国立新美術館では、12月28日まで「安藤忠雄展 挑戦」が開催されている。
安藤忠雄は独学で建築を学び、28歳で建築事務所を創設、既成概念を打ち破るような建築作品で、数々の賞をとっている。今回の展示では、「原点/住まい」、「光」、「余白の空間」、「場所を読む」、「あるものを生かしてないものをつくる」、「「育てる」の6セクションに分けて作品が紹介されている。安藤忠雄の原点である住宅作品、図面や模型が展示されている。展示に際しては、恐らく安藤忠雄も立ち会ったのだろう、随所に青いペンでの書き込みが見られた。「光」では光の教会、水の教会、六甲の教会など、とりわけ、光の教会は屋外に原寸大で再現されている。「余白の空間」は、表参道ヒルズなど、街の限られた敷地を有効活用する作品が、「場所を読む」では、いわき市内にある「絵本美術館 まどのそとのそのまたむこう」のフォトモンタージュなどが展示されている。
この日は初日だったこともあり、安藤忠雄氏の講演も聴くことができた。氏の写真は肖像権の関係か、撮影禁止。
関西弁で自分が癌になったことや現在取り組んでいるプロジェクトの概要など、興味深く聴いた。特に気になったのは、香川県直島のプロジェクト、住民1,500人ほどの島に、観光客年間40万人、その内の半数は外国人であるとのこと。まさにインバウンドの成功事例かもしれない。とりわけ中国人は、氏が設計した大仏殿に興味があるそうで、冗談か本当か、中国人から寺院建築の依頼が来ているそうだ。
これらの作品を通して、安藤忠雄の道のりや文化としての建築を知ることができた。
安藤忠雄は独学で建築を学び、28歳で建築事務所を創設、既成概念を打ち破るような建築作品で、数々の賞をとっている。今回の展示では、「原点/住まい」、「光」、「余白の空間」、「場所を読む」、「あるものを生かしてないものをつくる」、「「育てる」の6セクションに分けて作品が紹介されている。安藤忠雄の原点である住宅作品、図面や模型が展示されている。展示に際しては、恐らく安藤忠雄も立ち会ったのだろう、随所に青いペンでの書き込みが見られた。「光」では光の教会、水の教会、六甲の教会など、とりわけ、光の教会は屋外に原寸大で再現されている。「余白の空間」は、表参道ヒルズなど、街の限られた敷地を有効活用する作品が、「場所を読む」では、いわき市内にある「絵本美術館 まどのそとのそのまたむこう」のフォトモンタージュなどが展示されている。
この日は初日だったこともあり、安藤忠雄氏の講演も聴くことができた。氏の写真は肖像権の関係か、撮影禁止。
関西弁で自分が癌になったことや現在取り組んでいるプロジェクトの概要など、興味深く聴いた。特に気になったのは、香川県直島のプロジェクト、住民1,500人ほどの島に、観光客年間40万人、その内の半数は外国人であるとのこと。まさにインバウンドの成功事例かもしれない。とりわけ中国人は、氏が設計した大仏殿に興味があるそうで、冗談か本当か、中国人から寺院建築の依頼が来ているそうだ。
これらの作品を通して、安藤忠雄の道のりや文化としての建築を知ることができた。