ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

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共有データが生む次世代社会とは『共鳴する未来』

2021-04-30 07:48:44 | 最新技術(IT)で変わる事
データが共有価値を生み出す社会、データ駆動社会は今後提供する人、企業、国家が公平に、平等に個人情報を守れば、世界、社会はより発展し、「長生きできる社会」にもつながる、と言うこの書。
「共有」は単純にできるものではない。特に国家間での共有価値は不可能に近い、だが国内・企業間での共有は個人情報の確保、信頼があれば可能だろう。特に医療革命にはビックデータは途轍もない進化を遂げるのではないだろうか。現代、国のIT戦略は残念ながら不祥事ばかりが続く、そんな国のITシステムへの信頼はいつ生まれるのだろうか。
『共鳴する未来』宮田裕章
・ビッグデータで変わりゆく自由、プライバシー、貨幣といった「価値」を問い直し、個人の生き方を原点に共に生きる社会を提言する。
「価値革命の時代~石油からデータへ」
    農業革命~産業革命~価値革命(情報革命:石油からデータが生む価値)
    「これまでの富の8割を所有する2割の人々のみを対象にしたサービスを富の2割しか持たない人口の8割を占める人々に同じ運用利益を拡大できる」(信用スコアを導入)
データ駆動型社会はヘルスケアから
    病院(健康・患者・手術)のデータ:世界の遠隔診断が革新的飛躍できる
        データで共創する新しい医療/医療への向上=治療成績を改善させていく
        個別化医療/新しいヘルスケア価値への向上(日米入院日数比較:約半分)
        ビックデータで感染拡大を防ぐことも可能となる(個別化医療への発展)
・新しいプラットフォーム思想「PeOPLe」(Person centered open platform for wellbeing)
    企業や国家が独占するのではなく共有しデータに価値を作り出していく運用
    疾病の患者情報や処置・検査・処方箋履歴・アレルギー歴・健診データの記録
    アプリが「薬」になる時代
・多元化するデータ・エコノミー
    社会信用スコアの可能性
    中国ジーマクレジット・アプリで人を評価<>課題も山積
    ポストSDGs・貨幣価値と似たもの価値へ創造する「持続可能な共有価値」へ
    デジタル通貨との連動
        スウエーデン国立銀行のeクローナ
        ドイツのキームガウアー(半年使わないと目減りする仕組み地域での利用が勧む)
新しい社会契約とは
    共有価値・共有資源を可視化させ享受できる仕組み(Human co-being)
        個人のデータを提供することで健康改善アプリを活用(医療サービスを享受)
    「如何に自分らしく生きるか、自分の大切なライフスタイルや生きがいは何か」を選ぶことができる社会を創出できる



デジタル化で生き延びる銀行はどこか『世界の銀行ランキング』Forbes発表

2021-04-29 11:40:24 | 世界の動きから見えるもの
@世界の銀行ランキング、デジタル化におけるベスト銀行ランキング発表。
下記の表は国内だけのBEST#10ランキング。詳細はこのサイトへ
フォーブスが毎年発行する米国の上場銀行100社のランキングで行っているように、貸借対照表と損益計算書を測定する代わりに、Statistaは、現在および以前の銀行関係についての意見について、世界中の43,000を超える顧客を調査しました。銀行は、一般的な満足度と、信頼、手数料、デジタルサービス、財務アドバイスなどの主要な属性で評価されました。既存の銀行の役割が今後どうなるのか、「進化」「改善」が必須だが果たしてIT化への波を如何に乗り越えるかが鍵だ。


伝説は蘇るが、人々の心に響くものへと『Godzilla vs Kong』⭐️4

2021-04-29 07:54:16 | 映画から見える世の中の動き
伝説の「ゴジラvsキングコング」が一変する映画だ。それは人間の欲から出来上がったメカゴジラの誕生で始まり、やがてその欲で裏切られ一変することになる。人々に伝説は蘇り、その度に伝説は時代とともに変化するものだ。それは伝説は時代の人々の心に響くものへと変わっていくのだ。ここから新たな伝説が始まるかもしれない。特写映像は素晴らしく本物の様なゴジラとコングの動きに目が捉われてしまう。
『Godzill vs Kong 2021』
伝説の「ゴジラvs.キングコング」が衝突、世界が怯え立つようになる。コングとその研究者・保護者たちはコングの本当の家を見つけるために危険な船旅を仕掛け北極に向かう。すると突然ゴジラが船のコングに襲いかかると、コングと意思疎通ができる孤児で啞の少女、ジアはコングを助けようとする。やがて次元を超えたどり着いたのがコングの聖地だった。一方、地上ではサイバーロボット化された巨大なメカゴジラが人間の操作で実験していたが、操作不能となりゴジラと暴れ闘い出す。(俳優小栗旬がその操縦者として出演)やがてコングはゴジラ共にメカゴジラと対決する。

ペットの能力は想像以上にある『Flora Ulysses』⭐️4

2021-04-28 07:38:47 | 映画から見える世の中の動き
ペット動物の本来の姿は人に優しい心を与えること、生きる素晴らしさを教えることかも知れない。ただ人間の言葉を話さないだけの友、「癒し」「喜び」など良き相談相手なのだ。 人の行動を敏感に読みとり慰めてくれる、たまに特殊な能力をここぞと言う時に発揮、想像以上に頼もしいのだ。本来は自然の中に生きる動物だと言うことも知ることが大切かも知れない
『Flora Ulysses』
想像力に富んだ創造的な10歳のフローラは、小さなリス(ユリシーズ)がスーパーヒーローとして蘇らせる。家族に新たな冒険と喜びを与えるユリシーズのスーパーパワーが炸裂、フローラの父を助け、家族を円満にして最後にユリシーズは自然の森に帰っていく

「良い国」日本は第2位、だが国の魅力と開放市場は思った以上に低い

2021-04-27 08:10:31 | 世界の動きから見えるもの
世界の「良い国」ランキング2021年版。(U.S. News)
日本の評価は第2位、だが評価の悪い部分は1、社会環境、2、開放市場、3、冒険的な魅力。特に日本の国自体の魅力がなく、ビジネスに対しても開放市場が低い国だと言う評価だ。 やはり日本は文化に対する「大事にする度合いが低い」と「既得権者」保護国だというイメージなのだろう。
下記は表の項目を日本語に対訳
敏捷性(モダンで適応性)
起業力(教育・専門知識・十分なインフラ)
生活の質(所得の平等・経済的安定)
移転(独特・ダイナミック)
社会環境(人権平等・環境・自由度)
文化力(エンターテインメント・ファッショナブル)
オープンガバメント(開放市場)
リーダー力(国の治安等統制力)
冒険的な魅力(アドベンチャー・フレンドリー・観光・気候・旅)
文化遺産(豊かな歴史・文化アトラクション)


政治の道理と世間の道理の違い『鷺と雪』

2021-04-26 07:46:38 | 歴史から学ぶ
「鷺と雪」軍人の人生は戦争になれば個人の思いは通じない。国のため国が為すことに従うしかない。たとえ反対でも逆らう事は許されない井伊直弼の諸外国との戦争を避け開国に向けた行動、軍の上層部にいた山本五十六の戦争拡大反対も同じ心情だったのかと。だが、現代意見を言う、考えを述べるは当たり前の世界になりつつあり世論を呼び興すことが可能となっている。それには勇気と行動が必須だが国民を守ることが優先で、できる人材が発掘されることを期待したい。だが、今の政権のように努力なしで「言うだけ」の宣言は世論の波にはなることは決してない
「不在の父」
明治三十年頃に発生した、松平斉(ひとし)男爵の失踪事件を題材。家を出家(爵位を捨てた男)した理由は「世間知らずの道楽者」と嘲笑され、「身分があれば身分によって、思想があれば思想によって、宗教があれば宗教によって、国家があれば国家によって、人は自らを囲い、他を蔑し排撃する。そう思い、自分自身が全てを捨てるしか無い」と言った。父は爵位身分を捨てた
「獅子と地下鉄」
補導され口をつぐむ良家の少年は夜中の上野で何をしたのかを探る。 親が子供の日記を見つけ気になる「ライオン」を探すことになる。浅草、上野、だがそれは銀座の三越前にあるライオン、ライオンにまたがると試験に合格するという迷信を信じて夜中に出歩いていた。
「鷺と雪」
能舞台から鷺を鑑賞、その主役が面をつけていた事に不思議さを感じる。「面は名人が使うと血が通う」と言われた。時代は2.26事件の前、国は戦争をする方向に進んでおり経済界も、軍人も、更に財界、銀行も既に戦争による私利私欲に望みをかけ始めていた。一人の軍人は「今の私はただ、欲しいものがなんであれ、命を、まして他人の命を持って贖わられる世ではなくなることを願うばかりです」と言って戦争反対を思う軍人だったが一人では世の流れを止めれないと感じていた。国を騒がすこととに雪がつながるのは理屈から言えば桜田門外ノ変を連想させる、と言う。


二流、三流社会の行く末『劣化するオッサン社会の処方箋』

2021-04-25 07:39:58 | 経営・リーダーシップに必要な事
二流は一流を抹殺し、二流社会は三流で崩壊する、と言うのが2025年頃来ると言う。現状、政治社会なども「策が無い」など既に三流人材の密室となりつつあるのか日本の将来が危うい。日本は世界と比較しても既に「時代遅れ」の社会構造となり上から下に対しは「権限による弾圧」で操作するような環境は脅威だ。才がない輩のやることは圧力しかないのだ。
『歳を重ねただけで人は老いない。理想を失うときに初めて人は老いる」サミュエル・ウルマン
『劣化するオッサン社会の処方箋』山口周
「オッサンの人物像」
    古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する
    過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない
    階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る
    よそ者や異質なものに不寛容で、排他的
・世代
    教養世代:1950年~1970年代 (教養の習得に価値を置く世代)
        戦後の混乱期・高度成長期・オイルショック
    知的真空世代:1980年代
        バブル景気
    実学世代:1990年~2010年代(実額の習得に価値を置く世代)
        バブル崩壊・企業破綻・就職氷河期・デジタル革命・グローバル化
・2010年代以降
    グローバル資本主義下における弱肉強食の世界へ移行
    知的真空世代(社会システムの劣化により)を凌駕した世代から実学世代へ移行
    実学世代とはアート・サイエンス・クラフトのバランスが取れた世代(自由思考)
    アート:ランダム・直感によって回答を得る
    サイエンス:論理によって回答を得る
    クラフト:経験則によって回答を得る
世代交代の悲劇
    「二流の人間が一流の人間を抹殺し、組織の長として権力を盤石なものにすると、その人物に媚び諂って権力のおこぼれに与ろうとする三流の人物が集まる。二流の人間は一流の人間を恐れるので、一流の人間を側近として用いず、自分よりもレベルが低く、扱いやすい三流の人間を重用するようになる」    
    組織の劣化が乱雑さを増大する、その理由は「凡人は天才を見抜くことが出来ないから」
    組織が大きく、古くなると劣化はより顕著になる=成長鈍化・社会への閉塞感増
「80年」という期間から次の80年(世代交代)は2025年
    世代交代:幕末から明治維新・明治国家から太平洋戦争
・日本社会の変化
    人的資本(高いスキル知識)+社会資本(信用評判)=モビリティー(キャリア開発)
    理由:オピニオンとエグジットの欠如=年長者を甘やかす
        甘やかし・美意識の欠如=道徳感・世界観・審美眼・歴史観
・年長者への間違った感覚
    経験の蓄積=判断力の向上とは言えない、それは新たな環境変化に対応する教養がない    
    パラダイムシフト・イノベーション(画期的なアイデア創出)は若者の方が多い事実
    組織の成長とは「若い人への権限委譲」である事(社会変化のスピード感覚の違い)
・知性と年齢
    流動知性=推論、嗜好、暗記、計算(年齢とともに衰える)
    結晶性知能=知識、知恵、経験値、判断力(60歳前後から衰える)
・リーダーシップ (年長者として)
    サーバントリーダシップ:奉仕する姿勢・コーチング・メンタリング・傾聴調和
    劣化しない結晶性知能を伸ばすこと(教養)、経験の質を高める(挑戦・多様性)
    個人の能力開発(70%)、生活・職業上の経験(20%)、課題問題解決(10%)
権力の弱体化
    情報の独占と支配により権限を維持するべく弾圧を掛け隠蔽改竄が起こるようになる
・やるべきこと
    チャレンジ、無気力から逃げる勇気
    判断基準「真・善・美」を設ける
    「何かを始めるのに遅すぎると言うことはありえない」



近未来予測、医療・食品・環境など人間の作り出すモノは良い物とは限らない

2021-04-24 07:59:57 | 世界の動きから見えるもの
近未来予測、ここに広いジャンルの予知予測がある。特に気になるのは「人間の体内へ埋め込む生体情報センサー」(体内診断・治療)、「サイボーグ人間」(人並み以上の能力人間)、フリーOSソフト(完全無料化)、REACH(食品安全規格の見直し)、環境破壊(水不足・新エネルギー開発)などだ。
技術の進化は何かがきっかけ(歴史的には環境異変・自然災害)で一気に様変わりする。それはすぐ間近にあるのではないかと思う。その一つが人間が作り出した感染ウイルスだ。今後も新たな正体不明のウイルスが世界に飛び散り人間社会に混乱を招くのは見えている。ではどうすればいいのか。最後には人間が人間を消滅させることになるかもしれない。
『2035年の世界』高城剛
「概略」今から20年後の「2035年」……、それは思ったほど遠くない未来である。「死なない人間」「デザインされる子ども」「人工合成技術」「オミックス医療」「資本主義3.0」「空飛ぶ自動車」「未来の音楽」「ペタバイト」「リキッド化」「自分検索」……。20年後に向けて、今、何をすべきか。そのヒントは本書に収録した「100のキーワード」
・身体科学
    超健康=長寿の可能性(平均寿命140歳):遺伝子情報の検査分析・操作
    生体情報ネットワーク(体内埋込センサー):体内診察・治療・病気予防・医療費削減
    サイボーグ人間化(超人的な人間):義足・義手など分子モーター化
・科学
    オートマトン(自立機械ロボット):ロボットがロボットを生産
    人工知能が作り出す音楽(作詞作曲):AI機能活用から楽器演奏
    評価される社会(AI評価):メディア・専門家・評論家に代わり評価
    バイオメトリックス(生体認証):本人認証・出入国手続きの簡素化
    フリーOS(Ubuntuの進化):組み合わせ自由のスマホ・タブレットの登場
・移動
    移動コストの低減=新たなビジネスチャンス(デジタル社会)
    移動可能な家(低価格・簡単造作):3Dプリントハウス(新素材革命)
    ハイパーボーダー(住む場所=働く場所):都市間通勤・リモートワーク
    ドローン(飛行ロボット)=ドローンタクシー
    医療ツーリズム(健康検査・手術):医療・美容観光
    自動運転(電気・水素自動車):運転手要らず・免許要らず
・スタイル
    自分検索(AIによる自分検索で嗜好、考えを知る事が可能)
    神秘的パワースポットの流行
    質素なラグジュアリーの始まり(金持ちらしくない金持ち生活)
    マスの崩壊(マスメディアから個人情報メディア・個の時代)
    ガバメント・オプトアウト(政府の仕組みから離脱社会)
    酒・タバコなどフリー社会(緩和・脱現状社会へと進む)
    社会貢献資本家社会の創出(資本家・富裕層の社会貢献の社会)
    リミックス映画(著作権保護期間70年)から新たな映画創出
・リスク
    第二の人生(生死の問題・心のケア)
    有害物質=化学物質 人体への影響が拡大(食品・肥満問題)
    REACH vs日本の安全基準規格は幻想化している(食品の安全基準)
    スラム化する都市からコンパクトシティーへの変革
    「水」不足戦争 自然資源の争奪(人間が飲める水は3%しか存在しない)
    フラッキング=シェールガスの負(地下水汚染・地盤沈下)
・政治
    フラット化する国家(離合集散・宗教闘争)
    「成長しない世界」知的財産の確保と流動性 老化現象の国日本と中国
・経済
    日本での経済恐慌か戦争が起きる可能性
    資本主義3.0=資本家主義の終焉(分散基軸通貨制への動き)
    マイクロクレジット(ベンチャーを育てる決済システム)小口融資
    ユニオンとリージョン(地域連合体の形成・大都市連合)
・環境
    新氷河期=気候変動・熱中症増大
    ハイブリッド農業=食糧不足とバイオニック・有機栽培土の高騰
    オルタナティブエネルギー(原子力・石油・ガス以外のエネルギー)
        太陽光・風力・地熱・海洋開発(地底資源:メタンハイドレード)
    スマートグリッド(電気の送配電システム:発電・蓄電・送配電)
    電気がWi-Fi化(非接触充電・送電)
    燃料蓄電池(車・家庭の電源)
    インターナショナルリニアコライダー(電子加速実験:新エネルギー)

「メガ干ばつ」が更なる自然災害を起こす兆し

2021-04-24 07:56:16 | 世界の動きから見えるもの
世界の「干ばつ」が凄いことになっている。下記の地図は米国のメガ干ばつ状態として(湖・河川等が干し上がり)森林地帯も枯れ始めているとの状況だ。一方、世界では大洪水災害など頻繁に自然災害が報告されている。原因は温暖化による気候異変という事らしい。因みに首相が「2030年までに温室効果ガス46%削減」というが誰が信じるだろうか。良い加減な「言葉だけ」にうんざりだが、個人的には排出ガス(自動車から自転車)、プラスティック製利用減をするつもり。(記事写真:Mashable News)