おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

セロ弾き 呑み鉄 蕎麦打ち~趣味とともに楽しく過ごしたい今日この頃

博物館浴(茨城県天心記念五浦美術館)

2016-03-24 15:31:51 | 博物館・美術館
 国道6号線を南下、トンネルを抜けて茨城県に入ると、間もなく、茨城県天心記念五浦美術館入口方面への交差点。左折して美術館駐車場へ向かった。

  


 美術館では、企画展「郷さくら美術館名作選 受け継がれる日本のこころ」が開催されている。作品は、全て日本画である。

  


 自然を主題とした作品を、「四季の情景」、「生きものたちへのまなざし」、「こころの風景」の3つのテーマに分けて展示されている。

 作家の生まれた年は、昭和一桁から昭和50年代まで、作品には、作家の思いがコメントとして添えられている。

 遠目に作品を見ると、あたかも写真を観ているようなものもある。実に心和む。

 
 美術館の周りは、ちょっとした遊歩道がある。海を眺めることが出来る。非常に良い眺望である。

  


 ちなみに、茨城県の施設ではあるが、展望スペースで見える海岸線は「いわきの海」である。火力発電所からマリンタワーまで。
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今日の「ミー散歩」 駅前方面へ

2016-03-22 20:44:23 | 散策
 3連休明け、職場の異動に向けて、ちょっとお片付け。片付けてみて改めて分かるのだが、コピー用紙が多い。ペーパーレスと言われているが、やはり、「紙」がないと安心できないのか。

 少し埃っぽくなったので、昼休みは外気浴。

 今日は、新川東緑地から駅前へ。

  



 本屋でダイヤ改正、時刻表4月号を購入。

  



 これから、なかなか出かけづらいので、時刻表で空想の旅をするのも良いかもしれない。
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呑兵衛たちの月9 その283

2016-03-21 20:22:37 | 
 昨日はお彼岸の中日。朝早い内に墓参りに行って来た。風はまだ冷たい。

 本堂には、年回忌の戒名が短冊になって貼ってある。今年は、祖母の27回忌。来年は、祖父の33回忌となる。相談して、今年の内に合わせて供養をすることにした。祖父の義兄の名もあった。50回忌である。確か、小生が小学校に入学した頃、亡くなった。その祖先は、磐城平藩の砲術指南役で、新聞によれば、黒船を見た藩士とのこと。以前は「○○先生之墓」という墓石があった。

 暑さ寒さも彼岸まで。東京でも桜の開花宣言。ただ、週末に寒気団が頑張ってしまうとのこと。寒暖の差が大きいので、体調管理は十分にしなければならない。


 ということで、ありったけの小銭かき集め、今日もこんなに呑んじゃった。呑兵衛たちの月9、類氏は今日も旨そうに呑んでいる。

 今日は、常磐線・日比谷線・つくばエクスプレスが乗り入れる南千住。
 
 まち歩きをしていると「工場団地」入口の掲示。工業団地は承知しているが、工場団地はなかなか聞くことのない単語である。中に入ってみると、まさに、工場の団地である。各部屋に工場が入っている。
 類氏は荒川区伝統工芸士の「片山暖簾染工所」へ。そこで染め物の体験をする。作製するのは「吉田類 酒場放浪記」の手ぬぐい。藍を染めないところには、型紙を使って糊を塗り、色づけしないようにするとのこと。類氏の作業の様子を見た主は、それ以降の工程を全て自らやってしまった。ちなみに、「オリジナル手ぬぐい製作体験」は、手ぬぐい10本で22,000円とのこと。

 暗がりになり、「魚河岸料理 次郎長」へ。創業26年、海鮮メニュー中心のお店である。店に入ると、その中は賑やか。お品書きの短冊が時代を感じる。
 先ずは、「生ビール」650円を片手に、御常連と乾杯。「お通し」200円は、カンパチなどのアラ煮。カウンターには大皿が並ぶ。その中から「ながらみ」600円をチョイス、巻き貝である。これを爪楊枝で引き出して食す。
 「刺身盛り合わせ」1,000円は、マグロの脳天、赤貝ひも、関サバの〆鯖、タコなど、とてもリーズナブル。これを「沢の鶴 純米樽酒」600円で流し込む。
 熊本名産の長なすは、4、50センチ位あるだろうか、これを調理してもらうことに。焼いて皮を剥いて、実だけにすると、その容積は、非常に小さくなってしまう。恐らく、水分が多いのだろう。「大長なす」450円は、シンプルに醤油をかけていただく。
 そろそろ〆のお時間。呂律の回らない会話をしながら、お勧めの「自家製湯どうふ」を注文。この湯どうふ、具沢山。白子、かまぼこ、さつま揚げなど具沢山で、豆腐がなかなか出てこない。食せば、おしゃれな味で、スープが非常に旨い、とは、類氏談。そのメニューは、店の大将が35年前に作ったアンチョコに書いてある。そのアンチョコ、実物が出てきたが歴史を感じる。〆の豆腐、これは非常によろしい。


 さてさて、先週金曜日、人事異動というやつの内示というのがあって、小生、異動することになってしまった。異動先は、なかなか休みも難しいと思われるので、就職30周年のリフレッシュ休暇、今週とることにした。急遽なのでどこに行く訳でもないが、いろいろと考えてみたり、気持を切り替えてみたり、そのような時間を過ごしてみたい。
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御馳走帖(内田百著)

2016-03-20 13:17:07 | 雑感
 内田百著「御馳走帖」

  

 百鬼園先生は、夕餉は「お膳」でなければならない。お膳につきものはお酒、麦酒。節目に人を招いて、お膳で酒宴をする。

 「昭和十九年ノ夏初メ段段食ベルモノガ無クナツタノデセメテ記憶ノ中カラウマイ物食ベタイ物ノ名前ダケデモ探シ出シテ見ヨウト思ヒツイテコノ目録ヲ作ツタ」
 まさに、戦中、食糧難になったとき、思い出した酒肴の一覧が「餓鬼途肴蔬目録」に記載されている。肉、魚、果物、駅弁、デザート。

 戦争が終わってから、「食べ物が不自由になった戦前から戦争中、戦後にかけて、当時は非常にうまかった物が今となってはつまらない物もある。」「世の中が次第に元に戻った今は決してさう思はない。たまに口にする事があっても、なぜこんな物をうまがったかと思ふ。」

 「列車食堂」の項では、「阿房列車」を思い出す記述もある。「用事はなかったけど、大阪へ行って来た」、まさに、「阿房列車」の冒頭である。そして、いつも同行しているヒマラヤ山系君や甘木君も登場してくる。

 
 これまで「阿房列車」「百鬼園随筆」を読んできたが、「御馳走帖」で、改めて百鬼園先生の食(酒を含めた)に対する思いが伝わってくる。また、こだわりもあり、例えば「鰻」となれば、月に28日「鰻」を食したりしていたそうだ。
 
 「鹿肉」をもらったときに、「馬肉」を買って一緒に鍋に入れる。「馬鹿鍋」?しゃれっ気もある。
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博物館浴(国立西洋美術館)

2016-03-17 20:45:24 | 博物館・美術館
 国立西洋美術館では、「カラヴァッジョ展」が開催されている。


  
      ↑
 看板の絵は「バッカス」


  

  


 カラヴァッジョの作品は、あたかも映像のように人間の姿を写実的に描く手法と、光と陰の明暗を明確に分ける表現である。

 展覧会は、「風俗」「五感」「光」「斬首」などのテーマごとに構成。カラヴァッジョとカラヴァジェスキ(継承者たち)の作品が展示されている。

 今回の目玉は、「法悦のマグダラのマリア」、この作品は、カラヴァッジョが殺人を犯してローマを逃亡し、近郊の町で身を隠していた1606年の夏に描かれたもので、その4年後の1610年、彼がイタリアのポルト・エルコレで不慮の死を遂げた時、彼の荷物に含まれていた「1枚のマグダラのマリアの絵」がこれであると考えられている。科学調査を受け、カラヴァッジョ研究の世界的権威であるミーナ・グレゴーリ氏が本作を"カラヴァッジョ真筆"と認定。世界で初めて、本作品が公開されることとなった。
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