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世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

「震災後に倒産しない法」 吉田猫次郎さんの本

2011年07月25日 | 心の健康&自殺対策

自殺予防のための活動を熱心にされている吉田猫次郎さん

の新刊本が発行されています。

 

 

以下は、吉田猫次郎さんからのメッセージです。

 

 

3月11日に大地震が起こり、東北の太平洋側が大津波に襲われ、

福島第一原発が深刻な事故を起こしました。

 

この影響はすさまじく、日本中が一気に不安定になってしまい

ました。

 

それまで安定していた会社が、ことごとく倒産危機に陥ってい

ます。

 

中には売上が半減どころかゼロになり、資産も全て失って、

借金だけが残り、もはや資金繰りどころではないような会社も

あります。

 

でも大丈夫です。そんな事態に陥っても、必ず再起の方法は

あります。

 

私は震災よりずっと前から、そんな最悪の会社ばかり見てきま

した。その多くは今でも倒産せず事業を継続しています。

 

だから自信を持って言えます。「大丈夫ですよ!」と。

 

本書ではそのノウハウを、できるかぎりわかりやすく、平易な

 文章で、少ないページ数に凝縮して書きました。

 

またノウハウだけでなく、精神的な支えになるような名言や実例

などもふんだんに取り入れて、元気になってもらえる本に仕上げ

たつもりです。

 

この本を1冊読めば、あなたはどんな逆境においても希望を失わず、

前進できることと思います。

 

 

タイトル:『震災後に倒産しない法』

著者  : 吉田猫次郎

出版社 : サンマーク出版

定価  : 1300円+税

 

 ・まえがき

 ・1章-激変の時代を生き残るために絶対欠かせない「意識改革」

 ・2章-資金繰り、金融機関対策の基礎知識

 ・3章-事業再生の真髄に迫る

 ・4章-商売の再生、復興はこう考えろ

 ・5章-心の再生になる事例集

 ・あとがき

 ・弁護士による推薦文

 

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『いのちの問答』 by 藤澤克己さん

2011年03月03日 | 心の健康&自殺対策
      




3月1日の「NHKクローズアップ現代」で、仏教のことをやっていた
のですが、そこで「自殺対策に取り組む僧侶の会」の活動が紹介
されていました。



その代表が、この本の著者、藤澤克己さんなのです。
      

宗教家としてもご活躍の藤澤さん。

僧侶として「自殺対策」にも取り組んでいらっしゃいます。

いろいろなところにいる人が、それぞれの世界で出来ることを集約
することが大事なことだと思います。


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自死遺族ケアのための支援策いろいろ

2011年02月08日 | 心の健康&自殺対策


『自殺対策基本法』が制定されたのは2006年6月。

同時期に『地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会』を発足させ、
全国の自殺対策に取り組む地方議員仲間で取り組みを進めてきました。

基本法制定のための署名集めもしました。

あれから5年。

それまで偏見で見られ、タブーだった自殺・自死が、少しずつ、隠す
ものではなく、社会で取り組むべき問題なのだ、と、意識が変わって
きたように思います。

とはいえ、まだまだ偏見は残っているし、遺族の方々の苦しみは言葉
に表せないくらいのものがあるだろうと思います…。

今日ご紹介したのは、「自死遺族を支える相談先」です。

少しでも情報があれば救われる人がいる、と思います。



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「こころの健康国民フォーラム」に参加

2010年10月04日 | 心の健康&自殺対策
昨日の日曜日は、朝~昼過ぎまで、松沢中学校でバザーのお手伝い。

その後、急ぎ、九段下に向かい、「こころの健康国民フォーラム」へ。



~精神疾患は三大疾患の一つ~ こころの健康推進をわが国の基本政策に

当事者・家族・専門家・国民のパートナーシップで、
三大疾患に相応しい政策を実現し、精神疾患による「社会経済損失」を乗り越える

特別ゲスト Paul McCrone, PhD(王立ロンドン大学精神医学研究所)…写真下

イギリスでは、精神疾患による社会経済的損失が極めて膨大であることが、医療
経済学の観点から明らかにされ、精神疾患についての政策が国の基本政策に位置
づけられています。

当事者・家族・国民が期待する高質かつ効率的な新しい精神保健サービスを実現
していくことの意義を社会経済的な観点を交えて、ともに考えてみましょう。

…という内容のフォーラムでした。



自殺とも関係が深い精神疾患の問題。

たくさんの署名を集めて「自殺対策基本法」を制定するに至った2006年のことを
思い出しました。

国会議員も何人も来ていたので、国の政策として位置づけられるといいな、と思い
ます。

自殺対策と同じで、基本法ができれば、多くのことが進むと思います。


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区長召集挨拶に「自殺対策」が!

2010年09月15日 | 心の健康&自殺対策
      
 (写真:ちょっとおしゃれな浅漬け。「焼とりの八兵衛・麻布龍土町店」)

                                    
     

今日から世田谷区議会第3回定例会が始まりました。

初日は、熊本哲之区長から「召集挨拶」があるのですが、その中に「自殺対策」
が盛り込まれていました。

     ↓          ↓         ↓

自殺対策につきましては、全国で自殺者が毎年3万人を超え、世田谷区内でも
150名前後の尊い命を自ら絶たれていることから、本年3月には、自殺予防の
手引きを作成すうとともに「きづく、つなぐ、ささえる」を合言葉に、相談窓口に
おいて、自殺のリスクを抱える区民の方のサインに気づき、専門機関等につなぎ、
必要な支援を行う取り組みを進めてまいりました。

自殺を減らしていくためには、街や地域をあげて自殺予防を呼びかけることが
大切であることから、私は、区内の関係機関等の協議会の場を立ち上げるよう
指示してまいりました。

医療機関はじめ、警察、消防等の関係機関、事業者、区民の関係団体からなる
「世田谷区自殺対策協議会」を発足いたします。今後、協議気での取り組みを
踏まえながら、自殺者を一人でも多く減らすため、自殺予防対策を進めてまいり
ます。
    
     ↓          ↓         ↓

議会でずっと「自殺対策」を訴えてきた私としては感無量です。

もちろん、まだまだ出来ること、やるべきこと、はありますが、でも、世田谷区
は、他の自治体に比べたら「自殺対策」は進んでいる方だと思います。

わかっているだけで年間150人前後の方々が自死という状況は、実際にはもっと
多いと思われますし、未遂者はその10倍以上とも言われています。

数字で言ってしまうのは簡単ですが、一人ひとりの方々にそれぞれ家族や友人が
あり、人生があったわけです。それを考えると、非常に重い問題だと思います。

対策をとれば減らせる死、それが自死(自殺)なのです。
政治の(行政の)役割は大きいと思います。


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子どもの自殺・うつ病防げ!(世界自殺予防デー)

2010年09月10日 | 心の健康&自殺対策
9月9日日経夕刊の記事


9月10日は「世界自殺予防デー」です。

そして、9月10日からの一週間を「自殺予防週間」とし、国、地方公共団体が
連携して、幅広い国民の参加による啓発活動を強力に推進」することとされて
います。

が最近のニュースでは、子どもの虐待という悲惨な事件が多いですが、一方で
子どもの自殺も増えています。

私は、このブログでも議会でも、何度も述べていますが、「防ぐことができる死が
あります」「自殺は防止対策をとれば防ぐことができる死なのです」。

100%とは言い切れないかもしれません。

しかし、取り組みによって必ず減らすことができます!

だから、私は、「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」で仲間たちと
勉強や研究を重ね、取り組みの現場を視察し、議会で対策を提案しています。

毎年3万人以上の自殺者という記録が12年続いています。

周囲にどれほど悲しんでいる人がいることでしょう。

社会的・経済的損失も非常に大きい自殺を少しでも減らしたい!その想いは
変わりません。

特に、将来ある子どもたちの自らの死…、これほど悲しいことはありません。

自殺予防教育が必要!ということは何年も前から訴えていますが、ようやく、
国も「予防教育に着手」と、新聞記事にあります。

早急に取り組んでもらいたいと思います。


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うつ病の家族支援講座 「家族のつどい」があります!

2010年08月22日 | 心の健康&自殺対策
   


うつ病の家族支援講座「家族のつどい」のお知らせです!
(以下、世田谷区メールマガジンより)

【日時】9月3日(金)午後2時~4時

【会場】砧総合支所2階 健康づくり課 集団指導室(成城6-2-1)

【内容】
うつ病は、ご本人はもちろんのこと、支える周囲の方もどのようにしていけばいい
のか悩んだり不安になったりします。

第1回目は「皆さんと話を共有できたことがうれしかった」などの感想をいただいて
います。2回目からでも参加可能ですので、ぜひお越しください。講師による講話と
フリートークです。

講師:内山恵美氏(精神保健福祉士)医療法人社団榎会榎本クリニック
「うつ・リワークサポートセンター」にて、うつ病やストレス関連疾患で休職中の方
で社会復帰を目指すための専門プログラムを担当。 

【費用】無料

【対象】うつ病の方を支える家族 

【申込】事前に、砧総合支所健康づくり課、電話03-3483-3166へ、
若しくは氏名(ふりがな)、住所、イベント名、FAX番号を明記した上、
FAX03-3483-3167へお送りください。定員は先着25名です。

【問い合わせ先】砧総合支所健康づくり課 (電話03-3483-3166/FAX03-3483-3167)

▽詳しくはコチラをクリックしてご覧ください。


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自殺対策研修 in 大阪

2010年05月31日 | 心の健康&自殺対策
今日は、「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」の定例会(研修会)に
参加しました。





■第一部
 NPO法人「国際ビフレンダーズ・大阪 自殺防止センター」06-6260-4343
 ~自殺を語れる社会を目指して~ 
 講師:澤井登志所長

■第二部
 ~性的指向と健康問題~ 
 宝塚大学看護学部准教授 厚生労働省エイズ動向委員会委員
 講師:日高庸晴先生

性的マイノリティーの人々に、自殺未遂者や自殺者が多い(リスクが高い)ので、
取り組みが必要!という日高先生のお話は胸に響くものがあり、また、具体的な
政策提案をいただくことができ、とても有意義でした。

久しぶりに参加された尾辻かな子さんからの提案もわかりやすく、今後の取り組み
の参考になります。

「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」は、文字通り、自殺対策に取り
組む意思のある地方議員が全国から集まっています。

メンバーはまだ20数名ですが、随時、参加者を募集していますので自殺対策に
関心のある方はご連絡ください。 (setagaya@tanakayuko.net)

今回は、議会直前という非常にタイトなスケジュールだったにもかかわらず、
以下の8名が集まりました。

 川口洋一(高槻市議会議員)   江口友子(平塚市議会議員)
 中島かおり(芦屋市議会議員)  杉本信之(鈴鹿市議会議員)
 前田くにひろ(文京区議会議員) 佐藤わか子(仙台市議会議員)
 藤林詠子(久留米市議会議員)  田中朝子(元杉並区議会議員)
 尾辻かな子(元大阪府議会議員) 田中優子(世田谷区議会議員)

川口代表は、社民党の政権離脱の日と重なってしまい、大変な様子でしたが、
無事、研修会を終えることができました。

皆さん、お疲れ様でした。次回の研修は夏、講師も見当がつき、またいい研修
ができそうです。


  年間3万人を超える自殺者。自殺を防ぐことはもちろん、社会の偏見をなくし、
  自殺を語れる世の中にしたい!
  賛同して下さる方、それぞれ応援のクリックを!お願いしま~す!    
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犯罪被害者遺族 「いのちの授業」、自殺防止にも!

2010年04月05日 | 心の健康&自殺対策
2010年3月4日(読売新聞)



つい最近ですが、3月26日に福生で起きた通り魔的殺人事件の被害者が、私の知り合い
の息子さんの親友だったということを知りました。

その知り合いの家にもしょっちゅう遊びに来て、泊ったりして、本当に自分の息子同様に
可愛がっていた青年だった。あの子が殺されてしまったなんて!!…と、言葉では表せない
程のショックを受けていました。

犯罪被害者の遺族の悲しみや怒りの深さや絶望感は想像に絶するものがあると思います。

このような取り組みが進み、犯罪被害者の方々の心が少しでも癒され、また、話を聞いた
生徒たちの自殺防止にもつながれば、すばらしいことだと思います。

さらに広がることを願っています。


自殺者を一人でも減らしたい!と思う方、クリックお願いします~!   
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「こころの体温計」をご存知ですか?(あなたもストレス度のチェックを)

2010年03月14日 | 心の健康&自殺対策
世田谷区のホームページより
3月は自殺予防月間です。世田谷区でも、年間150人前後の方が自殺で亡くなって
います。

自殺のサインに気づき、早めに適切な対応をすることで自殺は防ぐことができます。
まずは、ご自分のこころの状態をチェックしてみませんか。



最近、こころの疲れや不調を感じていませんか?

日々の生活で無理が続くと、こころのバランスが崩れやすくなります。
『こころの体温計』は、気軽にいつでも、どこでも、ストレスや落ち込み度をチェック
できるシステムです。

ぜひ、あなたのこころのケアにお役立てください。

チェックは こちらのページからどうぞ



担当者の話によると、結構、アクセスがあるそうです。

私も早速やってみました。(自分ではかなりストレスを抱えていると感じているのです
が、結果は「あまりストレスがない」部類のようでした。多分、解消法がうまいのだと
思います)


早くストレスに気づき、解消できることが大切ですね。クリックお願いします~!    
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「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」 総会

2010年02月09日 | 心の健康&自殺対策


昨日、全国各地から集まった「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」
総会。

議会前でもありみんな忙しいので、なかなか時間通りに集まるのが難しい中、
早退者、遅刻者と入れ違いになりながらも、10名が集まりました。

今回、会の代表(川口洋一・大阪府高槻市議)、副代表(江口友子・神奈川県
平塚市議 & 中島かおり・兵庫県芦屋市議)が再選されました。

国の方では2月5日付けで「自殺総合対策会議」から「いのちを守る自殺対策
緊急プラン」が出されました。

年度末の3月が、一年で一番自殺が多い時期ということもあり、対策の強化が
望まれるところです。


【以下は、2月5日の日経新聞の記事】

政府が自殺対策緊急プラン 3月を「強化月間」に

■政府の自殺総合対策会議(会長・平野博文官房長官)は5日、相談体制
の充実などを掲げた「いのちを守る自殺対策緊急プラン」を決定した。
例年、月別の自殺者数がもっとも多い3月を「自殺対策強化月間」と定め、
地方自治体や経済団体、労働団体と連携して自殺防止を推進する。

■2009年の自殺者数は3万2753人(暫定値)で、前年を504人上回った。
1998年以降、12年連続で年間自殺者数が3万人を超えている。

■相談窓口の充実策としては、昨年末に自治体が実施したハローワークでの
健康や法律面の相談を継続する。中小企業の経営者を対象に、商工会議所
などが実施している資金繰りや債務返済に関する相談業務も強化する考えだ。
(引用終わり)


「自殺対策地方議員の会」としても、今回、あらためて「会則」を修正し、仲間
を増やして活動を広げたい、ということを話し合いました。

これから、会のサイトなども作り、私たちの活動(研修会、視察、議会質問や
実現したこと等々)をお知らせしていきたいと思います。

都道府県、市区町村議会の議員の方で、「自殺対策」に取り組みたいと思う方、
ぜひご連絡ください。


多くの人が自殺に追い込まれる社会を変えたい!クリックお願いいたします
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そういえば、今日は、27回目の結婚記念日でした~

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自殺防止対策に力を注げ!

2010年02月07日 | 心の健康&自殺対策


昨日の東京新聞の社説です。

わが国の自殺者は、1998年から連続12年間、3万人以上という悲惨な
状況にあります。

それも、警察庁が把握しているだけの数であり、事故死という扱いになって
いるケースもあると思われますから、実際にはもっと多いだろうと予測され
ます。

社説にもあるように、「いのちを守る」と謳っている鳩山首相の施政方針から
すると、1億円という予算はとても少なく感じます。

自殺は、ゼロにはできないかもしれませんが、防止策を講じることで、必ず
減らすことができます。だから、国として、自治体として、の取り組みが必要
なのです。

明日は、「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」の総会です。

微力ながら、私たち地方議員も、お互いの自治体の取り組みなど情報交換
をしながら、地域でできることを進めています。これからも頑張ります!


一人ひとりの命が守られる社会となりますように!クリックお願いいたします
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白浜レスキューネットワーク視察報告(11月19日~20日)

2010年01月06日 | 心の健康&自殺対策
昨年11月19日~20日、「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」
の定例会で、「白浜レスキューネットワーク」を視察させていただきました。

遅くなりましたが、その報告です。

     
「白浜バプテスト教会」です。こちらの牧師である藤藪庸一さんが、
「NPO白浜レスキューネットワーク」理事長を務めていらっしゃいます。

「こころのカフェ京都」の視察を終えて、急ぎ白浜へと移動し、17時
前に到着した私たちは、早速、“白浜三段壁”のパトロールに参加
させていただきました。


まず、“三段壁”の入り口には公衆電話があって、「いのちの電話」の
案内板が立てられています。


すぐに電話できるように、電話ボックスの中には、このようにコインが
置いてありました。


ここが自殺の名所とされている“三段壁”です。


崖の途中にも、「いのちの電話」の案内板が。これを見て思いとどまる
人もいるそうです。


夕方になると、懐中電灯を持って、白浜町職員、警察、NPO(藤藪さん)、
ボランティアの方々が一緒になって、毎週水木(この曜日が自殺者が
多い日だそうです)の1時間、パトロールをしているそうです。


今回は、私たち議員有志会の5名も、そのパトロールに同行させて
いただきました。一人でここに来て自殺しようと思いつめて歩く人の
気持ちはどんなに孤独なものだろうか…と、重い気持ちになりました。

   
藤藪さんは、自殺未遂者を保護すると、ご自分の教会で話を聞きます。
生きる力(精神面も経済面も)がつくまで教会で生活している方々が
常に何人もいて、共同生活をしています。

今回、私たち議員メンバーも、同じ食事をいただき、同じ教会のゲスト
ハウスに泊めていただきました。

この夕食が終わった直後に、藤藪さんの携帯が鳴りました!
「いのちの電話」からの連絡です。

藤藪さんは、急ぎ、“三段壁”へ!!私たちも少し距離をあけて別の車
で追いかけました。

すると、先ほどの公衆電話の横にあるベンチに、男性が一人座っていて、
藤藪さんが保護しました。

藤藪さんは、教会でその男性に向き合い、話を聞いて、まず眠るように、
と。

いのちの現場はこんな日常なのだ…、と、頭が下がる思いがしました。

その後、私たち議員メンバーは藤藪さんからお話を伺いながら、「自殺
対策に必要なこと」を勉強させていただきました。

今回お世話になった白浜バプテスト教会は1953年に設立され、藤藪
さんの前任の牧師さんが1979年から「いのちの電話」を開始したそう
です。

1999年に藤藪さんが引き継ぎ、2006年にNPO法人を設立しました。
11月19日現在で、これまでに1005名の方を保護しているとのこと。
藤藪さんだけで333名。大変な数ですね。


翌日、同じ場所に出かけると、晴れ渡った空と青い海。
観光客がバスで訪れにぎやかでした。




この絶壁は、かなり怖いです。

   
大きな“供養塔”が立てられています。



   
翌日も、藤藪さんにお話を伺い、充実した視察を終えました。

   
藤藪さんと「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」の参加者
 田中優子 東京都世田谷区議会議員
 江口友子 神奈川県平塚市議会議員
 川口洋一 大阪府高槻市議会議員
 野本恵司 埼玉県鴻巣市議会議員
 杉本信之 三重県鈴鹿市議会議員

藤藪さん、このたびは、とても勉強になりました。
貴重な時間を割いていただきありがとうございました。

   
帰りに食べた「和歌山ラーメン」。「白浜ラーメン」をたのんだ人が、
「同じだ」と言っていましたが…?!(笑)


こちらは、街中で見つけた温泉卵。「いでゆ反対タマゴ」という名前が
面白くて立ち寄りました。

黄身が先に固まって白身がやわらかい、というので、普通のゆで卵と
反対、という意味だそうです。おいしかったです。

11年連続で3万人を超える自殺者…。
「なんとしても12年連続とならないようにストップさせたいね!」
と、議員有志の会では話をしています。

私たちに出来ることは小さいことですが、少しずつでも、自殺に対する
偏見をなくし、社会全体で取り組めるよう、これからも頑張っていきたい
と思います。

また、ここ白浜のように、全国の自殺多発地域では、 多くの有志の方々
がボランティアで、命をつなぎとめる自殺防止の活動をされています。

しかしながら、特定の方々に負担がかかり過ぎているのも事実。
「行政の責任として、国レベルでこのような活動を支える必要がある」と
「地方議員有志の会」の川口洋一代表とも話しました。

福嶋瑞穂自殺対策担当大臣にぜひとも力を入れてほしいものです.


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「自殺対策に取り組む僧侶の会」 藤澤克己さん

2009年12月06日 | 心の健康&自殺対策
昨日の朝日新聞「ひと」欄の記事です。



昨日、「いのちの日フォーラム」の講演を聴きに行きましたが、その報告
の中で、

絶望した人が、教会に行った時、夜中でも開いていて気持ちが救われた、
という例がある。しかし、お寺は閉まっていた。どうしようもなくなった時、
気持ちがボロボロになってしまった時、ここに来れば大丈夫、支えてもら
える、という場所があるかどうか。

と書きました。そういうお話があったのです。

でも、お寺の僧侶の方々の中には、自殺対策としてお寺も貢献しよう!と
いう想いのある方がいて、「自殺対策に取り組む僧侶の会」というものも
あるんですよね。

代表の藤澤さんはじめ、多くの僧侶の方々に、ぜひ頑張っていただきたい
と思います。

一昨日は、NHK総合テレビ「日本のこれから」という番組で自殺対策をとり
あげていました。

NPO法人ライフリンクの清水康之さん、秋田大学医学部長本橋豊先生、
「多重債務による自死をなくす会」代表幹事の弘中 照美さん、
「借金地獄・倒産危機から自力で脱出する方法」を謳っている吉田猫次郎
さん、「奄美方式」で有名な市役所職員の禧久孝一さん(下の新聞記事を
ご参照ください)、白浜バプテスト基督教会・白浜レスキューネットワーク
代表の藤藪庸一さん…と、視察や勉強会でお世話になった方々が出演
されていました。

「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」が、これまで開催して
きた定例会(研修会)のことをいろいろ思い出しました。




政府も「自殺対策100日プラン」を発表しました。
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上田紀行氏の講演「いのちの日フォーラム」

2009年12月05日 | 心の健康&自殺対策
 

今日は、「世田谷区いのちの日フォーラム」の講演を聴きに行きました。

基調講演 上田紀行先生 テーマ「生きる意味」
(文化人類学者・東京工業大学大学院準教授)

上田先生は、日本で初めて「癒し」という言葉を用いた癒しブームの
立役者。著書「生きる意味」は、2006年大学入試で出題率第1位と
注目を集めたそうです。

12月1日は「いのちの日」です。

世田谷区では、平成19年から12月第1週に「いのちの日フォーラム」
を開催しています。

私は、これまで、自殺対策の議会質問を数々重ねてきましたが、この
フォーラムも、行政が議会質問を真摯に受け止めてくれた結果なので、
感慨深いです。

「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」で自殺予防や遺族
ケアが進むよう活動してる中で、お互いの自治体の施策の状況を情報
交換し合っていますが、なかなか行政が理解を示さない、というところ
もあります。

しかし、世田谷区では、自殺対策のことをまっすぐに受け止め、対策を
進めてくれています。まだ十分ではありませんが、質問を始める前に
比べたら、本当に数々の施策が実現しています。評価したいと思います。

上田先生のユーモアも交えてのお話は、命というテーマで重い部分が
あるはずなのに、楽しく、しかし(ご自身の大変な体験も含み)示唆に
富んだすばらしい講演でした。

父親が2歳半の時に失踪してしまい、母親と二人でがんばってきた。
自分を支えていたのは母親が苦労している「男性社会への怒り」だった。

しかし、思春期になった時、母子密着の状況に葛藤し、ノイローゼになり、
カウンセリングも受けた…、そうです。

「交換可能な人間(=誰でもよい)」反対は「かけがえのない人間」。
今の日本社会はそれが薄れている。支えがなくなってしまった社会
である。

絶望した人が、教会に行った時、夜中でも開いていて気持ちが救われた、
という例がある。しかし、お寺は閉まっていた。

どうしようもなくなった時、気持ちがボロボロになってしまった時、ここに
来れば大丈夫、支えてもらえる、という場所があるかどうか。

支えがあれば、人は自由になれる。

「生きる意味」とは、傷ついた時は絶望的だが、どんな逆境にあっても、
必ず大きな流れの中では、生きる意味がある…、ということ。

「スリランカ」の悪魔払いの話も興味深かったです。

ちなみに、上田先生は、春風亭小朝さんが従兄弟で、妻はNHKアナウン
サーの武内陶子さんです。

著書「生きる意味」岩波新書、「かけがえのない人間」講談社、
「癒しの時代をひらく」法蔵館、「がんばれ仏教」NHKブックス


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