東京藝術大学美術館では、5月25日まで「相国寺展 金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」が開催されていた。


相国寺は、室町幕府三代将軍・足利義満が1382年に発願し、京五山禅林の最大門派であった夢窓派の祖・夢窓疎石を勧請開山に迎え、高弟の春屋妙葩を実質的な開山とし創建された禅宗の古刹。発願から10年後に落慶法要が行われた。今も京都の御所北側に位置し、鹿苑寺、慈照寺を擁する臨済宗相国寺派の大本山 である。
相国寺では、開山からその時代に応じ、雪舟、若冲や応挙など数々の芸術家を育てた。
展示構成
第1章 創建相国寺ー将軍義満の祈願
第2章 中世相国寺文化圏ー雪舟がみた風景
第3章 『隔蓂記』の時代 ―復興の世の文化
第4章 新奇歓迎!古画礼讃!―若冲が生きた時代
第5章 未来へと育む相国寺の文化 ―“永存せよ”