8月2〜3日、「市町村議会議員特別セミナー」に参加して
まいりました。
この研修所は、「全国市町村国際文化研修所(JIAM)」と
言って、滋賀県大津市にあります。
猛暑を通り越して酷暑というのがふさわしい二日間でした。
250名収容の会場が、全国から集まった市区町村議員でほぼ満席でした。
この研修の良いところは、受講料が安いということです。
そのかわり、ベッドメーキングは自分でやる。
スリッパ、タオル、歯ブラシ、コップ、寝巻き等々は持参
する。ということになっています。
初日の研修内容は以下でした。
1.「豊かな長寿社会を将来世代に」
清家篤 : 慶応義塾大学客員教授
日本は、高齢化により労働力が不足している。
今後は、高齢者と女性の労働力を活用すること、& 税制改革
(年金制度、配偶者控除など)、社会保障制度改革が必要。
「配偶者控除」の財源を利用して「年少扶養控除」があっても
良いと考える。
「60歳定年制度」では年金がまだ受け取れないため、定年の
年齢を引き上げるべきである。
「社会保障制度」は、年金、医療、介護がほとんどを占めて
いて、子育て支援は桁違いに少ない。
そのうち、医療と介護はさらに急速に増えていく。
日本は世界的に見ると、病床(ベッド数)が大変多い国。
地域で介護と医療が受けられる態勢を整える必要がある。
(病院中心から地域中心へ)
介護離職をなんとかすることも課題。
まずは自助で生活できる社会を目指し、公助はセーフティ
ーネットとして利用すべき。
2.「地方行政を取り巻く状況と街づくり」
池田憲治:全国市町村国際文化研究所学長
2008年が人口のピークで、それから毎年減っている。
それ以前との違いは、高齢者が増えていること。
2042年が高齢化のピーク。
人口が減る中で、公共施設の管理(集約か転用か?長寿命化、
立地適正化等々)をどうするかが問われている。
政治家(市区町村)ランキング、全国 第2位 です。