@日本人に欠ける「自尊感情」(セルフエスティーム)には同感だ。諸外国と比べて日本人は自己主張、自分の意見、反対論を公では言わない。だが、陰での行動が活発になるのは社会環境の所為なのか、日本人固有なのか。最終的に気弱の人間は自己否定、自滅へと導いていくのが悲しい。 本文にある「ふんわりやんわり」環境をあたらめ忘れられた「腰と肚」教育が必須なのか。
『頭の良さは国語力で決まる』齋藤孝
「本当の国語力」が身につく9つの習慣・国語力とは「他人と共感し合える知性」
ー読解力:要約力・伝達力・コミュニケーション力=共感力
相手の感情を読み取る、その為に「名作」の読書(客観的な要約力)
違った角度から理解・インプットした言葉を人にアウトプットする
ー文書力:(文脈力)使わない方がいい言葉「って言うか」「逆に言えば」「でも」
柱を決める:キーコンセプトを3つ(骨組み・あらすじを表す言葉語彙)までおく
頭の良さ:「論理的に」数値~%として表現(いつも・たいてい・ときどき・たまに)
対比・因果関係・比喩を使って組み立てる・引用を利用
ー表現力:使った方がいい言葉「つまり~と言うこと」「たとえば~と言うことですね」
最初に要点「3点あります」などを明確化する(整理能力:優先順位・文脈・構造化)
メモに纏める(A4/課題・問題点・ポイント)
ー対面力:現代はむしろ無反応に厳しい時代(反応しずらい社会・冷たい人間)
気持ちのいい関係性作り:目を見る・微笑む・相槌・臍を向ける(正面を向く)
3秒で返事がない場合は次の人にパスする
「比較」を使う、どこが違うのか、どこが優れているのか
評価コメントには「~ながら」「確かにそうだ」を使う
ー対話力:「聞き手上手」
話が気まずくなるのは質問力の欠如:具体的でかつ本質的な内容が必要
ー主張力:思考の持久力
課題を様々な方向からアプローチする(批判ばかりの理論武装はダメ)
ー自己肯定力:自尊感情が低い日本人
自己評価が低く自己否定につながる(ふんわりやんわりと育った環境の所為)
褒めることから始める(ポジティブな感想)
「反省する」「謝る」ができない人材こそ責任回避をしたがる
「今までの体験が持つ意味をしっかりと掴まえ次に生かすこと」
ー感情自制力:「学ぶ構え」
学ぶほど「知的な我慢強さ」が身に付く(摩擦を力に変える)
ー身体感覚:「腰と肚」
「練る・磨く・鍛錬・渾身・腹を据える・腑に落ちる・懐が深い・腰だめし・裃を脱ぐ
推薦本:夏目漱石「私の個人主義」、福澤諭吉「福翁自伝」、太宰治「駆け込み訴え」
会話力を磨きたければシェクスピアの「マクベス」