おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

セロ弾き 呑み鉄 蕎麦打ち~趣味とともに楽しく過ごしたい今日この頃

博物館浴(東京国立博物館「東福寺展」)

2023-04-20 20:40:51 | 博物館・美術館
 東京国立博物館では、5月7日まで「東福寺展」が開催されている。





 東福寺は京都を代表する禅寺の一つ。中国へと渡り、南宋時代の高僧無準師範ぶじゅんしばんに禅を学んだ円爾(聖一国師)を開山に迎えて創建された。「東福寺」の名は、奈良の東大寺と興福寺になぞらえて、その一字ずつをとったことに由来する。
 草創以来の東福寺の歴史をたどりつつ、大陸との交流を通して花開いた禅宗文化の全容が幅広く紹介され、東福寺の日本文化における意義とその魅力を確認することができる。

 展示構成
 第1章 東福寺の創建と円爾
 第2章 聖一派の形成と展開
 第3章 伝説の絵仏師・明兆
 第4章 禅宗文化と海外交流
 第5章 巨大伽藍と仏教彫刻

 展示の一角にある撮影コーナー

 紅葉の眺めを楽しめる通天橋の再現


 旧本尊の仏手
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博物館浴(東京都美術館「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展」)

2023-04-03 20:31:44 | 博物館・美術館
 東京都美術館では、4月9日まで「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展」が開催されている。







 エゴン・シーレ(1890-1918)は、世紀末のウィーンに生き、スペイン風邪に罹患し28年の生涯を閉じた。孤独と苦悩を抱えた画家は、ナイーヴな感受性をもって人間の内面や性を生々しく描き出した。展覧会ではウィーンのレオポルド美術館の所蔵作品を中心に、シーレの油彩画、ドローイングなどあわせて50点、加えてクリムト、ココシュカ、ゲルストルをはじめとする同時代作家たちの作品もあわせた約120点の作品が展示されている。







みどころ
〇  30年ぶり、エゴン・シーレの作品50点が集結。一目見れば天才ぶりがわかる作品。才能を目撃できる貴重な機会
〇 夭折の天才、その激動の人生に迫る。シーレの生涯や創作の背景、画家の言葉とともに人生を追体験
〇 クリムト、ココシュカ、ゲルストル…シーレだけではない天才たちにも注目。ウィーン世紀末を生きた、強烈な個性を放つ画家たちの作品も紹介

 展示構成は、
第1章 エゴン・シーレ ウィーンが生んだ若き天才
第2章 ウィーン1900 グスタフ・クリムトとリングシュトラーゼ
第3章 ウィーン分離派の結成
第4章 クリムトとウィーンの風景画
第5章 コロマン・モーザー 万能の芸術家
第6章 リヒャルト・ゲルストル 表現主義の先駆者
第7章 エゴン・シーレ アイデンティティーの探求
第8章 エゴン・シーレ 女性像
第9章 エゴン・シーレ 風景画
第10章 オスカー・ココシュカ ”野生の王”
第11章 エゴン・シーレと新芸術集団の仲間たち
第12章 ウィーンのサロン文化とパトロン
第13章 エゴン・シーレ 裸体
第14章 エゴン・シーレ 新たな表現、早すぎる死

 エゴン・シーレと同時代を生きた作家たちの作品も合わせて鑑賞することができる。
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