おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

セロ弾き 呑み鉄 蕎麦打ち~趣味とともに楽しく過ごしたい今日この頃

呑兵衛たちの月9 その317

2017-01-30 19:30:05 | 
 昨日は新車納車の日。11年乗った旧車、通勤には使っていないので、走行距離は約10万キロ。お世話になりましたという感じ。昨日の午前中、最後のお仕事、小川町に水汲み。山の神に感謝の念を伝えた。午後、ディーラーのもとへ。担当者とは、もう20年以上のつきあい。今は店長になっている。
 車体を確認しながら疑問点を質問。とにかく、新しい機能がついていて、普段車に乗らないので、覚えるまでに時間がかかりそうだ。じっくり慣れていこう。


 ということで、ありったけの小銭かき集め、今日もこんなに呑んじゃった。呑兵衛たちの月9、類氏は今日も旨そうに呑んでいる。

 今日は、東京メトロ千代田線・代々木公園。NHKのお膝元。渋谷方面に向かいながら、「春の小川」の舞台となった小径を歩く。確か、ブラタモリか、宇田川が暗渠になって、そこが春の小川だった、というのをやっていた。で、類氏は「三田村楽器店」へ。創業100年を超え、現在は3代目。手作りの筑前琵琶の工芸師である。琵琶は、「語り」に使われる楽器、吟じる人の声に合わせて調律するらしい。類氏も奏でてみるが、見るからに、弦は緩んでいた。
 暗がりになり、暗渠の上を歩きながら、ビルの中、「節の魚料理 神子元(みこもと)」へ。創業36年、釣り好きの大将が、伊豆下田沖にある「神子元島」から命名した。カウンターに座して、御常連に合わせて「瓶ビール」600円、お隣の若い女性に注いでもらう。このお店にはメニューがなく、店の大将任せとなっている。最初に「刺身盛り合わせ」1,500円、青森産のヒラメ、日本海の本マグロ、ツブ貝とタコの4点盛り。これを、秋田の地酒「雪の茅舎 山廃純米」700円で流し込む。本マグロには甘味が、ヒラメはコリコリした食感。お次の肴は、「いわしの酒盗焼き」700円、これは、鰹の酒盗がベースのタレに漬け、刷毛でタレを浸けながら焼いている。創作料理だろうか、深い味がするらしい。酒盗といえば高知、酒も高知の地酒「船中八策 純米」700円、ここで、カウンターに座す女性2人組に御挨拶、たわいもない挨拶である。大将からは、A4ランクの黒毛和牛が提示される。頼まないわけがない。山形の地酒「十水 特別純米」700円でいただく。酒はトロトロしているので口の中には残らない。呑んでみる価値はあるかも。
 〆には「手打ちの二八蕎麦」700円。蕎麦といえば日本酒、新潟の地酒「越後鶴亀 純米」700円でマリアージュ。

 明日で1月も終了。光陰矢のごとし、である。2月にはいると、3月末で退職される職場の先輩の送別会が入ってくる。長年ご苦労様、という感謝の意味を込めて、盃を交わしたい。
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味の笛(御徒町)で一杯

2017-01-29 19:54:50 | 
 先日、博物館浴のため江戸に出奔。帰りは、いつものようにアメ横界隈。

 職場の同僚が、「魚草」という魚屋直営の立ち呑み屋をリサーチしていたので覗いてみた。満席。呑むスペースもちょっと狭い。時間帯にもよるのだろうが。ホームグラウンドも頭をよぎったが、やはり、新規開拓も必要だ。

 そこで、以前から気になっていた「味の笛」、御徒町駅南口近くにある。高架の耐震化工事休業していたが、場所を変えて再開した。ちなみに吉池デパート系列である。

   

   

 1階が立ち呑み、2階はテーブル席。小生、時間があまりなかったので、1階立ち呑みコーナーで一時を過ごした。

 まず注文したのは、「越後の銘酒セット」1,200円、メニューの中から3酒選んで呑む。小生が選んだのは、当然、「緑川」、そして、「八海山」と「雪中梅」、これに漬け物がつく。「刺身2点盛り」350円は、マグロとタコ。

   

   

 ちなみに、このお店はキャッシュオンでカウンターで現金と引き替える。

 少々腹が空いていたので、追加は「タラフライ」250円と「塩らっきょう」200円、タラフライは揚げたてで旨し。

   



 締めて2,000円也、十分、満足であった。
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「旅の終りは個室寝台車」 宮脇俊三著

2017-01-26 20:45:36 | 雑感
 この本の著者によるあとがきには、「『小説新潮』の昭和57年1月号から昭和59年7月号にかけて飛び飛びに掲載されたものである。」と記されている。10編で構成されており、最後のタイトルが「旅の終りは個室寝台車」である。1987年に国鉄が民営化されたので、この紀行文は、国鉄時代のものである。


   


 この旅に同行したのが新潮社編集部の「藍色の小鬼」こと藍孝夫氏である。最初のエッセイ「にっぽん最長鈍行列車の旅」から、藍色の小鬼と著者とのやりとりが面白い。ちなみに、当時の最長鈍行列車は、門司発5:22、山陰本線経由、福知山23:51。約18時間半の旅である。単線区間であることから、特急や急行の待ち合わせなど、停車時間も長い。最後には、編集者の藍さん「なんだか名残惜しくなってきました、この汽車が」、小鬼の目に涙である。
 第二編は「東京-大阪・国鉄のない旅」、東京から国鉄(国鉄バス含む)を使わずに大阪まで行く旅である。使えるのは私鉄とバス、これに類するような路線バスの番組もあったような。小生も、本書を眺めながら、今現在、これが可能か確かめながら読んでみた。調べた限りでは、不可。やはり、バス路線が消失している。
 第四編「東京-札幌・孤独な二人旅」、鉄道が敷設されてから、東京・札幌は「車中一泊」の壁が破れなかった。しかし、昭和57年の東北新幹線開業(大宮・盛岡間)でその日の内うちに到着可能に。ただし、上野発7:17のリレー号で大宮まで、大宮発8:00で札幌着は23:25。で、まだ青函連絡船である。盛岡駅、「新幹線の駅は空港とおなじように個性も味もない。「盛岡」と書いてあるから盛岡に着いたなと思うけど、盛岡の臭いは漂ってこない。」確かにそうである、というか、「まち」そのものが、全国チェーンの看板で埋め尽くされており、かろうじて遠目に見える借景で、その土地を知ることになる。都市化はまちの個性を崩壊させるのかもしれない。一方で「それにくらべると、在来線はちばう。といっても、駅の機能上、あまり個性的になるわけにいかないのだが、やはり長く使いこんできただけに、その土地の香がする。新幹線から在来線のホームに下りると、よそ行きから普段着に着替えたような気がする。」。ただ、その土地の香がする駅も、無人化、老朽化で、簡易的な、プレハブのような駅舎に建て替えられてしまっている。地域で頑張って保存活動をしている所もあるが、極マレである。機能論が先んじ、「土地の香り」は置き去りになってしまっている。そして、やはり新幹線との比較となっているが、「乗りものには、それぞれの分相応の速度というものがあるように思えてならない。在来線の幹線なら90キロぐらい、ローカル線で約50キロ、東海道新幹線も150キロぐらいのときが、一番自然である。」。引き続き第五編では、札幌から遠軽経由で稚内まで。これまた、遠軽から稚内は既に廃線。日本の風景について、「雄大な風景となると、地勢の規模が小さいので、これといって世界に誇示するものがない。」としながら、「その中にあっての例外は冬のオホーツク海岸を埋める流氷」としている。日本にいることを忘れさせる風景。
 第八編は「雪を見るなら飯山・只見線」、ちょうど、ここ数日、大雪に見舞われていると思われる。只見線は、会津若松から新潟県の小出。ちなみに、小出には、緑川酒造がある。そこから上越線に乗り換え、越後川口から長野県・豊野まで。いずれも豪雪地帯だ。只見線は、平成23年の台風で鉄橋が崩壊するなど、会津川口・只見間が代行バス輸送となっているが、先ごろ、地元負担有りで鉄道復旧されることになった。著者は、冷静に、端的に言っている。「地元の人たちは鉄道の開通に狂喜乱舞するが、乗るのはマイカーである。」。これに尽きる。
 第九編は「九州行・一直線は乗りものづくし」、渥美半島から鳥羽、紀ノ川沿いに和歌山、四国を横断し佐田岬から大分・佐賀関、阿蘇経由・熊本。中央構造線の旅である。これは面白い。何が面白いか、著者も記しているが、「だいたい、旅行は計画が楽しい。その楽しさは、しばしば実際の旅行を凌駕する。」。実は、小生もいくつか計画を立て、データがパソコンに入っている。今の職場では、行きたくてもなかなか行けない状況、せめて計画だけでも、と思っていたら、時間の経過を早く感じる。
第十編「旅の終わりは個室寝台車」、この頃になると、藍色の小鬼と著者の掛け合いも堂に入った感じだ。中央構造線の旅を終え、人吉泊。翌日は、西鹿児島(現:鹿児島中央)へ。「はやぶさ」の個室寝台に乗るため。約22時間かけて東京まで。〆の文章がいい。「東京行きの寝台特急「はやぶさ」は不知火海の岸辺を走っている。その向うには天草の島々が霞んでいた。」
 そこから東京まで、それぞれの読者が想像することになる。
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呑兵衛たちの月9 その316

2017-01-23 20:25:52 | 
 金曜日、職場の同僚がインフルエンザに罹患した。今日出勤してみると、その周辺に座している2名が、これまたインフルに罹患。パンデミックである。本日の職場、全員マスク着用。ちょっと雰囲気が・・・。職場内であるが、小生の机に置いてある湿度計は、ここんところ「30%」、カラカラである。先日、ドン・キホーテで加湿器を購入。早速、アロマオイルを垂らして、噴霧している。だが、湿度はほとんど変わらず。ただ、噴霧しているだけで、安心してしまう。気持の問題だ。手洗いにうがいの励行、予防に徹する。


 ということで、ありったけの小銭かき集め、今日もこんなに呑んじゃった。呑兵衛たちの月9、類氏は今日も旨そうに呑んでいる。


 今日は、JR相模線・南橋本。類氏、初めての街である。津久井湖や丹沢に近い。田園風景の中を歩くと、「原木シイタケ 吉村椎茸農園」へ。創業25年で菌床栽培ではなく原木栽培にこだわっている。ちなみに、原木栽培の場合、菌を植えてから収穫まで約1年かかるという。味が分かる食し方は「焼き」、直売所で女将さんが炭火で焼いていてくれた。それをいただく。普通、醤油を垂らしたりするのだが、そのまま、椎茸そのものを味わっている。

 暗がりになり、駅近くの住宅街。創業50年以上、「居酒屋・寿司 はま辺」へ。先代が寿司屋として始めたお店である。店内にはいると御常連で賑やか、そして、広い。先ずは「生ビール」650円で御常連と乾杯。店内には女性客が多い、ということは、料理が期待できる。「お通し」280円は日替わり、今日は、手羽元と里いもの煮付け。そして、「ぬか漬け」はサービス。いつの間にか、「赤霧島」450円を注文、お湯割りでいただく。
 この辺で、御常連からお勧めを聞き出す。「スタミナ豆腐」380円、名前からして、肉やニンニク・ショウガが入っているのかと思いきや、豆腐の上にタマネギのみじん切りをのせて、サラダ油をかけ、そこにお好みの量だけ醤油をかける。御常連によると、これが「秘密のドレッシング」とのこと。油をかけることで、タマネギの甘味が引き立つらしい。「銀鱈の西京焼」950円を注文、焼き上がるまで、お隣のフィリピンの淑女から、フィリピンのお酒「ピネブラ・サンミゲル」という酒をいただく。アルコール度数は80度。火を噴いてしまいそうだ。西京焼が出てくれば、お酒は日本酒。「一ノ蔵」580円をいただく。「寿司」の看板があるように、寿司メニューも揃っている。「おまかせ」で注文すると、「上寿司 ハーフ」850円はネタがでかい。


 西日本では、大雪。九州でも着雪している。今日の昼休み、「ミー散歩」をしていると、晴れてはいるものの、上の方から白いもの。雪が「ふっかけ」てきた。明日の朝は、今日よりも冷え込みそうだ。インフルエンザ、用心、用心。
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小川・柴原の水場界隈

2017-01-21 14:51:07 | その他
 昨日、山では雪だった模様である。午前中、同級生がやっている床屋で散髪。山を眺めると、白い。毎週水汲みに行っている小川方面の山は、特に白く見える。ただ、良い天気、午後になると、山の白さも無くなってきた。

 青空に山が映えている。








 水場近くは木々に囲まれており、日が当たりづらいところである。案の定、雪が残っていた。





 本日も、水を汲んでから山の神様に参拝。
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