ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

直感力・情報収集力・現状分析力・先見力

2017-09-30 13:10:25 | 経営・リーダーシップに必要な事

@ドイツのビスマルク云く「賢者は歴史に学び、愚者は体験に学ぶ」。今は知識と経験、ともにできた人がリーダーになる。リーダーシップに必要なことは「言葉では言い尽くされた」感はある。誰もが直感力、情報収集・分析力があり、先見力を持ち云々と。 そこに「運」がある人とそうでない人では天国と地獄だ、と信じる人もいる。過去歴史上に登場したさまざまな人物は日頃どんなことをしてそれらの「力」を磨き、身に付けてきたのか。 やはりそこには「日頃の努力」無しでは語れない。時代は違えど、考え方、行動は今も変わらない。 カリスマ的なリーダーシップは果たして今後どうのような人物を世に送り出すだろうか。

  • 「信じるものを持て」信念・哲学・直感力・愛すべきもの
  •             既成概念にとらわれず考え人を診る=「人間学」(織田信長)
  •             「一歩先」の問題に取り組む、3歩、4歩先は失敗する
  •             気力と執着心を持つと知恵がでる(松下幸之助)
  •             内部組織はシンプル、単純で機能する
  • 「人を動かす夢を語れ」構想力・ビジョン・夢を形にする力
  •             「近代国家」を伝えたのは勝海舟
  •             最新情報を持ってビジョンを構築
  •             勝海舟の情報源は佐久間象山からの外国語・兵学
  •             信長の荘園制度を廃止は耕地面積を3倍にした(開拓史の志)
  • 「情報を眠らせるな」収集力・活用力・攻撃力
  •             毛利元就の間者を利活用は、領地3百貫から大勢力藩となる
  •             武略、計略、調略、謀を多き者は勝ち、無き者は必ず負ける
  •             長篠の戦いは弱い兵を強くする為に鉄砲を使用した(信長)
  •             武田の騎馬部隊への3段構えは設楽原の四方攻撃で効果を得た
  •             武田勢を情報戦(デマ情報)で仕掛け画期的な戦法をとげた
  •             兵法書「城の早期陥落には10倍の兵をもってせよ」
  •             信長の名古屋城籠城策は、デマ情報で相手を錯乱させた
  •             ゲリラ戦法と間者によるデマ情報で勝った、戦う前の完全準備
  •             信長の勝敗は戦う前に7割が決まっていた(準備周到な戦略)
  • 「的確に明日を読め」現状分析・先見力・忍耐力・突破力
  •             下克上の優、北条早雲の先見力(相手の弱み、農民不平を掴む)
  •             「待ち」時を読む重要性、荘園制度を崩壊させ、新構想確立
  •             常識、慣習等を覆し新剣法にて立身した柳生兵庫助
  •             柔軟性と新たな発想で行動を起こす
  •             日本最初の鉄砲軍団は津田監物、根来衆(あらなた武器開発)
  •             1568年に関西だけでも2万5千梃の鉄砲を製造
  •             海外の技術を輸入し、性能を高め、高度な加工技術で輸出
  •             組織の弱点を把握し、新たな発想の方法で「強み」に変える
  •             「権力は確立するまでに30年かかると30年で滅びる」
  •             時には回り道を選ぶ(ソニー盛田氏の相手先ブランド交渉)
  • 「人材を集め、使いこなせ」人心掌握術・伝達力・ブレーンの集め方
  •             虚心坦懐で人心を掴む=私利私慾なく行動・正義感(西郷隆盛)
  •             勝海舟のすべき行動「薩長で組み外国勢を抑え幕府を倒すこと」
  •             西郷のブレーン坂本龍馬=遠くとも人に会い実行する行動力
  •             坂本龍馬暗殺=土佐藩の陰謀説・上級武士、藩のメンツ
  •             岩崎弥太郎の無一文からの博打的商売(粘り交渉力・行動力)
  •             秀吉のブレーン=蜂須賀小六、竹中半兵衛、黒田官兵衛
  •             米の買収で城の飢え殺し作戦、騎馬戦での雌・雄馬興奮作戦
  •             秀吉の半兵衛説得は「三顧の礼」
  •             信長は実績を基準とする評価が中心、人の採用基準とした
  •             田中角栄「相手の今切望していること3つ」で必ず1つは約束
  • 「人とは違う貌(かお)を持て」カリスマ・オーラ・無言の説得力
  •             実績の積み重ねがカリスマ性を昇華させる
  •             急を要する緊急判断はリーダーが行動し、その後説明で十分
  •             非日常的状況がカリスマを際立てる
  •             天賦の才を最後まで高め続けた佐川幸義(合気道柔術家)
  •             「人間の体力は鍛え方次第で70歳までは向上、筋肉もつく
  •             70歳をすぎるとそれを稽古で維持しなければならない」
  •             「生きている限り、工夫を怠るな」
  •             「工夫を重ねれば何か答えが出てくる、ここで終わりと思うな」
  •             小泉首相「国民に広がった停滞感、閉塞感を刺激すること」
  •             内憂外患=「困難に直面している時代だからこそ確かな未来を
  •             明確な言葉で表現するリーダーが求められる」
  • 「人を呼び込み、動かせ」交渉力・説得力・粘り
  •             交渉の鍵となるのは人間観察眼
  •             田中角栄=人間社会の本質は闘争である
  •             松下幸之助「無理に売るな、客の好むものは売るな、
  •             客のためになるものを売れ」
  •             恫喝・恐喝を辞さない龍馬の交渉(紀州・イギリス船賠償問題)
  • 「挑み続ける気概を持て」持つこと・失敗を次に生かす・現状認識力
  •             徳川家康の「あえて2番手になる」トップにならずまずは守る
  •             機を見て、攻め込むことで成功した天下取り(家康)
  •             「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し。急ぐべからず」
  •             「不自由を常と思えば不足なし、心に欲起こらば困窮したる時を思い出すべし」
  •             スタンダードにしがみつくな(柔軟な発想)
  •             異文化・異業種で知り、情報を入手する(織田信長)
  •             朝令暮改=そのときに判断し、また変える
  •             信長は迷わず、面白いと感じた方を選んだ(柔軟で機敏な行動)
  •             厳しい現実の認識を持てば自然と進むべき方向が見える
  •            

政治家に必要な『国家構想』

2017-09-28 12:00:01 | 歴史から学ぶ

@幕末明治維新をゼロから作り上げた大久保利道の生涯。イメージ的には冷徹非常な人間としての記憶があったが、正に利害関係(既得企業・団体・個人)を軽視・無視できるほどの政治家が本当の意味での「国民にとって相応しい政治家」だと感じさせる。今の政治組織を含む政策は守るべき事を守らず、政治家個人、蟠りのある、周りがいい方向だけのものとなっている。 この大久保利道の生き様を読むと真の政治家とはこのような人だと感じるのは自分だけだろうか。

『国家構想』も現代につながる内容を含んでいるのにはびっくりする。

  • 使命感と決断力で徳川幕府を倒し、明治新政府を率いた。冷徹非情な策謀家というイメージを払拭し、新国家の建設に向かって疾走した誠実な志の政治回の姿を描きながら明治維新に新たな光を当てた。
  • 大久保は下級武士から藩の重役となり、幕末の解体とともに政府や官史組織を行動力とともに急ぎ組織化していった政治的なリーダーシップがあった。
  • 冷徹非情とは藩主島津久光への「裏切り」、西郷隆盛への「非情をもって嘗ての盟友を見殺し」、佐賀の乱の江藤新平を梟首した「私刑」が歴史的に残っている
  • 政治家としての20年間、国家の為「確固として動かない」人間であり私情や利害で動いたりしない人物であった、よって多くの信頼を受け続けることができた人物
  • 大久保は薩摩藩島津藩主の下、井伊大老暗殺事件、桜田事変後から頭角を表すが最初は建白書・嘆願書を作成、攘夷、派兵をすることだったが、公武合体を目指す
  • 34歳で藩の重役側役となり、幕閣、関白等重要、主要人物(近衞関白、朝彦親王、政事総裁職慶永等と久光の代理交渉役となる。藩として「一利を起こし、一害を生む」から「趣意を変じ、中策を取る」とした。
  • 孝明天皇による急進的尊攘派を一掃、「公武合体」へと仕掛けたのは大久保だった、だが横浜閉港問題で久光中心の天皇の動きに慶喜等が反対、蛤門での衝突となり、長州藩尊攘急進派と尊攘激派の志士たちは自滅していった(久坂玄瑞、真木和泉等)
  • 大久保は第一、第二長州征伐において、朝廷、幕府と決別し手を切る事を考えていた、それは新しい統一国家建設の構想で「倒幕」は何も意義がないと悟った。「王政復古」へと動く。
  • 米価格は3倍にも暴騰し、各地で暴動、一揆が勃発した。武蔵の国だけでも10万人を超す大一揆があり発生総数は185件、国が大混乱した。そんな中徳川家茂が大阪城で病死、慶喜が将軍となる、その20日後には孝明天皇が悪性の疱瘡で没した。
  • 薩摩・土佐藩を代表する後藤象二郎、福岡孝弟、寺村左前、坂本龍馬、中岡慎太郎、小松帯刀、西郷隆盛、大久保らが「大条理」(公武合体の改革構想)をまとめ、その後芸州藩、長州藩も同意。岩倉具視(公家)に起案した。その後大政奉還となった。
  • 新政権は岩倉具視を中核(右大臣)とする総裁・議定・参与の三職制とし、総裁に有栖川宮熾仁親王、議定には仁和寺宮嘉彰親王等で明治政府が発足した。その他最初の会議には大久保利道、後藤象二郎らの薩摩・土佐・越前・芸州・尾張5藩も加わった。東京遍都となり江戸城は「皇城」となる。
  • 「版籍奉還」(領地と人を天皇に返還)は薩摩・長州・土佐・肥後の藩主が同意し他藩も追従した。官史も公選で選び、情実的人事を排除した。
  • 「廃藩置県」(土地と戸籍を管理、藩を無くし県とし、県知事等を任命)を実行。民衆は偽札や粗悪な貨幣の反乱で物価が暴騰、農民一揆が勃発、大隈は断固として鎮圧を命令した。当時藩数は272、15万石以上の大藩15藩、5万石以上24藩、残り233藩、うち76%が2万石以下だった。藩は経費削減の為兵士を政府に送り込む、その数は鹿児島藩3174名、高知藩歩兵2大隊、山口藩3大隊等、東京に結集した兵士は約8千人。3府302県、最終的に3府72県1史(開拓地)となる
  • 廃藩置県発令後1ヶ月後には政府首脳陣はアメリカ、ヨーロッパへの視察に出る、メンバーは岩倉、木戸、大久保、伊藤、山口等48名、目的は近代国家への宣伝、条約見直し。大久保はドイツビスマルクでの主導者、リーダーシップ検察。
  • 首脳陣の1年以上の視察で国内の不都合が勃発、西郷の朝鮮問題(征韓論)、台湾問題、政府施策不平(身分制度廃止、徴兵制度等)など、大隈重信は鎮圧する為大分、岡山、福岡そのが民衆暴動で多くを殺害、一揆を兵力で鎮火させた
  • 明治6年、大久保は内務卿になり台湾問題で命を掛け中国に行き賠償金を勝ち取り実質国政の中心人物になった。内務卿に関わったのは征韓論後の3ヶ月と清国への3ヶ月のみだったが、内務省を基盤に「 殖産興業による産業立国を達成することで国家が本当に自立することが可能になる」と信念を持った。その為大久保は農業関係から始め、農業試験場、駒場農学校等を設立した、また富岡製糸場、新町屑糸紡績を新設、工業技術の導入と移植に努力、下総牧羊場を作り羊毛の国産化、輸出貿易では岩崎弥太郎の三菱汽船に資金援助等をした
  • 『国家構想』大久保の国家構想
  •             立憲政体に対する意見
  •             殖産興業に関する建議
  •             家禄奉還中止の建議
  •             勧業寮定額見込書
  •             海外直販の結社設立の建議
  •             内国勧業博覧会開催の建議
  •             国本培養の建議
  •             貸付・資本手形発行の建議
  •             地租軽減の建議
  •             行政改革の建議
  • 大久保はこれまでの近代化=開化路線の修正を意図しており、伝統を見直し、地方の特性に配慮しつつ、近代化を進めていこうという方向が明確にした。従来の地価に対する3%課税を0.5%軽減した。行革は省等を廃止、統合し組織のスリム化を図り、官員の給与削減、府県知事の等級、報酬を削減した。それは政治家や個人、組織の利害に関わらず行われた。
  • 明治10年西南戦争にて西郷軍159人が戦死、西郷も没、その年第一回上野での第一回博覧会が開催10日間出品8万4353点、45万人入場であった
  • 大久保利道は明治11年5月14日8時30分頃紀尾井坂付近で士族島田一郎等に暗殺された(1830〜1878)
  • 「大久保利道の5月14日の朝の最後の言葉」
  • 『明治元年からこの10年の日本はゼロからの出発であり、何もかも最初からで、しかも兵事が多く、創業時代であった。これから先の10年は、内治を整え、民産を興す、すなわち建設の時代で、これは不肖私の尽くすべき仕事である。さらにそれから先の10年は、優秀な後輩が後を継いで、明治の日本を大きく発展させてくれるだろう」

関東大震災から学ぶ

2017-09-26 10:58:58 | 歴史から学ぶ

@今から94年前、関東大震災が発生、当時人口が東京府と横浜で450万に対して190万人と多くの犠牲者と被災者がでた。既に生きて伝える人々もいなくなり当時の悲惨な出来事も忘れ去られている。震災等から何を学び、何を次の地震・自然災害に備えるか、また次世代に伝えるかが大事だ。

「大事なこと」とは1)的確な情報を下に行動すること、特に「流言」で人による2次、3次災害を招く場合もあるということ。2)自然発火、暴風による防災警戒を高めること。3)避難所での組織・仕組み・造作(特にトイレ)4)周りの処理はできるだけ自分たちで協力して行うこと。(救援・救護、食料・水確保、防犯・盗難防衛警備など、現代はさらに携帯等の電源も必須)特に都心ではこれだけの多くの人々が住んでいると一瞬で身動きが取れず、救援も相当な時間がかかると想定した自己防衛をしておかないと生存も難しくなると思う。あの東日本大震災での東京の有様は震源地から遠く離れていながらも交通、電力、通信が一部停止、翌朝まで交通の多くは復活できず徒歩で帰宅した人も多いはず。

東日本大震災は6年前、2011年3月11日。 震災後南相馬の図書館に行ったが膨大な当時の写真含めた本・資料等を見たが、余りにも多く資料に圧倒され一部の写真集を見るだけに止まったが実際の悲惨な状況は知るべしもない。

  • 1923年、大正12年9月1日午前11時58分大地震が関東地方を襲った
  • 主な過去の地震は、弘化4年の善光寺大地震、安政2年の江戸大地震、明治24年の尾張名古屋の大地震
  • 群発地震は頻度にあり大地震は60年ごとに起きると予測していた
  • 関東大震災震源地は東京の南26度西の方向120k相模湾にあたり地震は約1時間20分にわたって余震があり継続した
  • 相模湾の南西部にあたる深さ1,300メートルの海底が長さ24キロ、幅2キロから5キロの広大な部分に渡って100メートル以上も陥落した。最も激しい沿岸では180メートルも陥没し、反動で湾の北東部では逆に海底が100メートル以上も隆起した
  • 「激震地の被害」
  • 当時の東京府と横浜市の人口は約4,500,000人であった
  • •箱根の温泉地では866戸の家屋が倒壊、横須賀ではトンネルが崩壊2,300戸の家屋の倒壊、平塚では海軍火薬庫がガス爆発、神奈川県家では家屋倒壊数は全壊46,719戸、半壊52,859戸計99,578戸、横浜市では全壊9,800戸、半壊10,732戸、 合計20,532戸、グランドホテル、オリエンタルホテルも轟音とともに倒壊、外国人達が多く即死した
  • 千葉県では家屋の全壊12,894戸、半壊6,204戸合計19,098戸
  • 埼玉県では全壊4,562戸、半壊4,348戸、静岡全壊2,240、半壊5,216、山梨県では全壊562、半壊2,217、茨木県では全壊157、半壊267だった
  • 東京府では全壊家屋16,684、半壊10,122、東京の初の高層建築物と言われた12階建て 凌雲閣は階上が崩れ傾いた
  • 地震によって水道管が破壊され消防能力も失われ、延焼した。火災は随所で発生し風は低気圧の影響受け10メートルから15メートルとかなり激しいものになった
  • 火災の原因となった家屋は天ぷら屋などの発火、さらに最大の発火原因になったのは薬品だった。特に学校、研究所、製造所、工場、病院、薬局等の薬品が棚から落ちて発火した
  • 地震発生と同時に火災が東京市内15区すべてに起こり、麹町区10、神田区12、日本橋区2、京橋区10、麻布区1等約179ヶ所から出火した。炎は最も速度の速いもので毎時800メートル以上の速さで街を舐めつくし、約1,000,000平方メートル以上の地域を焼失させた。大火災は9月1日正午に始まり9月3日午前6時まで続いき、東京市の43.5%に達する10,485,474坪と言う広大な地域が焼き払われた
  • 東京市で一番悲惨な光景は本所被服廟跡20,430坪余りの広大な敷地に約38000名の死者、大惨事となった原因は火災による大旋風とされる。中でも1番多かったのは外出が制限されていた吉原公園の娼婦たちの遺体であった
  • 関東大震災と同規模の地震であった安政2年の大地震でも大火が大きな原因となり、発火したのは60六箇所で関東大震災の84カ所と著しい差はないが面積は19倍であった。
  • その中でも広大な砂漠の中に出現したオアシスのように和泉町、佐久間町の見事な焼け残りは好条件に恵まれていた。それは1部のビルが耐火構造建築であったことである
  • 避難場所の広場には避難者が荷物を手に流れ込んでくることが予想されるので、荷物置き場を指定し、さらに十分な消火設備を広場に備えることが絶対必要だと述べている
  • 「人心の錯乱」
  • 地震の後、民集の錯乱状態が起きるそれは流言の拡大である
  • 横浜市では加入者電話の90%が消失し連絡がつかなくなった
  • 流言とは「富士山の噴火」、「強振が再来する」、「大津波」、「朝鮮人来襲説」「囚人の暴動」、「婦女暴行、掠奪」、「社会主義者、共産党の活動」、「放火説」等
  • 自警団を組織化し暴動、掠奪、強盗等を殺戮した、特に朝鮮人に対しての流言が止まらず、日本人ですら多少でも疑われたものは殺戮された。
  • 当時関東には朝鮮人労働者が多く滞在しており、流言を利用して一部の日本人の集団が掠奪、強盗等をしていた。実際には朝鮮人による来襲説等は一切無く、人々の大半が精神異常をきたしていた
  • 流言は報道機関の新聞等で事実かのように報道され、内務省からの伝達も事実を確認せずそれを煽った。 結果、殺害された朝鮮人は26、013名におよんだ
  • 「列車輸送」
  • 政府機関も軍隊も貯蔵してあった食料を放出したが食料の大半は焼失してしまったので乏しく被災者を救出することができなかった、よって政府は電車等を無料で開放し、地方への分散を図った。
  • 東京市に戒厳令が敷かれ旅客以外は絶対入京出来ないようにした。但し公務を帯びる者、自ら大量の食料品を携帯する者、東京市内に家族を有し帰宅を必要とする者は除外したがそれでも多くの地方からの流入が多く、後半には上りの電車を空車にして運用した。
  • 鉄道省は電車以外に船も用意して静岡県清水港まで輸送を開始、また海軍省も船を用意して清水港に被災者を送ることに努めた
  • 「新聞報道」
  • 流言を止めるべく市内の新聞は政府の承諾なしには発行出来きないようにしたが、地方新聞はあらゆる流言を報道し混乱させた。
  • 政府は反政府組織の動きに敏感になり、社会主義者の大杉事件もこの時期に発生、大杉氏含め妻子は憲兵隊に殺害、軍法会議裁判を受ける
  • 「死体処理」
  • 9月1日以降128回の余震が続いていたのでしたい処理ができなかった。衛生課が死体処理をしたがあまりにも多く、腐敗していることもあり、死体の検視がだきないまま火葬場以外での外でも火葬した。
  • 出来るだけ本人確認する為の情報、死体の場所、特徴、衣類、携帯品、、毛髪、写真を残した。運搬した死体は4万8千131名、237台の運搬自動車と8300人の作業員が動員された。それには地方からの警察官も動員された。死体処理で難題が河川の死体処理には時間がかかった。
  • 避難所の新たな問題は糞尿処理で、トイレの数が足らず、その為の請負作業員、学生も動員された(糞尿を汲み取り搬送した)
  • 震災後には赤痢、腸チフス、パラチフス、猩紅熱、ジフテリア、流行性脳膜炎、天然痘が発症し、1万4千364名の患者、1、827名の死者も出た。
  • 「バラック街」
  • 上野公園には約50万人、外苑には30万人が集まり、避難者向け小屋を2万3千戸造作、バラック部屋数は上野で226、日比谷144、九段70、明治神宮外苑53、合計618棟造作
  • 「犯罪の多発」
  • 盗賊、窃盗等が多発し、殺害に及んだものもあった。
  • 銀行、郵便局では印鑑、通帳を無くしたといいことで強硬に現金を引き出し、強奪するものもあった
  • 食料品、薬品類、建築資材、綿毛糸毛布類、貴金属等も例外では無く襲われた
  • 暴利を貪る商人もあらわれ、政府は通常の3割以上高くしたものを暴利だと判断し警察が取り締まりした
  • 支援物資、医者を積んだ「レーニン号」ソ連の軍艦は政治的判断で拒否した

良い会社、悪い会社?

2017-09-21 10:57:22 | 経営・リーダーシップに必要な事

@就職、仕事にとって大事なのは、その会社が「良い会社」「悪い会社」どっちなのかを知る事というが、またアナリスト・評論家からの評価が重要であるとも言うが、だれも正確には評価できない。 そもそも日本は世界にも稀な300年以上の社歴も存続する稀有な国である。だが社歴が長いから「良い会社」とも言えない状況、環境になりつつある。現代は一般的に一流企業が統合、廃合、倒産など昔ほど安定している企業は無いに等しくなっている。また、この超デフレ社会で高成長の会社が1年、数年で倒産も有る現状では成長企業を正確に読むのは難しくなっている。 

ではどうするか? それは、米国社会によくある、「自分にあったスキルアップ」をその企業に求め、さらなるアップグレードできる機会を持つ企業に転職する方法が一番だと考える。 もう一企業に生涯勤める事は理にかなっていない、それどころか海外の企業が一気に追い越し安定していると見ていた企業がどん底に沈む事は稀に発生するのはすでに始まっていると考えるべきである。 それに40代以上は思った企業に就職できないとも言われそこに求められているのは「経験値=社会的に認めた豊富で専門的な知識知能を持った人材」である。

  • 財務から見る目、社会の変化を短に感じる情報の源
  • 会社の良し悪し、しくじる会社を見分ける視点
  • 「社長編」
  •   名刺交換の際は脇に控えた秘書から丁重に渡す
  •   いつも高級スーツ、忙しいから眼鏡を拭く暇ない
  •   社員が気安く近づけないオーラを持つ
  •   威厳を媚びする
  • 「事務所編」
  •   待望の本社ビルを作る
  •   荷物が山積み商売繁盛の証拠だと言い張る
  •   工場増設に次ぐ増設皆バタバタと走りまわる
  • 「社員の会員のご近所の評判」
  •   来客の品位、職位を選ぶ
  •   来客に気づかず仕事に集中している
  •   想定外のトラブルに現場だけで対応する
  •  「まとめ」
  • 名刺交換は誰に対しても丁寧に行う
  • 「会社は授業では潰れない社長の見栄で潰れる」
  • 社長が明るい会社は運気が明るく風通しも良い
  • 優れた会社には参謀役や番頭が黒子に徹している
  • 社員は誰でもプロとしての自覚を持って仕事に当たる
  • 会社には変えなければいけないことと変えてはいけないことがある
  • 経営とは常識であるマナーを守ることを前提
  • 「ベンチャー企業の間違い」
  •  誰かが認めてくれるだろうの思い込みが強い
  •   お金の管理(財務戦略と資金調達力)
  •   やりたいことが明確になっているか(事業ドメインと企業ミッション)
  •   思いを仕組みに落とし込む力(想像力計画性実行力)
  •   周囲を巻き込む力共感を呼ぶ (人間的魅力ネットワーク力)
  •   守りの備え(知財管理リスク・マネージメント)
  •  リスク・マネージメント、緊急時には社長を現場に連れて行くことが最初の対処
  • 「会社の見所チェックポイント」
  •             受付が汚い会社
  •             工場の良し悪しは導線と段取りがうまくなっている
  •             人の動きをソフト面で支えているのが6S
  •              整理・整頓・清掃・清潔・しつけ・安全
  • 障害者の従業員を雇っている会社で「障害者ができないこと以外はできる」
  • コールセンター電話で向こうに見えるのは笑顔か無表情か
  • 「危ない会社のチェックポイント」
  •             中小企業は3期連続して赤字が続けば潰れる
  •             大事なのは総資産これなら脆弱な会社ほとんど残っていない
  •             借金できる能力は大事だがもっと大事なのは返済する能力
  •             元請けといくら太いパイプがあっても最後を消して助けてくれない
  •             工場の海外移転が続く今の時代に取引歴50年なんて通用しない
  •             内部崩壊した会社は数知れない1番怖いのは信頼していた仲間
  •             同族会社はオーナーが株式の過半数を持っていないと骨肉の争いを招く
  • 「知的財産を守る方法」
  •             資料文章はどんな場合も上手手渡しし絶対にデータは提供しない
  •              会議打ち合わせで使った紙の資料文章は必ずその場で回収する
  •             パワポ資料で作るときにはすべてのページに社名やロゴマークを入れ、すべての図表、イラスト、写真、動画にマルCのクレジットをつける
  • 「基本的なホームページのチェックポイント」
  •             会社の番号は掲載されているか(企業ガイド、商品サイトなど)
  •             会社へのアクセスマップはあるか (事業所案内)
  •             情報が最新に更新されているか
  •             自前の直販サイトが有るか
  •             地元の公共機関や公益法人等へのリンクがあるか

日本の老後は先進国最低

2017-09-20 07:49:15 | 世界の動きから見えるもの

@「日本の老後がこんなにまで最低の国になっている」は私が驚愕しただけではないはず。日本は国民年金、企業・厚生年金、高齢者保険等、諸外国でも先端の高齢者保護・補助等が上まっていると思っていた。 が実は最低の国になっているという。日本は「老後の生活に不安を抱えている」が最も多く、その為貯蓄が多い。それに比べ米国人の老人は「前向きな人生」であるという。 「寄付」大国の米国がこの状況をカバーし、企業・ボランティア活動が盛んだという。

日本では年金にも税金が掛かり、決して日本の老後はこのままでは安心・安定した人生にはならないと悟るべきである。詳細は下記の本を一読してみてほしい。

「日本より幸せなアメリカ下流老人」矢部武

  • 日本の老人は低福祉の格差大国アメリカより悲惨になる
  • アメリカの福祉は貧困老人には手厚い
  • 日本の定年を迎えた人の 54.5%以上が経済的な備えが足りないと感じており、将来の不安を抱える、に対しアメリカは前向きな人生を楽しんでいる
  • 日米の貧困率比較では
  •    日本 国民全体 16.1%    内65歳以上の高齢者 18%
  •    米国 国民全体 14.8%    内65歳以上の高齢者 10%
  • 米国の公的年金(OASDI)は10年で退職後に受け取れる
  •    労働者の94%加入、税額は収入の6.2%,自営業者が12.4%
  •    65歳から満額、62歳からは減額で受け取れる
  •    2600万人が恩恵、低所得者には税額控除の還付、フードスタンプ、補足的保障所得、住宅補助、光熱費補助がある
  •    セイフティー・ネットで下流老人は悲惨な状況になることはない
  • 米国には3つの年金制度
  •    1,OASDIの老齢、遺族、障害年金
  •    2,政府、企業のペンション年金
  •    3,個人の401kリスク年金

  ペンションと公的年金で月4000ドル受け取る  

  • 移民者向け生活補助は月800ドル、家賃補助でシニア向け住宅に住める
  • ただし、米国では医療費と介護費が高額になる
  •    低所得層、下流老人で有れば優遇が有る
  •    CCRC(継続ケア付き高齢者施設)40m2で月3480ドル、入居費5万5千ドル
  •     (病気になっても医療費と介護費がかからない)
  • 日本の場合、国民年金は40年以上で、満額6万5千円、また公的年金でも月12~14万円程度
  • 米国の福祉機能は救う(NPO)
  •    寄付金、ボランティア2014年総額37兆6200億円(GDP2.7%)156万団体
  •      米国の寄付は個人からが72%,法人5%,財団15%,遺産贈与8%
  •           Facebookザッカーバーグ9億9220万ドル
  •           ジョージミッチェル 7億5千万ドル
  •           Nikeフィリップナイト5億ドル
  •           マイケルブルーンバーグ4億5200万ドル
  •    日本の寄付金は1兆4099億円(GDP0.26%),米国は28倍
  •    米国では6280万人が平均32.1時間ボランティア活動している
  •    HAPホームレス支援啓発プロジェクト
  •        低所得者への補足保障所得申請
  •        住宅入居申請(食事と住める場所を提供する)
  • 米国は良い意味でも悪い意味でも個人主義だが助けを求めれば助ける国
  • 日本の場合は、「人に頼る前に自分でなんとかしなさい」で助けを求めない
  • 米国のNPOでもサービスの質を向上させ寄付や助成金を増やしている
  • 日本の高齢化社会
  •    2014年24%が高齢者、単身世帯は29.5%
  •    日本の社会的孤立度は先進国で最悪レベル
  •        全く周りと付き合わない=15.3%と高いー米国は3.1%
  •        友人を頼る=米国、ドイツ、スウエーデンなどは45%に対して18.5%
  • 社会的孤立、孤独感、一人暮らしは死亡リスクが高い
  • 低所得高齢者は高所得高齢者と比較して3倍もの死亡率が高い
  • 英国「エイジ英国」AUKの取り組み(170ヶ所)
  •    ボランティアによる電話、訪問、友人作り
  •    夕食会、マラソン大会、サイクリング、映画鑑賞
  • マザーテレサ「最大の高齢者の病は孤独感」
  • 米国の新たな社会運動「施設ではなく自宅に住み続けること」の活動、高齢者の自立生活支援「ビレッジモーメント」ボストン発祥(190ヶ所)
  •   年会費個人で675ドル、家族世帯975ドル
  •   病院、買い物の送迎、家の修理、電球交換、社交イベント、ペットの世話
  •   隣人同士が助け合う体制
  • 米国の新制度から日本の真似できること
  •    低所得者高齢者に最低限の生活費を称する補足的保証所得、食料を提供するフードスタンプ、収入の3割を払えば残りは政府が負担してくれる家賃補助医療や介護無料で受けられる公的医療補助
  • 米国を含め先進国では税金と社会保険料の徴収が一元化されている
  •    税と社会保険料の徴収コストは年間数兆円にのぼる
  • 日本の場合厚生労働省の自治体の職員の親族に様を求めることが生活保護の受給条件であると言う、これは生活保護法の規定を考慮せずに民法の規定だけを都合よく解釈していると言わざるを得ない
  • 日本の生活保護の捕捉率
  •   日本は先進国の中で最低レベルにある
  •   日本は13%から18%
  •   フランス91.6%、スウェーデン82%、ドイツ64.6%
  • 日本の先進国にならって生活扶助住宅手当医療扶助等を分ける必要がある
  • 政策研究大学院名誉教授松谷明彦氏は老後破産の元凶は住宅であり日本ほど住宅政策は貧しい国はない
  • 国民年金は満額でも月額約65,000円、2012年時点で基礎年金のみの受給者は8,500,000人、平均受給額は月50,000円程度
  • 単身高齢女性の貧困率は、日本は52.3% 2007年、単身高齢男性は38.3%
  • 使用先進国の低所得高齢者向けの最低所得補償制度名
  • ドイツ基礎保障、イギリス年金クレジット、スウェーデン最低保障年金、フィンランド最低保障年金、アメリカ補足的保証所得、カナダ補足的保障所得、オーストラリア最低保障年金、日本はない
  • 先進国の中で老後の最低所得補償制度がないのは日本ぐらいだ
  • ドイツの社会保障の特徴は1年以上働いた人の失業給付は6カ月、2年以上は12カ月、3年以上18ヶ月、これは非正社員にも適用される
  • 日本の場合は正社員として働く機会が見つからず仕方なく非正社員として働くその割合は18.1%、年齢別では25から34歳のグループが28.4%と多い
  • 日本の老後を幸せに暮らするようにするための提案は
  •   定年制の見直し、職務給を見直し、年功賃金の廃止、新卒一括採用停止
  • 米国では1967年に年齢を理由とした差別を禁止する雇用における年齢差別禁止法が制定された
  • 東京の場合の生活保護費は月135,000円相当
  • 東京における高齢者世帯の生活費は毎月夫婦2人で240,000円、単身者で140,000円かかる
  • 総務省の2014年の報告では60歳以上の世帯の平均貯蓄は24,670,000円
  • 定年を迎える場合に準備できること
  •   住宅ローンを完売すること
  •   生活をダウンサイズし、人間関係を豊かにすること
  • 日本は1700兆円を超える個人金融資産のうち多くは高齢者が保有している
  • 解決策は日本のセイフティー・ネットを判るようにすること

日本への移民は世界第5位!

2017-09-07 08:09:51 | 世界の動きから見えるもの

@このタイトルは思わず「嘘だろう」と思ったのは私だけではないはず。だが実際国連定義からだと現実日本は多くの「移民」を受け入れており、今後世界に先駆けて短期で永住権も取得しやすくなるという。 最近富に外国人の事件等がニュースのトップに来ているがその理由「言葉・習慣の障害、文化の違い」が背後にある。日本に来ている海外来訪者の中には帰国しないで失踪し、不法滞在も今後増えるのは目に見えている。また、日本の生活保護を受ける海外来訪者(日本人と同じ権利を申請し取得できる=フリーライダー(便乗者)、海外のように日本語がわからない無法地帯も今後発生するかも)も徐々に増えており、イギリス国民が「移民反対」、EU離脱理由となった同じ状況にもなりうる。所得の多い国に移住することは「グローバリズム」の基本、少子高齢化以上にこのフリーライダーでの年金補助が減るのはかなり信憑性が高くなると考える。日本の安心・安全はどうなるのか、それには是非日本語含めた「日本の道徳」を必須教育とした永住許可等をお願いしたい。

  • 今や世界5位の移民受け入れ大国日本(労働不足としての移民)
  • 『移民の定義』
  •        出生あるいは市民権のある国の外に12ヶ月以上いる人
  •             国家戦略特区における外国人労働者
  •             技能実習制度拡大
  •             高度外国人材の優遇(技能実習生=21万)、留学生=20万)
  •             (外国人労働者約108万人、年間20%増、中国人34万人)
  •             内訳=中国人31.8%、ベトナム人15.9%、フィリピン人11.8%
  •             一部の実習生は海自戦艦のメンテなどにも採用されている
  • 2015年の日本の移民人口比率は1.61%
  • 他国の移民人口比:
  •             シンガポール45.39%
  •             スイス 29.38%
  •             オーストラリア 28.21%
  •             ニュージーランド 22.95%
  •             ドイツ 14.87%
  •             アメリカ 14.49%
  •             イギリス 13.2%
  •             フランス 12.08%
  • 『移民政策のトリレンマ(3つ)が自由と安全を破壊する』
  •             グローバリゼーション(モノ、人、金の移動の自由)
  •             国家主権
  •             民主主義
  • 日本国民の実質賃金は1997年〜2015年までに15%減
  •             基本的に中間層および低所得層が大きく、理由は海外からの移民の労働力、賃金低下を余儀なくしている
  •             グローバル化による移民受け入れはその層にインパクト大
  •             犯罪比率も増した、その理由は主に言葉の障壁、文化・商習慣の相違など
  •             賃金上昇を好まない勢力=企業家・投資家・金融産業
  •             グローバリストの望みは利益最大化=国民が豊かになることではなく企業、個人が優先と考える
  • 「帰化」しないで滞在する異様な外国人が増えている、祖国を捨てられないのが主な理由
  • 『帰化の条件』
  •             権利ばかりを主張する外国人が増えている
  •             住所=5年以上住む
  •             能力=20歳以上で本国の法律で成人に達していること
  •             素行=犯罪がないこと
  •             生計=生計能力があり資産、技能をもっている
  •             二重国籍防止=日本国籍を得ることで他国の国籍を捨てる
  •             憲法順守=日本国憲法を順守する
  • 『シンガポールの移民(4割を超える)と安全対策』
  •             移民国家の対策として「国民の自由」を失くしている(表現の自由、集会の自由、組合結社の自由、政治的自由(母国語でビジネスや文化を反映させる)、人生の自由(階級格差、職業格差)
  •             それにペットの数、ゴミのポイ捨て罰金刑、ガム禁止、落書きや破壊行為で鞭打ちの刑、無許可集会等で逮捕、15g以上のヘロイン所有で絞首刑
  •             建国の父リークアンユーの一党独裁(人民行動党)で移民国家にするために「言論弾圧」「管理社会」「厳罰主義」をまとめた。1人GDPは上位にあるにもかかわらず幸福度は最下位
  • 『「移民」の選択(トリレンマ=3つは一緒にできない)』
  •             移民を受け入れ、安全な国家を求めると自由を失う
  •             移民を受け入れ、自由を保とうとすると安全な国家ではなくなる
  •             自由を保ちつつ、安全な国家を維持したいならば、移民をうけいれない
  • 『日本の穀物自給力(2011年)』
  •             日本28%、オランダ14%、スイス45%、イタリア76%
  •             オーストラリア291%、カナダ202%、フランス176%
  •             アメリカ118%、スウエーデン110、ドイツ103%
  • 戦後日本はGHQ配下で無法国家となった期間(1945年8月15日から1952年4月28日サンフランシスコ条約)は1336件の強姦事件が起きた
  • グローバリズムは「底辺の競争」となるため底辺の人(労働者)、金(賃金)に影響がでる=経営者・投資家の利益の最大限化優先
  • 台湾の現状=中国人の労働者増→実質賃金の低迷→晩婚化と少子化→人手不足→中国労働者の増加
  • 中国の「洗国」とは、労働者・移民等で他国を乗っ取る手法で、すでに実際チベット、ウイグルでは現地で同化させ支配下している
  • 日本の建築就業者数が変化、1997年は685万人から2010年には498万人と3割減=外国からの労働者を2015年から許可
  • 2011年3月28日号朝日新聞系の「AERA」による「放射能がくる」で外国人の日本脱出(放射能等事故処理を守るのはやはり日本人だけ)
  • 『福祉国家における「フリーライダー」移民等の市民権の便乗』
  •             スウエーデン移民の失業率が国民の2.5倍   
  •             福祉権利(生活保護)を移民が活用
  • 1941年イギリスで国民健康保険、失業保険、年金などを社会保障制度創生、日本を含む他国が模倣している
  • イギリスの児童手当
  •             16歳以下に1万2000円、2子以降月額7700円
  •             1世帯あたり約7万9700円(児童税額控除)
  •             子供一人当たり約32万7000円全額給付
  • 日本には特別永住者が33万人いる(韓国人30万、朝鮮人3万)
  • 戦後日本には210万人の朝鮮半島出身者がいたが、1946年までに140万人が帰国
  • 在日朝鮮人の刑事事件、1945年5334件、1946年1万5579件、1947年3万2178件あったが、2015年には3,437件・2,304人(韓国朝鮮人)
  • 2015年には全体で9417件の事件が発生、内訳はベトナム人27.1%(1,475人)、中国人25.4%(1,848人)、ブラジル人13.6%(358人)、韓国人5.8%(444人)
  • 日本国内で生活保護を受けている率
  •             日本人2.6%
  •             韓国・朝鮮人14.2%
  •             中国人1.6%
  •             フィリピン人10.9%
  • 『日本経済は再デフレ』
  •             実質賃金のピーク時は1997年、2015年度比15%減
  •             生産性向上がない、実質賃金の増が期待できない安倍内閣
  • 実質賃金を上げるには生産性を向上させる以外にはない
  • 外国人労働者が急増すると生産性は伸び悩む
  • 原発事故で「再生可能エネルギー賦課金」(エネルギー安全保障や電力サービスの安定化目的)を国民が負担、2030年の費用予測は4兆7000億円(内国民負担は3兆6000億円)、実際の負担は1ヶ月電力使用量が260kwhの場合2016年賦課金は585円、2030年には年間に1万5000円になる
  • 『日本の介護事情』
  •             2013年介護福祉士66万人、内従事していない人53万人
  •             2025年75歳上に対する38万人の介護人材不足予測
  •             介護職員給与2016年で21万5200円(全産業平均30万4000円)
  •             ホームヘルパー平均給与21万3000円、ケアマネジャーで25万5800円
  • 2014年1月外国人による家事代行メイド解禁
  •             2017年パソナはフィリピン人による家事サービス開始予定
  • 外国人技能実習生の失踪は2015年には5800人、2011年度から5年間で約1万人の失踪者があり半分以上が中国人(不法滞在)
  • 安倍首相は2016年9月「高度人材は一定の条件を満たせば世界最速で永住権を獲得できる」と発表、条件の5年以上が1年以上に変更
  • 2011年の外国人の留学生が働く人数は10万人未満だったが2016年には20万人となり、安い時給でコンビニ(飲食や小売)などにて働いている(資格外活動許可は週28時間以内)
  • 難民認定申請を悪用した偽装申請・労働者も多くなっている
  • 『EU諸国での流入(移民)』
  •             イギリスとブルガリアでは6倍以上の所得格差がありEU連合内での移動は所得の低い国から高い国へと流れた(イギリスの所得は4万4千ドルVSブルガリア6842ドル)よってイギリスはEUのグローバリズムに反対し離脱したVSナショナリズム(国民主義)
  • 『アメリカとメキシコ』
  •             アメリカからメキシコへの穀物の輸出はNAFTA発行前と発行後の比率ではトウモロコシ410%、米520%、牛肉280%、豚肉700%、鶏肉が360%増となった。生産する労働者はメキシコからの移民
  • 『アメリカ主導のグローバリズムは中国を大国化した』
  •             対中国貿易赤字は3470億ドル
  •             対日本貿易赤字は689億ドル
  •             対ドイツ貿易赤字649億ドル
  •             対メキシコ貿易赤字632億ドル
  • アメリカグローバル企業モンサント化学会社は1937年に有毒なPCB汚染製品と指摘されたが、その後40年間も生産し続けた。それは多国籍企業の利益優先・最大化で代償することになった
  • 『日本の経済対策』
  •             法人税の減税=効果なし(2012年から数回引き下げた)
  •                         (雇用および所得が伸びない)
  •             設備投資は80兆円だが国内ではなく対外投資の伸び18兆円
  •             結果=1997年〜2012年企業預金が約20兆円増えた
  • 2016年の有効求人倍率は1.43%(バブル期を上回る)
  • 2016年のインフレ率マイナス0.3%
  •             背景は高齢者の退職(団塊の世代交代)
  • 生産性向上への不可欠な4つの投資の変革
  •             設備投資
  •             人材投資
  •             公共投資
  •             技術投資
  • 以下に今まで以上の効果を上記の投資を創造するか、「移民」では一時的にはよく見えるが将来性は不可視、国の存続が驚異となる

人は経験しないと本当のことが解らない

2017-09-05 08:38:41 | 世界の動きから見えるもの

@「百聞は一見にしかず」見るだけで満足、見ただけで判断する人も多くなってきた。 だが、人の評価は「ひとめぼれ」というのもあるがやはりしばらく付き合って見ないとその人の良さが見えない。それにネットだけのお付き合いも多くなった現代は別に会う必要を感じていない人も多いと聞く。「めんどい」「わざわざ」という感情から人との付き合い、コミュニケーションも希薄なっていると感じる。だから「言葉」(正しい日本語)を知らない無知な人はたまに誤解され、ネット上でも炎上することがある。日本語の理解度を深めることは日本人であれば当然だが外国の人にもその正しい使い方を教えることも大切だと思う。特に知らないのに知ったかぶりする人も多くなったことは「フェイク情報」として今後多くの人に伝わってしまうことを懸念する。 「人に情報を伝える」ことができるのはその人がまさに体験し、経験したこと以外に信憑背が薄いと思わなければならないと思う。 情報化時代に思うことは、例として「うまい」がどの食のTV番組でも言うが辛口、個人的で率直なコメントが本当は欲しいところだ。それにはもっと豊富な日本語を勉強するべきだと感じている。

  • 曽野綾子「我々は異界に不純に生きていて、その不純をうまく使う、よき方向に持って行くのが大切だ」
  • 垂直の情念、倫理観や価値の基準が継承されず物欲、金銭欲、性欲といった我欲が日本人のアイデンティティーを失っている
  • 「権利」ばかりが謳われ、「義務」が忘れられた。共同体を営んでいく上において「自助」「共助」「公助」があるが、風潮は「公助」と「権利」ばかりを求めている
  • 東日本大震災で3月11日に帰宅できなかった人は都内だけで12万人、通常通勤は1日あたり8百万人である。皆整然と耐え、他者に迷惑をかけない自制心のもと帰宅した
  • 愚かな政治指導者、民主党菅首相の行動は危機管理を知らない指導者として最低だった「何をしているのだ」などと東電関係者に怒鳴るだけ、また海江田経済産業大臣も安全圏から恫喝するだけ。また辻元首相補佐官は復興活動している自衛隊員に対して「あんた!そこ胸ポケットにコンドーム持っているでしょう」など常識では考えられない言葉が連発、人道支援に来ている自衛隊員への言葉ではない。
  • 民主党は震災現場でも「政治主導=脱官僚」の姿勢だった
  • 使命を遂行した見事な日本人(決死作業隊)冨岡豊彦総括隊長は家族に「必ず帰ってくるから安心しろ」家族からは「信じて待っています。日本の救世主になってください」。また隊長は「家族には本当に申し訳ない、お詫びを申し上げたい」「恐怖心を克服して任務に当たってくれたことに敬服の念を抱いている」
  • 天皇、皇后両陛下はさまざまなに被災地域を訪問、被災者を勇気つける行動で困難を分かちあえることをしていた(御用邸の風呂、食品の提供など)静かな秩序と威厳=ことを静かに受け止め耐える
  • ある飛行機に緊急時の心得があった、それは第一「ケガ人の世話をしろ」第二「全員に仕事をさせろ」(何もしないで待っているだけでは事は興ない=自分の出来る範囲で活動する
  • 東京都のパイパーレスキュー部隊は「事に臨んでは危険を顧みず、身を持って責務の完遂に務めよ」とある
  • 「自分ができることで貢献せよ」=復興へのボランティア、義援資金等を集める、資金を出すなどだが、富に綺麗事ばかりを言う人が多すぎる
  • 靖国神社に祀られているのは台湾に自由、民主化をもたらした李登輝元総統の兄はじめ約2万78百人もの台湾人が合祀されている
  • 台湾からの義援金は約160億円で最高の金額であった、また救助隊、28名、支援物資400トンもあったが中国を優先する政治配慮があり台湾の心を揺さぶった。
  • エジプト革命はジャスミン革命と言われSNSフェイスブック・Twitterの影響大とされている(中国は先んじてこれを排除している)
  • TV含め「無責任な言いたい放題」など「国や社会を支える人間がいなくなる」=私の利益優先<>同胞や共同体の思いやりはない
  • 日本人が忘れてならない事は「ものつくり」の心=上品で美しい国家〜日本人の伝統と美意識」
  • 1998年小学生に質問「将来何になりたいか」男子のダントツは「大工」。外国ではほとんどいないという。中国は「金持ちで中国から出る事」、インド「IT技術者」、アメリカ「金融・情報で金を稼ぐ」
  • マスコミ=大東亜戦争など煽った「朝日新聞」過剰な自由を煽った
  • 2001年日本・韓国・米国・フランスの意識調査で中学生・高校生に質問「国の為に何か貢献したいという思いがあるか」=日本は最低
  • 日本はすでに自助の精神もなく、共助の気持ちもない者に信頼関係や絆は生まれない「黙契」が壊れようとしている
  • 坂本龍馬「日本を今一度センタクしたし申し候」センタク=改革    古い者を捨て、丸ごと取り替える、古いモノはそのままで、変える
  • 長崎県知事久保勘一は長崎空港の建設で先祖に礼を尽くす地元の墓参りから始めた、結果住民の指示を得て建設できた
  • 中国は「中国人はなんでもありで、理屈が通らない。相手を忖度する事なく自分のやりたい事をする」(罪悪感を持たない)
  • 中国「中国人に一歩譲ったら、二歩攻められる」<>日本「平和を愛する諸国民の公正と審議に信頼して」はそんな諸国は存在しない
  • 李登輝元総裁「交渉しないのもひとつの交渉だ」
  • 中国の進出「無孔不入 無悪不做」=南沙諸島では中国の古い陶器などを海に散布して調査団が発見するという見せかけで偽造している
  • 韓国は日本の東日本大震災のすぐ後に竹島に総合海洋科学基地建設を結託、中国も海上自衛隊に急接近など日本の不幸を狙って攻める
  • 中国の「日本だけは許せない」=イギリス・ロシアの領土略奪、進出においては責めてはいない
  • 戦後60年以上経った台湾の日本語教育熱は「強制されたという嫌悪感ではない」心に日本の良さが判っている
  • TV番組は「弱者=かわいそう」を造作=自治体・国への抗議と変える
  • 「生活保護=月約15万円の支援」に殺到している現状=不平不満をいうことで支援を要求=「当然の権利」を主張している
  • 20歳から60歳まで40年間働き国民年金の受給額は年間1百万、生活保護を受けた方が優雅な生活が可能でアンバランス化している
  • 独身者(おひとりさま)が溢れる社会の末路
  •             1950年生まれで独身の割合は5%
  •             1980年生まれ23%
  •             1990年生まれ男性28%、女性40%
  •             2000年生まれ男性43%、女性54%
  • 理由=結婚しなくとも不自由がなくなった
  • 「個人」と「家庭・家族」との違い=病気、入院、介護、最期の時
  • 東日本大震災の被災者から「夫も子供も失って一人ぼっちになってしまった」「家も財産もみんな無くしたけど家族みんなが無事でいてくれた。これで十分、他に何もなくてもいい」
  • 「日本には何でもあるけど、希望だけがない」(希望の国エクソダス)
  • 本当の貧困を知らない現代の日本人
  •             「何を食べようかとあれこれ迷う自由はなく、何が食べられるだろうかという不安の中で生きるしかない。今日食べるものはあるか。飲む水はあるか。寝るところはあるか。そういう不安の中で1日の大半をすごしている子供達にとって「希望だけがない」などと語れる豊かさはこの世ものとは思えないだろう」
  • 母国語を大切に
  •             言葉が貧弱であることは思考力が貧弱である
  •             薄っぺらなメンタリティーしか持ち得ない
  •             言葉は武器にもなる

デフレ社会で生かされること

2017-09-02 08:33:46 | 世界の動きから見えるもの

@「デフレ=物価安・販売不振・昇給減・統合」になっている日本の先はどうなるのだろうか。米国は個性豊かな大統領がTwitterで自由に思ったままの意見を発信、中国では大量生産部材を「投資」として「労働者」と共に海外に持ち出し結果を出しつつ、現地との暴動もちらつかせている。 日本は「温室状態」だ。理由は過去国内だけでも大いに経済は発展した、これからもある程度維持できると信じているからだ。だが、世界に疎い国内政策はやがて悲惨な目に遭遇するはずだ。

デフレの後はインフレになるのは間違いないが、現状デフレの深度が思った以上に深く、長く、政策に変化が見られない。(市民は変化が欲しいのだ・「自分自身に影響がない程に」という我儘な公助的スタンス)というより、ここ日本においては真新しい情報化世界を政府が主導していないことが一番の問題だと感じる。「モノ作り日本」をもっと情報化と融合させ、さらにもっと若い知恵とアイデアを利用すべき時代になっているにも関わらず、昔成功した老齢者団体が政策をつくっても現状「既得権を守る範囲」がネックで東南アジア諸国と比べても日に日に差が出てきている。その例が東南アジア特に中国からの新規ビジネス・投資は共産国にもかかわらずすこぶる軽快に飛ばしている。今では国内に止まらず日本にも、北米にも進出し、新たな世界を作ろうとしている。これらに対して日本はもっと積極的に支援すべきで、日本のベンチャーにも刺激を与え協力していくことが「情報化社会の自由貿易」となるのではないかと期待したい。

  • 『インフレ』VS「デフレ=物価高VS物価安 戦争がない=デフレ
  •             インフレの鎮静=情報化=自由化=個性化
  •             デフレ時代=ありきたりの物は売れない
  •             デフレ時代=特別な物、個性的な物(情報)が売れる
  • ヒラリー、ありきたりのエスタブリッシュメントされた人材は不要、インフレ時代の人材=一般女性からの支援を得られなかった
  • トランプは「個性的」、ヒラリーは「ありきたり」
  • 「汗と涙」がないリベラル的な人材はデフレ時代には支持されない
  • 『トランプ制裁』に恐れることはない
  •             トランプ=メキシコ制裁 トヨタ日本の従業員は7万2千人に対してアメリカでの雇用は13万6千人、今後5年間に100億ドル米国に投資する予定
  •             米国リース会社は「トヨタ車は唯一高い価格で売れる中古市場を確保」しており新車の75%ほどで売れるVS米国車は45%程度
  •             ハイブリッド化=本田、トヨタ開発率先導入
  •             工作機械=日本製導入が多く2005年市場規模は27%
  •             日本製の高品質な素材・部品は米国製造業でも不可欠な状態
  •             (シェールガス発掘作業も日本の鋼管を利用)
  •             米国TPP破棄=戦争・恐慌から自由貿易を最後には選択する
  • 『EU』への影響
  •             イギリスでは移民(優秀な人材)による職場が失われている
  •             バトル3国の優秀な医学生はイギリスで就職(高待遇保証)
  •             2017年の選挙で分裂するイギリス
  •             職員(月給)と工員(日給)と待遇差、差別化が残る
  •             不良債権を抱えるドイツの動向=中国に期待したが「薄」
  •             フランス・イタリアの「労働者優位」はイノベーション化が難しい状態VSドイツ経営者優位(戦後の組織崩壊)
  •             ユーロ消滅はヨーロッパの終わりを意味する
  • 『中国』
  •             いつまでもいい続ける中国の「戦勝国」論
  •             日米は広島・真珠湾双方の大統領・首相訪問で歴史戦を消す
  •             トランプで国際秩序は乱れる「世界の警察をやめる」
  •             横須賀・佐世保を母港とする第7艦隊は南シナ自由航海選択
  •             米国はNATOに駐留経費2%を求めるが、日本はすでに米国のプラス経費になっているくらい負担している
  •             ギリシャは中国に港(利権)を売り港湾整備をしている
  •             鳩山元首相は沖縄の海兵隊の移動を宣言したが韓国が反対、首相を韓国訪韓させないと告げる(鳩山の外交無知と恥)
  •             マティス国防長官は海兵隊出身で「航行の自由作戦」を実行
  •             「尖閣」等はあくまでも海上保安庁の監視で、自衛隊は後衛部隊としている。「警官」としての武力は戦争行為に当てはまらない
  •             米国は中国の輸入に関税措置を計画(45%)だが中国の品質問題で信頼度が低下、輸入減
  •             中国は日本の証券に100億円規模の注文をしている
  • 『ロシア』
  •             米国はまずは中国制裁、その後ロシアを狙っている
  •             国務長官ティラーソン元エクソンモバイルの最高責任者はロシア北極海・黒海油田を開発、勲章をもらっている。その油田はパイプライン(2000km)でトルコに輸出されている
  •             ロシアの優秀な研究者・専門家人材はニューヨークやテレアビブに脱出、ロシアには戻らない(人材損出大)
  •             日本のロシア支援(北方領土)は中国が窮地になると予測
  •             4島の北方領土は1951年サンフランシスコ条約で「日本は領土権を放棄」しているが、1956年日米ソに関わる米国覚書で歯舞群島および色丹島は日本国家下にあるものと結論
  •             敗戦国の王国は全て共和国、日本を除き、となり、日本は「差別のない国」になった
  • 『北朝鮮』
  •             金ジョンイル(キムジョウンの父)は中国瀋陽と交流し、賄賂の世界で持ちつ持たれつの関係を築いたが今はない。オランダ国籍の中国系大富豪は中国に逮捕され、北朝鮮#2の張成沢が粛正された
  •             北朝鮮は5回目の核実験で中国に事前通告なしに行った事をきっかけに断交している。
  •             拉致被害者の補償金は1人5億円と言われているが要求を拒否
  •             日本のイージス艦6隻のうち4隻は弾道ミサイル防衛能力をもっており、さらに2隻追加する予定
  •             韓国の混乱は北朝鮮にとって有利、日韓関係において日本は10億円支払い済み条約の慰安婦問題で低迷し、スワップ協議打ち切りで韓国経済がさらに低迷
  •             2016年秋、北朝鮮を襲った台風が甚大な被害を招いており被害者は7百万人、山々を開墾し丸坊主にしたため保水力を失った水害、土石流で被害がひろがった
  •             中国からの食支援が打ち切られると身動きが取れない状況
  • 『韓国』
  •             日本の明治維新、1902年初めて韓国では日本第一銀行による銀貨と交換できる兌換権を発行(紙幣)、1910年貨幣制度ができ近代化へのスタートを切る
  •             鉄道、学校等のインフラは日本が支援し、第2次世界大戦後1948年にはアメリカ・日本の支援で朴正煕大統領が指導した
  •             朴正煕は1963年に大統領となり日韓基本条約を結び日本からの供与5億ドルで高速道路、ポハン総合製鉄所(ポスコ)を作った
  •             ポスコの技術は富士製鉄系の新日鉄が支援、復興〜近代化する
  •             1988年サムスンの半導体工程機械はすべて日本製
  •             その後サムスンが重電に取り組むが失敗、中国等へ軽電気等は移さざるを得なくなった
  •             日本の重電は明治からの人材育成で培われ、現在の日本のインフラ基盤を作ったが韓国は韓国電力公社のみ
  • 『日本』
  •             「失われた20年」は基礎技術と人材育成で合理化、技術力を高めた
  •             トヨタのカンバン方式「在庫ゼロ」で少品種・大量生産から多品種・少量生産時代を作った(デフレ時代への先行)
  •             POSデータでコンビニ等の販売効率をあげ、緊急時に対応した
  •             世界で最初に電灯照明を大阪紡績工場に採用、2交代制などで生産性を向上させた
  •             明治35年、イギリス議会は日本との日英同盟をヨーロッパ諸国に先んじて日本と契約した理由は「日本の指導者は信用できる」「日本は約束を守る国である」と評価したからである
  •             1973年オイルショック以降、日本は「量の拡大」から「質の向上」へ転換、日本の鉄鋼業の開発費を売上の2%(米国は0.7%)とし、「技術輸入国」とした。1993年には「技術輸出国」となり、3.9兆円の黒字。日本の特許は3.3兆円となる
  •             2015年、世界の特許数はアメリカ47%、日本18%、韓国・ドイツが6%
  •             素材では自動車の薄板鋼板、飛行機のカーボンファイバー、タービンブレード、ヒートテック等企業等の協力で新たな製品を生む
  •             「パーツ改良で削減」劇的な製品が出来と予測
  •             小型飛行機、電気自動車、AIを絡めた製品が日本を中心に発信する市場ができる
  •             デフレ時代の「情報化社会」=自由化+個性化

世界最高の人材育成プログラム

2017-09-02 07:28:26 | 経営・リーダーシップに必要な事

@世界最高峰のリーダーシップ養成プログラム=ホワイトハウス・フェローを聞いたことがあるだろうか。 米国で有数な人材を一般公募し、発掘する。その選別された人材を米国の政治の中枢で養成するという画期的なプログラムである。選別された人材(20代後半から30代前半の20名ほど)は実際の世界会議、党首会議、会食、パーティー等に参加し、配属された上司である長官・大臣等に1年間秘書官的役割を持ち本物のリーダーシップを体感させる。 日本ではまず考えられないこのプログラムは1965年に設立されている。

中でも気になったリーダーの役割を指摘してるのがヴォルペ運輸長官。「トップに立つものが変革の方向性を打ち出し、活動の成果を判断する明確な基準を示し、期限をはっきり決め、目標達成に向けた進捗状況に目を配り続けるべきだ」。上司たるべき役割に必要なことをズバリ、有言実行している。 日本の政治家、何かがいつも抜け、不在、不透明となっているのが残念だ。

  • ホワイトハウス・フェローは1965年ジョンソン大統領の意思により設立、「向上心のある才能豊かな若者に、国を統治するプロセスを直接経験させ、社会を導くとはどういうことかを実感させる」のが目的
  • 当初は毎年数千人に予定だったが20人以内の20代後半から30代前半に絞った(政府長官等上役には専門知識がない場合、経験不足の場合など、民間からの専門職での補佐役は非常に有効でかつ政党人材育成にもなる)
  • コリンパウエル国務長官「偉大なリーダーとは、部下に気配りができる人物」
  • スーザン・イサーマン「まず人間的な関係を築いて、その後で仕事上の関係を打ち立てるのが重要だ」
  • デニス・ブレア住宅都市開発長官のルール「ご要望を書面で提出してください、そうすれば検討させていただきます」という文書化で残し汚職等の誘いを打ち消すこと
  • カーラ・ヒルズ「物事を複雑にせず、ぶれることなく誠実に振舞い、安易な逃げ道を選ばない」
  • ブッシュジュニア大統領「リーダーは他人の意見を聞き入れるべき時と、自分の考えを貫くべき時の区別ができなければならない」「まずは多くの意見に耳を傾けること。異論反論が吹き出すことは判っていても、その上で方針を決める」
  • コリンパウエル「スピーチのうまい人は自然に喋れるように努力し、メモを一回見ただけで数ページの内容を頭に入れる記憶力を養い、常に努力している」
  • コリンパウエル「部下の誕生日、様々な個人的な問題にも支援を惜しまなかった」「大事なのは人々にどういう感情を抱かせるか。リーダーの成功は頭の良さや有能さを見せつけるのではなくその鍵を握る能力だ」。頼みごとには『君のような人間に力を貸してほしい』という。
  • ウイリアム・ミラー財務長官「コミュニケーションのスタイル=褒める時には皆んなの前で、叱る時は二人きり」
  • エバンス赤十字総裁「規律を乱しているものが一人でもいればチームを罰する」
  • フランス思想家ヴォルテール「質問にどう応えるのでなく、どいういう質問をするかによって人を判断せよ」
  • イギリスの哲学者エドマンド・バーク「悪が勝利するために必要な唯一の条件は、善良な人々が何もしないことである」
  • シュレンジャー大統領補佐官「キューバ対応に反対意見があるにもかかわらず何も発言しなかったことを悔いている」=空気を読み意見が言えなかった。結果的にアメリカは多くの賠償金を「身代金」として支払った。
  • コリンパウエル「孤立することが分かっていても臆せずに厳しい問いを発するのが本物のリーダーの役割」=空気を読むことも重要だがそれに左右されない発言もするべきだ
  • キング牧師の婦人コレッタ・スコット・キング「過酷な経験をするのはこれが初めてではありません。それにもし恐怖に囚われていたら夫は公民権運動を引っ張ることなどできなかったでしょう。自分の命や名声を危険に沙汰すことを恐れずに、運動の先頭に立ったのです」
  • 「怒りや憤りを胸に抱けば後ろ向きの感情のウイルスが周囲の人間に感染する。その人間は尊敬を失い、引っ張ることができなくなる」
  • アパルトヘイトを成功裏に導く「成功するリーダーとは、目先の1つ1つを先頭で全てに勝つことが戦いの目的ではないと理解できている人物です。」
  • サムラート・キーチ製薬会社の副社長「現場を歩くことはリーダーの指名」、クルーラク将軍「自分を部下に見せて、部下の悩みを聞き、対処する努力」「若い人を元気づけ、やる気をもたせ、責務を果たすために最大限能力を発揮できるようにすること」
  • トンムソン厚生長官「辛抱強く黙って話を聞く」。その後「皆さんのお話は良くわかりました、では今度は皆さんが業界としてどのように力を貸してくださるのか聞かせてください。」と結んだ。
  • パウエル「議論せずに結論を出すことなく、全ての考え方や選択肢をテーブルの上に載せる」
  • ヴォルペ運輸長官「トップに立つものが変革の方向性を打ち出し、活動の成果を判断する明確な基準を示し、期限をはっきり決め、目標達成に向けた進捗状況に目を配り続けるべきだ」
  • ビルゴード国際開発長官「いつも準備を怠らず専門的な知識を蓄えておくべし」
  • エドワード・ライス空軍中将「問題解決の第一歩は問題を理解すること、複雑な問題は問題を正しく理解する時間を費やすこと、75%正しく把握出来れば、残り25%ですばやく解決出来る。」
  • ホワイトハウス・フェローの厳しい選考プロセス
  •             選考書類=学歴、賞罰、課外活動、志望理由、夢、希望、目標
  •             3名の推薦文章(人格、能力、資質の評価)
  • 候補の選考基準
  •             明晰に考え、明晰に答え、明晰に書ける=明晰な判断ができる
  •             協調性=他の人と協調して仕事をこなせるか
  •             資質=自己中心的な考えを抑制できるか
  • フェローの仕事
  •             1年間政府の中枢で研修する
  •             週に3日間は最重要人物たちと一緒に食事、質疑応答する

上司の有能さ、無能さ

2017-09-01 15:35:58 | 歴史から学ぶ

@上司の有能さで自分の置かれた立場が一変する。 上司が有能であればその部下も有能で、いい結果、実績を作ることができる。が上司は部下にとって「選択肢がない」世界である。 「運」だと諦めるしかない場合も過去(急速な経済成長期)多く見られたが現代はそんな悠長なことは許されないはずだ。 外資系企業では人間関係がシンプルで仕事もやりやすく、やりがいもあるものだが、日本の老舗企業の多くはまずは社内の人間関係(調整・改善・理解)からとも言われるほど難しい。

江戸・武家社会でも「君子は良きことを1つすれば百の過ちがあっても見逃す。下郎は良きことを百おこなっても1つでも過ちを侵せばそれを咎める」「良い因果の報いは気が付かないが、悪い因果の報いははっきりしていて目に見える」

会社の改善・改革はある種の「不平・不満」として誤解を招くことは避けるべきだが、しっかりした組織案・人事案・改善改革企画案(成果・給与・処理能力)を提示することをお勧めしたい。できない上司を超えなければ会社は誰にとっても良くならない。

  • この小説は大久保彦左衛門(江戸初期の天下のご意見番)譜代の日記、「三河物語」と「寛政重修諸家譜」と新井白石の「藩翰譜」である
  • 「枡」の大きさが統一されたのは江戸幕府ができた時代年貢徴収目的
  • 1560年、義元の氏真岡崎城が空っぽになった時に家康が言った言葉「捨てられた城なら拾おう」
  • 浅井長政の謀反、浅井5千、朝倉1万5千、信長2万5千、信長の「攻めるも退くも戦いの駆け引き、三十路計逃げるにしかず」となる。
  • 信長の戦い方は「深入りした戦いはしない」=桶狭間の戦い、姉川の戦い、勢いがあれど「勝って兜の緒をしめよ」となった
  • 信長の子信康への不信で信長は12ケ条を酒井忠次に確認した
  •             信康は鷹狩のあと僧侶を馬で引きずった
  •             信康は派手な踊り手を弓で射殺した
  •             物事を荒々しく振舞う
  •             家康とは相互不信である
  •             築山殿が武田寄りで謀反を計画
  • 「信康は育ちが悪く、痩せた発育で、気ままに育てられ、親を敬することもせず、親子の争いあり、毎度申し入れて聞き入れず親を恨み、性格が悪質だった」問題人物だったという
  • 羽柴秀吉は柴田勝家を賤ヶ岳で打ち破ったあと、信長の三男信孝を岐阜から追い尾張内海の大御堂寺で切腹させた。
  • 家康は関ヶ原の戦いの3年後の2月に征夷大将軍になり江戸に幕府を開く、その2年後に将軍職を秀忠に譲る。賛成派、反対派に意見を聞き決定した。秀忠は関ヶ原の戦いに5日間も遅れた理由を盾に、家康の次男だが秀吉の養子になっていた三河守殿(結城秀康)は功ありが家臣本田正信、井伊直政、本田忠勝、榊原康政は次期将軍秀忠に反対した
  • 豊臣秀頼は身長が197センチ大男だった、それを見た家康は死後の世界でもめると察知、秀頼を排除する理由を探した
  • 方広寺の鐘銘事件で「国家安康」解釈で攻めた、秀頼の傅役の片桐且元に詰問させ、最後は且元を配下に置き夏の陣で秀頼を亡き者にする
  • 大阪城夏の陣で家康が下した和議条件は
  •             籠城した浪人には罪を問わない
  •             秀頼の知行はこれまでどおり
  •             秀頼の身の上については安全を保証する
  •             淀君は江戸に人質にだす
  •             大阪城を開城するならどこへでも望み次第に城を与える
  • その後堀を埋め立て、さらに二の丸等の堀も埋め、攻撃できる地形にする(最初は外堀だけの条件を家康は無視して内堀も埋めた)
  • 大久保彦左衛門の7代まで仕えた侍・譜代としての処遇が家康、秀忠時代はあまりにも知行が少なく、不公平感を感じていた。
  • 「君子は良きことを1つすれば百の過ちがあっても見逃す。下郎は良きことを百おこなっても1つでも過ちを侵せばそれを咎める」
  • 「良い因果の報いは気が付かないが、悪い因果の報いははっきりしていて目に見える」