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博物館浴(東京藝術大学美術館「相国寺展 金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」)

2025-05-29 08:10:29 | 遺跡・史跡
 東京藝術大学美術館では、5月25日まで「相国寺展 金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」が開催されていた。





 相国寺は、室町幕府三代将軍・足利義満が1382年に発願し、京五山禅林の最大門派であった夢窓派の祖・夢窓疎石を勧請開山に迎え、高弟の春屋妙葩を実質的な開山とし創建された禅宗の古刹。発願から10年後に落慶法要が行われた。今も京都の御所北側に位置し、鹿苑寺、慈照寺を擁する臨済宗相国寺派の大本山 である。

 相国寺では、開山からその時代に応じ、雪舟、若冲や応挙など数々の芸術家を育てた。

 展示構成
第1章 創建相国寺ー将軍義満の祈願
第2章 中世相国寺文化圏ー雪舟がみた風景
第3章 『隔蓂記』の時代 ―復興の世の文化 
第4章 新奇歓迎!古画礼讃!―若冲が生きた時代
第5章 未来へと育む相国寺の文化 ―“永存せよ”






















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博物館浴(国立新美術館「田名網敬一 記憶の冒険」)」

2024-10-04 12:25:34 | 遺跡・史跡
 国立新美術館では、11月11日(月)まで「田名網敬一 記憶の冒険」が開催されている。






 本展は、田名網敬一の初めてとなる大規模な個展、本人は展示計画から広報に至るまでかかわってきたが、一度も観ることなく逝去された。
 絵画、コラージュ、立体作品、アニメーション、実験映像、インスタレーションなど、ジャンルを横断する独特の表現 の60年にわたる集大成を知ることができる。





 武蔵野美術大学在学中から活躍したが、アンディ・ウォーホルの美術やデザイン に刺激を受け、日本版「PLAY BOY」の初代アートディレクターなどとして活躍した。
 
 展示構成
プロローグ  俗と聖の境界に ある橋 
第1章     NO MORE WAR 
第2章    虚像未来図鑑 
第3章    アニメーション 
第4章    人工の楽園 
第5章    「記憶をたどる旅」 
第6章    エクスペリメンタル・ フィルム 
第7章    アルチンボルドの 迷宮 
第8章    記憶の修築 
第9章    ピカソの悦楽 
第10章    貘の札 
第11章    田名網敬一× 赤塚不二夫 
エピローグ  田名網キャビネット 
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博物館浴(東京都美術館「デ・キリコ展」)

2024-08-30 12:48:13 | 遺跡・史跡
 東京都美術館では、8月29日まで「デ・キリコ展」が開催されていた。






 ギリシアで生まれたデ・キリコは、ミュンヘンに移ってからニーチェの哲学などの影響を受け、歪んだ遠近法や脈絡のないモティーフの配置、幻想的な雰囲気によって、日常の奥に潜む非日常を表した絵画を描き始めまた。「形而上絵画」とよばれる作品群は、前衛画家たちに知られるようになり、大きな影響を与えていく。 その後、伝統的な絵画の手法による作品を手掛けた。
 アンディ・ウォーホル がポップアートの先駆けと評価している。
 
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博物館浴(国立西洋美術館「スペインのイメージ 版画を通じて写し伝わるすがた」)

2023-08-20 20:59:34 | 遺跡・史跡
 国立西洋美術館では、9月3日まで「スペインのイメージ 版画を通じて写し伝わるすがた」が開催されている。





 ナポレオンの侵攻以前、スペインは未知の国だった。我々が思い浮かべるスペインの典型的な「イメージ」の多くは、19世紀にこの国を訪れた外国人旅行者たちによって確立されたものだった。そのイメージ形成に活用されたのが版画。

 今回の展示では、17世紀初頭から20世紀後半まで、リベーラからゴヤ、フォルトゥーニ、ピカソ、ミロ、ダリら巨匠たちの仕事を観ることができる。



 作品の写真撮影は、基本的にはOK。ピカソを撮ってしまった。




 展示構成
0 導入
1 黄金世紀への照射:ドン・キホーテとベラスケス
 1-ⅰ ドン・キホーテ
 1-ⅱ ベラスケス
2 スペインの「発見」
 2-ⅰ 旅行者の見たスペイン
 2-ⅱ 人物タイプ
 2-ⅲ ゴヤの影響:ドタクロワ、マネ
3 闘牛、生と死の祭典
4 19世紀カタルーニャにおける革新
 4-ⅰ フォルトゥーニ
 4-ⅱ バルセロナからパリへ:世紀末の光と影
5 ゴヤを超えて:スペイン20世紀美術の水脈を探る
 5-ⅰ 「エスパーニャ・ネグラ」
 5-ⅱ 叫びと抵抗:20世紀スペインにおける政治と美術
6 日本とスペイン:20世紀スペイン版画の受容

 約240点の展示
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博物館浴(世田谷美術館「マルク・シャガール 版にしるした光の詩」)

2023-08-14 10:02:48 | 遺跡・史跡
 世田谷美術館では、8月27日まで「マルク・シャガール 版にしるした光の詩」(神奈川県立近代美術館コレクションから)が開催されている。





 マルク・シャガールは、帝政ロシア領で生を受けたユダヤ人。パリ、ベルリン、ニューヨークと活動の場を移し、それが作品にも影響されているという。
 絵画のみならず版画制作にも取り組み、今回の企画展では、神奈川県立近代美術館のコレクションのうち、6つの版画集から焼く140点が展示されている。

 展示構成
「ラ・フォンテーヌ寓話集」-1927-30年制作 1952年刊 エッチング
「馬の日記」-1952年刊 リトグラフ、エッチング
「悪童たち」-1958年刊 エッチング、アクアティント
「ダフニスとクロエ」-1957―60年制作 1961年刊 リトグラフ
「サーカス」-1967年刊 リトグラフ
「ポエム」-1962-67年刊 1968年刊 木版

 「ダフニスとクロエ」では、ラベル作曲の「ダフニスとクロエ」を流しながら鑑賞した。
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