位がオランダ、第3位がシンガポールとなっている。韓国が第6位、台湾が第9位、香港が第10位だ。日本は第32位になる。2022年調査から3つ順位を落としており、過去最低だ。』東洋経済記事。特に指摘されている点は「知識」(日本は第28位)、「技術」(日本は32位)、「将来への準備」(日本は32位)だが、日本が特に低いのは、「国際的な経験」(世界第64位)、「シニアマネージャーの能力」(世界第62位)、「語学の能力」(世界第60位)だ。「国際的な経験」では、文字どおり世界最低、と言う指摘だ。
日本の国力は見る見る内に転落、原因は政治家の「悪」政策が主だが、国内での最悪の数値はこのままでは数年後には全てで最低になることは間違いない。




格差による新たな自由主義『私たちはどこまで資本主義に従うのか』

2024-07-16 07:42:39 | 世界の不思議・出来事
ソ連共産主義の崩壊、中国の不動産不況、若年層の雇用問題など民主主義が勝ち誇っているかのような社会は、実は資本主義社会でもアンバランス化している、と言う。それは市場原理により富の集中化により大きな格差が生まれ企業から個人の利己主義へと転化している。近年、政治家の利権・特権の悪用、企業との癒着から賄賂など富裕層、特権階層への富の集中が社会変化を起こし始めている、のはその要因と感じる。それはすでに自由主義・社会への不満が逆に起こりいいどこ取りの共産・社会主義への勢い(多元主義)が出始めている、とも考えられるが、基本的にどの資本主義国(自由主義国)でも大きく変化し始めていることだ。結局よく言われる「先の読めないVUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)時代」になったということか。
『私たちはどこまで資本主義に従うのか』ヘンリー・ミンツバーグ
「概要」企業と政府だけでは社会の問題は解決できない――『戦略サファリ』『マネジャーの仕事』の著者ミンツバーグが示す新たな経済社会とは?1989年に社会主義体制が崩壊したことから、資本主義が勝利したと考える人が多い。しかし、その誤解がいま大きな不幸を生み出している。格差の拡大をはじめ様々な問題が、資本主義の歪みとして現れている。問題の根幹にあるのは、企業を代表とする民間セクターの力が過度に強まり、社会はバランスを失っていることだ。
企業には限界がある。社会に蔓延している企業の社会的無責任の弊害を、企業のCSRなどで埋め合わせられると思っている人も多い。しかし、それはあまりにおめでたい。企業の利益追求と社会問題の解決が両立する「ウィン・ウィン」の世界が生まれるなどとは思わないほうがよい。
民主主義から個人主義(アンバランス)
    個人の権利から派生する営利企業の特権(企業格差・個人格差へ)
    アメリカ社会は利己主義へ(公的権利から私的利益へ)
    市場主義から企業・個人のための社会へ「代表あって課税なし」の仕組み
ー資源を搾り取らずに、知恵をしぼる世界に
    費用負担するなら、なんでも消費しても良い社会、他人に押し付ける社会
        白か黒か単純化した社会・支配・妥協・統合への動き
        特権層が権力を握り、思い通りに動かそうとする(税や規制からの廻避)
    人的リソースの活用(政府セクター・民間セクター・多元セクター)
        集団主義・個人主義・共同体主義
    多元セクターvs無作法な社会 (バランスの取れた民主主義)
        政府は市民の声を聞き、企業は株主だけのものではない責任ある立場を認識
    現実を直視し、問題を理解する(vs個人利己主義・イズム主義へ)
ー多様性(偏りすぎた社会のバランス)
        (政府セクター<<民間セクター>>多元セクター)
        集団主義・個人主義・共同体主義で集団・共同体が弱体化している
        資本主義が暴走しており国際市は秩序が消え始めた
        競争社会あるのみの社会から癒着による不均衡さが明るみに
        見かけ頼みの社会的責任(CSR)企業が果たせていない
社会の不均衡をいかに是正していくか国、企業、団体等が行動を起こすべき時代


ChatGPTの効果的な使い方(今更聞けない)最新日本語Claudeを利用してみた

2024-07-15 15:28:32 | 最新技術(IT)で変わる事
@効果的な ChatGPT 利用は会話の基礎であり、AI が正確で価値のある応答を提供できるように導くには、明確なアクションワード(言葉)を使用、コンテキスト(文章)を提供し、具体的にすることで、ChatGPT の可能性を最大限に引き出すことができます。
1. アクションワードから始める 「作成する」、「書く」、「説明する」、「生成する」など、明確なアクション指向の単語を使用する事例えば、「AIの動向に関する情報を提供してもらえますか?」ではなく、 「最新の AI トレンドに関するレポートを生成する」を試してください。アクションベースのプロンプトは、具体的で実行可能な応答を生成する傾向があります。 
2. ChatGPT を効果的に導くにはコンテキストが鍵となり、情報やアドバイスを求めるときは、関連する背景の詳細 を提供する事。 例えば、マーケティング戦略について問い合わせている場合は、業界、対象ユーザー、目的について言及します。
3. 明確かつ具体的であること。曖昧な言葉は避け、リクエストは簡潔かつ具体的なワード、コンテンツを使用する事。製品説明のコンテンツが必要な場合は、製品名、主な機能、希望(返答の長さ、内容)を指定します。 
4. ためらわずにさまざまなアクションワード・コンテンツを何度か試してみる事。 多用途性により、創造的な探索が可能になり、最適なものを見つけてください。
5. 具体例などを知るには、言葉・文章内に例を示す事。 例えば、「ビジョンに合ったコンテンツを作成するための効果的な機能を探してください」
6. 応答の長さを指定する事。簡潔な回答、段落、または詳細なエッセイが必要な場合でも、長さを指定すると適切な出力が得られます。
 7. 他のスキルと同様、効果的なプロンプトを作成することは練習する事。精度を高め、より良い結果を得るために、プロンプトを定期的に確認して改良してください。 表は最新の生成AIモデル・詳細は下記のリンク(英文)
無料の日本語Claude:https://docs.anthropic.com/ja/docs/intro-to-claude
この日本語Claudeで得た情報の例:
資本主義の将来と格差問題について深い質問をいただきありがとうございます。この複雑な問題には様々な見方がありますが、主な観点をいくつか挙げてみます:
  1. 格差の拡大: 現在の傾向が続けば、富の集中がさらに進む可能性があります。一方で、この問題への認識が高まり、是正への取り組みも増えています。
  2. テクノロジーの影響: AIや自動化の進展により、雇用構造が大きく変化する可能性があります。新たな職種が生まれる一方で、従来の仕事の多くが失われる恐れもあります。
  3. 持続可能性への移行: 環境問題への対応から、より持続可能な経済モデルへの移行が進むかもしれません。
  4. 政策的対応: 累進課税の強化や基本所得保障など、格差是正のための政策が検討されています。



国策の円安は大打撃を与え始めた・中小企業倒産

2024-07-15 12:57:54 |  社会の歪みと偏見
『2024年上半期の倒産件数は4887件、2014年以降で最多に。中小零細企業の倒産が目立つ【帝国データバンク調べ】』WebForum記事。業種別でみると、「サービス業」(前年同期958件→1228件、28.2%増)は15年ぶりに1200件を超え「小売業」(同834件→1029件、23.4%増)、「建設業」(同795件→917件、15.3%増) 国策である「円安」で儲けているのは大手企業・金融業(富裕層)それに年金運用の財務省の莫大な儲け。それを根底から支える中小企業は散々な有様となりつつある、それはこの円安とコロナ禍で借金した返済での影響だ。


外国人の居住区が増える日本の街

2024-07-15 07:49:08 | 世界の動きから見えるもの
『外国人の移民・残留外国人が今後増える地区は豊島区は中国区に、新宿区は韓国区に、江戸川区はインド区に、大田区はフィリピン区に名称変更』になる可能性もあるというダイヤモンド記事。2050年時点の外国人比率が最も高いと予測されるのは新宿区で38.45%、2位が豊島区で38.40%となる。新宿区の新大久保駅周辺は以前から韓国人街であるし、豊島区の北池袋はチャイナタウン化している。日本における直近1年の外国人の増加数は26万1889人で(在留外国人統計・出入国管理庁)、日本人は83万7000人減少している、と言う状況から今後外国人が多くなる街、村が増え、場所によっては選挙権も与えるという状況だという。 因みに富裕層の流出数が最も多かったのは中国で、インドとイギリスがそれに続き日本は10位、その先はオーストラリアとアラブ首長国連邦が多数という。図表を参照:https://worldinvest.jp/iju-ranking/


定年退職後の仕事「日本語教師」国家試験

2024-07-14 12:28:42 | 世界の動きから見えるもの
『「日本語教師」資格に中高年が殺到!4月に国家資格化、意外にも英語力不問で稼げてやりがいも』ダイヤモンド記事。中高齢者・定年退職者に最適な「日本語教師」が脚光を浴び始めた。旅行者も含めて外国人が増え始めた日本での仕事として「日本語教師」が増え始めたという。


詐欺師の手口と暴き方『水を石油に変える人』

2024-07-14 07:41:53 | 歴史から学ぶ
明治から大正、昭和にかけて詐欺師による政府・軍部を巻き込んだ莫大な資金詐欺を連ねたこの小説は面白い詐欺の題目は「藁から真綿」、「水からガソリン」など国家の中心となる人物等が巻き込まれた詐欺の実話である。時制は戦争へ突入しいよいよ石油・ガソリンの需要が一気に伸びる時期であり、一攫千金等を夢見た詐欺師たちはもとより専門研究者、大学教授、海軍大臣含む海軍省の将校山本五十六ら多くが騙された。それは巧妙な「手品」を使い実験を見せ、また箔がある大学教授を洗脳させ口添えなどの仕込みにも抜かりはなく、協賛金・寄付の多くは会社設立の資本に充てたが実際の生産までには至らず裁判で逮捕されている。「イカサマ」を暴くための仕掛け、一攫千金を夢見た法政界の人々の思考など面白い。この「水からガソリン」は日本のみならず、米国、中国、ドイツ、イギリス等でも詐欺師があったという
『水を石油に変える人』山本一生
「概要」真珠湾攻撃の三年前、海軍省で三日三晩の夜を徹した実験が行われる。その「街の科学者」は海軍次官山本五十六や、後に「神風特攻」を考案する大西瀧治郎らの前で、水をガソリンに変えるのだという。石油の八割をアメリカからの輸入にたよっていた日本は、ドイツと同様人造石油や出もしない油田の採掘など、資源の確保に八方手をつくしていた。そうした時に、水を石油に変える科学者があらわれた、というのだ。しかも、その「科学者」は、立派な化学メーカーが後ろ楯となり、帝国大学教授のお墨付きまでもらっていた。
ー山本五十六の夢であるエネルギー産出「水からガソリン」さらには「藁から真綿」事件など
大正十四年春、山形県庄内地方に姿を見せた詐欺師は、「藁から真綿」をつくる実験によって貧しい農民たちに希望を与える。帝大教授も保証する製造法だったので事業化しようと話が持ち上がり、資金集めが始まった。だが秋を迎え、特許を取得しようとするのだが……。
ーカツクマ・ヒガシと東勝熊
詐欺師の一味には、華麗な経歴を誇る男がいた。衆議院議長の甥で、ニューヨークでは柔術家、ベルリンでは社交倶楽部の経営者、そして日本では石油輸入会社の専務取締役。波乱の人生の終着駅に立っている男に、どこからか悪魔の囁きが聞こえてくる。
「藁から真綿」事件(1924年山形庄内地方)帝国大学教授の舟橋了助博士らが勧めた
    海軍中将佐藤鉄太郎、海軍技師等を参加させ実験を試行、当時50万円等を資金調達
    「仕掛け・手品」猿股に真綿を隠し持って藁が入っている鍋に入れた
・「海水からアルコール」のちに「水からガソリン」へと変わる 千葉勝浦沖 大正14年 
    軍需局局長藤原英三郎等契約 資本金50万円にて設立
    「仕掛け・手品」(薬品の入った瓶の入れ替え)
・詐欺師 本多維富、舟橋了介、北村貢、東勝熊 四人
    詐欺師から科学の人へ(帝国大学での実験)で教授を洗脳させる
    京都大学理学博士田中宗愛などへの面談、洗脳
燃料「オクタン」米国との質的に目劣りしており精製技術も遅れていた
    昭和9年100オクタンで時速349kmの米国に対し日本は87オクタン20~30%減
    支那事変:中国の戦闘機の餌食にされるほど低質ガソリンだった(中国は米国から輸入)
代用品時代(国家総動員が発動した1939年)
    軍装や馬具などはサメ、鮭、へび、くじらが代用された
    廃湯・魚油からガソリン、草から、水からガソリンとまで比喩
ーベルリン日本倶楽部設立者 玉井喜作(札幌農学校ドイツ語教授)
    明治25年11月~明治39年没「オストアージアン東亜」発行