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博物館浴(いわき市立美術館「現代アートの輝き──多様な人間像──ピカソからウォーホルまで」

2017-10-17 21:27:04 | 博物館・美術館
 いわき市立美術館では、10月22日まで「現代アートの輝き──多様な人間像──ピカソからウォーホルまで」が開催されている。






 いわき市立美術館企画展


 いわき市立美術館の現代美術の収蔵作品は、全国トップクラスの内容であると思う。全国の美術館でも、「いわき市立美術館収蔵展」なる企画展を開催してくれる美術館もある。かの池田満寿夫も絶賛したと聞いたことがある。

 今回の企画展は、その収蔵作品の中から、人間がモチーフにされている作品を展示している。

 第1部は「いわきゆかりの美術」から、と題して、若松光一郎、松田松男、田口安男などいわき市出身・在住又は関わりのある作家の作品が展示されている。

 第2部は、「日本の戦後美術」から、と題した展示。高松次郎の「赤ん坊の影」は、常設展で観たことがあるが、相変わらず、驚愕させられる作品である。

 第3部は、「20世紀の巨匠の版画」から 、と題した展示。パブロ・ピカソのリノカットやシャガールのリトグラフ、ルオーのアクアチントなどが展示されている。

 第4部は、「ヨーロッパの戦後美術」から、と題した展示。イヴ・クラインの「人体測定 ANT66」は、白いキャンパスに横たわるモデルの周りのキャンバスに顔料であるクラインが特許を取った「インターナショナル・クライン・ブルー」を吹き付けた作品は秀逸。

 第5部は、「アメリカの戦後美術」から、と題した展示。ジェームズ・ローゼンクイストの「成長計画」は美術の教科書にも掲載されている。(されていた)


 改めて、いわき市立美術館の収蔵作品のすばらしさに感嘆した。
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