おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

セロ弾き 呑み鉄 蕎麦打ち~趣味とともに楽しく過ごしたい今日この頃

呑兵衛たちの月9 その310

2016-11-28 20:44:39 | 
 先週火曜日、目が覚めたのは午前5時。パソコンに向かい、メールを整理していたところ、午前6時ちょっと前、揺れた。緊急地震速報も流れなかったので、最初の小さな揺れで終わると思いきや、大きな横揺れが長く続いた。棚からものが落ちてきたり。大きな揺れが始まったあたりで緊急地震速報が流れてきた。震源地は福島県沖、マグニチュード7.4、震度は5弱。久しぶりの大きな地震である。テレビ局をフジテレビからNHKに切り替え、状況を確認。間もなく津波警報。揺れが終わった段階で着替えていたので、速攻で職場に向かった。津波は小名浜で60センチ、断層の影響もあるのだろうか、震源地に近い福島県内の海岸線より、仙台湾方面の津波のほうが高かった。映像では、河川遡上。堤防をゆっくりと歩いていく人が映し出されていた。
 東日本大震災から5年8ヵ月、改めて、防災に対する意識を持たなければならないと実感した。



 ということで、ありったけの小銭かき集め、今日もこんなに呑んじゃった。呑兵衛たちの月9、類氏は今日も旨そうに呑んでいる。

 今日は中央線・西荻窪。類氏によれば駅前の景色は変わらず、古いお店が残っていそうとのこと。西荻窪は中央線、三善里沙子著「中央線なヒト 沿線文化人類学」を思い出す。独自の文化圏を形成する中央線沿線。同じ黄色い電車ではあるが、総武線沿線とは全く違うと思われる。そんな中、「西荻ビール工房」へ。ここは地ビールを製造している工房である。呑まない訳にはいかない。カウンター奥にはビール工房、そこでビールを製造している。カウンター上の黒板には、ビールの銘柄紹介。「ブロンドビール(ハーフ)」290円をいただく。無濾過で酵母は生きている。これはフルーティで呑みやすい。肴は「産地野菜のフリット」590円、おかわりは「珈琲ビール(ハーフ)」410円、さつまいものフリットはビールに合う。

 暗がりになり、通りを歩いていると、「酒」と書かれた趣のある暖簾、創業10数年の「酒房 高井」へ。店の大将は、京都・太秦で照明をやっていた業界人である。
 カウンターの御常連は既に日本酒を嗜んでいる。ここでは日本酒は30銘柄程度揃っている。先ずは山口の地酒「貴 特別純米」650円、スッキリ味である。そして「お通し」400円はアジの開き、脂がのっている。「新じゃが豚バラ煮」650円はじっくりと煮込んであり、タレの甘さがなんともいえない。
 類氏が座した目の前にはアルミホイル、何が入っているのかと尋ねると、スルメイカのワタ、とのこと。これに、スルメイカの刺身を添えた「いかわた焼」800円は奥深い味。酒も宮城の地酒「日高見 純米」700円。
 カウンターの奥には塩竃。中身を尋ねると、鹿児島産の黒豚ロース肉とのこと。「黒豚岩塩焼」850円を注文。繊細な味で、これは呑むしかない。酒も会津の酒「飛露喜 特別純米」700円、大将と盃を酌み交わす。
 〆は、デザートとおぼしき「リンゴのキッシュ」850円は熱々で焼きリンゴの味わい、これを会津の酒で流し込む。


 西荻の地ビール工房を見ていたら、そろそろ自ビールを製造するには良い季節。ただ、今週から年に4度のお祭りも始まるので、時間を見つけ、小生も製造に取り組みたい。
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呑兵衛たちの月9 その309

2016-11-21 20:51:26 | 
 先週は、九州方面に出張。常磐線→東海道新幹線→山陽新幹線→九州新幹線 と乗り継ぎ熊本へ。4月に発生した熊本地震、被災地の状況を確認した。熊本市街はほぼ日常、ただ、雄壮であるべき熊本城が痛々しく見えた。宇土市まで足を伸ばし、市役所庁舎を確認しようと思ったが、既に解体工事が発注されており、ガレキ状態であった。翌日は益城町、県道沿いには復興屋台村にお店、ただ、町の随所には未だブルーシートで覆われた屋根、傾いた屋、崩れた壁、東日本大震災直後を思い出させるような光景が、7ヵ月たった今でもそのままになっている。復旧道半ばである。
 少しでもお役に立てれば・・・、と熊本の物産を購入。


 ということで、ありったけの小銭かき集め、今日もこんなに呑んじゃった。呑兵衛たちの月9、類氏は今日も旨そうに呑んでいる。


 今日は東京メトロ千代田線・根津。谷根千の一画、戦災に見舞われなかったので、戦前の雰囲気を残している。小生も大好きなエリアである。夏目漱石や森鴎外といった文豪も居を構えていた。類氏は「繪処 アラン・ウエスト」へ。30年以上ここに住んでいる外国人の日本画工房である。画廊は民家のガレージを手作りで仕上げた。日本画といえば、顔料と膠。その顔料となるクジャク石(マカライト)を見せてもらう。ところで、その画家と類氏の共通点は、ハンチング。寄り添って記念撮影。

 暗がりになり、路地を彷徨う。創業48年「うさぎ」へ。
 お店は御常連で賑わう。このお店、面白いシステムとなっている。類氏が「生ビール」600円を注文すると、女将はカウンターに座しているお客にグラスを渡し、お客がビールを注ぐ。手慣れている。焼酎なども自分で注いでいる。ご主人が亡くなり、20数年、女将が一人でお店を切り盛りしているそうだ。「お通し」1,000円とお値段的には高いような気がするものの、本日の「肉どうふ」のボリュームは、一品料理並である。
 カウンターの奥、大皿にはアユの開きが並ぶ。女将自ら開いて、一夜干しにしたものである。これに合いそうなお酒は山口の「東洋美人」800円、グラスをチョイスできる。類氏が選じたのはガラスにに漆を塗った渋い猪口。これで「鮎 風干し」800円を流し込む。「ばい貝」800円をつまんでいると、「長なすの油味噌」700円、長なす、こんにゃくと万願寺とうがらしを味噌で炒めたもの。日本酒は進む。秋田の酒「ゆきの美人」900円は、江戸切り子のお猪口を選じる。酒と肴をいただきながら、類氏、都々逸と思われる節で喉を鳴らしている。次のお酒は、埼玉の「ひこ孫」900円、お猪口は渋めの陶器。肴は「地どりやき」800円、類氏はガッツポーズでアピール。
 〆の時間となり、御常連からお勧めの「能古うどん」800円。見た目は稲庭うどんだが、九州のうどんとのこと。従って、薬味はゆず胡椒、女将からは、「あおさのお椀(スープ)」のサービス。行ってみたくなるお店である。


 11月も下旬となり、来週から、年に4度のお祭りが始まる。それが終わる頃には忘年会。2016年も、あっという間に終わってしまうのだろうか。年々、時の過ぎゆく時間が短く感じるようになってきた。
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呑兵衛たちの月9 その308

2016-11-14 19:54:51 | 
 この前の土曜日、以前職場で席を同じくした先輩、同僚と酒宴をした。先輩は狩猟民族で、11月15日を過ぎると、土日は山で獲物を待ちかまえている。今回は、その先輩宅で囲炉裏を囲んでの宴。さすがにシーズン前なので、「ボタン肉」は前シーズンのもの。そのほか、海の幸や野菜などを肴に、一升瓶2本と四合瓶1本を空にしてしまった。その影響か、日曜日の午前中は当然のごとくダウン。午後からセロのレッスンがあったので、昼過ぎにちょっと練習をした。


 ということで、ありったけの小銭かき集め、今日もこんなに呑んじゃった。呑兵衛たちの月9、類氏は今日も旨そうに呑んでいる。


 今日は東京メトロ千代田線・千駄木。千駄木といえば「谷根千」の一画。戦災を免れたこのエリア、趣のある路地に古い建物が並ぶ。類氏は「大名時計博物館」へ。江戸時代に城で使われていた「大名時計」が展示されている。午の刻を昼として、その前が「午前」、昼が「正午」、そのあとが「午後」という具合だ。当時の時刻設定は「不定時法」と呼ばれる方式で、日出と日の入りが基準であったことから、季節によって一時の時間の長さが変わる。したがって、「大名時計」もそれに合わせた形、日本オリジナルである。

 暗がりになり「よみせ通り」へ。以前、この通りに、日暮里駅から谷中銀座商店街を歩いて行き着いたことがある。確か、道路が蛇行しているはずだが・・・。通り沿いにあるのは創業20年、「季節料理 みさき」、ここに入店。ホワイトボードには海鮮メニューが書き並ぶ。類氏はカウンターに座して、「生ビール(中)」480円を注文。「お通し」350円は3点盛、イクラと鮭の親子煮など、ビールに合う肴だ。刺身盛はお店の看板メニュー、「刺身3点盛」1,300円は、中トロ、サンマ、タイ。日本画を見ているような美しさ。これに合うお酒は茨城の地酒「武勇 ひやおろし」850円。懐が深い味、とは類氏談。ホワイトボードに気になるメニューを発見。「鮭チャンチャン焼」850円を注文。お酒は高知の地酒「酔鯨 特別純米酒」680円。酔鯨は北海道の酒に似ているので、鮭に合うらしい。チャンチャン焼は鮭の身をほぐして野菜と混ぜる。女将は宮古島出身ということで、沖縄の酒や食材が揃っている。泡盛の古酒「菊乃露40度」580円をいただき、「スクガラス豆腐」380円と「ゴーヤチャンプル」680円を流し込む。「スクガラス」はアイゴという魚の稚魚を塩漬けにした保存食である。それが豆腐にのっている。
 カウンターの奥には、対象の息子が小学生の時に描いた大将の絵が飾ってある。御常連から子どもの名前の由来を言うように促され、エイトマンの歌を歌う。息子が大地で娘は光。「光る海 光る大空 光る大地」というわけだ。
 〆は裏メニュー「沖縄風イカスミ焼きそば」1,150円、御常連からのリクエストも多いようだ。


 今週は出張で遠出をする。先方とは2年数ヶ月ぶりに再会することとなる。夜は杯を取り交わすことになっているが、玉山崩れなきよう、ほどほどにしたいと思っているが、どうなることやら。
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博物館浴(原美術館 篠山紀信展 「快楽の館」)

2016-11-08 20:45:37 | 博物館・美術館
 品川駅下車、御殿山方面へ。御殿山交番前の交差点を左に折れると、そこは閑静な住宅街。細い道を南に進むと洋風のお屋敷。「原美術館」である。


   


   


 原美術館は、1938年に竣工した実業家・原邦造の私邸、洋風のモダンな建物を私設の美術館として利用している。規模こそ違うものの、東京都庭園美術館のような雰囲気を醸し出している。

 今回の展覧会「篠山紀信×原美術館=快楽の館」は、1938年完成の邸宅が元になった原美術館を、篠山紀信がカメラによって《快楽の館》に変貌させることにある。出品作品はすべて撮り下ろしの新作で、33名にものぼるモデルを起用したヌード写真─しかも、1点残らずこの原美術館で撮ったものだ。


   


 この美術館内で撮影されたことから、作品は、それぞれその撮影された場所に展示してあることから、リアリティを感じることができる。



 1月には、横浜美術館で「篠山紀信展 写真力」が開催される。江戸に出奔するときに、足を伸ばして観ることにする。
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呑兵衛たちの月9 その307

2016-11-07 20:50:33 | 
 昨日は、久しぶりにジョイフル本田へ。間もなくしたら、鉢植えの果樹の植え替えをしなければならない。一回り大きめの鉢、土等々購入。ベリー系は、酸性土にしなければならない。今、鉢植えのブルーベリー4鉢、ビルベリー3鉢、これを植え替える。とりあえず、ブルーベリー専用土を購入したが、足りないときにはピートモスで土作りをする。そのほか、フェイジョアの鉢が窮屈になってきた。植え替えよう。考えていくと、植え替えなければならないものが多い。リストアップして、計画を立てなければならない。


 ということで、ありったけの小銭かき集め、今日もこんなに呑んじゃった。呑兵衛たちの月9、類氏は今日も旨そうに呑んでいる。

 今日は東急池上線・蓮沼、鎌田から一駅目。住宅街の模様。街中を歩いていると、「伝習館」という看板。合わせて「不入流」、何ぞやと尋ねると、衣類の染み抜きの流派とのこと。「東京伝習館」の主人は、玉聖という最高称号をいただいている。クリーニング屋も最後にここでシミを抜いてもらうらしい。類氏も油性ボールペンでお試し。なにやら機械を使って染み抜きをすると、みるみるうちに抜けていく。みごと。

 暗がりになり、駅からちょっと離れたところ。「大衆割烹 海幸」へ。我々からすれば、「海幸」といえば常磐線・湯本駅近く、鮮魚店直営のお店である。料理3,000円のコースで食いきれないほど魚料理が出てくる。夏に行ったきりなので、年内にまた行きたいものだ。
 で、「大衆割烹 海幸」は昭和57年創業。今の大将はまだ30代、北陸で修行をした2代目である。カウンターには御常連が座して焼酎をあおる。類氏も御常連にならい、麦焼酎「一粒の麦」400円をいただき、御常連と乾杯。肴のお店だけあって、店内には、本物の魚が飾ってある。ホワイトボードのメニューには、「○○づくし」というお品書き。一つの素材で色々なバリエーションの調理をするそうだ。類氏は「新秋刀魚づくし」900円を注文。出来上がるまで、「突出し」500円のアン肝をいただく。「新秋刀魚づくし」は、サンマを無駄なく調理している。サンマ一匹を、煮付け、刺身、ナメロウ、にぎり寿司、そして、皮は串に巻き付け軽く炙り、骨は食することが出来るように、多分焼いている。
 カウンターのケースには、でかい松茸。カナダ産とのことで「カナダ産松茸焼」1,000円を注文、酒は宮城の「伯楽星 ひやおろし」700円で流し込む。魚介類以外の肴も豊富。類氏は「自家製つくね」600円を注文、つくねは2個、タレと塩、そこに卵の黄身が添えられ、濃厚な味を楽しむことができる。勢いに乗って、「獺祭 純米大吟醸50」700円をいただいてしまった。〆には「タラと野菜のバジルソース」800円をいただく。香りが良いらしい。
 お店のメニューは、大将が抱くその日のインスピレーションで決めるそうだ。とにかく、「○○づくし」というメニュー、気になる。

 
 今朝は冷え込んだ。近所の屋根を眺めると、少し白っぽくなっていた。霜かもしれない。鉢植えの熱帯植物、帰宅してから、屋内に取り込んだ。越冬させなければならないので、温度管理、しっかりやらなければならない。
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