世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

豊かな長寿命社会を将来世代に〜「全国市町村議会議員特別セミナー」の報告・その1

2018年08月10日 | 視察&勉強会

8月2〜3日、「市町村議会議員特別セミナー」に参加して

まいりました。 

この研修所は、「全国市町村国際文化研修所(JIAM)」と

言って、滋賀県大津市にあります。

 

猛暑を通り越して酷暑というのがふさわしい二日間でした。

 

250名収容の会場が、全国から集まった市区町村議員でほぼ満席でした。

 

 

この研修の良いところは、受講料が安いということです。

そのかわり、ベッドメーキングは自分でやる。

スリッパ、タオル、歯ブラシ、コップ、寝巻き等々は持参

する。ということになっています。

 

 
初日の研修内容は以下でした。
 1.「豊かな長寿社会を将来世代に」  
 清家篤 : 慶応義塾大学客員教授 
 
日本は、高齢化により労働力が不足している。 
今後は、高齢者と女性の労働力を活用すること、& 税制改革
(年金制度、配偶者控除など)、社会保障制度改革が必要。
 
「配偶者控除」の財源を利用して「年少扶養控除」があっても
良いと考える。 
「60歳定年制度」では年金がまだ受け取れないため、定年の
年齢を引き上げるべきである。
 
「社会保障制度」は、年金、医療、介護がほとんどを占めて
いて、子育て支援は桁違いに少ない。 
そのうち、医療と介護はさらに急速に増えていく。
 日本は世界的に見ると、病床(ベッド数)が大変多い国。
地域で介護と医療が受けられる態勢を整える必要がある。
(病院中心から地域中心へ) 
 
介護離職をなんとかすることも課題。 
まずは自助で生活できる社会を目指し、公助はセーフティ
ーネットとして利用すべき。 
 
 
2.「地方行政を取り巻く状況と街づくり」   
  池田憲治:全国市町村国際文化研究所学長 
 
2008年が人口のピークで、それから毎年減っている。
それ以前との違いは、高齢者が増えていること。
2042年が高齢化のピーク。 
 
人口が減る中で、公共施設の管理(集約か転用か?長寿命化、
立地適正化等々)をどうするかが問われている。

 

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