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博物館浴(国立西洋美術館「スペインのイメージ 版画を通じて写し伝わるすがた」)

2023-08-20 20:59:34 | 遺跡・史跡
 国立西洋美術館では、9月3日まで「スペインのイメージ 版画を通じて写し伝わるすがた」が開催されている。





 ナポレオンの侵攻以前、スペインは未知の国だった。我々が思い浮かべるスペインの典型的な「イメージ」の多くは、19世紀にこの国を訪れた外国人旅行者たちによって確立されたものだった。そのイメージ形成に活用されたのが版画。

 今回の展示では、17世紀初頭から20世紀後半まで、リベーラからゴヤ、フォルトゥーニ、ピカソ、ミロ、ダリら巨匠たちの仕事を観ることができる。



 作品の写真撮影は、基本的にはOK。ピカソを撮ってしまった。




 展示構成
0 導入
1 黄金世紀への照射:ドン・キホーテとベラスケス
 1-ⅰ ドン・キホーテ
 1-ⅱ ベラスケス
2 スペインの「発見」
 2-ⅰ 旅行者の見たスペイン
 2-ⅱ 人物タイプ
 2-ⅲ ゴヤの影響:ドタクロワ、マネ
3 闘牛、生と死の祭典
4 19世紀カタルーニャにおける革新
 4-ⅰ フォルトゥーニ
 4-ⅱ バルセロナからパリへ:世紀末の光と影
5 ゴヤを超えて:スペイン20世紀美術の水脈を探る
 5-ⅰ 「エスパーニャ・ネグラ」
 5-ⅱ 叫びと抵抗:20世紀スペインにおける政治と美術
6 日本とスペイン:20世紀スペイン版画の受容

 約240点の展示
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博物館浴(世田谷美術館「マルク・シャガール 版にしるした光の詩」)

2023-08-14 10:02:48 | 遺跡・史跡
 世田谷美術館では、8月27日まで「マルク・シャガール 版にしるした光の詩」(神奈川県立近代美術館コレクションから)が開催されている。





 マルク・シャガールは、帝政ロシア領で生を受けたユダヤ人。パリ、ベルリン、ニューヨークと活動の場を移し、それが作品にも影響されているという。
 絵画のみならず版画制作にも取り組み、今回の企画展では、神奈川県立近代美術館のコレクションのうち、6つの版画集から焼く140点が展示されている。

 展示構成
「ラ・フォンテーヌ寓話集」-1927-30年制作 1952年刊 エッチング
「馬の日記」-1952年刊 リトグラフ、エッチング
「悪童たち」-1958年刊 エッチング、アクアティント
「ダフニスとクロエ」-1957―60年制作 1961年刊 リトグラフ
「サーカス」-1967年刊 リトグラフ
「ポエム」-1962-67年刊 1968年刊 木版

 「ダフニスとクロエ」では、ラベル作曲の「ダフニスとクロエ」を流しながら鑑賞した。
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博物館浴(東京都写真美術館「土門拳の古寺巡礼」)

2023-05-04 08:52:28 | 遺跡・史跡
 東京都写真美術館では、5月14日まで「土門拳の古寺巡礼」展が開催されている。





 20数年前、職場の旅行で庄内に行ったとき、酒田にある土門拳記念館を訪れた。土門拳の作品が観たくて、行程に入れてもらった。確か、公園の中にある池のほとりに建ち、入館するまでのワクワク感が何とも言えなかった記憶がある。

 2018年にいわき市立美術館で開催された企画展「写真家がとらえた昭和のこども」でも、氏の作品を観ることができた。しかし、ライフワークの「古寺巡礼」改めて観たいと思った。

 寺院の建築の細部、仏像の部分を強調して撮影した写真。仏像を撮影するときには、フラッシュの光を何度も当て、それが引き立つような撮影手法。仏像をモノクロで撮影することにより、当時の色彩を想像することができる。

 鑑賞後、ミュージアムショップで本展関連写真集である「土門拳の古寺巡礼」を購入、楽しんでいる。
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博物館浴(上野の森美術館「兵馬俑と古代中国 秦漢文明の遺産」)

2022-12-27 21:24:04 | 遺跡・史跡
 上野の森美術館では、2023年2月5日まで「兵馬俑と古代中国 秦漢文明の遺産」が開催されている。





 今年は、日中国交正常化50周年、その記念事業である。

展示構成
第1章 統一前夜の秦~西戎から中華へ
第2章 統一王朝の誕生~始皇帝の時代
第3章 漢王朝の繁栄~劉邦から武帝まで





 館内は、写真撮影OK、小生も何点か撮影した。
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博物館浴(東京都美術館「展覧会 岡本太郎」)

2022-12-25 19:49:47 | 遺跡・史跡
 東京都美術館では、12月28日まで「展覧会 岡本太郎」展が開催されている。





 岡本太郎といえば、テレビコマーシャル「芸術は爆発だ!」 そして、大阪万博の「太陽の塔」 このイメージが先行する。

 今回の企画展は、写真撮影OK。多くの人、特に若い女性がスマホ片手に撮影していた。

第1章 岡本太郎誕生ーパリ時代
第2章 創造の孤独ー日本の文化を挑発する
第3章 人間の根源ー呪力の魅惑
第4章 大衆の中の芸術
第5章 ふたつの太陽ー〈太陽の塔〉と〈明日の神話〉
第6章 黒い眼の深淵ーつき抜けた孤独









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